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<POINT NEWS67>2014/12/01・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku67sankaku
2014/12/01sankaku12/04

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。


 

アベノミクスの是非 若者が、地方が声上げよ(2014/12/04東京新聞)
衆院選でまず問われるのは、くらしに直結する経済政策、アベノミクスの是非である。国民生活は豊かになるか。世代間や都市、地方の格差はどうか。公示日、各党党首の第一声で訴えの軸となったのは景気や消費税など経済政策であった。安倍晋三首相(自民党総裁)は二年間の経済指標の改善を並べて「アベノミクスは今後も正しい」と強調した。一方、民主党の海江田万里代表は「景気が良くなったのは一握りの人たちの話だ」と述べ、衆院解散はアベノミクスの失敗を隠すためだと対決姿勢をみせた。・・・恩恵及ぶのは一握り法人税減税など大企業や経営者寄りの政策が目立ち、しかも残業代ゼロや派遣労働の増大・固定化につながる法改正の動きなど、働く人にとって労働環境を厳しくするものも少なくない。野党は「富める者はますます富む一方で、中間層は細るばかりだ」と批判を強める。シンクタンクの調べでは、一億円以上の金融資産を保有するのは百万世帯に増えたが、預貯金がない世帯は全体の三割に達した。数千万円のフェラーリと二百五十円の格安弁当がともに売れる、金持ちと貧乏人の二つの国が同居するような格差社会である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014120402000178.html

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社説:衆院選 ここを問う 日本の貧困(毎日新聞 2014年12月04日)
安倍政権の経済政策で株価は上がり輸出企業が潤う一方で、貧困が高齢者ばかりか若年層にも深く広がっている。生活保護を削減し困窮者に自助努力を求める政策がもたらした負の側面だ。「アベノミクスの陰」は選挙戦の重要な争点である。現在の日本は先進国で貧富差が最も大きい国の一つだ。全国民の年収を順に並べた中央値の半分に満たない人の割合を示す「相対的貧困率」は16.1%(2013年国民生活基礎調査)で過去最悪を更新、生活保護受給者も200万人以上に及ぶ。・・・家族に頼ることができない独居の高齢者は10年時点で約500万人だったが、30年には約730万人になる。無年金・低年金だけが問題ではない。満額受給者の年金の水準も下がり、一方で医療や介護の自己負担は重くなる。低年金者への給付も、消費増税の延期とともにあっさりと先送りされた。貧困の高齢者は加速度的に増えるだろう。さらに最近は20〜30代の生活保護受給者が急増している。低賃金や劣悪な雇用条件で心身の健康を害する人も少なくない。「アベノミクスで雇用は伸び、賃金は増えた」と首相は力説するが、増えたのは非正規雇用ばかりで、正社員は減っている。中小企業や非正規雇用の賃金はあまり改善されていない。

http://mainichi.jp/opinion/news/20141204k0000m070112000c.html

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再生エネ推進へ“タッグ” 県とデンマークが覚書締結式(2014/12/04福島民友)
再生可能エネルギーや省エネ分野で互いに経済交流を進めることで合意した県とデンマークは3日、郡山市で覚書の締結式を行った。県は再生可能エネルギーの導入や効率的な活用へ、先進地の同国と技術開発や研究などで連携するほか、企業間のマッチングを進める。締結式では、内堀雅雄知事とデンマークのアナス・カーステン・ダムスゴー大使が覚書を交わした。内堀知事が「知見を融合し、未来のために役立てたい」とあいさつ。ダムスゴー大使は「再生エネ分野で協力関係を持続していきたい」と述べた。
http://www.minyu-net.com/news/news/1204/news9.html

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独断時評/ベルリンの壁崩壊から25年/熊谷徹(2014/12/04ドイツニュースダイジェスト)
今年11月9日は、1989年にベルリンの壁が崩壊してから、ちょうど25年目だった。壁崩壊は、その後の欧州を大きく変えたドイツ史の中で最も劇的な事件の1つである。この出来事を回顧するために、ベルリンで盛大な記念式典が開かれた。メルケル首相(キリスト教民主同盟=CDU)は、「今日は、壁を越えようとして射殺された人々に思いをいたす日でもある。東ドイツは不法国家だった」と述べ、許可なく国境を越えようとした市民に対する射殺命令を出していた社会主義政権を批判した。・・・変化を求めて壁を壊したのは、東ドイツ市民である。政治的に硬直し、経済的に疲弊していた社会主義政権は、1980年代末にこの国で起こった民主化要求運動を押しとどめることができなかった。ホーネッカー政権に弾圧されていた教会関係者や芸術家らを中心として、人々は身の危険を顧みずにデモを始めた。その意味で、東ドイツ人たちの勇気に敬意を表したい。・・・「変えられないものはない」というメルケル首相の言葉には、彼女の人生に対する想いも込められている。彼女は、社会主義時代に東ベルリンの研究所で物理学者として働いていた。壁崩壊後に徒歩で西ベルリンへ行き、その劇的な変化に感動した。そして、全く経験のなかった政界に身を投じたところ、当時の首相であったコール氏に抜擢され、連邦青年家庭相、連邦環境相、CDU幹事長と、瞬く間に出世した。・・・ベルリンの式典に招かれたゴルバチョフ氏は、「欧州に新たな冷戦が近付いている」と警告した。ロシアがクリミア半島を併合し、ウクライナ東部の内戦で分離独立派を支援していることは、欧州がベルリンの壁崩壊以来体験する最も深刻な危機である。ドイツをはじめとする欧州諸国は、ウクライナ危機がエスカレートするのを避けるために、さらなる努力をする必要がある。西欧がロシアのあからさまな国際法違反や他国の主権侵害を放置すれば、悪しき前例となるだろう。
http://www.newsdigest.de/newsde/column/dokudan.html

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(世界発2014)中東、キリスト教徒苦悩 「イスラム国」迫害、故郷追われ(2014/12/04朝日新聞)
イラクとシリアで台頭した過激派組織「イスラム国」が、支配地域からキリスト教徒の締め出しをはかっている。多くの人が財産を奪われて故郷を追われ、厳しい避難生活に不安を募らせる。ローマ法王は隣国トルコを訪れ、宗教の違いを超えて迫害を食い止めようと訴えた。・・・イスラム教の聖典コーランはキリスト教徒について、イスラム教と同じ「唯一神」が下した聖書を持つ民とみなし、一定の敬意を払う。人頭税(ジズヤ)の納付など一定の条件を満たせば信仰は保障される。「イスラム国」はクルド系の少数派ヤジディ教徒については、大量殺害したり女性や子供を奴隷にしたりした。欧米のキリスト教徒の人質を斬首するなど残虐さが際だつ。地元のキリスト教徒にはそこまでひどい対応はしていないようだが敵視しているのは疑いない。・・・ キリスト教の発祥地は中東のパレスチナだ。4世紀以降に現在のトルコ、シリア、パレスチナ、エジプトなどを支配下に置いた東ローマ帝国の国教だったが、7世紀初めにアラビア半島でイスラム教が興ると、またたく間にイスラム勢力に侵略された。11〜13世紀には聖地エルサレムの奪還を目指す十字軍の遠征があり、長きにわたり、キリスト教勢力とイスラム教勢力が攻防を繰り広げた。現在、中東諸国ではイスラム教徒が大半を占める。キリスト教徒は、人口の30%以上を占めるレバノンを除き、イラクで3%以下、シリアでは10%と少数派だ。中東では独裁政権が次々と倒れた「アラブの春」と前後して、強権下で抑え込まれていた過激派が動きだし、教会への攻撃やキリスト教徒への迫害が報告されるようになった。欧米諸国を中心にキリスト教徒の保護を求める声が高まっている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11488626.html

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(声)これだけは譲れぬ「戦争NO」(2014/12/04朝日新聞)無職 河野富士夫(宮崎県 74)

衆院選ということで、各党が必死です。アベノミクスを続けるとか、いや方向性を変えるとか、消費税率には軽減税率導入やら……。でもこんなに多くの政党があると、有権者は選択に迷ってしまいます。そんな中で、私も必死に考えました。年金の目減り? まだまだ大丈夫、まだ生きている。物価高? 継ぎの当たったズボンをはいて、庭にイモを植えればなんのその。困ったら車売って敬老100円パスに。学費? 子どもはとっくに自立。医療費の高騰? もう74年も生きたのだから、そろそろ覚悟します。私は辛抱強い保守派です。すると家内が「戦争になって殺し合いになってもいいの」と問いました。そうでした。「これだけは絶対にダメ!」私の父は、先の大戦で戦死しました。親戚も4人が戦死し、残された母は小さな5人の子どもを抱えて、それは大変な思いをしました。女手ひとつで馬を駆って畑を耕しました。そんな世の中をもう二度とつくってはいけません。やっと譲ることのできない「一線」が見つかりました。これを基準に各政党の政策を見てみたいです。みんながそれぞれ自分の一線を見いだすと、もしかしたら世の中が変わるかも。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11488584.html

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(声)被災地の復興を忘れないで(2014/12/04朝日新聞)高校生 山田真由(神奈川県 17)

この夏、被災地支援に取り組むNGOの一員として、2泊3日で宮城県亘理町などを訪れました。海岸沿いには、津波に襲われて中がぐちゃぐちゃになったままの校舎など、生々しい痕が残っていました。私が手伝ったトマト農園は元々イチゴ農家で、畑が津波につかり、塩害でイチゴの栽培を断念しました。地域で品種改良を進め、盛りあげようとしていた矢先だったそうです。住民の方々はつらく厳しい生活を強いられていました。3年経ったのだから、だいぶ落ち着いているだろうと思っていた自分の無知を思い知らされました。最近は節目や東京電力福島第一原発で何かあった時以外、被災地の現状を知ることが難しくなりました。被災地に関係のない人の多くが復興への関心を失っているかもしれません。復興はまだ終わっていないし、むしろ始まったばかりです。多くの人に、被災地の現状を知って欲しいし、その役割を報道機関にもっと果たして欲しい。衆院選が公示され、被災地で第一声をあげた党首もいますが、候補者は復興策をもっと議論し、公約をきちんと実行してもらいたいと思います。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11488585.html?ref=pcviewpage

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(声)選挙報道、TV各局は毅然と(2014/12/04朝日新聞)無職 本園明男(福岡県 65)

11月28日の本紙朝刊で、自民党がテレビキー局各社に対し、衆院選の報道に関して「公平中立、公正の確保」を求める文書を送っていたことがわかったと報じた記事を読んで、がくぜんとした。姑息(こそく)なやり方だと思う。これは単なる要望などではない。明らかに言論・報道に対する圧力になる。権力者はマスコミを通じて、国民の意識を懐柔操作できる立場にあると言える。一方、報道する側は逆に、時の政権の問題点・間違いを検証し、国民の前にきちんと提示し、議論する材料を提供していくことが役割であり、それが民主主義ではないか。最近の安倍政権は、特定秘密保護法や、憲法解釈の変更だけで集団的自衛権の行使容認を閣議決定するなど、その動きをみると、戦前の軍国主義を思わせる「国家主義」に偏しているように思えてならない。「お上の言うことに逆らうものは封殺しよう」とするきらいがないだろうか。テレビ局は、毅然(きぜん)として選挙報道に取り組んでもらいたいものだ。マスコミの存在意義の一つは、権力に対する批判である。国民もそのような報道に期待しているのだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11488587.html

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高浜・大飯再稼働、差し止め申請へ 福井の住民ら(2014/12/04朝日新聞)
再稼働に向けた原子力規制委員会による審査が進む関西電力の高浜原発3、4号機(福井県高浜町)と大飯原発3、4号機(同県おおい町)について、地元住民らが再稼働禁止を求める仮処分を5日、福井地裁に申し立てることがわかった。同地裁が再稼働を禁じる仮処分を決定すれば、両原発は当面再稼働できなくなる。・・・ 住民側の原告弁護団は、5月に判決を言い渡した同地裁の樋口英明裁判官が今回の申し立ての審理に当たるとみており、安全対策の基準となる基準地震動の想定や使用済み核燃料を貯蔵するプールの安全性について、再び対策の不備を指摘して再稼働を禁じる判断が得られると期待している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11488613.html

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「原発利権を追う」に奨励賞 平和・協同ジャーナリスト基金賞(2014/12/04朝日新聞)
民団体「平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF)」は3日、反核・平和や人権擁護などを推進する優れた報道に贈る「第20回平和・協同ジャーナリスト基金賞」を発表した。大賞は、沖縄タイムス社の「辺野古新基地建設強行をめぐる一連の報道」と、琉球新報社の連載「日米廻り舞台――検証フテンマ」の2点。奨励賞には、活字部門で朝日新聞特別報道部の「原発利権を追う」(朝日新聞出版)など3点が、映像部門で2点が選ばれた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11488624.html

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「秘密法廃止」作家らが署名(2014/12/04朝日新聞)
特定秘密保護法の施行を前に、児童書の作家や出版関係者らでつくる「フォーラム・子どもたちの未来のために」が3日、同法の廃止を求め、参議院議員会館で記者会見した。作家の落合恵子さん、澤地久枝さんらが出席し、「知る権利が規制される社会にしてはいけない」と訴えた。フォーラムでは作家らを中心に同法廃止を求める署名を集め、絵本作家の安野光雅さんら約2600人が賛同したという。落合さんは「子どもに伝えていきたい、自分で考え、自分の言葉で自由に語ることのできる権利が破壊されつつある」と批判。「自由に生きられる社会を子どもに手渡すことが私たちの役目だ」と語った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11488610.html

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政策の是非 街頭で応酬 中国地方 アベノミクス/集団的自衛権/原発 衆院選公示(2014/12/03ヒロシマ平和メディアセンター)
アベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働…。この2年間、安倍政権が推し進めてきた各種政策への評価が下される衆院選。公示の2日、中国地方の街頭では訴えの応酬が始まった。安倍晋三首相が主導する経済政策「アベノミクス」をめぐっては、主張が真っ二つに分かれる。住宅や商業施設が集まる広島2区。自民党前職(66)は「円安株高が進み、多くの企業が空前の利益を上げている」と胸を張る。対する民主党元職(43)は「守るべきは株価ではなく暮らしや年金、雇用だ」とし、共産党新人(60)も「格差を広げるばかりだ」と断じた。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=38625

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忙しさにかまけて考えなくなった現代人とその代償(2014/12/03朝日新聞)
ニューヨーク・タイムズ・ニュースサービス
科学専門誌「サイエンス」の今年6月号に、「人はどこまで考えることを避けていられるか」という注目すべき研究報告が載った。「私たちは、人がデバイス(さまざまな器具類)に執着して、いかに忙しい状態に置かれているかについての、もっともらしい理由づけに着目した」。研究報告の筆頭著者であるバージニア大学のティモシー・ウィルソン教授(心理学)はいう。教授の話だと、どうすれば人は手を休めてモノを考えられるようになるかといった研究には、まだ誰も手をつけていない。

今回の研究結果に教授自身も驚かされたし、心理学や神経科学の研究者らを大いに刺激した。700人以上を対象にした計11回におよぶ実験によると、部屋に一人残されると、過半数の人が6分から15分ほど経つと考え事をすることに不快感を抱くという。また他の実験では、何かモノを考えるようにと一人にさせると、男性の64%、女性の15%が、自分でコントロールできる電気ショック装置をいじり始めた。後でその人たちに問いただしたところ、いずれもが痛みを伴うようなショックなど望んでいるわけではないから、おカネを払ってでもそういう状態から抜け出たいと思っていたと答えたという。この思索実験の結果は、実験場所が被験者の自宅であろうが、ラボラトリー(実験室)だろうが同じだった。また、「今度のバカンスの過ごし方を考えてみて」など、何らかの指示を与えた場合でも違いはなかった。つまり、彼らは考えること自体を避けたがるのだ。・・・あれやこれや考えることに時間を割きたくないとすれば、問題を解決することはできないから、そのままほったらかしにしておくことになろう。それは、解決策を自分の頭で考えるより、運命に任せる方がいいと思い込む態度につながる。
http://digital.asahi.com/articles/ASGCD5KFTGCDULPT00B.html?iref=comtop_list_int_f01

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(声)沖縄の美ら海への敬意どこに(2014/12/03朝日新聞)中学生 福島佑樹(東京都 15)

学校のワークキャンプで沖縄県を訪れました。宜野座村の周りを車で走り、米軍普天間飛行場の移設先になっている辺野古の海を眺めました。道の両側がキャンプ・ハンセンのフェンスになっている道も走りました。空を見上げれば、米軍戦闘機がいつも飛んでいました。辺野古の海はリゾート化されていなくて奇麗でした。米軍と日本政府の都合で埋め立てるのは自然への尊敬の念のなさであり、何としても沖縄県に基地を押しつけたいという思惑を垣間見た思いでした。本土に基地を造らせないためには「美(ちゅ)ら海」を潰していいのでしょうか。沖縄県は太平洋戦争中、民間人をまきこんだ地上戦がありました。原爆が投下された広島県や長崎県と同じくらい、県民は平和の大切さをかみ締めていると思います。そこに平和を乱すきっかけとなる米軍基地を集中させるとは、何とも皮肉ではありませんか。多くの県民の支持を受け、辺野古埋め立て反対の県知事が選ばれました。衆院選では、沖縄の基地負担問題も議論されることを期待しています。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11486975.html

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<衆院選>風化 帰還 なぜ語らぬ(2014/12/03河北新報)
衆院選が公示された2日、東日本大震災被災地を選挙カーが駆け抜けた。「復興加速」「原発事故の収束」。マイク越しのスローガンは、荒涼とした景色の前でかすみがちだ。震災から間もなく3年9カ月。寒風が吹き抜けた被災地で、政治への失望と期待が交錯した。名取市の大内喜平さん(62)は、夕方のテレビニュースで論戦を見守った。日中はアルバイトで仮設住宅を空けていた。同市閖上地区の自宅は津波で流失。地区内に整備される災害公営住宅への移転は断念した。理由は賃料。同居予定だった息子家族との世帯収入で負担が決まるため、想像以上の金額となった。「制度が壁となって地元を離れる人もいる。生活再建を後押ししてくれることを願う」。政治に託す思いは切実だ。

<無力感>
対照的に「政治に無力感を抱いている」と話すのは仙台市若林区の仮設住宅に住む安達董(ただし)さん(72)。「最大の争点は災害への備えじゃないのか」と震災の風化を嘆く。津波被害が甚大だった気仙沼市鹿折地区にある仮設商店街はこの日、客足がまばらだった。「利益を上げているのは大企業ばかり。地方に恩恵が届かない状況を直視してほしい」。米穀店で働く斉藤悦子さん(39)が苦り切った表情を見せる。最近、正月用食材の原価が上がっている。「デフレ脱却」の掛け声の裏で、被災者の暮らしが圧迫されるのを懸念する。・・・「畑を耕し、牛を育てて生きてきた。以前の暮らしを返してほしい」。言葉に怒りがこもった。原発施策もどこまで焦点となるのか見通せない。「福島第2原発の廃炉は県民の総意。なぜ議論にならないのか」。福島県楢葉町の箱崎豊さん(76)が吐き捨てるように言う。今はいわき市内の仮設住宅に身を寄せる。「アベノミクスをめぐる応酬で、肝心要の問題が棚上げになっている」と不信感をあらわにした。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141203_71022.html

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日本の国会解散、総選挙に対するドイツ語圏のメディアの反応(2014/11/30みどりの1kWh)
安倍首相は11月18日の記者会見で「消費税の8%から10%への値上げ延期についての民意を問うため、早期解散、年内総選挙を実施する」と発表した。ドイツの代表的な全国新聞「フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)」は、18日、「日本は景気後退に陥った」というタイトルの記事で、日本の経済成長率が第2四半期のマイナス1.9%に続き、第3四半期もプラス成長の予想に反してマイナス0.4%だったことなど日本経済の現状を詳しく説明し、「日本経済が回復する望みは打ち砕かれた」と書いた。同日の経済欄には東京特派員、カールステン・ゲルミス記者の「安倍は失敗した」というタイトルの解説記事も掲載された(「アベノミクスは失敗した」ではないことに注意)。

日本経済ついてこれほどの悪い数字を日本では誰も予期していなかった。世界第3の経済大国である日本の経済は、また景気後退期に入った。安倍首相は極端な金融緩和により、経済の回復を図ろうとし、その成果を強調してきたが、さすがに今回は金融緩和だけでは十分でないことを認識したに違いない。アメリカに賞賛されたアベノミクス政策は失敗したと見るのが当然である。・・・FAZのゲルミス記者はこう結論づけている。

FAZは翌日も「日本の首相は議会解散、総選挙を告示した」というタイトルの記事を載せ、アンケートによれば自由民主党の優勢は揺るがないなどと伝えたが、その記事の中に何気なく含まれていた文章に私の眼は釘付けになった。そこには「安倍首相が解散、総選挙を発表した18日の記者会見には、批判的な外国特派員はまたしても招かれなかった」と記されていたのだ。

11月18日、「安倍ショック」というタイトルの記事を載せたのは、ミュンヘンで発行されている全国新聞の「南ドイツ新聞(Su¨ddeutsche Zeitung)」だ。東京特派員のクリストフ・ナイトハート記者は「アベノミクスがスタートして以来この2年足らずの間、安倍首相は『日本は戻ってくる』」と言い続けてきた。安倍首相は国際会議などで『日本は世界の経済大国に戻ってくる』と繰り返し強調した。しかし、安倍の経済政策の成果はゼロ、日本は実際には、その長期にわたる経済危機の状態にまた戻ってきたのだ」と皮肉な調子で書き始めている。・・・

アベノミクスを最初は信じた日本人もいたが、アベノミクスは結局最初から機能しなかった。安倍首相と日本銀行の金融政策による人工的な円安政策は輸出に依存する大企業には有利だったが、大企業は安倍首相の呼びかけにも関わらず,その利潤を労働者に還元することも新たな投資活動に向けることもしなかった。その一方、円安によるマイナスの影響は輸入エネルギーの高騰だけではなく、野菜や果物、コンピュータの値上りなども招いた。日本の消費者の中で一番お金を持っているのは高齢者層だが、彼らは老後の生活への不安からますます財布のひもを堅く締めるようになった。購買力は上がらず、従って企業は生産を減らし、賃金の安い外国への工場移転などが進んだ。個人消費の落ち込みと企業投資の低迷の二つがが景気後退の主たる原因だが、安倍首相の下で日本銀行は、通貨を安定させるという本来の任務を放棄したため、事態は2年半前より深刻である。自由民主党はまだ野党時代には財政健全化のため2015年10月までにさらに2%の消費税の引き上げが必要だと主張したが、今安倍首相はその引き上げを1年半延期するだけではなく引き上げ中止をも考慮に入れていると見られている。「日本はいつの日か財政健全化を実現させる」という目標も、最後のフィクションだということが明らかになった。・・・

スイスで発行されているドイツ語の新聞「ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング(Neue Zu¨rcher Zeitung)」 は「安倍の計算された賭け」というタイトルの記事を掲載し、「沖縄知事選での敗北、マイナスの経済成長、アベノミクスの効果のなさ、抗議の声の激しかった秘密保護法の実施、原発再稼働など、さまざまな問題を抱えているにも関わらず、野党が無力化している現在の日本の政治状況では、安倍首相の賭けは、成功する見通しである」と予測している。

http://midori1kwh.de/2014/11/30/6289#more-6289


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ベ平連から反戦考える 京都・立命大ミュージアムで特別展(2014/12/02京都新聞)
国内の若者たちが反戦運動を繰り広げた「ベトナムに平和を!市民連合(ベ平連)」の資料などを通し、反戦や平和を求める市民の意思表示のあり方を考える特別展が、京都市北区の立命館大国際平和ミュージアムで開かれている。ベ平連の関連資料など約200点を展示している。アメリカ人脱走兵士をかくまった際の記録文書や、反戦や日米安全保障条約の破棄を呼びかけるミニコミ誌、ガリ版印刷のチラシなどが並ぶ。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20141202000097

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幻の流星群、58年ぶり観測(2014/12/02京都新聞)発見者の元南極隊員ら
 1956年に第1次南極観測隊が見つけ、幻の流星群と呼ばれる「ほうおう座流星群」が2日、大西洋のスペイン領カナリア諸島で58年ぶりに観測された。国立天文台などのチームが出現を予測し、当時隊員だった中村純二東大名誉教授(91)らと共に現地に出向き観測した。 この流星群は56年12月、南極に向けインド洋を航行していた観測船「宗谷」で、甲板にいた中村さんや同僚が発見した。ピーク時は1時間に300個ほどが流れ「流星雨」と呼べるほどの規模だったが、翌年以降、現れたという報告例はない。(共同通信)
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20141202000105

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きょう公示  政治の主人公になるために(2014/12/02京都新聞)
 前回の2012年衆院選は、政権交代を果たして政権の座にあった民主党が、迷走の末に自壊。分裂を重ね、12党乱立の中で自民党が大勝した。ただ、小選挙区で約8割の議席を得たとはいえ得票率は43%にすぎず、得票数も政権を失った09年より減らしたことを思えば、必ずしも信任を得たとは言い難い勝利だった。・・・政治は前へ進めなければ、さまざまな課題に対処できない面があるのは事実だ。だが少数意見を尊重し、議論を尽くし、できるだけ丁寧に合意形成を図る努力をしなければ、民主主義は形骸化し、専横になりかねない。国論を二分するテーマならなおさらだ。・・・

見渡せば、国内外にさまざまな難題が山積している。経済政策「アベノミクス」は一定の景気浮揚をもたらしたが、賃上げは物価の上昇に追いつかず、経済格差は広がっている。非正規雇用は労働者全体の4割を占め、年収200万円以下のワーキングプアは1千万人を超える。そうした矛盾をどう解消するのか。消費税の10%への引き上げは先延ばしされたが、少子高齢化が進む中で、年金、医療、介護など暮らしの安心を支える社会保障費は年々増える。その財源確保とともに、給付の見直しも進めなければならない。国の借金は既に1千兆円を超える。本格的な人口減少社会の到来や衰退する地域経済への対処、今なお24万人が避難を続ける東日本大震災の復興も急ぐ必要がある。原発の再稼働問題は、安全な暮らしとエネルギーの未来に深くかかわる重要なテーマだ。中国や韓国との近隣外交、環太平洋連携協定(TPP)、安全保障政策…、沖縄の基地問題も日本人全体で考えなければならない。こうした課題の一つ一つに答えを出していかなければならないのが、今の日本である。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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(政権2年を問う)復興 福島から避難なお12万人、帰還ためらう 2014衆院選(2014/12/02朝日新聞)
福島県川内村の廃校跡。機械部品メーカー「菊池製作所」(東京都八王子市)の工場で、従業員が介護ロボットの部品などをつくっている。大半は原発事故で失業した住民だ。2011年3月の東京電力福島第一原発事故で、全村民約3千人が一時的に避難。原発周辺自治体の中では放射線量が低く、政府が東部に設定した避難指示区域を除き、事故後1年で帰還が可能になった。帰還後の雇用確保のため、経済産業省と村が補助金を出して区域外にコンビニや植物工場などを誘致。菊池製作所の工場もその一つで、12年11月末に操業を始めた。「川内村は復興のフロントランナー」。安倍晋三首相は政権発足直後の同年12月、村を訪れてそう持ち上げ、この工場も視察した。当時は従業員が35人いた。だが、この2年で原発事故前に農業をしていた住民ら16人が「仕事になじめない」などの理由で辞めた。求人をしても応募が少ない。「そもそも帰還が進んでいない。まだ放射能を気にする人が多い」。佐藤健一工場長(50)は悩む。・・・ 政権発足時、避難指示区域の8万人に自主避難を含めた原発避難者は16万人いた。今も12万人にのぼる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485068.html

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発電買い取り額、1円上乗せ ソフトバンク(2014/12/02朝日新聞)
ソフトバンクは1日、家庭の太陽光パネルで発電した電気を、電力会社より1キロワット時あたり1円上乗せして買い取ると発表した。東京電力管内の家庭1万軒から、約4万キロワット分を買い取る目標で、全国のオフィスや店舗に販売する。グループのソフトバンクパワー(東京都港区)が買い取る。対象は2012年度と13年度に固定価格買い取り制度(FIT)の適用を受けた家庭。13年度の買い取り価格は1キロワット時38円。1円を上乗せして買い取ることで、「売電先も選べることを知ってほしい」(同社広報)。買い取り対象家庭は全国へ広げることも検討中だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485082.html

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(特派員メモ ブリュッセル)EU、何語を使う?(2014/12/02朝日新聞)
欧州連合(EU)の「首相」にあたるユンケル欧州委員長はルクセンブルク出身で、独仏英の3言語を操る。ティマーマンス第1副委員長は加えてイタリア語も話す。新体制発足後の会見は英仏語以外の質問がぐっと増えた。5月の欧州議会選でユンケル氏と委員長ポストを争ったドイツ人のシュルツ欧州議長も独仏英語が堪能だ。だが、選挙では母国語を封印していた。大戦の記憶もあるのだろうが、ドイツは欧州で決して人気は高くない。ユーロ危機でドイツに緊縮財政を求められた南欧では特にそうだ。ところが、シュルツ氏は7月の就任会見を唐突に独語で始めた。会場はどよめき、シュルツ氏は一瞬、不服そうな顔をした。横にいたユンケル氏は「私もサッカーのW杯優勝国(ドイツ)の言葉で話します。EUの公用語だから」。見事な助け舟だった。EUの公用語は加盟28カ国で使われる24言語に上るが、ある会見ではこんな場面も。クロアチア人記者が「私も母国語(クロアチア語)で質問したいのですが、やめておきます」。その場をどっと沸かせたが、中小国の悲哀とユーモアがにじんでいた。(吉田美智子)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485105.html

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(声)「将来の国民」を思って投票して(2014/12/02朝日新聞)無職 鈴木則夫(埼玉県 60)

衆院選が始まります。憲法97条には、国民の基本的人権は「現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたもの」とあります。私たちは、将来の国民が後ろに続いていることを忘れてはなりません。「消費増税は仕方ない。将来に財政のツケを回してはいけない」という意見を耳にします。同様に考えたら、原発の使用済み核燃料をこれ以上増やしてはいけないし、高レベル放射性廃棄物の最終処分場も早くめどを立てねばならないはずです。もちろん、現在の生活に目がいくのは当然です。アベノミクスなのか、ほかの道があるのか考えなければなりません。しかし、各党は日本の将来をどうするのかという中長期的な政策も提言すべきです。70年ほど前のような戦争のある世にしてはいけないと思います。憲法9条の「戦争と武力行使の放棄」という平和主義に徹するのか、海外で紛争があれば自衛隊が飛んでいく「積極的平和主義」が日本の将来に有効なのか。よく考えるべきです。棄権せず、ぜひ投票に行きましょう。過半数の議席を得れば、争点にならなかったテーマでも、国民の信任を得たと政権は主張しかねないのですから。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485022.html

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(声)選挙権がない僕からのお願い(2014/12/02朝日新聞)アルバイト 塔嶌麦太(東京都 19)

日本は国民主権の国だ。しかし、本当にそうなっているだろうか。民主主義の多数決の原理は、少数意見も十分に検討する話し合いが前提だ。それなのに特定秘密保護法は、議論を尽くさず数の論理で成立した。武器輸出三原則の撤廃や集団的自衛権の行使容認は、国会審議が不要な閣議決定で済ませた。国民も、主権の行使を怠っているように見える。主権行使とは選挙で投票すること。選挙後も為政者を監視し続けることだ。それを怠った結果が、この2年に表れていると思う。

・・・ この選挙は、日本人が民主主義を守り通せるかどうかの重要な岐路になるはずだ。権利は行使し続けなければ、いつの間にか失われてしまう。僕はまだ選挙権がないが、有権者のみなさんは、国民主権を守るために、ぜひ投票に行ってください。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485023.html

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(声)戦争も原発事故も乗り越えて(2014/12/02朝日新聞)はり絵画家 西村見地子(愛知県 63)

茂子さんは亡母の古い友人である。ともに満鉄(南満州鉄道)職員の家族として旧満州(中国東北部)で一緒に過ごし、強い絆で結ばれていた。その茂子さんが、東京電力福島第一原発事故で避難を余儀なくされ、現在も福島県内の仮設住宅で暮らしている。母が生きていれば「何とか助けてあげなさい」と言うに決まっているので、ささやかながら先日もサツマイモと自然薯(じねんじょ)をお送りした。茂子さんは電話で「おいもをたくさんありがとう。私、91歳よ。元気でいるから安心してね」と明るく、気丈に言われた。戦争、原発事故と2度までも国策に翻弄(ほんろう)されながらも明るい茂子さん。一日も早く元の暮らしに戻れますようにと祈らずにはいられない。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485026.html?ref=pcviewpage

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(2014衆院選)アベノミクスは正解か(2014/12/02朝日新聞)
強者だけ生き残る社会は滅ぶ 浜矩子さん(同志社大学教授)

アベノミクスは崩壊しつつあると思います。金融の異次元緩和で円安、株高を導き出したけれど、輸出数量は期待したほど伸びず、輸入価格が上昇して生活と生産のコストが上がっている。家計や中小企業は圧迫されています。株価が上がれば、経済がよくなるという考え方は本末転倒です。本来は、実体経済がよくなって株価が上がるものです。しかも上がったといっても、日経平均は2万円に届かない。株をたくさん買っているのは外国人投資家で、彼らは売るために買うから長続きしない。円安と株高の二つの芸だけでは経済政策の限界は明らかです。・・・ 最大の眼目が成長戦略だというのも時代錯誤です。確かに発育過程には成長が必要でしょう。でも日本経済はもう大人。成熟しているのに、まだ成長戦略ですか。お年寄りにドーピングして、100メートルを9・9秒で走れ、と言うようなものです。副作用どころの話ではない。格差が広がっているのに重点政策の視点が違っています。

アベノミクスは強い者をより強く、弱い者はそのままにしておく政策だと言わざるを得ません。株高などの恩恵に浴した富裕層から富がしたたり落ちる「トリクルダウン」が効くのだと称して、熱い部分をどんどん熱くしている。・・・ 今は非正規社員が増え、貧困の連鎖が起きている社会です。なんの激変緩和措置もなしに税率が8%になり、それが死活問題となる人々が出てきている。再増税の先送りはそりゃそうでしょう。でも、なぜ1年半先の2017年4月なのか。その間になんとかなると思っているのでしょうか。このままではデフレ脱却は夢のまた夢だと思います。やるべきことは別にあります。最大のテーマは、これまでに蓄えた富をどう分かち合うか、いかに分配するかです。それができていないから豊かさの中に貧困が存在しているのです。・・・ めざすべきは、多様な人々が参画できる社会です。強い人たちだけが生き残る均一化した社会は、必ず滅びます。東京と地方の関係も同じ。東京一極集中が進んで、地方が疲弊して立ちゆかなくなると多様性が失われます。

安倍政権は「地方創生」を掲げて、ストーリー性やテーマ性、観光資源の発掘を目指せとあおります。地方は皆、テーマパークになれということですかね。地域を再生するために本当に必要なものは何か。高齢化対策か、少子化対策か、働く場所の確保か、それぞれの地域がまず自らを分析しなければならない。分析結果に基づく取り組みを政府がアシストする。これがまともな姿でしょう。

はまのりこ 52年生まれ。専門はマクロ経済分析、国際経済。ユニークなたとえ話を使った経済評論で知られる。著書に「グローバル恐慌」「老楽国家論」など。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485036.html

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自らの流儀を持つ知識人 松本健一さんを悼む ノンフィクション作家・保阪正康(2014/12/02朝日新聞)
松本健一さんの訃報(ふほう)を知ったのは、11月27日の夜だった。北海道の講演先のホテルで、「今朝、松本さんがお亡くなりになりました」と連絡を受けた。最初に口をついて出たのは、「なんで我々より先に逝くんだ」という苛立(いらだ)ちだった。我々とは半藤一利氏、竹内修司氏、そして私である。松本さんを交えてこの4人は、『占領下日本』『戦後日本の「独立」』という大部の座談集を5年余かけて編んだ。座談は延べ25回、100時間近くに及ぶ。・・・ 松本さんは自らの流儀を持つ知識人だった。誠実に真摯(しんし)に向き合う人には率直に、しかしいわれのない批判や中傷は無視、ときに筋道を立てて反論した。そういう反論の光景を実際に見たことがあるが、心中の怒りがバネになっていると、私は直観した。短距離ランナーだった少年時代、故郷・群馬県太田市の戦後風景、ソ連の宇宙飛行士ガガーリンの宇宙飛行に感激して手紙をだしたこと、そういう会話のときの表情は、少年期に戻り屈託がなかった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485033.html

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実録路線、男臭く 菅原文太さん死去(2014/12/02朝日新聞)
菅原文太さんとゆかりのある人たちからは、死を悼む声が上がった。葬儀は11月30日、家族葬として太宰府天満宮(福岡県太宰府市)で営まれた。2001年に東京都内で事故で亡くなった長男の遺骨も納められており、菅原さんは年に数回お参りしていたという。「仁義なき戦い」など数多くの作品で共演した俳優の松方弘樹さんは「プライベートでも仲良くさせてもらいました。息子さんを亡くされてからは、一層絆が深くなったおしどり夫婦。奥様の気持ちを思うと心が張り裂けそうです」と遺族を気遣った。「トラック野郎」シリーズで共演した愛川欽也さんは、菅原さんに「年をとってもいいから『トラック野郎』の最終回をやろうよ」と言ったことがあるという。「でも文ちゃんは『キンキン、もうええんじゃないか』。だからその話はやめちゃったんですよ。俺がもし酒を飲めたら、もっといろいろ話せたのかな」と残念がる。

卒業した仙台一高の新聞部の1年後輩に故・井上ひさしさんがいる。中高と一緒だった宮城県栗原市の旧栗駒町長、三浦弘彰さん(81)は「当時から豪放磊落(ごうほうらいらく)な男だった。大学時代、新宿の屋台で酒を飲んで三鷹の文太の家まで歩いて帰ったこともある」と振り返る。ルポライターの鎌田慧さん(76)は3年ほど前、ラジオ番組で菅原さんと対談して驚いた。手元のノートには鎌田さんに関する情報がびっしりと書いてあった。「相手のことを調べて対談に臨む人。映画の役と違い、きちょうめんで勉強家なんだと思った」晩年の職業は「農業」になった。都会を離れ、山梨県北杜(ほくと)市で農薬や化学肥料を使わずにトウガラシやサツマイモを栽培。岐阜県高山市の別荘を紹介し、自然保護活動を通じて20年以上のつきあいのある稲本正さん(69)は「日本の森が荒れ始めたらだめだ」と繰り返す姿を覚えている。平和への関心は高く、東日本大震災を機に反原発の思いも強めた。「九条の会」事務局長を務める小森陽一・東大教授(61)は憲法をめぐる活動で何度か会う機会があった。「人間は植物や昆虫と一緒なんだ。人間だけがおごるのは違う」という言葉が印象に残る。

11月の沖縄県知事選でも、翁長雄志氏(64)の応援に駆けつけていた。「政治の役割は二つ。国民を飢えさせないことと、絶対に戦争をしないこと」。那覇市の野球場であった集会で、米軍普天間飛行場の辺野古移設強行に異を唱えた。集会から1カ月になる1日に、悲報が届いた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11485168.html

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阿蘇、ストロンボリ式噴火を観測21年ぶり(2014/12/01京都新聞)
小規模噴火の続く熊本県・阿蘇山の中岳第1火口では28日も活発な火山活動が続いた。福岡管区気象台は同日、現地調査の結果、粘り気の少ない玄武岩質のマグマによる小規模な爆発で、規則的に火山弾や溶岩片を火口から放出する「ストロンボリ式噴火」を観測したと発表した。気象台によると、阿蘇山でストロンボリ式噴火を観測するのは、1993年2月以来21年ぶり。28日は火口上の風が強かったため、噴煙は上空約300メートルに達するにとどまった。同日夜も火口に上昇したマグマの熱で噴煙や雲が赤く染まる「火映現象」が観測された。(共同通信)
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20141128000142

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海洋汚染、収束せず 福島第一 本紙調査でセシウム検出(2014/12/01東京新聞)
東京電力福島第一原発至近の海で、本紙は放射能汚染の状況を調べ、専用港の出入り口などで海水に溶けた状態の放射性セシウムを検出した。事故発生当初よりは格段に低い濃度だが、外洋への汚染が続く状況がはっきりした。一方、東電は精度の低い海水測定をしていながら、「検出せず」を強調する。事故当事者としての責任を果たしているのかどうか疑問がある。・・・ 結果は図の通りで、水、砂とも港の出入り口が最も濃度が高く、ここから拡散していることがうかがえる。注目されるのは、同地点の海水から一リットル当たり一・〇七ベクレルのセシウムを検出したことだ。「一ベクレルの海水=食品基準の一〇〇ベクレルの魚が捕れる可能性」が一つの目安としてあり、決して無視できない汚染といえる。東電は原子力規制委員会が定めた基準に沿って海水モニタリングをしているが、日々の公表資料は「検出せず」の記述が並ぶ。計測時間はわずか十七分ほどで、一ベクレル前後の汚染はほとんど見逃すような精度しかない。大型魚用の網で小魚を捕ろうとするようなものだ。・・・木村准教授は「高性能な測定機器を使っても、短時間の測定では、国民や漁業関係者から信頼される結果を得られない。海の汚染は続いており、東電は事故の当事者として、汚染の実態を厳密に調べ、その事実を公表する義務がある」と指摘している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014120102000160.html

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独最大手、原発を分離 再生可能エネルギーに特化(2014/12/01共同通信)

【ベルリン共同】ドイツのエネルギー最大手エーオンは11月30日、原子力発電と火力発電の事業を本体から完全に分離し、独立した会社にすると発表した。原発などを分離した後の本体の発電事業は、再生可能エネルギーに特化する。ドイツは東京電力福島第1原発事故後、2022年末までの「脱原発」を決めた。エーオンは原発の停止を余儀なくされ、代替の火力発電の収益性が低いため、業績が悪化していた。再生可能エネルギーは、欧州での風力発電に重点を置く。送電事業も継続する。分離する会社の株式公開に向けた準備を15年に始め、16年の完了を目指す。
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014120101001152.html

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ベルギーの原発、変圧装置で火災 原子炉自動停止、けが人なし(2014/12/01共同通信)

【ブリュッセル共同】ベルギーのベルガ通信によると11月30日、同国南部ティアンジュ原発3号機の変圧装置で火災が発生、原子炉が自動的に停止した。火災は数時間続いたが、けが人はなかった。電力会社は原発の安全性に影響はないと説明、事件性はないとみて原因を調べている。ベルギーでは今年、7基ある原発のうち3基が安全検査などのため予定外に止まっており、停止は4基目。3基の停止により既に、冬の電力需要のピーク時に供給不足で停電に陥る恐れが生じていた。送電会社は「今のところ電力供給に問題はない」としている。
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014120101001071.html

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「戦争させない」1000人委員会が発足 山口(2014/112/01ヒロシマ平和メディアセンター)
憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に反対する「戦争をさせない山口1000人委員会」の発足集会が、山口市の労福協会館であった。市民団体や労働組合の代表者たち約150人が出席。来年5月23日に山口市で大規模集会を開くなど、当面の活動方針を決めた。集会では、共同代表に児童文学作家の那須正幹さん(72)=防府市=や、愛宕山を守る会(岩国市)の岡村寛代表(71)=岩国市=たち5人を選んだ。那須さんは「戦争の記憶がかすかに残る世代として、次の世代に語り継いでいく」と述べた。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=38523

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障害雇用のウソ 使命感の欠如に憤る(2014/12/01東京新聞)
こともあろうに、障害者施策を所管する厚生労働省の独立行政法人が、障害者の雇用率を水増しして国に報告していた。制度への信頼を失墜させるもので、使命感の欠如に憤りを覚える。厚労省は、全国の労災病院などを運営する独立行政法人「労働者健康福祉機構」を、障害者雇用促進法違反の疑いで、機構に対する告発状を横浜地検に提出した。また、水増しを放置していたとして、当時の総務部長、人事課長だった同省審議官など四人を更迭した。厚労省などによると、機構は雇用促進法で、毎年、国への報告が義務付けられている障害者の雇用状況を、少なくとも二〇一〇〜一四年の五年分について虚偽報告をしていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014120102000168.html

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衆院選 政治とカネ 透明度高める努力を(2014/12/01東京新聞)

「政治とカネ」に対する国民の目は厳しい。女性閣僚の辞任も、政治資金収支報告書への記載などが問題視されたからだ。どう透明度を高めるかが問われている。衆院解散までは、国会は「政治とカネ」の問題で紛糾していた。小渕優子前経済産業相の政治資金疑惑と松島みどり前法相のうちわ配布問題で、二人が辞任したからだ。「女性活躍推進」を掲げていた政府にとって、女性閣僚のダブル辞任は痛手だったはずだ。この問題が解散・総選挙によって、かき消されてはいけない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014120102000169.html

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菅原文太さん死去、81歳 「仁義なき戦い」などに主演(2014/12/01共同通信)
映画「仁義なき戦い」シリーズなどに主演し、昭和を代表する映画スターだった俳優の菅原文太(すがわら・ぶんた)さんが11月28日午前3時、転移性肝がんによる肝不全のため、東京都内の病院で死去した。81歳。仙台市出身。葬儀・告別式は家族葬で行った。喪主は妻文子(ふみこ)さん。1958年、本格的に俳優デビュー。東映入社後、暴力団同士の抗争を描いた73年の「仁義なき戦い」(深作欣二監督)に主演して大ヒット。75年からの「トラック野郎」とともにシリーズ化され、絶大な人気を得た。晩年は山梨県で農業を営み、国民運動グループ「いのちの党」を結成して代表として活動した。
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014120101001651.html

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強制退去で行き場を失うメキシコ人(Sam Quinones for National Geographic News November 27, 2014)
オバマ大統領は、強制退去者の数を低減させる目的で大統領権限を発動したが、国境の町に住む多くの帰国者にとって、その決定は遅すぎるものだった。ティファナは、アメリカとの国境に面したメキシコの町である。アメリカ側で出入国警備官が鉄製扉の南京錠を外すと、メキシコ側でも警備官が南京錠を外す。いささか時代遅れとも言えるやり方だが、ともかくこうして鉄の扉は開かれ、アントニオ・ゴメス(Antonio Gomez)氏は子どもの頃に祖国を逃げ出して以来、実に34年ぶりにメキシコへ足を踏み入れた。「頭がくらくらするような気分だ」。後にゴメス氏は、山がちなティファナの丘の頂上に建つカトリック教会系のホームレスシェルター「カサ・デル・ミグランテ」でそう語った。「まさか、自分にこんなことが起こるなんて」・・・ゴメス氏がたった1人で国境を違法に越えたのは1980年、9歳の時だった。12歳の時には、高架下で寝泊りもした。その後数十年の間苦労を重ねてきたが、43歳になった頃には夫となり父親となり、小さな建設会社の共同経営者となっていた。 ・・・

ほとんど見知らぬ国への帰還

強制退去者の90%は男性である。そのほとんどが、宙に浮いた状態で生活している。アメリカに長年住んでいたため、メキシコとのつながりがなくなっている場合が多い。彼らはアメリカに残した家族に少しでも近い場所にいて、いつか再びアメリカへ戻れることを期待し、ティファナにとどまっている。あるいは、故郷に戻っても誰も知り合いがいないからここにいるという者もいる。その多くが、メキシコ人であることを証明する書類もなく、仕事を見つけるのはほぼ不可能に近い。・・・

移民法改革を誓っていたジョージ・W・ブッシュ大統領は、自らの党である共和党に妨害され、厳しい姿勢をアピールするために取り締まりを強化させた。オバマ大統領就任後、強制退去の数はさらに増加した。オバマ政権は、強制退去となった者のほとんどに犯罪歴があったと主張しているが、ニューヨークタイムズ紙が今年入手したICEの統計によると、その3分の2は軽い違反歴しかなく、ゴメス氏のように不法で滞在していたということ以外何の犯罪歴も持たない人も多かった。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141127001

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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