KIJI LISTpoint NEWS LIST
<POINT NEWS251>2017/08/14・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)
20182019


sankaku251sankaku
2017/08/14sankaku08/21
日々のニュースは数えきれないほどあります。忘れてはいけない出来事も多くあります。今この時が未来のその時につながります。


魂に安らぎを、タイのゾウ保護施設を訪ねる<2> 感情の動物(2017/08/20CNN)
CNN) タイのプーケット島にできた初のゾウ保護施設、プーケット・エレファント・サンクチュアリ(PES)。その共同創設者であるルイーズ・ロジャーソン氏は、PESで初めてゾウに近づいた時のことを覚えているという。同氏は「ゾウが近くにいると(その大きさに)思わず息を飲むが、彼らは穏やかで落ち着いており、私の声に耳を傾ける」と、その時の様子を振り返った。広さ約12ヘクタールのPESには現在5頭のゾウがおり、そのうち3頭は昨年12月に救出された。PESは、島の人脈を通じて救出を要するゾウがいると連絡が入ると、そのゾウを所有者から買い取る。


ゾウたちは、日中は自由に歩き回り、夜間は28メートル×12メートルの巨大なシェルターの中で過ごす。・・・「驚くのはここに引き取られてくるゾウたちが非常に短期間で回復していることだ。中には60代のゾウもいる。彼らは人間への服従を強いられながら一生を送ってきた」とロジャーソン氏は言う。「ゾウは感情の動物で、幸福や悲しみを感じ、愛情を示す。そしてここでは、彼らは何も恐れず、彼ら本来の姿を取り戻している」・・・「ある女性は、ゾウたちがどれほどひどい扱いを受けているかを知り、見るからに動揺し、私に『10年間、旅行者たちに(ゾウに乗るアトラクションのある)トレッキングキャンプに行くよう勧めてきたが、ゾウが虐待を受けていることや、自然環境の中にいる時の彼らの姿を全く知らなかった。ここ(タイ)は私の母国であり、ゾウはタイの国獣だ。これまでキャンプを勧めてきたことに強い罪悪感を覚える』と語った」
https://www.cnn.co.jp/fringe/35099549.html?tag=top;mainStory

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(日曜に想う)未来世代に仕掛ける戦争 編集委員・福島申二(2017/08/20朝日新聞)
人の想像力は、あまりに大きなものには及びにくい。うんと小さくすることでイメージを深めてもらおうと極小の地球をつくった。このサイズだと、海の水は全部でビール瓶1本分しかない。無尽蔵に思われる海の、心細くなるほどの有限性に、はたと目を開かされる。空も無窮に思えるけれど、旅客機の飛ぶ高さは地表から1ミリほど。人間は天地のはざまにへばりつくように生かされている存在だと、あらためて実感する。「それなのに」、と塾長でもある倉本さんは心配顔で言うのである。「地球を食いつぶしながら我が世の春を謳歌(おうか)して、あげくに未来をごみ箱にしているのが私たちだとは思いませんか」・・・環境問題と大統領で思い出すのは、あの「沈黙の春」である。1960年代初め、米の科学者レイチェル・カーソンが著書で農薬のもたらす環境汚染を告発すると、業界は「根拠がない」と猛反発した。しかしケネディ大統領は告発の重みを見抜いて当局に調査を指示した。そうして流れは変わり、農薬の使用をできるだけ減らす考え方は広まっていった。・・・地球温暖化に核廃棄物、さらには資源の消尽。先祖の愚挙や暴挙に、まだ生まれぬ未来世代は一言の異議も撃ち返せない。北の森で考えた。1世紀先を想像して「飽(ほう)」を減らし「贅(ぜい)」を削りたいと。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13094802.html

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(声)子連れで歩く男性の多い北欧(2017/08/20朝日新聞)高校教員 加茂桂(千葉県 33)

 デンマーク、スウェーデンを旅行した。高福祉政策をとる両国で感じたのは、ベビーカーの多さである。バス内に2、3台が乗り合わせていることも多く、電車もバスも中央部分の座席は折り畳み式でスペースがあった。周囲に配慮して折り畳む必要がないからなのか、ベビーカーは日本で見かけるものよりも幅が広く、赤ちゃんの横に荷物が置けるようなものもあった。また、子連れで歩く男性の多さも新鮮だった。男性2人がおしゃべりしながら町を歩いていて、それぞれがベビーカーを押している、という光景。男性も育児休暇や有休を取りやすく、夏休みも長いというが、そのおかげだろうか。「男性の育児『参加』」という消極的表現がまだまだ使われる日本との差を痛感した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13094767.html

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(社説)水俣条約発効 人と環境重視の社会へ(2017/08/20朝日新聞)
国際的な水銀規制ルールを定めた「水俣条約」が発効した。熊本県水俣市の工場が水銀を含む廃液を海に流し、周辺住民に深刻な神経障害などを引き起こしたのが水俣病だ。条約は前文で「水俣病を教訓とし、同様の被害を繰り返さない」ことをうたう。そして、一定量以上の水銀を含む製品の製造や輸出入を原則2020年までにやめることや、水銀廃棄物の適正管理を求めている。・・・空に、川や海に、森や土に。無軌道な排出・投棄は、環境をそこない、食物や生物の汚染を招いた。健康被害は金銭であがなえないし、汚れた環境を元に戻すことは不可能に近い。・・・ 考えるべきは、その源となった水俣病が、まだ「終わっていない」ことである。いわゆる公式確認から60年を経てなお、患者の認定や損害賠償を求める動きが続く。司法が救済の不備を指摘しても、行政の対応は鈍く、たれ流された水銀を含んだ汚泥は、回収されないまま埋め立て地に眠る。条約の発効は、ひとつの区切りでしかない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13094760.html

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(古典百名山:12)ジャン=ジャック・ルソー「社会契約論」 大澤真幸が読む(2017/08/20朝日新聞)
『社会契約論』は、フランス革命の指導者たちにも影響を与えた、近代政治思想の基礎となる書物である。ルソーによると「人間は自由なものとして生まれたが、いたるところで鉄鎖につながれている」。鉄鎖とは、政治権力による拘束のことだ。ここから、どうしたら自由と権力を両立させることができるのか、どのような権力であれば自由を抑圧したことにならないのか、という問いが提起される。・・・いくつかの条件が満たされていれば、一般意志(≠全体の意志)を多数決で見つけることができる。原発の存廃をめぐる国民投票という例で説明しよう。第一に、一般意志には客観的な「正解」がなければならない。「日本は原発をもつべきか」に正しい答えがある、という前提が必要。だから第二に、人は、原発があった方が自分にとって得か損かではなく、どちらが正解か、つまり日本にとって何がよいのかという観点で投票しなくてはならない。第三に、人々が賢明で、正解率は五割を超えていなくてはならない。政治家やマスコミは簡単に「国民の意志」を語る。しかし、それが真の一般意志であるための条件は厳しい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13094795.html

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エネルギー計画  「脱原発」へ根本議論を(2017/08/20京都新聞)
原発は、経済や技術面からの議論では済まない。倫理的に許されるのか、と根本的に問われるべきものだ。放射性廃棄物は10万年も隔離し保管しなければいけない。だれが責任を持つのか。今日の利益のために、将来世代にツケを残していいのか。福島の事故後、ドイツでは政府が倫理委員会を設け、脱原発に踏み切った。福島事故で原発リスクの認識が変わったといい、次世代にリスクを及ぼすのは倫理的に問題であるとした。・・・批判や指摘に耳を貸さず原発を推進した有識者や専門家の「原子力ムラ」と同じを轍(てつ)を踏んではなるまい。国民が参加した議論が必要だ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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全米各地で人種差別反対集会 保守派は早々に退散(2017/08/20東京新聞)
【ボストン共同】米南部バージニア州で起きた白人至上主義者と人種差別反対派の衝突から1週間となる19日、東部ボストンや南部オースティンなど全米各地で人種差別に反対する集会が行われた。約1万5千人が集まったボストン中心部の公園では、白人至上主義者とみられる保守派グループの数十人も姿を現したが、圧倒的多数の反対派に追い出される形で早々と立ち去った。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017082001000846.html

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温暖化とエネルギー 乗り遅れてしまうのか(2017/08/19東京新聞)
 厳しい残暑、やまない雨…。「異常気象」の文字が全身に突き刺さる。温暖化の危機をバネにして世界は大きく変わり始めた。変われない日本を残し。米海洋大気局(NOAA)の報告によると、去年地球は観測史上最も暑かった。三年連続の記録更新は初めてだ。暑さで氷が解けだして、北極の海氷面積は、衛星による観測を始めて以来三十七年間で、最も小さくなった。地球全体の海面水位は一九九三年に比べて平均八センチ上昇し、最も高くなっている。・・・世界はこの“不都合な真実”を直視して、自ら引き起こした地球の深刻な変化に適応、つまり生き延びていくために変わろうとし始めた。パリ協定は、変化の“のろし”なのである。「成長」から「持続可能性」へ−。宇宙船地球号の電源の切り替えが始まった。その電源が、風力や太陽光、バイオマスといった再生可能エネルギーであることは、もはや疑う余地がない。・・・ドバイやチリでは太陽光が一キロワット時あたり三円台前半、欧州の洋上風力が六円前後で取引されている。日本で「安い」とされる原発は、約十円だ。・・・日本の発電量に占める再生可能エネルギーの割合(水力を除く)はいまだ3・2%。福島の事故をまのあたりにし、この夏の異常気象を体感してなお、世界の大きな流れに乗れない、あるいは乗ろうとしないのは、なぜなのか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017081902000166.html

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スペイン、組織的テロか イスラム過激派の見方 バルセロナ13人死亡(2017/08/19朝日新聞)
スペイン北東部バルセロナでバンが歩道に突っ込んで13人が死亡した17日夕(日本時間18日未明)のテロに続き、18日未明、約120キロ離れた別の街でも車が市民らに突っ込み、女性が死亡した。イスラム過激派による犯行とみられる一連の事件の犠牲者は計14人、負傷者は130人を超えた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13093269.html

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(戦争を語る:4)ホロコーストの記憶 ユダヤ人虐殺を生き延びたノーベル化学賞受賞者、ロアルド・ホフマンさん(2017/08/19朝日新聞)
ホロコースト(ユダヤ人虐殺)の嵐の中、ロアルド・ホフマンさん(80)は、いまはウクライナの一部になった町の「隠れ家」で生き延びた。長じて世界的科学者になった彼は、この体験を戯曲「これはあなたのもの」に書いた。自分たちを助け、一方でナチスへの協力者も多かったウクライナ人への複雑な思いを込めて。「私が体験を語る理由は三つあります。まず、こうした悲劇を二度と起こさないため。二つ目は、今はもう語れない人たちのためです。私の生まれた町にいたユダヤ人4千人のうち、生き延びたのはたった200人。私は3800人のことを伝える責任を感じます。三つ目は、戦争中にも『正しい選択』をした人たちがいたことを知ってほしいからです。私たちをかくまってくれたウクライナ人のデューク一家は、自分たちの命を危険にさらすような決断をした。戦争という残虐な時代にも、こんな道徳的な行動があった事実は人々に勇気を与えます」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13093150.html

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採択中学へ抗議、波紋 慰安婦記述の教科書 「圧力感じた」灘中校長の文、ネット拡散(2017/08/19朝日新聞)
難関進学校とされる私立灘中学校(神戸市)の和田孫博校長が約1年前に書いた文章が、いまネット上で広がっている。灘中が新規参入の出版社「学び舎(しゃ)」の歴史教科書を採択したことに対して、自民党議員から問い合わせを受けたり、抗議のはがきが数百枚届いたりし、和田校長が「政治的圧力だと感じざるを得ない」などと記したものだ。文章の背景には何があったのか。・・・和田校長は文章で「自民党の一県会議員から『なぜあの教科書を採用したのか』と詰問された」と記し、同中出身の自民党衆院議員から電話があり、「『政府筋からの問い合わせなのだが』と断った上で同様の質問を投げかけてきた」とも書いている。

 さらに「何処の国の教科書か」とか、OBを名乗って「こんな母校には一切寄付しない」と抗議する匿名のはがきや、同一の文面が印刷されたはがきが合計200枚以上届いているとし、ジャーナリストの水間政憲氏のブログを「発信源のようだ」と記述。水間氏が憲法改正をめざす運動団体「日本会議」関係の研修などで講師を務めているなどとも言及したうえで、「政治的圧力だと感じざるを得ない」とも記した。「多様性を否定し一つの考え方しか許されないような閉塞(へいそく)感の強い社会という意味での『正方形』は間もなく完成する、いやひょっとすると既に完成しているのかもしれない」と結んでいる
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13093255.html

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「人殺しに加担するな」と海上で訴え 辺野古新基地建設で市民(2017/08/19琉球新報)
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブ内の「N5護岸」建設予定地では19日午前、沖縄防衛局がクレーンで石材を設置するなどして仮設道路の工事を進めた。「K9護岸」建設予定地での作業は行われていない。海上では抗議船2隻とカヌー隊が展開し、マイクで「沖縄に新たな基地が造られたら、沖縄、日本から米軍が戦争に行くことになる。人殺しに加担してはいけない」「違法な工事はやめてください」などと訴えた。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-558216.html

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水俣条約 名前が背負う重い意味(2017/08/18東京新聞)
 水銀の使用や輸出入を規制する水俣条約が発効した。「繰り返すな」という願いをその名にこめて。フクシマやヒロシマ、ナガサキにも通じるミナマタの訴えに、世界は、日本は、どうこたえるか。 水俣条約。正式には、水銀に関する水俣条約−。二〇一三年に熊本市と熊本県水俣市で開催された国際会議で採択された。東南アジアやアフリカなどで深刻な健康被害につながる恐れが指摘される水銀の輸出を規制し、水銀を使った化粧品や血圧計、水銀が一定量以上含まれる蛍光灯などの製造、輸出入を二〇年までに原則禁止する。鉱山からの採掘も十五年以内にできなくなる。途上国の採掘現場で、金を抽出する際に使われる水銀の使用と排出を削減、廃絶をめざす−。・・・九月にスイスで開かれる水俣条約第一回締約国会議には、胎児性患者の坂本しのぶさん(61)が参加して「水俣病は終わっていない」と訴える。不自由な体を励まし、痛みに耐えて、「今できることをしたい」と決意した。その勇気に心から敬意を表したい。忘却による清算は、繰り返しの土壌である。原発事故の救済や核廃絶にも通じることだ。世界は坂本さんと水俣の思いにこたえ、「今できること」をすべきである。 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017081802000140.html

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(声)稲田元防衛相の靖国参拝に疑問(2017/08/18朝日新聞)元大学教員 小山貴(千葉県 83)

 終戦の日の15日、閣僚全員が靖国神社参拝を見送る中で、稲田朋美・元防衛相は自らが設立した「伝統と創造の会」のメンバーとともに参拝した。戦後世代とはいえ、多数の兵士を死に追いやった悲惨極まる記録を読まれていないのか。靖国には、こうした若者たちをアジアや太平洋地域の戦場に送った側のA級戦犯が合祀(ごうし)されている。そのことに遺族の間でも割り切れない思いを抱く人が多いことを軽視していないか。私は当時は小学生で、戦争には行かなかったものの、東京空襲の恐怖、集団疎開での飢えを体験し、子ども心にも「なぜこのような戦争をするのだろう」と思ったものだ。そして戦後、戦争実録を読み、前線で飢えや病気に苦しむ兵士に無理な前進を指令し、さらに国民の戦争意欲を駆り立てた指導者たちへの怒りが湧いてきた。稲田氏は「東京裁判史観の克服」を唱えており、「戦犯」とは思っていないのかも知れない。だから、戦争に駆り立てられ巻き込まれ亡くなった人々と、戦争を主導した人たちに同列に哀悼の意を表すというのだろうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13091592.html

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児童虐待12万件、過去最悪 26年連続の増加、厚労省(2017/08/17東京新聞)
に210カ所ある児童相談所が2016年度に対応した児童虐待の件数が12万2578件(速報値)となり、過去最多となったことが17日、厚生労働省のまとめで分かった。児童虐待への意識が高まり、相談・通告が増えた面もあるが、配偶者への暴力で子どもが心理的ストレスを受ける「面前DV」などは増えており、依然として歯止めがかからない実態が明らかになった。集計を始めた1990年度から26年連続の増加。初めて10万件を超えた15年度と比べ18・7%増えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017081701000876.html

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最低賃金改定 生活できる額へ速く(2017/08/17東京新聞)

二〇一七年度の最低賃金の引き上げ幅は二十五円となる。時給で決める方式となった〇二年以降最大だった昨年度を超え3%のアップ。だが、非正規労働で生活するには、とても十分とはいえない。まず、言っておきたいことがある。政権は最低賃金の引き上げでアベノミクスの下支えを狙う。だが、これを法律で定めるのは憲法二五条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障するためだ。それを忘れてほしくない。・・・八百四十八円では、普通に働いても年収は二百万円に届かない。国税庁の民間給与実態統計調査では、年収二百万円以下は約千百三十万人いる。民間労働者の二割強が、この収入で踏ん張って生活している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017081702000149.html

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(声)被爆者の写真をなぜ隠すのか(2017/08/17朝日新聞)無職 伊藤智子(三重県 53)

 三重県桑名市が毎年、被爆者団体と共催している原爆写真展で、例年展示されていた遺体などの一部の写真が、今年は市の判断で展示されず、団体側が市に抗議しました。私は憤りと悲しさでいっぱいになりました。市は何を恐れているのですか。本当に恐れなくてはいけないのは、真実を伝えぬことにより生ずる戦争の愚かさ、悲惨さへの軽視ではありませんか。ここ数年、各地でこのような傾向は強くなっていますが、「原爆の図」で知られる画家の丸木俊さんはおっしゃっています。「体験しなければわからぬほど、お前は馬鹿か」と。子どもが原爆の衝撃的な写真や絵画を見て怖がったなら、それはまさに体験していないのに想像し、わき上がった感情ではありませんか。それをフォローして、我が国で過去に何があったのかを伝えるのが、大人の役割でしょう。見る見ないは個人の問題です。真実を隠したら、展示会の意義が失われてしまいます。私も丸木俊さんの言葉を信じています。人間はそんなに馬鹿ではありません。しかし、真実を知らない限り、きっといつの日か過ちは繰り返されるでしょう。私はそれが恐ろしくてたまりません。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13090054.html

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抗議女性死亡の追悼式 母親「遺志継いで」(2017/08/17琉球新報)

【ニューヨーク國枝すみれ】米南部バージニア州シャーロッツビル中心部で16日、白人至上主義者の運転する暴走車にはねられ死亡したヘザー・ヘイヤーさん(32)を追悼する式典が開かれた。母親のスーザン・ブロさんは約1000人の参列者に対し、白人至上主義者の集会に抗議していたヘイヤーさんの死を無駄にせず、遺志を継いでほしいと呼びかけた。ブロさんはスピーチで「彼ら(白人至上主義者)は、私の子どもを沈黙させようと殺したが、それで何が起きたか? かえって彼女(の影響力)を強めた」と話し、拍手を浴びた。
https://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-556874.html

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辺野古新基地:K1護岸予定地で作業 ゲート前では抗議の座り込み(2017/08/17沖縄タイムス)

 沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前で17日、新基地建設に反対し座り込む市民ら約100人が新基地建設反対を訴え座り込んだ。正午現在、工事車両の搬入は確認されていない。シュワブ沿岸のK1護岸建設予定地では、クレーン車が砂浜に道路を造るための作業をしていた。船から作業を監視した市民は「きれいな海を壊すな」と訴えた。その他の護岸工事現場では、大きな作業は確認されなかった。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/129002

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[大弦小弦]人の記憶はもろい、と常々思う。だから、毎年8月13日は沖縄国際大学に・・・(2017年8月15日沖縄タイムス)
 人の記憶はもろい、と常々思う。だから、毎年8月13日は沖縄国際大学に足を運んでいる。米軍ヘリ墜落から13年。あの日、何を見てどんな思いで記事を書いたか。現場に立ち、旧知の人たちと会い、細かい記憶を呼び戻す

▼朗読ライブで現役の沖国大生18人が目撃証言を読んだ。墜落直前の機体の下を車でくぐり抜けた人、米兵に追い回されながら写真を撮った人…。聞きながら、何とも言えぬ圧迫感がこみ上げた

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/128079

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福島第1凍土遮水壁、全面運用へ(2017/08/17京都新聞)

規制委が正式認可/原子力規制委員会は15日、東京電力福島第1原発1〜4号機の周囲の地盤約1・5キロを凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」で、建屋西側に残った約7mの未凍結部分の凍結を正式に認可した。東電は近く、未凍結部分の凍結を始める。建設に国費約350億円が投じられた凍土壁は、昨年3月末に凍結を開始してからようやく全面運用の見通しとなった。
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170815000123

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傷だらけの黄河(2017/07ナショナルジオグラフィックス)
風景とは静的な空間であると考えがちだ。しかし、実は常に変わり続けていて、中国の華北平原では特にそうだといえる。皇帝が支配した時代から改革開放の現代まで、人々は自然を意のままにコントロールしようとしてきた。その苦闘の跡が風景には残っている。まさに過去の記録だ。・・・今回の撮影プロジェクトを通じて、黄河沿いに点在する文化的、歴史的に重要な場所を紹介し、この川がなぜ中国の経済力の源泉となっているかを伝えたい。数千年にわたって、黄河は中国の母なる川であり続けてきたし、現在も華北平原に暮らす約2億人を支えている。しかし、汚れた川は発展の負の側面を見せつける。物や金銭への私たちの欲望が自然環境を大きく傷つけていることを知ってほしい。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/17/062200011/062300007/

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潜入! スイスに残る秘密の地下要塞 写真24点(2017.08.17ナショナルジオグラフィックス)
 のどかな風景とは裏腹に、スイスの山の地中深くには秘密に包まれた過去が姿をとどめている。無数に張り巡らされた地下要塞だ。ヒトラーの侵攻に備える戦略的要塞として掘られ、侵略を受けた場合に政府や軍司令部の潜伏場所として使うことになっていた。洞窟のような部屋の数々は、国家存続を担う希望の砦として、20世紀後半まで使用されていたものもある。 写真家のレト・ステルヒ氏は、これらの地下要塞を撮影するプロジェクトを、『スイスの山の神話』と名付けて敢行した。きっかけは、その歴史というよりも、正体のわからないものへ対する好奇心。少年の頃、アルプスのふもとを流れる川のそばでよく遊んでいたステルヒ氏は、地下要塞の残骸が水面から頭を出していたのを見たという。

「大きな岩だと思っていたら、そこからマシンガンが突き出ていました」と、ステルヒ氏はナショナル ジオグラフィックに語った。「何だこれ、中には何があるんだ、と思ったのを覚えています」。けれども、当時はそれ以上探ることができなかった。その隠された世界は、その後何年も経ってからついに姿を現した。ステルヒ氏が20歳になって、兵役に就いた時のことである。訓練中、上官の命令で仲間とともに山のふもとに開いた階段を下りて行った。「300段ほど下りました。山の内部にいるとわかりました」と、ステルヒ氏。それから3週間、彼は日の光を見ることはなかった。「仲間と一緒に中で迷ってしまったほどです。レイアウトがわかるまで4〜5日かかりました。時間の感覚もありませんでしたが、そこではそんなことは関係ないように思われました」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/17/080900192/

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地上型イージス導入へ(2017/08/17新潟日報)

防衛省、北朝鮮対処で/防衛省は、海上自衛隊のイージス艦に搭載している迎撃ミサイル「SM3」を地上配備する「イージス・アショア」導入を決めた。北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射に対処するため、防衛能力の向上が不可欠と判断した。当初は来年度予算の概算要求に調査費を計上する方針だったが、前倒しして設計費を盛り込む。政府関係者が17日、明らかにした。
http://www.niigata-nippo.co.jp/world/politics/20170817341058.html

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【加計学園問題】何度でも訴える。首相は説明責任を果たすべきである/加計学園問題 疑惑のごまかしは御免だ(2017/07/01新潟日報モア)
疑惑から国民の目をそらし、自らを正当化しようとするのもいいかげんにしてもらいたい。安倍晋三首相は問題の本質を理解し、きちんと対処する責務がある。またも「加計(かけ)」絡みである。自民党の下村博文幹事長代行への政治献金を、安倍首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」側が取りまとめていた新たな問題が明るみに出た。「週刊文春」の報道を受けて記者会見した下村氏は、文部科学相時代の2013、14年に加計学園の当時の秘書室長から、計11の個人、法人による政治資金パーティー券の購入代金計200万円を受け取ったと説明した。下村氏側は、政治資金収支報告書に代金や元秘書室長の氏名などを記載していない。元秘書室長の行為は政治資金規正法の「あっせん」に当たる可能性があり、法律に抵触する疑いも指摘される。文科相側が、所管する学校法人の幹部職員から現金を受け取っていたことに強い違和感を抱く。下村氏は首相の側近だ。政権と加計学園との「近さ」にも改めて驚くばかりである。・・・民意や憲法をあまりに軽んじている。国民の賛否が分かれる改憲を政権の支持率回復の手段として使う発想自体、神経を疑う。東京都議選での自衛隊の「政治利用」演説で厳しい批判を浴びている稲田朋美防衛相も、首相が登用した側近である。首相は政権が抱える問題に正面から向き合うべきだ。これ以上の逃げやごまかしは許されない。
http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20170701332794.html

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首相「加害」5年連続で触れず(2017/08/16東京新聞)
首相は第一次政権時の二〇〇七年の式辞では、歴代首相と同じように加害の事実を指摘し、「深い反省」を語っていた。第二次政権以降、「加害と反省」には触れなくなった。天皇陛下が一五年以降のお言葉で「深い反省」に言及されているのとは対照的だ。歴代首相が表明した「不戦の誓い」の言葉も直接には使っていない。安倍首相は一三、一四年に触れず、批判の声が上がると、戦後七十年にあたる一五年と翌一六年は「戦争の惨禍を繰り返さない」と言及。今年もほぼ同じ表現だった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017081602000130.html

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標的にされる島(2017/08/16東京新聞)
米領グアムの周辺に北朝鮮がミサイル発射を警告したというニュースに、この夏に沖縄で出会ったグアムの高校教師、サビーナ・ペレーズさん(49)のことを思い出した。先住民のチャモロ人である彼女は、米軍駐留地域の女性が集う「軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議」に仲間と一緒に参加し、グアムの基地被害について訴えた。・・・基地に対する女たちの異議申し立ては根本的な問いかけに収れんする。<米軍は本当に私たちを守る存在なのか。米軍の駐留によってむしろ軍事的脅威にさらされるのではないか>。米朝の挑発合戦の中でそのリスクは現実味を帯びようとしている。沖縄では先週末、辺野古の新基地建設に抗議する県民大会が開かれた。炎天の下、四万五千人もの県民が集まったのはなぜか。沖縄もグアムと同じ、脅威にさらされる側にあり続けてきたからだ。米軍だけでない。中国の脅威を理由にして自衛隊も増強されている。脅威があるなら強めるべきは外交努力だ。標的にされる島の声を共有したい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017081602000142.html

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ナイジェリアで自爆、27人死亡 80人超負傷(2017/08/16東京新聞)
【ナイロビ共同】ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリ近くで15日、女らによる自爆攻撃が相次ぎ、27人が死亡、80人以上が負傷した。イスラム過激派ボコ・ハラムによる犯行とみられる。ロイター通信が地元当局者の話として報じた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017081601000722.html

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シエラレオネ、死者270人に 土砂崩れ、6百人不明(2017/08/16東京新聞)
【ナイロビ共同】西アフリカ・シエラレオネの首都フリータウン郊外で14日に起きた土砂崩れで、ロイター通信は15日、270人の遺体が見つかり、行方不明者は約600人に上ると報じた。フリータウン市長や赤十字関係者が明らかにした。少なくとも3千人が家を失い、避難所や医療品、食料が不足している。衛生状態が今後悪化しコレラなどの病気がまん延する恐れがあるという。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017081501001747.html

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72年、戦禍忘れない 終戦の日(2017/08/16朝日新聞)
72回目の終戦の日となった15日、東京・日本武道館で政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ、参列した遺族ら約6200人が約310万人の戦没者を悼んだ。安倍晋三首相は式辞で不戦の決意を表明。アジア諸国への加害と反省には今年も触れなかった。靖国神社に参拝した閣僚はいなかった。天皇陛下は追悼式で、「深い反省」という表現を含めて昨年と同じ「おことば」を述べた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13088709.html

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アマゾン最優遇契約、電子書籍でも見直し 対出版社、公取委に申し出(2017/08/16朝日新聞)
公正取引委員会は15日、米アマゾンの子会社から、電子書籍の配信事業で独占禁止法違反(不公正な取引方法)の可能性がある契約を見直したとの申し出があった、と発表した。アマゾン側が出版社などに対し、ライバルの配信サイトに比べて最安値にすることなどを求めていたという。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13088684.html

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(社説)憲法70年 学びの保障、広く早く(2017/08/16朝日新聞)
多くの人が大学や短大、専門学校で学ぶことにはいかなる意義があり、コストを社会全体でどう分かち合うべきか。そんな議論が活発になっている。安倍首相が改憲項目の一つとして「高等教育の無償化」の方針を打ち出したからだ。もっとも、先んじて提唱した日本維新の会に同調するための提案との見方がもっぱらで、自民党内もまとまっていない。無償化は法律を改めれば実現できる。わざわざ改憲を持ちだすまでもない。ただ「高等教育を万人に開かれたものに」という考え自体は正しく、その重要性はますます高まっている。・・・ 

貧富による進学格差を放置するとどうなるか。

 貧困が再生産され、社会に分断をもたらし、国の根幹をきしませる。逆に、大学や専門学校で学び、安定した収入を得る層が厚くなれば、税収が増えて社会保障などを支える。お金の問題で高等教育をあきらめる人がいるのは、日本全体の損失だという認識を共有したい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13088607.html

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(声)私の平和と戦争:下 地獄を見た祖父の言葉背負う(2017/08/16朝日新聞)会社員 保坂正人(埼玉県 42)

「あれは、地獄だった」。私が20代の頃、80代になっていた祖父が広島での体験を初めて語り始めた。祖父のいた陸軍の部隊は、原爆が投下された1945(昭和20)年8月6日の数日後、救援命令で現地に向かった。「黒こげで人間の姿をしていない犠牲者をひたすら火葬した」と涙を流した。その時被爆して交付された被爆者健康手帳も見せてくれた。私は当時の人の心理が知りたくて、戦場や銃後の体験記を読むようになった。近年の中国や韓国、北朝鮮の報道に、妻が「いつまで日本は謝るの」と言うことがある。うまく説明できず、あの戦争を詳しく知らない自分に気付き、日清戦争から日中戦争に至った経緯を調べた。今まで被害者としての事実ばかり見てきた。加害側の事実をもっと若いうちに知っておくべきだった。その事実も語り伝えたい。12年前に90歳で逝った祖父の「戦争はもう嫌だ」という言葉の重みが、やっとわかった気がする。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13088597.html

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(気になる境界:3)科学とは、揺らぐ見極め(2017/08/16朝日新聞)
複雑な事象も、個々の要素に分解して細部を理解していけば、すべてを体系的に理解できる、というのが還元主義の考え方。だがAIが自ら機械学習という方法を繰り返して強くなったポナンザについて、山本さんにも説明できない部分があるという。「その過程は私にもブラックボックス。でも人間が全部理解できるというのは傲慢(ごうまん)で、今後も未知の領域は拡大するかも」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13088571.html

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戦争の記憶、孫が継ぐ 毎年硫黄島へ/SNSも活用 日本遺族会(2017/08/16朝日新聞)
 戦後72年の歳月が流れ、戦没者の遺族でつくる「日本遺族会」の活動が「子ども世代」から「孫世代」へと引き継がれようとしている。今春に孫やひ孫が青年部を結成。写真でしか見たことがない祖父らに思いをめぐらせ、戦争の記憶をどう若い人たちにつないでいくか模索している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13088696.html

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京都・滋賀の遺族「犠牲忘れず継ぐ」 全国戦没者追悼式(2017/08/16京都新聞)
全国戦没者追悼式には京都府から148人、滋賀県から54人の遺族が参列し、戦地で命を落とした肉親の冥福を祈り、若者らは平和への誓いを新たにした。・・・戦没者のひ孫世代となる青少年献花者には、京都市醍醐中1年の竹谷杏香さん(12)が府内から初めて選出された。父隆史さん(49)、弟快斗君(7)とともに参加し、海軍軍人として赴いたフィリピン・ルソン島で45年に亡くなった曽祖父の秀男さんに思いをはせた。これまで遺影しか見たことなく、戦死した事実は知らなかった。杏香さんは「戦争してもみんなが悲しむだけ。天国から戦争が起きないよう見守っていて」と語りかけた。献花補助を務めた草津市志津小5年の服部紗莉奈さん(11)も終戦直後にフィリピンで病死した曽祖父利雄さんを写真でしか知らない。だが「曽祖父の存在を忘れずつないでいきたい」という父の希望で、名前には「利」の字が引き継がれた。「戦争のことをもっと知りたい」。平和への願いを胸に大役を果たした。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170815000098

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トンネルの光の正体は(2017/08/16ナショナルジオグラフィックス)
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州のへレンズバラ。かつて列車が通っていたトンネルの内部に、今では新しい“住人”が住み着いている。「土ボタル」とも呼ばれるヒカリキノコバエの幼虫だ。Your Shotメンバーの撮影者、Josselin Cornou氏によると、このような写真は、特定の条件のもとでしか撮影できないという。「それは豪雨の際の、日没後の時間です。土ボタルが美しい光を放ちます」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/17/080700184/

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オール沖縄訪米団が出発 新基地の現状を米本国に訴え(2017年8月16日琉球新報)
辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議の第2次訪米団(団長・伊波洋一参院議員)が16日午前、辺野古新基地建設をめぐる沖縄の現状を米本国に伝えに行くため、沖縄を出発した。伊波団長は「戦後72年も、米軍のために虐げられ続ける沖縄の現状を訴えてくる」と意気込みを語った。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-556392.html

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<社説>終戦72年 平和国家の存在感示せ(2017年8月15日琉球新報)
 戦後72年の終戦記念日が巡ってきた。先の大戦の反省を踏まえて再出発した日本にとって、現憲法は一つの理想であり、守るべきものだ。平和と民主主義が守られているのか改めて問い直したい。危機感を覚えるのは、本来なら憲法によって縛りがかけられる権力側の暴走が目立つからだ。安倍政権は機密漏洩(ろうえい)に厳罰を科す特定秘密保護法を施行し、武器輸出を禁じた武器輸出三原則を廃止した。集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法も成立した。今年に入ってからは犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法も施行された。・・・戦後70年余りをかけて築いた平和は、日本国民が武力に頼らないことを実践したからだ。発展途上国や紛争地で行った官民による支援も、武器を持たないからこそ現地住民からの支持が得られたことは、パキスタンなどで水源確保、農業支援などをしてきたペシャワール会の中村哲医師らが証明している。私たちは、いかなる争いも望んでいない。民主主義を尊重し、世界から争いがなくなることを希求している。そのために不断の努力を続ける必要がある。決して他国の紛争に加担することがあってはならない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-555564.html

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酔った米国人男性、ナチス式敬礼して殴られる ドイツ(2017/08/14CNN)
(CNN) ドイツの警察は13日、同国東部のドレスデンで、酒に酔った米国人男性(41)がナチス式の敬礼をした後、殴られて軽傷を負ったと明らかにした。警察によれば、男性は12日早朝に市内のバーでナチス式敬礼をしたが、当時、非常に酔っていたという。ナチス式敬礼は、ナチス政権下のドイツで、あいさつや、ナチスへの忠誠を示すために広く使われた。警察によれば、男性がバーを出ると、何者かに殴られて頭部に軽傷を負った。救急隊員がその場で手当てを済ませ、男性は病院には行かなかったという。男性の身元は明らかになっていない。ナチス式敬礼はドイツでは違法とされている。警察によれば、州検事が状況を精査し、男性を公式に起訴するかどうか決定するという。
https://www.cnn.co.jp/world/35105716.html?tag=top;mainStory

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白人至上主義者、反対派らと衝突 米東部、車突入1人死亡(2017/08/14朝日新聞)
米東部バージニア州シャーロッツビルで12日、集会を開いた白人至上主義グループと、対抗デモを行った反対派が衝突した。反対派が集まっているところに車が突っ込んで1人が死亡、19人が負傷した。さらに警戒中の警察のヘリコプターが墜落し、警官2人も死亡した。 集会は、こうした趣旨のものとしては「数十年来で最大規模」(ワシントン・ポスト紙)。「米国第一主義」を掲げるトランプ大統領の登場で、白人至上主義グループが勢いづいていることが事件の背景にありそうだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13086202.html

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翁長知事、政府の飛行容認批判(2017/08/14京都新聞)
オスプレイ、防衛相は理解要請/小野寺五典防衛相は14日午後、沖縄県の翁長雄志知事と県庁で会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイがオーストラリア沖で墜落した事故への対応に関し、翁長氏はオスプレイの飛行を国内で容認する政府判断について「県民、国民の命を守る意味で大変残念だ」と批判。小野寺氏は「わが国の安全保障に大変重要な装備だ」と述べ、理解を求めた。3日の就任後、翁長氏との会談は初めて。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170814000077

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食料自給率  回復へ政策実施が急務(2017/08/14京都新聞)
食の基盤の貧弱さを改めて突きつける数字である。農林水産省によると2016年度の食料自給率(カロリーベース)は前年度より1ポイント下がり38%になった。37%だった1993年度以来、23年ぶりの低い水準だ。昨夏、北海道を襲った台風によって、砂糖原料のテンサイや小麦の生産が落ち込んだのが響いた。食料自給率は低落し続けている。政府は2025年度に自給率を45%に回復する目標を掲げているが、達成は難しい。貿易自由化は世界の潮流で、安定した外交を続ければ、食料の貿易依存度が高くても問題はない、という考え方もある。だが、世界人口の増加や地球温暖化による異常気象の頻発で、食料輸入がこれからも同じように続けられるとは限らない。国は落ち込みについて「自然要因が大きい」と説明している。農業が自然の影響を受けるのは当然だ。問題は、自然の影響を受けても食料が安定的に確保できるかどうかではないか。・・・
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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終戦の日を前に 9条の理念守るために(2017/08/14京都新聞)
今年もあす終戦の日を迎えます。悲惨な戦争を二度と起こしてはならない。戦後、そう誓った憲法九条の理念は、これからも守り抜かねばなりません。これまでも在任中の憲法改正を政治目標に掲げていた安倍晋三首相(自民党総裁)が、改憲実現に向けて大きく踏み込んだのが、憲法施行七十年に当たる今年五月三日の憲法記念日でした。東京都内での改憲派の集会にビデオメッセージを寄せ、九条について次のように述べたのです。「『九条一項、二項を残しつつ自衛隊を明文で書き込む』という考え方、これは国民的な議論に値するのだろうと思います」・・・思考停止に陥らずに先の大戦の反省に立ち、二度と悲惨な戦争を繰り返さないと誓った九条は、戦後日本の在り方を決定付けた条項です。それを改正するのか維持するのか。最終的に決めるのは、私たち国民自身です。今を生きる私たちには、九条の理念を次の世代にも引き継ぐ責任があります。そのためにはどうすればいいのか。思考停止に陥らずに、一人ひとりが考え続け、行動することが、九条の理念を守ることにつながると思うのです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017081402000124.html

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ネパール豪雨で52人死亡 不明は37人(2017/08/14東京新聞)
 【ニューデリー共同】ネパール南部の平野地域を中心に、11日からモンスーンの豪雨による洪水や土砂崩れが相次ぎ、内務省によると、13日までに死者が少なくとも52人、不明者は37人に達した。地元紙によると、家屋約3万6千軒が浸水したといい、当局が被災者らの救出を急いでいる。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017081301001570.html

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釜石の「呑ん兵衛横丁」が存続危機 移転難航、迫る仮設退去(2017/08/14東京新聞)
呑ん兵衛横丁は、製鉄所の作業員向けに一九五〇年代に始まった飲み屋街で、震災前は市中心部で二十六店舗が営業。津波で流失後は、JR釜石駅近くにあるプレハブ長屋で、災害ボランティアや建設作業員も楽しませ、観光名所になった。横丁の敷地は公園に戻す必要があり、土地を明け渡さねばならない。市は、元の場所近くに飲食店街を整備したが、家賃以外に三カ月分の敷金や設備投資が必要で、引っ越しできたのは一部にとどまる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017081402000200.html

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福島第一 廃炉に税金1000億円超 7月まで本紙集計(2017/08/14東京新聞)
 東京電力福島第一原発事故の廃炉作業で、国が直接、税金を投入した額が一千億円を超えたことが、本紙の集計で分かった。汚染水対策や調査ロボットの開発費などに使われている。今後も溶け落ちた核燃料の取り出し工法の開発費などが必要になり、金額がさらに大きく膨らむのは必至だ。 ・・・ロボット開発など、1〜3号機の原子炉格納容器内の調査費は約八十八億四千万円だった。福島第一の原子炉を製造した東芝と日立GEニュークリア・エナジーのほか、三菱重工業と国際廃炉研究開発機構(IRID)が受注した。受注額が最も多いのは、IRIDの約五百十五億九千万円。IRIDは東芝などの原子炉メーカーや電力会社などで構成する。国は、原発事故の処理費用を二十一兆五千億円と試算。このうち、原則東電負担となる廃炉費用は八兆円とされている。除染で出た汚染土を三十年間保管する中間貯蔵施設は国の負担だが、賠償費用は主に東電や電力会社、除染費用も東電の負担が原則だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017081402000112.html

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