KIJI LISTpoint NEWS LIST20182019

<POINT NEWS288>2018/03/01・・・
(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)
 

sankaku289sankaku
2018/03/01sankaku03/06
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(時時刻刻)習新時代、強める権力 任期撤廃案、満場の拍手 全人代開幕(2018/03/06朝日新聞)
5日に北京で開幕した中国の全国人民代表大会(全人代)は、歴史を教訓にトウ小平らが築き上げた政治構造を大きく変える憲法改正が最大の焦点だ。共産党の内外に渦巻く反対や不安の声を「圧倒的な賛成」の演出で覆い隠しながら、習近平(シーチンピン)国家主席の「新時代」が幕を開ける。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13388975.html

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梅田にチキンラーメン屋台登場 実は60年前に発想の地(2018/03/06朝日新聞)
日清食品の即席麺「チキンラーメン」が食べられる屋台が5日、JR大阪駅前の商業施設「グランフロント大阪」の広場に登場した。8月に発売60周年を迎えることを知ってもらおうと、昨年10月から全国各地を回っており、大阪・梅田が最後になる。「5日」に「梅田」で開いたのは理由がある。創業者の故・安藤百福(ももふく)氏が世界初の即席麺、チキンラーメンを完成させるめどがたったのが、ちょうど60年前の5日未明。梅田は、安藤氏が戦後、闇市のラーメン屋台に並ぶ行列を見て即席麺の開発を思いついた場所だ。しめにゆかりの地を選んだ。この5日は安藤氏の生まれた日でもある。・・・チキンラーメンに始まった即席麺は世界各地に広がり、いまでは年約1千億食が食べられている。
https://digital.asahi.com/articles/ASL354G2YL35PLFA007.html?iref=com_rnavi_arank_nr01

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米ギター、ギブソン苦境 若者ロック離れ、エレキ振るわず(2018/03/06朝日新聞)
エレキギターの「レスポール」シリーズなどで世界的に知られる米楽器最大手、ギブソン・ブランズ=キーワード=が経営不振に陥っている。若者のロック離れなどで主力のエレキギターの販売が振るわず、オーディオ機器にも事業を広げたが、膨らんだ債務が重荷になっている。数々の名ギタリストが愛用した老舗ブランドは、かつてない苦境に立たされている。・・・影を落とすのは、若者のロック音楽離れだ。米国の音楽市場で主流となった「スポティファイ」などのインターネット音楽配信サービスでは、再生上位曲の大半をヒップホップやR&Bと呼ばれるジャンルが占める。

 こうした曲でギターが前面に出るのはまれだ。楽器を始めようとする若者がギターに関心を持つ機会は確実に減っている。米ニューヨークのギター店を平日夕に訪ねると、わずかにいた客の大半が中高年男性だった。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13388914.html

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言論の自由は崖っぷちに スピルバーグ、米国のいま語る(2018/03/06朝日新聞)
「映画で取り上げたのは、米国の歴代政権がベトナム戦争について国民にうそをつき続けてきたという事実をつかんだ報道機関の姿です。『勝てない』と知りながら、自分の政権下で敗戦という屈辱を味わいたくないというだけで戦い続けていたということを、機密文書『ペンタゴン・ペーパーズ』をもとに白日のもとにさらしました。先に報じたのはニューヨーク・タイムズ。ニクソン政権は掲載差し止めを求めて提訴し、憲法に保障された報道の自由を奪おうとしました。これは米国史上、初めてのこと。タイムズに対して差し止めの仮処分が出た後に、ワシントン・ポストが報道を続けました。社主のキャサリン・グラハム、編集主幹のベン・ブラッドリーは逮捕される危険もある中で、相当の覚悟を持って報道に踏み切ったのです」

――報道機関を「フェイク(虚偽)ニュース」と攻撃するトランプ大統領ともかぶります。

 「(米国では)言論の自由はいま、崖っぷちに立たされています。報道機関は自分たちは『フェイクニュース』ではないと弁解を迫られている。真実を伝えていることを分かってもらうために苦労しているのです。歴史上、市民と報道機関の間にこれだけの煙幕が張られたことはありません。私の人生で初めての経験です。ペンタゴン・ペーパーズではニクソンが報道の自由を制限しようとしました。法廷というシステムを使い、(政権を監視する)第4の権力を切り崩そうとした。現在と似通った面が実にたくさんあります」

https://digital.asahi.com/articles/ASL2Q31N4L2QUHBI00C.html?iref=com_favorite_02

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(社説)無償化の条件 大学への無用の介入だ(2018/03/06朝日新聞)
これは大学自治への介入ではないか――。学費の負担軽減策を適用する条件として安倍内閣が打ち出した考えに、大学から懸念の声が相次いでいる。内閣は、多くの若者が大学や短大などに進めるよう、所得の低い世帯の子に限って授業料の減免や奨学金給付を進めると、昨年末に閣議決定した。おかしいのは、そのお金を出す対象校を絞り込むような要件をつけたことだ。理屈はこうだ。格差の固定化を防ぐのがこの施策の目的であり、社会や産業界のニーズをふまえ、職業に結びつく教育を行う必要がある。だから対象を、実務家教員が受けもつ授業や、外部から招く理事が一定の割合をこえる学校に限る、と。

 この発想には問題がある。

まず、社会の要請に合っているかどうかを測る尺度を国が決め、選別する危うさだ。また、どんな教員と講座をそろえるかは大学の個性そのもので、運営の根幹にかかわる。人事は学問の自由の保障と密接な関係があり、そこに国が介入するのは憲法の趣旨にもそぐわない。何より、若者に進学の門戸を広げるための改革なのに、志望先を狭める条件をつけるのは矛盾と言わざるを得ない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13388881.html

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(WEBRONZA)野中広務とは何者だったのか(2018/03/06朝日新聞)
官房長官や自民党幹事長などを歴任した元衆議院議員の野中広務さんが1月、92歳で亡くなりました。「私が見た政治家・野中広務の神髄」(27日)は、東京大学名誉教授の御厨貴さん=写真=が、「野中という政治家は何者だったのか」という問いに答えたものです。自民党は「あまりにも目線は上向きで、国民に対して『非情』であり過ぎる」。司会を務める民放の番組でコメンテーターを依頼して付き合いを深めた御厨さんは、野中さんが自民党を「決して丸ごと受け入れてはいない」と感じたといいます。

 被爆者援護法の制定、水俣病未認定患者の救済、沖縄との関わり。政敵には時に容赦なく面罵の言葉を投げつけつつ、「権力行使の最終的な目的は、弱者救済であり、平和の追求であるということを、自らの血肉としていった」。それが野中さんだったと御厨さんは振り返ります。翻っていまの自民党。「二世、三世の政治家は利口」でケンカもしない。だが、「理非曲直をただし、コトを動かしていくのが政治家」ではないのか。御厨流の叱咤(しった)激励です。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13388891.html

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井上尚、5月に3階級制覇挑戦(2018/03/06京都新聞)
ボクシングのバンタム級/世界ボクシング協会(WBA)バンタム級1位の井上尚弥(大橋)が3階級制覇を目指し、5月25日に東京・大田区総合体育館で、同級王者のジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦すると6日、所属ジムが発表した。
http://www.kyoto-np.co.jp/sports/article/20180306000092

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メルケル氏再び 欧州の価値観を守れ(2018/03/06東京新聞)
ドイツの大連立合意が社会民主党党員投票で承認され、第四次メルケル政権が発足することが決まった。自由、寛容など戦後、国づくりのよりどころにしてきた価値観を守り続けてほしい。昨年九月の総選挙から半年近く続いた政治空白だった。第二党の中道左派、社会民主党(SPD)は、メルケル首相率いる第一党の保守、キリスト教民主・社会同盟との大連立継続をいったんは拒否した。しかし、メルケル氏と少数政党との連立交渉が決裂すると、SPDは大連立交渉に転じ、先月合意。SPD青年部を中心に反発が強まり、党員投票に向け、反対派の党員が多数入党するなど大連立反対運動を進めていた。メルケル氏らは薄氷を踏む思いだったに違いない。・・・英国が離脱するEU再建にも引き続きメルケル氏の手腕を期待したい。ユーロ圏改革や、強権姿勢を強めるポーランドやハンガリーへの対応が当面の課題だ。トランプ米大統領の「米国第一主義」で従来の価値観が大きく揺らぐ。ドイツには自由、協調などの価値観を担い、欧州をリードする存在であり続けてもらいたい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018030602000162.html

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独社民、大連立を承認 党員投票 メルケル氏、4期目へ(2018/03/05朝日新聞)
 ドイツ連邦議会の第2党、社会民主党(SPD)は4日、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(同盟)との大連立について、党員投票で過半数の賛成を得て承認したと発表した。投票は新政権発足に向けた最後のハードルで、昨年9月の総選挙以来続いた政治空白に終止符が打たれる。議会での首相選出は14日の見通しで、第4次メルケル政権が発足する。投票はSPDの約46万人の全党員が対象で、結果は賛成66・02%に対し、反対は33・98%だった。投票率は78・39%だった。メルケル政権下で同盟とSPDの2大政党が連立を組むのは2005〜09年、13〜17年に続き、3度目。メルケル氏はツイッターで「今回の結果を祝福する。この国のためにまた一緒に働けることが楽しみだ」とコメントした。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13387807.html

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(東日本大震災7年 復興の途上で)時が動き出す 双葉、誰も住んでいない街で(2018/03/04朝日新聞)
東京電力福島第一原発がある福島県双葉町。約7千人が暮らしていた町は、7年が経つ今も立ち入りが厳しく制限され、誰一人住んでいない。目に映るのは、人々の生活の名残ばかりだ。衣料品店ののぼりに躍る「大売り出し」の太い文字は風雨にさらされ、色あせている。民家の割れたガラス窓から見えた、「さとる」と書かれた黄色いサッカーボールは、7年前に持ち主を失い、しぼんだままになっている。そんな町の路地で、ヘルメットにマスク姿の男性2人が書類を手に、家々を見回っていた。「除染作業中」の旗を立て、土砂や道路脇の落ち葉をかき集める作業員の姿も目にするようになった。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13386733.html

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創案した学者。生家と生存権守らねば 安蔵の志 継ぐ(2018/03/04東京新聞)
昨年十一月ごろ、福島県南相馬市小高(おだか)区で生まれ育った元漁師の志賀勝明(69)は一本の電話を受けた。相手は旧知の鈴木千代(91)。小高出身の憲法学者、鈴木安蔵(一九〇四〜八三年)の義理のめいに当たる。千代は言った。「何とか家を残したいのだけれど…」・・・安倍晋三政権の下で改憲が現実味を帯びる中、志賀は危機感を募らせる。「事故で地域はバラバラになった。さらに九条が変えられて戦争が起きれば、生存権は完全に失われる。安蔵の生家保存をきっかけに、小高の九条の会をもう一度活性化したい」
 安蔵の足跡を調べてきた詩人の若松丈太郎(82)=南相馬市原町区=は昨年八月に出版した詩集「十歳の夏まで戦争だった」で、少年時代の戦争体験をつづった。「このままでは、後々の世代に『あのとき、あなたたちは何をしていたのだ』と非難される。安蔵に負けるわけにはいかない」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018030490070328.html?ref=rank

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森友問題で1000人が抗議 国税庁周辺 佐川長官罷免求める(2018/03/04東京新聞)
森友学園問題の真相解明や、学園への土地払い下げを巡る過去の国会答弁が批判されている国税庁の佐川宣寿(のぶひさ)長官の罷免を求め、市民団体の呼び掛けで集まった約千人が三日、東京・霞が関の国税庁前や銀座周辺で抗議活動をした。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018030402000132.html?ref=rank

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建屋内は最大15ミリシーベルト(2018/03/04京都新聞)
福島第1原発3号機ドローン調査/ 東京電力は28日、福島第1原発3号機の原子炉建屋内で実施した、小型無人機ドローンを使ったがれきの状況や放射線量の調査結果を公表した。放射線量は最大で毎時15ミリシーベルトだった。2、3階では水素爆発によって散乱したがれきを確認した。東電は「人が立ち入って短時間の作業は可能だが、本格的な作業をするには除染などの対策が必要だ」と分析している。
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20180228000151

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米国の銃規制  世論強め、悲劇根絶を(2018/03/04京都新聞)
米国フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件をきっかけに、銃規制を求める抗議行動が全米に広がっている。トランプ大統領は今度こそ若者たちの怒りの声に耳を傾け、議会と連携し実効ある対策に踏み切るべきだ。
 先月14日の乱射事件によって17人が犠牲になり、高校生たちの平穏な日常が切り裂かれた。同様の事件はこれまでも米国で相次いでおり、学校内での銃撃に限っても今年に入り約20件に上る。異常と言うしかない。
 米国内で銃に命を奪われる市民は年間3万人を超す。事件のたびに銃規制の強化が叫ばれるものの、事件の記憶が薄れると規制論議は絶え、悲劇が繰り返されてきた。銃社会の「病」の重さを痛感せざるを得ない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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年金、130万人に過少支給 2月、所得税控除手続き巡り(2018/03/03朝日新聞)
年金の2月支給分で、所得税の控除がされずに支給額が本来より少なかった人が約130万人いることが、日本年金機構への取材で分かった。年金に所得税がかかる人は毎年、様々な控除を受けるために申告書を出す必要がある。機構が対象者に送る申告書の様式や記入方法が今回大幅に変更され、申告書と気づかず手続きをしなかったり、記入をミスしたりするケースが続出した。関係者によると、年金額(2カ月分)が本来より3万円近く少なかった人もいた。機構は少なかった分を次回4月支給分に上乗せして支払う方針だ。申告書を出さないままだと今後も本来より少ない状態が続く。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13385057.html

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(社説)森友と財務省 事実を調査し、公表を(2018/03/03朝日新聞)
 森友学園への国有地売却問題で、財務省が作成した文書をめぐる新たな疑惑が浮上した。取引の経緯を記した決裁文書の内容が、契約当時と、その後に国会議員らに提示したものとで違っていることが本紙の取材でわかった。複数の関係者によると、問題発覚後に書き換えられた疑いがあるという。だとすれば、行政の信頼を根幹から揺るがす重大問題だ。財務省は速やかに事実関係を調べ、公表する責任がある。・・・格安での売却が明らかになった昨年2月上旬以降、「学園に便宜が図られたのではないか」という野党の追及を、財務省は否定してきた。関係者によると、文書の内容が変わったのは2月下旬以降とみられる。なぜこの時期なのか。何のためなのか。誰の指示なのか。徹底調査が欠かせない。安倍政権では、公文書の管理をめぐる問題がやまない。加計学園の問題では、菅官房長官が「怪文書」と断じた「総理のご意向」文書の存在を後に認めた。防衛省が「廃棄した」とした南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報も、その後、存在が判明した。公文書の管理は情報公開とともに、国民の「知る権利」を支える車の両輪である。その重さに目を向けず、自らに都合の悪い文書は認めない。そんなふるまいが横行していたなら、国民への背信である。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13384911.html

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(声)不発弾処理、戦争責任の問題(2018/03/03朝日新聞)無職 新井俊一(大阪府 77)

 戦時中に投下された不発弾の処理費用を、大阪市の男性らが市と国に支払うよう求めた訴訟で、大阪地裁が国や市が負担する法的義務はない、との判決を下したことに一言述べたい。判決では、地方自治法などに不発弾について明確な規定がなく、「支払い義務を課すものではない」とした。だが、これは法令規定を論ずる問題ではなく、戦争責任の問題である。戦後日本は、極東軍事裁判において戦争責任を問われ、その時に裁かれたのは戦争指導者、すなわち日本政府の指導者であった。国民がこぞって戦争をしたかったのなら、戦争損害は「国民が等しく受忍しなければならない」であろうが、国民は政府の巨大な失政によって戦争に駆り立てられ、多くの犠牲を出した。裁判所の言っていることはまさに「国民一億総懺悔(ざんげ)」と同じ論理であり、国の責任をごまかしていることになる。今回の原告も不発弾を自分で埋めたわけではない。不発弾を処理するのは、国民を守る義務の一環でなくてはならない。たまたまその土地を所有していただけで、どうして個人がその費用を負担しなければならないのか、理解に苦しむ。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13384919.html

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政治へ「ジャズ語で訴え続ける」 秋吉敏子、4月来日ツアー(2018/03/03朝日新聞)
「最終的に私たちは社会の中の一人の人間。常に政治に動かされる。だから『ジャズ語』でもって自分の意思を伝えたい」。米国在住のジャズピアニスト秋吉敏子(88)はそう語る。音楽に政治を持ち込むなとの言説がまかり通る時代、4月の来日ツアーを前に話を聞いた。水俣病をテーマにした「ミナマタ」、核廃絶を願った組曲「ヒロシマ――そして終焉(しゅうえん)から」……。秋吉の作品には強い政治メッセージを発する曲がある。

 「上の人たちが『戦争しますよ』とルールを作れば、動かなくてはいけないのは私たち。水俣病のように、大企業の方針が周囲に影響を及ぼすこともある。我々小さな人間は、常に政治に動かされる」・・・「社会がどう動くかは政治にかかっている。関心を持たないわけにはいきません。そして私はジャズピアニスト。反対なら反対と『ジャズ語』でそう言いたい」

 「ヒロシマ」のエピローグは、2001年の米国同時多発テロ以降、公演の最後に必ず演奏する定番曲「ホープ」へと変容した。「戦争がなくなりますように、と毎回願っています。現実は多くなるばかりですが。ミュージシャンが政治を変える力がないとしても訴え続けます」
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13384991.html

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「知る権利を揺るがす」「資料すべて疑わしい」 森友文書、不信と批判(2018/03/03朝日新聞)
学校法人・森友学園(大阪市)への国有地売却に関する財務省の文書書き換え疑惑をめぐり、野党は2日、政府を激しく追及した。財務省は明言を避けており、一連の問題の真相解明を求めてきた関係者からは、不信と批判の声が相次いだ。・・・「公文書を書き換えていたなら犯罪に当たる可能性があり、国民の知る権利を根本から揺るがす。問題の根っこは、国民にきちんと説明しようとしない安倍政権の姿勢だ」とも指摘する。

 国有地を不当に安価で売却したとする背任容疑で近畿財務局職員(氏名不詳)を告発した木村真・大阪府豊中市議は「決裁文書を書き換えてしまえば、当時、何が起きたかの検証ができなくなる。何かを隠しただろうと思わせ、任意で提出される資料はすべて疑わしくなる。財務省に対する検察の強制捜査が必要だ」と強調した。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13385008.html

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リニア談合逮捕 どこまで続く悪弊か(2018/03/03東京新聞)
リニア中央新幹線工事を巡る談合事件で、大手ゼネコン元幹部らが東京地検に逮捕された。相変わらずの談合体質が明るみに出た印象だ。決別宣言は嘘(うそ)だったのか。徹底的な捜査を望むしかない。南アルプスを貫くリニア中央新幹線は当初から巨額な費用と難工事が予想された。JR東海は二〇二七年の品川−名古屋間の開業を目指している。総工費は実に九兆円超で、そのうち三兆円は国から財政投融資の形で支援を受ける。まさに「国家プロジェクト」でもある。談合の疑いは、大手ゼネコンの大林組、鹿島、大成建設、清水建設の四社。関係者によると、四社の元幹部らは、国が着工を認可した一四年から一五年に受注調整することで合意。JR東海側から工事情報を入手し、情報交換を通じて落札する企業を決めていたとされる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018030302000176.html

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女性議員、日本は158位 「輝く社会」目標達成せず(2018/03/03東京新聞)
【ジュネーブ共同】世界の国会議員が参加する列国議会同盟(本部ジュネーブ)は2日、2017年の各国議会の女性進出に関する報告書を発表した。193カ国中の順位で日本は158位だった。前年の163位から順位を上げたが、先進国では依然最低水準でアジア地域でも中国(71位)、韓国(116位)より低い。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018030301001143.html

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欧州、寒波で約60人死亡 大雪で交通に乱れも(2018/03/03東京新聞)
【ベルリン共同】欧州は厳しい寒波に見舞われ、2日までの約1週間でポーランドやスロバキア、チェコなど東欧を中心に計約60人が死亡した。欧州のメディアが伝えた。寒波はロシア方面から到来し、欧州各国では「シベリアのクマ」「雪の大砲」などと呼ばれている。夜間の気温が氷点下15度前後まで冷え込む日が続き、ポーランドでは最多の23人が死亡。フランスやスペイン、イタリアでも死者が出た。
 アイルランドは数十年に一度とみられる大雪に見舞われ、ダブリンの空港は一時閉鎖。スイス・ジュネーブでも空港が一時閉鎖され、オランダのアムステルダム郊外のスキポール空港では欠航便が出た。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018030301001168.html

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記者殺害、スロバキア各地でデモ(2018/03/03京都新聞)
婚約者は花嫁衣装で埋葬/【ウィーン共同】イタリアの犯罪組織と東欧スロバキア政界の癒着疑惑を調べていたスロバキアのジャーナリスト、ヤン・クチアク氏(27)が自宅で殺害された事件で2日、同氏を悼む市民ら約2万人が首都ブラチスラバをデモ行進し、黙とうをささげた。地元メディアなどが伝えた。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20180303000016

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西表震度5弱 余震に不安な夜 「ここ2〜3カ月、地鳴りがあった」(2018/03/02沖縄タイムス)
 最大震度5弱の地震が沖縄県竹富町の西表島を襲った1日夜、突然の揺れに住民らは驚きを隠せなかった。最も揺れが強かった島東部では車で高台に避難する家族の姿に戸惑う者や、職場同僚の安否を気遣い注意を呼び掛けるなど一時騒然。未明まで続く余震に、住民らは不安な夜を過ごした。環境省西表自然保護官事務所の杉本正太自然保護官(30)は「ドーンと下から突き上げるような揺れだった。ここ2〜3カ月、地鳴りが何度かあったから職場でも怖いって話していたが、まさかこんなに大きいのが来るとは」と話した。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/216822

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プチデモン氏、再任を断念(2018/03/02京都新聞)
カタルーニャ独立問題/【パリ共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、スペイン司法当局からの反逆容疑などでの出頭命令を拒み、ベルギーに滞在するプチデモン前州首相は1日、自身の州首相再任を断念すると発表した。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20180302000009

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除染後も放射線量は目標値の3倍(2018/03/02京都新聞)
福島・飯舘でと環境保護団体/福島県飯舘村の民家とその周辺では除染後も、東京電力福島第1原発事故後に政府が長期目標としている被ばく線量の約3倍の放射線量が計測され、1年前より上がっている場所もあったなどとする調査結果を1日、環境保護団体グリーンピースが発表した。調査は、2017年9〜10月に飯舘村と浪江町の避難指示が解除された地域などで実施、民家や周辺の森など計数万カ所で測定した。
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20180301000181

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森友文書、書き換えの疑い 財務省、問題発覚後か 交渉経緯など複数箇所(2018/03/02朝日新聞)
 学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書の内容と、昨年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることがわかった。学園側との交渉についての記載や、「特例」などの文言が複数箇所でなくなったり、変わったりしている。複数の関係者によると、問題発覚後に書き換えられた疑いがあるという。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13383143.html

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(時時刻刻)「裁量制」追い込まれ削除 首相、強気貫けず 異常値相次ぎ(2018/03/02朝日新聞)
 安倍晋三首相が「働き方改革国会」と名付けて準備していた目玉法案。厚生労働省のデータから相次いで異常値が見つかり、ついに根幹部分の裁量労働制拡大をあきらめる大きな方針転換に追い込まれた。政権は打撃を抑えようとしているが、野党は高度プロフェッショナル制度に照準を絞り、勢いづいている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13383148.html

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汚染水発生量400トン減 凍土壁の効果95トン 1日当たり 東電、福島第一の対策検証(2018/03/02朝日新聞)
東京電力は1日、福島第一原発の汚染水対策として1〜4号機を囲う「凍土壁」について、汚染水の発生を抑制する効果は1日あたり約95トンとする評価結果を公表した。汚染水の発生量は、凍土壁や地下水をくみ上げる井戸の設置など複数の対策を組み合わせた結果、対策前より約400トン減った。345億円の国費が投じられた凍土壁単体での効果は限定的とみられる。・・・凍土壁はもともと地下にある配管などを避けているため、どうしても凍りきらない部分がある。原子力規制委員会の更田豊志委員長は凍土壁の効果に懐疑的で、「井戸が主役だ」と繰り返してきた。東電も井戸の増強を進めている。東電幹部は、凍土壁だけの効果は「いろんな条件があり、はっきり言うのは難しい」と述べるにとどめた。凍土壁の凍結を維持するためには、年間十数億円の電気代などがかかるという。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13383238.html

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(私の視点)地震の発生確率 予測は無意味、現実を見よ ロバート・ゲラー(2018/03/02朝日新聞)
 昨年末、政府の地震調査研究推進本部は「北海道沖で30年間にマグニチュード9級の地震発生確率が最大40%」との見解を発表した。しかし、こうした「予言」は地震が起きたら「当たった」と言い、外れても「残りの60%」と逃げられる。具体性に欠け、防災に役立つものではない。・・・いわゆる東海地震の前兆をつかみ警戒宣言を出す直前予知の仕組みは昨年、ようやく事実上廃止された。しかし、科学的裏付けに欠ける予知を「できる」と40年間も人々を欺いてきた責任を誰一人とっていない。

 確率的予測や直前予知に携わっているのはほぼ同じ地震学者たち。学術的根拠がないのに、研究費欲しさに批判の声をあげない。地震発生の仕組みを探る研究は今後も続けるべきだが、研究者には学問的事実を社会に対してありのままに述べる責務がある。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13383100.html

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(おやじのせなか)アーサー・ビナードさん 突然の別れ、詩の原点に(2018/03/02朝日新聞)
 突然死んでしまった父を詩にできたのは、日本に来て日本語で詩を書いてからです。英語だと色んな記憶がよみがえってくるから、書けなかった。でも、日本語だと記憶や父と距離が取れる。距離を取らないと書けないということが、色々やってみてわかりました。・・・ 父は僕が中学校に入る前々日、小型飛行機の事故で亡くなりました。親友と大好きな釣りに行った帰りです。僕も行くはずだったけど、おっかない祖父の庭仕事を手伝う約束があって、行かなかったんです。

 絵が好きな人でした。大学生のころ、カードに絵を描いて「付き合ってください」と母を口説いたそうです。かわいい絵でした。話し好きで友人がとても多かった。一緒にいると楽しくて、怒られたことが一度もない。・・・広島に住み、被爆者の体験を聞く機会がありますが、生き残った人は亡くなった人を背負う。「なぜ自分が生き延びたのか」と自問して、持たなくていいはずの後ろめたさを抱える。僕にも「あの日、自分が一緒に行かなかったから」という思いがずっとあって、詩を書くようになった。

 今、戦争体験や昔からの技術、芸能もどんどん消えている。悔しいけど、僕も父からはしっかり引き継げなかった。その人がいなくなる前に、何を引き継げるか。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13383095.html

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「オスプレイ、整備の質保たれず」 事故調査で米海兵隊、異例の指摘(2018/03/01沖縄タイムス)
【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊は2018年度の基本運用方針を示す「海兵航空計画」で、航空機の事故に関する内部調査を実施した結果、海兵隊の「安全整備の基準が標準化されていない」と指摘。特にMV22オスプレイについては「運用の要求に対し、補修・整備の質、熟練度のレベルが一定に保たれていない」と分析し、強い危機感を示していることが28日までに分かった。海兵隊自身が整備体制の不十分さを認めるのは異例だ。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/216254

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凍土壁の効果は限定的、福島 第1原発の汚染水対策(2018/03/01東京新聞)
 東京電力が、福島第1原発の建屋周囲の地盤を凍らせる「凍土遮水壁」による汚染水発生量の低減効果は1日当たり約80トンにとどまるとの評価結果をまとめたことが28日、関係者への取材で分かった。凍土壁を含む複数の対策を合わせた場合の低減量は同約380トンで、国費約350億円を投じて建設された凍土壁は単独だと効果が限定的との見方が強まった。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018022801002117.html?ref=rank

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仮設住宅で最期1613人 被災3県 暮らし再建遠く(2018/03/01東京新聞)
東日本大震災の被害に遭った岩手、宮城、福島三県で、プレハブ仮設住宅の解消が遅れている。共同通信の集計では、仮設暮らしの間に病気などで最期を迎え、本格的な暮らし再建に踏み出せなかった被災者は、判明分だけで累計千六百十三人に上る。約半数の七百五十九人は福島で、東京電力福島第一原発事故の深刻さを示した。・・・福島は、十四市町村が仮設住宅を設置中で、今も計約四千人が身を寄せている。解消したのは川内村だけだ。原発事故で避難指示が出され故郷に帰れなくなったため、入居期間が長くなる傾向にあり、最も多い浪江町では二百四十五人が仮設暮らし中に亡くなった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018030102000163.html

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トンネル競合で調整か リニア談合 清水に代替工事(2018/03/01東京新聞)
 リニア中央新幹線工事を巡る入札談合事件で、大手ゼネコン大林組(東京)と鹿島(同)、大成建設(同)の三社と、清水建設(同)の間で、品川駅の新設工事と南アルプストンネルの工事を分け合っていた疑いのあることが、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で、法人としての四社と担当者らを立件する方針を固めたもようだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018030102000159.html

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裁量制 今国会断念 働き方法案 首相、削除を指示(2018/03/01東京新聞)
安倍晋三首相は二十八日深夜、今国会に提出予定の「働き方」関連法案から裁量労働制の対象を拡大する部分を削除するよう加藤勝信厚生労働相に指示した。裁量労働制を巡る不適切なデータ問題に対する世論や野党の反発を受け、裁量労働制の拡大には理解が得られないと判断。今国会への提出を断念した。看板政策に位置づける法案の骨格部分削除は、政権にとって打撃になった。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018030190070154.html

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戦闘続きでシリア援助再開できず 国連次長、安保理で訴え(2018/03/01東京新聞)
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は2月28日、シリアの人道状況についての公開会合を開いた。国連人道問題調整室(OCHA)のローコック室長(事務次長)は、安保理が24日に採択した30日間の停戦決議が守られずに激しい戦闘が続き、人道援助が再開できないと訴えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018030101000999.html

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ビキニ水爆実験の教え 記憶で未来を守れ(2018/03/01東京新聞)
 六十四年前、ビキニ水爆実験で第五福竜丸をはじめ多くの日本人漁船員や現地の住民が被ばくした。苦しみは今も続く。教訓を未来に伝えたい。第五福竜丸の漁船員らが被ばくしたのは、米国の水爆実験「ブラボー」で、一九五四年三月一日にマーシャル諸島のビキニ環礁で実施された。漁船には二十三人が乗り組んでいて、実験場の約百六十キロ東にいた。五月まで続いた六回の水爆実験で、周辺の海域にいた漁船や貨物船などの乗組員約一万人が被ばくしたとされる。漁船員は帰国後、検査を受けたが、そのデータは長い間、厚生労働省が「ない」としていた。情報公開請求で開示したのは二〇一四年である。・・・人体実験という見方を米国は否定しているが、ブルックヘブン米国立研究所は「もっとも価値ある生態学的放射線被ばくデータを提供してくれる」ことを意義としていた。島では死産、流産が続き、やがて甲状腺がんが多発した。住民は八五年に再び、島を離れた。


 マーシャル諸島は八六年にマーシャル諸島共和国として独立したが、経済は米国に依存している。ビキニ環礁核実験場は「負の世界遺産」に指定されたが、日米で情報が隠されていたこともあり、実態はあまり知られていない。中京大研究員の中原聖乃(さとえ)さん(文化人類学)は九〇年代後半からロンゲラップ島住民の調査を続けている。先月下旬、中原さんはハワイのカウアイ島にいた。そこではロンゲラップ出身の家族の誕生会が開かれていた。参加者はマーシャル諸島やホノルル、それに米本土のアーカンソーやオクラホマからも来ていて、総勢百二十人だった。共同体はバラバラになったが、住民は今もかつての生活を取り戻そうとしているという。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018030102000170.html

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筆洗/「権力は腐敗しがちであり、絶対権力は絶対に腐敗する」(2018/03/01東京新聞)
「権力は腐敗しがちであり、絶対権力は絶対に腐敗する」との至言を残したのは英国の歴史家アクトン卿だが、ブータン王国のジグメ・シンゲ・ワンチュク前国王は、この名言を原文で一言一句違(たが)わずに覚えていたという▼世界銀行副総裁を務めた西水美恵子さんの著書『あなたの中のリーダーへ』によると、前国王は「自由とは好きなことをする権力ではなく、為(な)すべきことができる権利である」というアクトン卿の自由主義哲学に深く共鳴し、王として「為すべきこと」に取り組んだ。それは自らの絶対権力を縛り、民主化を進めること。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018030102000136.html

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水道の水は環境に優しい(こちゃん / 2018年2月18日みどりの1kWh)

「 EUの住民は、ガラス瓶やペットボトルに入った水の代わりに、蛇口から出てくる水道の水をもっと沢山飲むべきだ。そうすればプラスチックのゴミが避けられ、環境汚染が抑えられる。水道の水は検査が厳しいので質が高く、環境にも優しい。」そう語るのは他でもない欧州委員会のフランス・ティンマーマンス副委員長だ。この水道水の宣伝は 、増え続けるEUのプラスチックゴミ対策の一環で、EUは後日、プラスチック税の導入も考えていると伝えられる。

欧州の多くの海岸で一番沢山見つかるプラチックのゴミは、ペットボトルだという。理由は、世界の傾向と同じように、欧州でのミネラルウォーターの消費が、年々増加し続けているからだ。例えばドイツの場合、1970年に一人当たり12リットルだったミネラルウォーターの消費量は、2016年には149リットルにまで増えている。2016年1年間にドイツで売れたミネラルウォーターは合計147億リットルに達した。EU委員会は水道の水が1リットル当たり僅か約0.2ユーロセント(約0.27円)と安いことも指摘し、「欧州でみんなが水道の水を飲めば、合計で約6億ユーロも倹約できる」と宣伝している。
http://midori1kwh.de/2018/02/18/9599

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ヒロシマの証言 <10> ふたりの娘 今でも『ピカがこわい』 悲しみしか知らない一家(18年2月27日ヒロシマ平和メディアセンター)
高田ミツギさん(62)は感動を忘れたように生きている。板切れを継ぎたして建てたみすぼらしい小さなバラックの家。そのガタピシの窓から二女政恵さん(40)と三女節子さん(21)がうつろな目で雨空をながめている。雨足が激しくなった。屋根が低いうえに天井がないからトタン屋根をたたく雨音がタン、タンと耳もとで鳴る。「楽しみちゅうものはなくなった。この子らに1日でも長生きしてやりたいだけ。それもこう弱うなっては……」きびしい生活にミツギさんは疲れ果てている。ふたりの娘は生まれてまもなく手足がマヒしてしまった。この年で姉の政恵さんは口もろくにきけない。へやの中をはうのがやっとだ。節子さんは松葉ヅエにすがれば少しは歩ける。ものの分別はどちらもつきかねる。大きなからだをしたアカゴふたりをかかえて生きてきた母、ミツギさんが「楽しみはない」というのも年よりのグチばかりではない。

 生活保護と身体障害との扶助で月1万円の生計。親類もあるにはあるが、寄りついてくれないという。被爆したのも広島市白島九軒町川土手のこの家だった。夫はすでに戦死していた。家はつぶれたが、3人はふしぎにケガもしなかった。しかし、ただひとりまともなからだだった長女(当時27歳)に死なれてしまった。逆境の中でツエとも柱とも頼んだ長女の死は、このアバラ家からすべてをもぎとった。長女は勤め先で向こうずねに十円玉ぐらいのやけどをしただけだった。それなのに1カ月たって死んだ。つぶれた家の板切れを裏の川べりに積み、その上で長女を焼いた。 ふたりの娘もこのときの恐怖が頭に深く刻み込まれている。原爆を覚えているかときくと、政恵さんは「ウン」とうなずく。「ビガ、ゴワガッダー。ヤゲダヘーダーサン」ピカがこわかった。焼けた兵隊さん−と言っているのだ。

目に涙をいっぱいためている。はては口を引きしめて悲しげに泣きだした。それなりに原爆のこわさが頭に残っているのだ。いまでもひどう雨が降ると「ピカになりゃせんか。こわい、こわい」とおびえてしようがないという。「ふびんなこの子らを恐れさせてはいけない」とミツギさんは努めて原爆の話を娘たちに聞かせないように気を使う。 ・・・胸が苦しくなると横になって目をつぶる。すると死んでしまうとでも思うのか、ふたりの娘は「死にんさんな、死にんさんな」と一生懸命母の背中をさする。長女が生きておれば、こんな暮らしにならなくてすんだ…その長女を奪ったのは原爆だ…「アメリカのやつが憎い」とミツギさんは何千遍、何万遍繰り返したことか。「いずれ私が死んだらあとは施設のお世話になるでしょう。それまでに…」とことばを切って「それまでに大きいほうでも目をつむいでくれればと願う−殺生なことじゃがのう」とミツギさんは力なく泣く。聞いているのかいないのか、ふたりの娘は紙切れをオモチャに、へやの片スミで「キャッ、キャッ」とたわいもなくはしゃいでいる。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=69818

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『言』 放射線の可視化 福島だけの問題ではなく(18年2月28日ヒロシマ平和メディアセンター)
東日本大震災と原発事故が起きた時、フランスで写真を学んでいました。放射線に関する知識が特別あったわけではありません。ただ2カ月後に東京へ戻ると、発表されている測定値の上では間違いなく汚染されていると分かるのに、全く実感が湧かなかった。見えないからこそ不安にもなるし、逆にないものとして忘れてしまうこともある。放射線の姿を何とか最新の技術で視覚的記録にして残せないか、日本にいる誰かがやるべきだと考えるようになりました。・・・

―何を撮影しましたか。

汚染の強かった福島県浪江町や飯舘村に残された長靴や作業用手袋といった日用品を提供してもらいました。森先生は植物を集めておられたので、私は蛇やザリガニといった動物も集めました。周辺や東日本一円も歩き、300点以上を撮影しました。

  ―印象に残っている物は。

たくさんありますが、例えば浪江町で2012年に拾った鳥の「羽」です。輪郭までくっきり放射線像が浮かび上がりました。大気中にまだ放射性物質が舞っている時期に飛んでいたのでしょう。先端が濃く見えるのは汚染がより強いからです。羽ばたきによる遠心力の作用で放射性物質が先の方に集まったためと考えられます。こんなふうに1枚の放射線像から、さまざまな状況を読み取ることができます。

  ―プロジェクトを続けて、どんなことが見えてきましたか。

事故直後の初期プルーム(放射性雲)が大きな広がりを持っていたことが、よく分かりました。横浜市内の民家から提供を受けて撮影した空気清浄機のフィルターからは、水に溶けない微細なガラス体の汚染物質を発見しました。あの時、放射性物質は関東一円に届き、室内にも流れ込んでいたのです。私の住む東京都内の雨どいにたまった土でも放射線像ができました。原発事故を福島だけの問題にしてはならないと思いました。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=81147

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

■何故原発を推進するのか ■何故原発に関する嘘が多いのか ■何故放射能が危険なのか
■何故発電コストが高いのか ■何故原発が危ないのか ■何故原発が非人道なのか


 

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