KIJI LISTpoint NEWS LIST

2018

<POINT NEWS249>2017/08/02・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)
20182019


sankaku249sankaku
2017/08/02sankaku08/06
日々のニュースは数えきれないほどあります。忘れてはいけない出来事も多くあります。今この時が未来のその時につながります。


グローバルプレイヤーからの独立を維持した小さな町マルス(やま / 2017年8月6日みどりの1kWh)

「1982年以来、国内の昆虫の数が80%も減っている。ドイツ連邦環境省はこの調査の結果を実に深刻な問題として見ている」と多くのメディアは最近一面記事として取り上げていました。虫がいなくなると、虫を餌としている野鳥やこうもりがいなくなります。54万人以上の会員を持つドイツの自然保護団体「NABU」の調査によると、特に農業地帯に生息する野鳥の数及び種類が大幅に減っているそうです。・・・政治が変わるまで待っていられないと考え、除草剤など農薬の使用禁止を決めたのはイタリア、南チロルにある町、マルスの住民たちです。人口約5000人のこの町はヨーロッパ一のりんご生産地である、エッチュ川(イタリア語ではアディジェ川)のほとりにあります。イタリアで二番目に長いエッチュ川の谷間はりんごの単一栽培が行なわれていて、夏は週に一度、農薬が撒かれます。喫煙者の煙草の煙がそばにいる人の健康を害しているように、りんご果樹園から拡散する農薬はマルスの自然環境、有機農園そして住民に害を加えています。「楽園」のような自然環境を守るために市民は2011年にNGO「アダムとりんご(Adam und Epfl)」を立ち上げました。
http://midori1kwh.de/2017/08/06/9215

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「地獄の光景」に戦後も足震え 新垣和子さん 平和のため広島へ きょう原爆の日(2017/08/06琉球新報)
「足がガクガク震え、広島駅に降りられなかった…」。16歳で被爆し、6日の平和記念式典に初参加する新垣和子さん(88)=那覇市=は、実は一度、被爆地の広島を再訪しようとしたことがある。その時、あの日の記憶がよみがえってきた。「今回は大丈夫だろうか」。真夏の長距離移動で体調の不安もある。それでも「行かないと後悔する」と決意は固い。太平洋戦争末期の1945年8月6日、岡山県に疎開していた新垣さんは前夜から広島市の旅館に泊まっていた。母親と一緒に、戦地で負傷した兄を見舞うためだった。警戒警報が解除され、身支度をしている時だった。旅館が激しく揺れ、天井が落ちてきた。地上約600メートルで原爆がさく裂したのだ。

 爆心地からわずか約1・5キロだったが、新垣さんも母親もかすり傷で済んだ。外は「地獄の光景」だった。やけどで皮がむけ、肉があらわになった人。「助けてー」「お母さーん」「痛い!」の叫び声。「川は血の海で人がぽこぽこ浮いていた」。新垣さんは死体を越えて歩き、何とか救護所にたどり着いた。・・・「被爆時に泊まっていた旅館の経営者は即死だったと思う。私は生かされたけど、ずっと逃げているような気がしていた。被爆者一人一人の話を聞いて、平和のためにつながりたい」
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-549624.html

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ルワンダ大統領が3選 98%超得票で圧勝(2017/08/06琉球新報)
【ナイロビ共同】アフリカ中部ルワンダで4日に行われた大統領選で、選挙管理委員会は5日、ポール・カガメ大統領(59)が約98・6%を得票したとの開票結果を発表、「カガメ氏の当選は明らかだ」と宣言した。カガメ氏は圧勝で3選を果たした。投票率は約96・4%。大統領選は、多数派フツ人が少数派ツチ人らを襲撃し約80万人が犠牲になった1994年の大虐殺から3回目。野党党首ら2人も出馬したが、カガメ氏は順調な経済成長を背景に国民の支持を固めた。カガメ氏は野党支持者を逮捕するなど弾圧を繰り返し、国際人権団体などから「独裁的だ」と批判されている。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-549517.html

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<社説>広島原爆投下72年 核禁止条約、日本の責務(2017/08/06琉球新報)
米軍による広島への原爆投下から72年を迎えた。核廃絶運動は今、新たな地平に立っている。核兵器を非合法化する史上初の国際法「核兵器禁止条約」が7月に国連で採択されたからだ。しかし、唯一の被爆国である日本は、核保有国などと共に交渉に参加しなかった。核廃絶を願う被爆者への裏切りであり、無責任極まりない。「核のない世界」に向けて国際的役割を果たすべきだ。72年前、広島と長崎に落とされた2発の原子爆弾で21万人以上もの命が奪われた。命を取り留めても、健康被害や就職・結婚での差別、2世への影響などに苦しめられてきた被爆者は多い。原爆は生涯影響を及ぼす悪魔の兵器だ。核兵器禁止条約には国連加盟国の6割超に当たる122カ国が賛同した。核兵器の開発、実験、製造、保有、移譲を禁じ、さらに「使用するとの威嚇」、つまり核抑止力も明確に否定している。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-549596.html

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原発被害 共感の輪 福島の牧場描く藤沢の山内さん、ロシアで個展(2017/08/06東京新聞)
 立てなくなった牛や馬、叫ぶ牧場主−。東京電力福島第一原発事故で汚染された福島県内の牧場を描いてきた藤沢市の画家、山内若菜さん(40)が8日から、ロシア・ハバロフスクの極東美術館で個展を開く。「同じ原発事故を経験したロシアの人に見てもらい、弱者への共感を広げたい」と話している。・・・その後、同じく放射能に汚染された飯舘村の牧場で牛馬を守り続ける細川徳栄さんと知り合った。話を聞き、酒を交わすうちに二人と仲良くなり、年に二、三回ほど牧場へ行き、弱っていく牛や馬の世話を手伝うようになった。
 広大な二つの牧場には死んだ牛や馬の白い骨が散乱。家族同然に愛情を込めていた馬が痩せ細り死んでいくのを前に、細川さんは声を殺して泣いた。吉沢さんは時に、失われていく命に対する責任をとらない国や電力会社への怒りを爆発させた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201708/CK2017080602000132.html

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ダイヤ鉱山で坑道水没 ロシア、作業員9人不明(2017/08/06東京新聞)
【ウラジオストク=共同】世界有数のダイヤモンド生産量を誇るロシアの東シベリア・サハ共和国ミールヌイの鉱山で四日、水没事故が発生し、非常事態省によると九人の作業員が行方不明になった。現場周辺には百五十人前後の作業員がいた。非常事態省が行方不明者の捜索と原因を調べている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201708/CK2017080602000120.html

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筆洗/シューベルトの交響曲第七番「未完成」はなぞめいている。(2017/08/06東京新聞)
なぜ第二楽章までしか書かなかったか。映画「未完成交響楽」をご覧になった人なら、シューベルトの失恋が原因とおっしゃるかもしれないが、あれはフィクションらしい▼もうひとつのなぞは発表までの経緯である。初演は一八六五年というから、その死から三十七年も後。シューベルトから楽譜を送られた友人が書庫にしまい込んだまま忘れてしまったそうだが、音楽家でもあった友人が才能に嫉妬し隠していたのではないかという説もある▼「未完成」をめぐる別のミステリーか。ぜひ真相を知りたい。舞台は広島である。原爆投下から約半年後の一九四六年二月。旧制広島高校(現広島大)で演奏会が開かれた。曲は「未完成」だった▼三十人ほどの演奏に会場は人であふれかえった。音程は怪しかったそうだが、その音はかえって人間くさく、温かく聞こえたかもしれぬ。どれほどの方が傷ついた心を癒やし、人間らしさを少しでも取り戻すことができたことだろう。手を合わせたくなる
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017080602000114.html?ref=rank

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難民キャンプで生まれた女性、世界一周単独飛行に挑戦(2017.08.04 Fri CNN)
(CNN) 30年前にアフガニスタンの難民キャンプで生まれた女性がパイロットになる夢を果たし、現在単独での世界一周飛行に挑戦している。シャエスタ・ワイツさんが子ども時代に初めて飛行機を見たのは、テレビで放送された事故のニュースだった。「とても怖くて、飛行機には絶対に乗りたくないと母に話したのを覚えています」そのワイツさんがパイロットの資格を取り、世界一周飛行に挑んでいる。すでにカナダから欧州、中東、アジアを回り、9月には自宅のある米フロリダ州デイトナビーチへ戻る予定。計18カ国、二十数都市をめぐる4万キロの旅になる。「世界中の女の子たちに大きな夢を持ってほしい」――ワイツさんは寄航地スリランカからインターネット電話を通し、そう力説した。
https://www.cnn.co.jp/world/35105252.html

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広島原爆、きょう72年(2017/08/06朝日新聞)
広島は6日、被爆から72年となる「原爆の日」を迎える。広島市中区の平和記念公園では午前8時から、安倍晋三首相や各国駐日大使らが参列し、平和記念式典が開かれる。松井一実(かずみ)・広島市長は平和宣言で、7月に採択された核兵器禁止条約に言及し、「核兵器のない世界」への前進を訴える。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13074458.html

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オスプレイ、豪で墜落 沖縄の米海兵隊機、3人不明(2017/08/06朝日新聞)
事故機は、キャンプ・ハンセン(沖縄県金武町)に司令部がある第31海兵遠征部隊の所属。海兵隊が米本土以外で唯一、常時前方展開している沖縄の第3海兵遠征軍の機動部隊だ。米豪の合同演習「タリスマン・セーバー」に参加するため、現地を訪れていた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13074460.html

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(社説)原爆投下72年 原点見据え核兵器禁止を(2017/08/06朝日新聞)
 核兵器使用の犠牲者(ヒバクシャ)の「受け入れがたい苦痛と被害」を心に留める。先月、国連で採択された核兵器禁止条約の前文はこううたう。「母や妹を含め、たくさんの人たちの犠牲が無駄にならなかった」。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)顧問の岩佐幹三(みきそう)さん(88)は感激した。72年前のきょう、米国は広島へ原爆を投下した。立ち上るキノコ雲の下で、16歳の岩佐さんは母と妹を奪われた。3日後、長崎にも原爆が投下された。両被爆地でその年のうちに21万人が死亡した。生き延びた人々も放射線の後遺症に脅かされ、被爆者(ひばくしゃ)と呼ばれた。・・・2010年以降、国際社会では「核兵器の非人道性」への関心が高まった。日本被団協は、関連の国際会議に被爆者を派遣し続けた。核兵器が人間にどんな被害をもたらすか。体験に根差した被爆者の訴えは、各国の参加者に強烈な印象を与えた。

 条約は核兵器の使用だけでなく、保有や実験、使用をちらつかせた脅しなどを、「いかなる場合も」禁じるとした。交渉に参加した各国代表は「ヒバクシャに感謝したい」と口をそろえた。被爆者の切なる願いが、国際法となって結実した。・・・日本政府は条約交渉をボイコットし、被爆者を失望させた。安倍政権は署名しない方針だ。日本は、米国の核で他国の攻撃を抑止する「核の傘」を安全保障の基軸とする。安倍首相は2月のトランプ氏との首脳会談で核の傘の提供を確認した。北朝鮮や中国の脅威を背景に、核への依存を強めている。だが核抑止論は、相手との軍拡競争に陥るリスクがある。現に北朝鮮は核・ミサイル開発を米国への対抗策だと主張する。核の傘の本質は「有事では核攻撃もありうる」との脅しだ。政府は米国が核を使う可能性を否定しないが、深刻な「苦痛と被害」の再現は確実だ。被爆国として道義的にも許されまい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13074384.html

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水木しげるさん、描きたかった負け戦 葛藤、未発表の随筆に記す(2017/08/06朝日新聞)
 漫画家の故・水木しげるさんが半世紀前に書いたとみられる未発表の随筆原稿が、東京都調布市の自宅から見つかった。戦場で左腕を失い、悲惨な経験を漫画で伝えたいという水木さんの思いに反し、読者や版元から「勝ち戦」の話を求められる葛藤が記されている。・・・「ぼくが書きたいのは敗(ま)け戦さの話だったんだが、それはゆるされないのだ。少年たちは花々しいガダルカナル戦あたりまでしか読んでくれないのだ」随筆は原稿用紙1枚に鉛筆で書かれ、書斎のファイルに挟んであったのを次女が見つけた。・・・水木さんの妻の布枝さんは「『戦争は愚かなことだ』と伝えたいという熱い思いを持っていました。こんな言葉が残っていたなんて感無量です」と語った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13074266.html

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社説[安倍改造内閣]負担軽減に背く新基地(2017/08/04沖縄タイムス)
7月末の大田昌秀元知事の県民葬で、安倍首相は「元知事が心を砕かれていた沖縄の基地負担の軽減に、政府として、引き続き全力を尽くす」と述べた。しかし、政権が繰り返し語る「負担軽減」はレトリックにすぎない。普天間飛行場返還のため、米軍にとって最も望ましい新基地を造るというものだからだ。新基地はキャンプ・シュワブやハンセン、北部訓練場、伊江島補助飛行場と一体的に運用される。軍港機能も新たに付加され、本島北部地域は米軍の一大軍事拠点に変貌することになる。・・・森友・加計学園問題などで国民の強い反発を招いたのは、政権に批判的な声に対して敵対的な首相自身の姿勢に加え、政権が自分たちに都合の悪いことを、ないことにしようとする傾向も見えたからだ。長い間支持率が高かった「1強」状態が招いたおごりである。関係閣僚を替えたからといって、これらの問題、疑惑にふたをして終わりとはならない。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/123025

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(社説)アベノミクス 国民の不安に向き合え(2017/08/05朝日新聞)
景気をよくすることは大切だが、国民が求めているのはそれだけではない。高齢化で費用が膨らむ社会保障を、先進国のなかで最悪の財政でどう支えていくのか。将来への不安の解消に努めることも、最優先で取り組むべき課題である。・・・ 首相は2012年に政権に返り咲くと、大胆な金融政策、機動的な財政運営、成長戦略の「3本の矢」で「経済政策を力強く進める」と宣言し、国民の期待を集めた。しかし実際は、集団的自衛権の行使容認や安保関連法の成立、さらには憲法改正と、自らの政治的悲願の達成に力を注ぐ局面が目立った。批判が高まると、そのたびに「次は経済」と唱える。目先の景気にばかり力を注ぐ姿勢は変わらない。社会保障の財源になる10%への消費増税は、「アベノミクスの成功を確かなものとする」(14年11月)、「アベノミクスのエンジンを最大にふかす」(16年6月)として、立て続けに延期した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13072582.html


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(声)「原爆の日」の平和学習続けて(2017/08/05朝日新聞)
広島に原爆が投下された6日。同市内の小中学校の多くがこの日を登校日として、犠牲者を追悼し被爆者の経験を聞くなど平和を考える集いを開いてきた。しかし今年は教職員が出勤できないため、当日に平和学習を行うことが難しくなった。・・・被爆当日の街を撮影し、米誌「ライフ」にその写真が掲載されたカメラマン、故・松重美人(よしと)さんにお会いしたことがある。カメラを向ける罪悪感にあらがい、ぜひこの惨状を伝えねばならぬと自らに言い聞かせ、涙で曇るファインダーをのぞき、長いためらいのあとにようやくシャッターを押されたという。こうした思いを語りつぐ役割をヒロシマは担っている。平和学習の灯をともし続けなければならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13072585.html

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辺野古新基地、100人超が抗議 レンタカーからエールも(2017/08/05琉球新報)
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設作業が進む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、午前10時現在で100人以上が参加。台風接近の影響もあって曇りがちの風が吹く中、新基地建設に抗議の声を上げている。通りがかったレンタカーから「頑張って」と声がかけられる場面もあり、座り込んでいる市民と手を振り合っていた。この日は朝から資材搬入がない状態が続いている。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-549171.html

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ベネズエラ制憲議会が発足 野党支配の国会権限剥奪か(2017/08/05琉球新報)
【リオデジャネイロ共同】南米ベネズエラからの報道によると、反米左翼マドゥロ政権は4日、新憲法制定のための制憲議会を発足させた。同議会は三権を上回る強大な決定権を持ち、実際には野党連合が多数派を占める国会の権限剥奪が設置の目的とみられている。首都カラカスでは国会を目指して野党側がデモ行進したが、治安部隊が催涙ガスなどで追い払った。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-549041.html

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<社説>学校空調補助廃止 米軍機の飛行禁止求める(2017/08/05琉球新報)
米軍のためには湯水のごとく予算を使う一方で、米軍機の騒音で窓を開けられない学校への空調維持費の補助を打ち切る。こんな理不尽なことは断じて認められない。基地周辺の学校を対象にした防衛省の防音事業で、空調機更新に伴うその維持費補助が県内6校で廃止されることになった。防衛省によると、新たな空調機の稼働後に維持費補助が打ち切られる。・・・「財政事情の厳しさ」を廃止理由に挙げていることも、到底認められない。2017年度防衛費は5兆1251億円である。5年連続の増加で、財政事情が厳しいはずがない。4級は県内にはない。防衛省によると、15年度の3級の補助実績は県内108校・施設で2億1800万円だった。5兆円を超す予算からすれば、他の無駄を省けば十分負担できる額である。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-548954.html

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新・国税庁長官 納税者に沈黙のままか(2017/08/05東京新聞)
森友学園への国有地売却問題を国会で追及されながら徹底調査を拒み続け、国税庁長官に昇任した佐川宣寿・前財務省理財局長。就任から一カ月になるが慣例の就任会見まで拒否し続けるのか。・・・国民、納税者に信頼されるよう高い倫理観を持って職務に専念する−今も胸を張って、答えることができるか。就任会見を開かないのは、後ろめたさがあるからではないかと思わざるを得ない。・・・だが、安倍政権にとっては盾となる答弁だったことは確かだ。佐川氏の栄転は「論功行賞」との見方が強い。反対に同問題で真摯(しんし)に答弁した別の官僚が、内定していた昇進を取り消される異例の人事もあった。これは内閣人事局ができ、中央省庁の幹部人事を官邸主導で決めることになった弊害である。官僚にとってはまるで恐怖政治だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017080502000156.html

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首相「反省」後も変わらず 加計氏招致消極的 稲田氏隠し(2017/08/05東京新聞)
安倍晋三首相は四日の日本テレビ番組で、友人の学校法人「加計(かけ)学園」の加計孝太郎理事長の国会招致に関し、与党に指示しない考えを示した。防衛省の日報隠蔽(いんぺい)問題でも、自民党は同日、民進党が求めた稲田朋美元防衛相の参考人招致を拒否。首相は内閣改造・自民党役員人事を受け、国民の不信を招いた両問題への「反省」を表明していたが、安倍政権の国会対応に変化はなかったことになる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017080502000138.html?ref=rank

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改憲案先送り  国民の厳しい視線受け(2017/08/05京都新聞)
強引な手法は、高い支持率からくる慢心が根っこにあったろう。改憲の先送りが一時しのぎなら、世論の動向を見て、再び改憲へ強行ぶりを発揮するかもしれない。内閣改造で問題閣僚を切り、反省を口にすることで、支持率の回復を狙っているのだろう。安倍氏の改憲意欲は変わっていないと見るべきだ。憲法記念日の改憲発言には、9条に1項、2項を残したまま自衛隊を明記する案があった。自民党草案の頭越しに、これまでの議論の積み重ねをないがしろにするものだ。安倍氏は「結果を出す」と繰り返す。しかし、民主主義は結果に至る過程を何よりも大切にすることで成り立つ。憲法をめぐる議論は、国民参加で時間をかけて交わすべきことだ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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【内閣改造】人心一新などできない(2017/08/05高知新聞)
首相は「国民の信頼回復に努める」と意気込むが、それは閣僚の顔触れを変えただけでは成し得ない。首相自ら疑惑の解明に率先して取り組む姿勢がなければ、不信はますます強まるだけである。内閣改造は支持率が低迷した時などに、「人心一新」を掲げて行われるのが常である。今回も安倍首相は「新たな気持ちで結果を残し」「新たな布陣で政策を前に進める」と、政治の「リセット」を強調する。しかし、それほど簡単に切り替えができる状況だろうか。・・・官僚の忖度(そんたく)や「えこひいき」、政治の私物化が疑われる問題が立て続けに起こっている。異常な事態と言うほかない。PKO日報問題では、陸上自衛隊の隠蔽方針を稲田前防衛相が了承していたか否かが曖昧なままだ。こちらも「文民統制」の根幹が揺らぐ重要な問題である。
https://www.kochinews.co.jp/article/116520/

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(社説)内閣改造 強権と隠蔽の体質正せ(2017/08/04朝日新聞)
安倍首相が内閣改造と自民党役員人事を行った。麻生副総理・財務相、菅官房長官、二階幹事長を留任させる一方、政権に距離を置く野田聖子氏を総務相にあてるなど、「お友だち」に甘いという批判を意識し、刷新イメージを打ち出す狙いがあるようだ。とはいえ、忘れてならないのは、政権失速の最大の原因がほかならぬ首相にあるということだ。朝日新聞の7月の世論調査では、首相の最近の発言や振るまいについて61%が「信用できない」と答えた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13070891.html

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(社説余滴)耐え忍ぶ時代はいつまでか 中野晃(2017/08/04朝日新聞)
戦後72年。被害者はまだ耐え忍ぶしかないのか。・・・ 国は、軍人・軍属やその遺族には、恩給や、戦傷病者戦没者遺族等援護法に基づく年金を支給したが、民間の被害には冷たかった。戦争被害者に対する施策では、広島・長崎の被爆者援護法、シベリア抑留者への一時金支給があるが、これらは当事者が国に賠償を求めて裁判に訴えるなどし、法整備を促した結果だ。国は当初は後ろ向きだった。・・・「国が起こした戦争で傷つき、戦後も長年強いられた心身の痛みを考えてほしい」。6歳の時に空襲で左足のひざ下を失った安野輝子(あんのてるこ)さん(78)=堺市=ら被害者の70余年の苦難に、政府や国会そして社会は思いを致すべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13070893.html

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金正恩氏を名指しで「ばか者だ」(2017/08/04琉球新報)
【バンコク西脇真一】フィリピンのドゥテルテ大統領は2日、官庁の式典で演説し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験などを強行する北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を名指しして、「危険なおもちゃで遊ぶばか者だ」と強烈に批判した。・・・ドゥテルテ氏は演説で金氏の太った容姿にも言及。「もし彼が間違いを犯せば、極東は不毛の地となる。核戦争を止めなくては」と主張した。
https://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-548045.html

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<社説>安倍内閣改造 永田町の論理は通用せず(2017/08/04琉球新報)
問題なのは閣僚だけでなく首相への不信感の高まりだ。森友・加計学園問題や南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題で説明責任を果たし、真相究明に取り組まない限り信頼回復にはつながらない。沖縄県民の民意を無視して名護市辺野古に新基地建設を強行する姿勢を改め、建設断念に舵を切らなければ沖縄の支持は得られまい。・・・強引な国会運営や閣僚らの失言がもたらした政治不信は、小手先の内閣改造では解消しない。首相の政治姿勢が問われていることを肝に銘じなければならない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-548226.html

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疑惑残し関係閣僚退場 辞任の稲田氏に続き松野、山本氏も降板(2017/08/04東京新聞)
加計(かけ)学園の獣医学部新設問題の釈明に追われた松野博一文部科学相、山本幸三地方創生担当相が三日の内閣改造で、そろって降板した。南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題では、改造前に稲田朋美氏が防衛相を引責辞任。安倍晋三首相は担当閣僚の交代で、政権に打撃を与えた二つの問題に幕引きを図りたい考えだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017080402000131.html

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殿下「女王の隣に埋葬しないで」 デンマーク、不満爆発か(2017/08/04東京新聞)
【ロンドン共同】デンマークの女王マルグレーテ2世(77)の夫ヘンリック殿下(83)が3日、「死後、妻の隣に埋葬しないでほしい」と宣言した。女王と対等に扱われたいとの長年の願いがかなわなかったためだといい、鬱積した不満が爆発したらしい。現地報道を基に英メディアが伝えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017080401001153.html

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アラブの春で「転換」 中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(2017/08/04東京新聞)
アルジャジーラは、一九九六年にカタールのハマド首長(当時)の出資により設立。国際報道で定評のある英BBC放送の元スタッフらが参加し、米中枢同時テロの首謀者ビンラディン容疑者の声明を報じるなど存在感を高めた。強権体制や君主制国家の御用メディアが多い中東で、自由で独立した報道機関と評されてきたが、最近、周辺国から「過激派のプロパガンダ」と非難を浴びせられる。「政権の汚職を調べ、庶民の声や活動を伝えたから信頼された」。BBCを経て九七年に入局し、エジプト支局長を務めたフセイン・アブドラガニ氏(60)は振り返る。・・・サマーラ氏は一三年の事実上の軍事クーデター直後に辞職。同胞団はエジプトやサウジから「テロ組織」とみなされ、同時にアルジャジーラも敵視された。「中東メディアのスターになったアルジャジーラをカタール政府が利用し、人々の信頼を失った。全てを疑ってニュースを見る元の時代に戻ってしまった」とサマーラ氏は嘆いた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201708/CK2017080402000119.html

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沖縄は「捨て石」か(017年8月2日東京新聞)
 七月二十六日に沖縄県民葬が営まれた元県知事の故大田昌秀さんに二度、インタビューしたことがある。一度目は一九九五年の米兵による少女暴行事件のときだ。二度目は戦後六十年の二〇〇五年で、戦中の記憶を語ってもらった。そこで教えてもらった歴史がある。一九四五年八月十五日。つまり終戦の日。平和が戻った日であると思い込んでいたが、沖縄師範学校の学生で「鉄血勤皇師範隊」に組み入れられていた大田さんらには平和など訪れては来なかったそうだ。その日、米軍の軍艦から花火が打ち上げられるのを見ただけである。「終戦」どころか、米軍の掃討戦は十月すぎまで続いたという。宮古島や奄美諸島にいた陸海軍の将官が確かに、米軍の司令官との間で九月七日に降伏文書に署名している。それでも戦闘があったというのだ。大田さんも至近弾を受けた。南部の摩文仁の丘から出たのは十月二十三日である。唯一の地上戦があった沖縄はいわば「捨て石」同然だった。占領下から現在も米軍基地は残る。「沖縄が『捨て石』なのは今も同じ」と嘆く大田さんに当時、最も恐ろしく感じることは何かと尋ねてみたら、こんな答えだった。「新聞の論調が戦前と同じように、権力に迎合する風潮が強まっていることですね」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017080202000162.html

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改造内閣が始動 憲法守る政治、今度こそ(2017/08/04東京新聞)
しかし、いくら内閣改造で体制を一新したからといって、憲法や民主主義の手続きを軽んじる政治姿勢を改めない限り、国民の信頼回復は望めまい。「共謀罪」法の成立強行を挙げるまでもなく、「安倍一強」の鎧(よろい)の下にあった憲法や民主的手続きを軽視・無視する強権的手法を国民が見抜いたからこそ、支持率が落ちた事実を注視すべきだろう。憲法改正論議自体は否定しないが、国民から遊離した拙速な議論は避けるべきだ。現行憲法を蔑ろにする政治の継続はもちろん、許されてはならない。内閣改造を機に、あらためて指摘したい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017080402000136.html

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<池上先生の絵ほどき>奇想の源流の巻 つきまとう死の影(2017年7月25日東京新聞)
ベルギーは小さな国である。面積も九州島から大分県を除いたほどの広さしかない。しかし西洋美術史を学ぶ者は誰でも、この小国が果たしてきた重要性に一度は驚かされるものだ。・・・「欧州経済の十字路」として繁栄を誇ったフランドルは、周囲の強国には宝石のように見えたに違いない。英仏、スペインなどさまざまな国がここを支配しようと試み、結果的にはプロテスタント圏(今のオランダ)とカトリック圏(ベルギー)は袂(たもと)をわかってしまった。繁栄とひきかえの悲しみの歴史は、この地が生んだ大芸術家たち−油彩画の発明者ヤン・ファン・エイク、ボス、ブリューゲル一族、ルーベンスから、クノップフやアンソール、デルヴォーに至るまで−の作品に、死のイメージとして常につきまとっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/event/bi/belgium/list/CK2017072502000172.html


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宗教超えた祈り30年 京都、比叡山サミット記念で集い(2017年7月25日京都新聞)
 開会式では、国内と海外からキリスト教、イスラム教、仏教、ユダヤ教、ヒンズー教、ゾロアスター教の指導者ら計約50人がメインホールの壇上に並んだ。主催した日本宗教代表者会議事務総長の杜多道雄(とだどうゆう)・天台宗宗務総長は、「宗教者同士が互いの誤解を乗り越えるために対話し協調しあうことが、世界平和と成熟した共生社会の実現につながることを世界に発信したい」とあいさつ。ローマ法王と世界仏教徒連盟会長、世界イスラム連盟事務総長のメッセージが読み上げられた。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170803000192

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「クルド独立」揺れる油田地帯 イラク・キルクーク、来月住民投票(2017/08/03朝日新聞)
イラク有数の油田を抱える北部キルクークが、クルド独立に向けた動きに揺れている。クルディスタン地域政府が9月実施予定の独立の是非を問う住民投票を、キルクークでも行うとしているためだ。同地の帰属をめぐっては長年論争が続いてきたが、一気にけりをつけようとするクルド側に、少数派からは戸惑いの声が上がっている。・・・ キルクークは元々、アラブやクルド、トルクメンなどの各民族や、イスラム教のスンニ、シーア両派、キリスト教徒など様々な民族や宗教・宗派の住民が暮らしていた。

 しかし、旧フセイン政権は、クルドなどの少数民族を追放し、アラブ人を各地から移住させる「アラブ化政策」を進めた。油田の治安確保などが理由とされる。イラク戦争後に制定された現憲法は帰属の決定にあたって、(1)追放者の帰還(2)人口調査(3)キルクーク住民による投票――の3段階を定めたが、調査は度々延期され、住民投票のめども立っていない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13069137.html

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(社説)ネット配信 NHKは性急に過ぎる(2017/08/03朝日新聞)
 NHKが、テレビ番組を放送と同時にそのままインターネットで流す「同時配信」の準備を本格化させている。技術の進展に応じ、視聴者の利便性を高めること自体に異論はない。・・・ネット利用者にもテレビ受信料と同程度の負担を求めるのが妥当だとする内容で、上田良一会長はさっそく、これに沿って行動していく考えを示した。自らの収入の確保を優先させる姿勢は、組織のさらなる肥大化を招き、自己点検の機会を失うことにもつながりかねない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13069092.html

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(声)民進党は解党して出直すべきだ(2017/08/03朝日新聞)無職 池田正臣(東京都 77)

 安倍内閣の支持率が急落しています。野党にとっては失地回復の絶好のチャンスなのに、野党第1党の民進党も支持率の低迷にあえいでいます。残念ながら、自民党に取って代わるだけの状況にはありません。そんな中、蓮舫代表が唐突に辞意を表明しました。私は思います。この際、民進党は解党して出直すべきだと。考えや目指すところが同じ者同士が集まり、新たに結党すべきだと。民進党内には、護憲派もいれば、改憲派もいます。原発についても様々な考えがあり、相いれない人たちが混在します。そんな党に誰が何を期待して、投票するでしょうか。誰も期待しません。これこそが、支持率低迷の原因なのです。某国の某大統領に異議を唱えたい人は多いと思いますが、それでもまだ支持する人がいるのは、彼が自分たちの考えを代弁し、行動してくれると信じているからでしょう。一方、民進党の議員たちは、誰のために働いているのか伝わってきません。私自身は、民進党の中の護憲派の人たちが結集してほしいと願っています。主義主張を分かりやすくすれば、恒久平和を願う国民の期待の受け皿となり、支持率は回復するのではないでしょうか。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13069086.html

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ドイツ到着から1年 アリさん難民認定(2017年8月2日琉球新報)
毎日新聞が2015年11月、欧州を目指す姿をルポしたアフガニスタン人のアリ・バグリさん(33)一家が、ドイツで難民認定された。難民らが殺到した「バルカンルート」を通ってドイツに到着してから1年余り。待ち望んだ吉報だが、アリさんに浮かれた様子はない。難民の就職率は約2割と低く、就職できなければ、アフガンに送還される可能性があるからだ。・・・ドイツ永住のためには、ドイツ語の習得と就職が必要だが、アリさんの資格では就職先は限定される。ドイツ人と競合する事務職などを選ぶことはできない。

 アリさんは夢だったウェブデザイナーをあきらめ、大工を目指すことに決めた。過去に大工の経験があるわけではない。「娘のためにも紛争が頻発するアフガンに帰ることはできません」。アリさんは真剣なまなざしでそう語った。・・・独政府は、紛争が激化するシリアなどからの人々の難民審査を優先している。シリア出身者らは早ければ入国から約半年で難民認定され、独語などを約1年間学ぶ。その後、職業訓練などを経て就職するのが一般的だ。

 だが、街には就職できない難民らがあふれる。独政府によると、今年4月段階で職を探す難民は約49万3000人。就職率は18%にとどまる。シリア出身のムハンマド・フセインさん(40)は職探しを始めて半年過ぎたが、職はない。シリアではタイル職人だったといい、「何でもいいから早く仕事を見つけたい」と訴える。
https://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-547176.html

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NIE 教育に新聞を 読み、考え、表現しよう(2017/08/03東京新聞)
情報であふれ、偽ニュースも飛び交う時代です。そんな中、学校などの教材に新聞が活用されています。子どもたちの期待にも新聞はこたえていかねば。子どもの学びに新聞を教材として役立てる取り組みを、総じてNIE(エヌ・アイ・イー=教育に新聞を)と呼んでいます。Newspaper In Education(英語)の頭文字から取った言葉です。・・・NIEによって社会で起きている事を知り、考える力がつく。それが「民主主義社会を支え、よりよい市民を育てる」と、多くの国で考えられてきた事実も見逃せません。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017080302000173.html

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復讐の裏に真の顔 映画「エル ELLE」 イザベル・ユペール(2017/08/03東京新聞)
フランスを代表する女優イザベル・ユペール(64)の主演映画「エル ELLE」が二十五日に公開される。カンヌで二度の女優賞に輝く演技は言葉の壁を越え、本作は仏映画ながら今年の米アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされた。「米国での成功は特別」。率直な言葉に飾らない性格が表れる。・・・巨匠監督のみならず若手やアジアの作品にも積極的に出演する。「直感で作品を選んできたけど、間違ったことはない」ときっぱり。「何かを演じるときには、勝利者か被害者かということは問題じゃない。作品全体が女性をどう見ているかが大切なんです」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2017080302000192.html

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カジノ運営  功罪を改めて示すべき(2017/08/03京都新聞)
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の運営ルールに関する報告書を、政府の有識者会議が発表した。IRについては、政府の成長戦略の目玉と位置づけられ、昨年暮れの臨時国会で整備推進法が成立している。ギャンブル依存症対策や犯罪絡みのマネーロンダリング(資金洗浄)防止などの課題がある。これらに対処する具体的な法整備が求められるため、有識者会議で運営ルールの検討を進めていた。・・・ただ、政府や自治体にIR運営の適否を判断するノウハウがあるかどうかは疑問で、さらに丁寧な検討が必要となろう。依存症対策としては、日本人の入場に回数制限を設けることなどを盛り込んでいる。マイナンバーカードを使って本人を確認し、本人や家族の申告による利用制限措置も義務づけるとした。2010年にカジノを解禁したシンガポールでは、同様の対策を実施し、依存症の増加がみられないという。一方、韓国では利益よりも依存症によるマイナスの方が大きいとの指摘がある。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20170803_3.html

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社説[籠池夫妻逮捕]安値売却の根幹に迫れ(2017/08/02沖縄タイムス)
森友問題の核心は、言うまでもなく8億円余に上る国有地の値引きに、何らかの力が働いたかどうかである。・・・証人喚問で籠池容疑者は格安で小学校用地を手に入れた経緯を振り返り「神風が吹いた」と語った。昭恵氏の存在が財務省側の忖度(そんたく)につながり、学園が優遇されたのではとの疑念が消えない。財務省は適正な売却であるとの主張を続け、交渉記録は「破棄した」と説明する。財務省と学園との交渉の精査が不可欠にもかかわらず、説明には後ろ向きだ。昭恵氏も口を閉ざしたままである。・・・森友問題は「国家の私物化」が疑われている点で加計(かけ)学園問題とつながり、記録がないという点では自衛隊日報問題と重なる。内閣支持率を押し下げた要因がここにあることを、安倍政権は忘れたわけではあるまい。神風の正体は何なのか。昭恵氏らの国会招致をいま一度求めたい。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/121763

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(社説)陸自日報問題 稲田氏まで隠すのか(2017/08/02朝日新聞)
 公開すべき文書を隠し、調査では事実関係をあいまいにして、果ては稲田前防衛相まで覆い隠そうというのか。南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊の日報問題で、自民党が、衆院安全保障委員会の閉会中審査への稲田氏の出席を拒否すると民進党に伝えた。耳を疑う。即刻、これを撤回し、委員会に稲田氏を参考人として招致すべきだ。・・・稲田氏の招致を拒否する方針に、野党は「最悪の隠蔽(いんぺい)工作だ」と反発している。多くの国民も同じ思いだろう。自民党は批判を真摯(しんし)に受け止め、隠蔽を重ねるような振る舞いを改めるべきだ。ところが自民党の姿勢は、全く後ろ向きだ。国防部会では「そもそも日報を公開するべきではなかった」との意見が続出した。情報公開法の開示義務違反と結論づけた監察の判断と正反対で、国民に説明を尽くそうとする態度からはほど遠い。

 

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13067206.html

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(2017試練の欧州)世界混迷、メルケル氏に期待感 来月ドイツ総選挙(2017/08/02朝日新聞)
欧州最大の経済大国の行方を占う9月24日投開票のドイツ総選挙まで2カ月を切った。メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(同盟)が優位に立つ。勝利すれば、戦後最長だったコール元首相に並ぶ、4期16年の長期政権への道が開かれる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13067265.html

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(ニッポンの宿題)若者の社会保障:3 のしかかる奨学金 岩重佳治さん、林恵子さん(2017/08/02朝日新聞)
奨学金は、大学生では2人に1人、2013年度では177万人の「学び」を支えています。しかし、卒業後も長く取り立てに苦しめられ、人生の選択肢が狭まってしまう人は少なくありません。・・・奨学金は特殊な借金です。そして、利用した大学生は平均で300万円を超す借金を抱えて卒業し、以後、最長20年にわたって返済が続きます。返済できずに3カ月以上延滞する人は、17万人近くいる。近年、過酷な取り立てが問題になっています。返済はできても、返す過程で無理を重ね、結婚や子どもを持つことをあきらめる人もいる。奨学金は、教育を受ける権利を保障する手段であり、教育は充実した人生を送るためにあるはず。なのに、借金に縛られて実現できないのであれば、本来の目的とかけ離れていると言わざるをえません。・・・80年代以降、奨学金は民間資金を活用する形で規模を拡大してきました。利用できる人を増やそうとした狙いは理解できますが、債券などで市場から資金を調達し、事実上の金融商品を学生に売りつけ、回収に躍起になる。これは変でしょう。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13067225.html

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(リレーおぴにおん)肉食考:2 昭和彩った魚肉ソーセージ 原田信男さん(2017/08/02朝日新聞)
戦前から研究されていましたが、本格的に商品化されたのは昭和20年代の後半。全国の生産高は、28(1953)年を1とすると5年後に260、10年で800にもなる大ヒット商品でした。これには冷戦が一役買っています。29年に水爆実験でマグロはえ縄漁船第五福竜丸が死の灰を浴び、マグロの値段が大暴落。処分に困った水産各社が魚肉ソーセージに加工して売り出し、人気に火がつきました。・・・魚肉ソーセージが光彩を放った時期は短く、出荷の最盛期は昭和40年代後半。畜肉ソーセージに主役の座を明け渡します。食の西洋化の波は高く、日本人の食生活は昭和の終わりごろ、古代から続く魚食中心が肉食に替わります。魚肉ソーセージは、その移行期のかけはしのような存在だったと言えるでしょう。今の50代より上の日本人は「魚肉ソーセージ」を食べていたのではなく、あれが「ソーセージ」だったのです。高度成長期を生きた庶民の「肉」の味覚の原風景として、昭和時代の後半を見事に彩った食材でした。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13067228.html

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<社説>籠池夫妻逮捕 「神風吹いた」徹底解明を(2017/08/02琉球新報)
 夫妻逮捕で森友問題の幕引きとしてはならない。国有地がなぜ8億円余りも値引きされたのか、安倍晋三首相や昭恵首相夫人、政治家の関与はなかったのか。多くの疑問は依然、闇の中である。全容解明を大阪地検特捜部に強く求める。森友学園が大阪府豊中市で開校を予定した小学校の用地となった国有地が、格安で売却された問題が今年2月に発覚した。森友学園による当初の「安倍晋三記念小学校」計画や昭恵夫人の名誉校長就任は、学校開設への不公平な手続きを疑わせた。昭恵夫人付き政府職員が国有地について学園の要望を受け、財務省に照会していたことも明らかになっている。数々の疑惑が国会で追及されたが、昭恵夫人の参考人招致は実現せず、不透明感は残ったままである。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-546543.html

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日印原子力協定 核開発に厳しい縛りを(2017/08/02東京新聞)
日本とインドの原子力協定が発効した。核兵器を持つインドに、日本が原発を輸出し関連技術を移転できるようになる。唯一の被爆国が取り組むべき核政策は、また矛盾を抱え込んだ。・・・原発メーカーは国際協力が進み、日印協定によって、米仏などの企業が日本製の資材、機材を調達できるようになる。日印協定では、協力分野を原子力の平和目的に限定した。インドが一九九八年以来凍結している核実験を再開した場合は、日本は協力を停止すると、協定とは別の文書で確認している。問題は、インドが核爆発を伴わない「臨界前実験」を実施した場合の対応が明文化されていないことだ。・・・日印協定は発効したが、日本側はインドの核開発に厳しい縛りをかけなくてはならない。包括的核実験禁止条約(CTBT)や放射性廃棄物等安全条約の締結などを促す必要がある。安倍政権が協定を締結した大きな目的は、成長市場のインドを弾みにして、原子力事業の海外展開を進めることだ。しかし、原発輸出にはむしろ事業リスクが増している。福島第一原発の事故後、原発の安全性を高めるため建設コストが上昇した。原子炉メーカーの東芝が、業績不振で海外事業から撤退することも、政府には大きな誤算になった。インドは太陽光や風力発電の拡大にも積極的だという。日本側は原子力より、再生可能エネルギー技術の提供を考えたい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017080202000161.html

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福田元首相、安倍政権を批判 「国家の破滅近づく」(2017/08/02東京新聞)
 福田康夫元首相は2日、東京都内で共同通信のインタビューに応じ、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画や「森友学園」への国有地払い下げなどを踏まえ、安倍政権下の「政と官」の関係を批判した。「各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。恥ずかしく、国家の破滅に近づいている」と述べた。2014年に発足した内閣人事局に関し「政治家が人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗だ」との認識を示した。中央省庁の公務員の姿勢について「官邸の言うことを聞こうと、忖度以上のことをしようとして、すり寄る人もいる」などと指摘した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017080201001843.html

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