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2024

弥生20183月

march

福島の森、セシウムは地中へ シイタケ原木の生産再開は(2019/03/10朝日新聞)
 東京電力福島第一原発事故で飛散した大量の放射性セシウム。事故から8年近くが経ち、福島県の約7割を占める森林では、ほとんどが土壌にとどまっていることが明らかになってきた。空気中に浮遊するセシウムを植物が取り込む仕組みも、徐々に解明されつつある。

福島県の森林の大半は、除染が進んでいない。除染済みの宅地や農地に影響を与えていないか、各地で研究が進んでいる。・・・ 原子力機構福島環境安全センターの飯島和毅グループリーダーは「森林土壌にはセシウムを吸着する鉱物があり、地表から深さ5センチ程度に長きにわたってとどまっている」とみる。林野庁の資料によると、葉や枝に付着していたセシウムは落葉や降雨によって地面に移り、土壌にとどまる割合が9割以上になっている。

・・・ 研究チームの二瓶(にへい)直登・特任准教授は「地面から巻き上げられて浮遊するセシウムが、植物に取り込まれている可能性がある。がれき撤去などでは、浮遊させない対策が必要になる」と話す。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM2T54WGM2TULBJ00T.html?iref=pc_rellink

 

事故直後から除染は移染に過ぎないと警告している科学者がいましたが、8年経った結果はその通りなんだとあらためて思います。公園や空き地に黒いビニールに入った除染土やゴミはそのままで、袋が劣化して破れたりもしています。汚染水にしても一体どうするんだろう?と言う疑問は誰でも持つだろうし、でも答えは曖昧です。

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原発事故の費用「最大81兆円」 経産省公表は22兆円 民間シンクタンク試算(2019/03/10朝日新聞)
 東京電力福島第一原発事故の対応費用が総額81兆〜35兆円になるとの試算を民間シンクタンク「日本経済研究センター」(東京都千代田区)がまとめた。経済産業省が2016年に公表した試算の約22兆円を大きく上回った。81兆円の内訳は、廃炉・汚染水処理で51兆円(経産省試算は8兆円)、賠償で10兆円(同8兆円)、除染で20兆円(同6兆円)。

 経産省試算との大きな違いは、汚染水の浄化処理費用を約40兆円と大きく見積もったことや、除染で発生する土壌などの最終処分費用を算入したことなど。また、この汚染水を、水で薄めたうえで海洋放出する場合は、廃炉・汚染水処理の費用が11兆円になり、総額も41兆円になるとした。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13926965.html

汚染水を水で薄めて海洋放出するだなんて、科学的な印象が全く感じられない。それにしても原発にまつわるお金の話は桁が大きすぎて冗談に聞こえる。廃炉・汚染水処理で51兆円(経産省試算は8兆円)、賠償で10兆円(同8兆円)、除染で20兆円(同6兆円)だなんて。こんな事は最初からするな、でもやってしまったのだから、二度とするな。と誰でも思うはず。

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3・11から8年 100ミリシーベルトを神話にするな(2019/03/09東京新聞)
福島第一原発事故を招いたのは、安全神話に依存した結果だった。今また、一〇〇ミリシーベルトという新たな神話が原子力ムラを徘徊(はいかい)しているようだ。原発事故の影響についてよくいわれる言葉がある。「一〇〇ミリシーベルト以上被ばくした住民はいない。一〇〇ミリシーベルト未満なら放射線の影響は考えにくい」だが、その説明が揺らいでいる。

1号機が爆発した二〇一一年三月十二日午後三時半すぎ。福島県双葉町で十一歳の少女が友だちと屋外で遊んでいた。放射線医学総合研究所が少女の被ばく線量を一〇〇ミリシーベルト程度と推計していた。本紙が今年一月に報じた。旧ソ連のチェルノブイリ事故では未成年者の甲状腺がんが多発した。

原因は主に放射性ヨウ素131だが、半減期が八日と短い。国が行った調査は一一年三月下旬で、対象は三十キロ圏外にいた十五歳以下の千八十人。避難が遅れた人の存在は無視された。旧ソ連はチェルノブイリ原発事故で数十万人を調べたという。・・・ 

双葉町は国や東京電力からの情報がなく、避難が遅れた。井戸川克隆町長(当時)は町民の避難を進めている最中に爆発が起きたと本紙に語っていた。一〇〇ミリシーベルト以上の被ばくをした住民がいるかもしれない、と考えるべきである。・・・

立地自治体や周辺自治体の住民にとって、再稼働後、事故で被ばくするリスクに見合うメリットはあるのだろうか。メリットがなければ、受容できる被ばく量などはないはずだ。一〇〇ミリシーベルトの目安は、原子力ムラにとって都合がよいだけではないか。そうなら、原発が人と共存できないことを端的に示しているのだろう。
https://www.tokyo-np.co.jp/article
/column/editorial/CK2019030902000168.html

福島の原発事故の責任と反省から解体したと思っていた原発村は未だ健在のようで、なんとも悲しいものがあります。事故の責任も取らず反省すら怪しい面々が何事もなかったかのように再稼働へと蠢く。

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女性閣僚、188カ国中171位 日本、2年で65位下げる(2019/03/13東京新聞)
【ニューヨーク共同】世界の国会議員が参加する列国議会同盟(IPU、本部ジュネーブ)と国連のUNウィメンは12日、各国の女性閣僚比率(年初時点)に関する報告書を発表した。日本は188カ国中171位で、2年前より65位下げた。

女性活躍を掲げる安倍政権は閣僚19人のうち、女性は片山さつき地方創生・女性活躍担当相のみで、比率は約5・3%。2年前より2人減り、中国やイラン(いずれも164位)を下回った。女性議員比率に関するIPU報告でも日本は193カ国中165位だった。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031301001208.html

あまりの軽さに呆れてしまうけど、原発事故の汚染水のコントロールとか世界が失笑するような事をなんで平気で言えるのだろう。恥ずかしくはないんだろうか。不思議な人格です。女性が活躍する社会の女性議員比率は193カ国中、165位だとか。汚染水は8年経った今もコントロールされていません。

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岐路に立つ若者ヘ 独映画「僕たちは希望という名の列車に乗った」(2019/03/14東京新聞)
東西冷戦下の旧東ドイツで国家から弾圧を受け、自由を求めて立ち上がった高校生たちを描く独映画「僕たちは希望という名の列車に乗った」の5月17日公開に先立ち、ラース・クラウメ監督(46)が来日した。今月上旬、映画を見た東京都内の高校生たちと意見を交わし、手応えをつかんだクラウメ監督は「人生の選択を控えた若者に見てほしい」と訴える。1956年、授業中の2分間の黙とうが発端となり、高校生たちが国家を敵に回してしまうという実話を基にしたストーリー。

自由や抑圧、少年少女たちの人生をかけた重い決断、それを見つめる親の胸中…さまざまなテーマを含んだ衝撃的な作品に仕上げた。「圧力に対し今後どうすべきか話し合い、成長する姿など若者ならではの姿を撮りたかった」とクラウメ監督。・・・ 

<あらすじ>1956年、東ドイツの高校に通うテオとクルトらは、自分たちと同じようにソ連の強い影響下に置かれたハンガリーで、自由を求めた民衆による動乱があったことを知る。ハンガリー市民に共感した2人は、弾圧の犠牲者のための黙とうを提案。反対もあったが歴史の授業で2分間黙とうしたところ、当局が「社会主義国家への反逆行為だ」と調査を始める。人民教育相まで乗り出し、首謀者の名を明かさないと卒業資格を剥奪すると通告。迫られた決断とは、大学に進学しエリートとなるか、労働者としての過酷な一生を選ぶのかという意味だった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/
entertainment/news/CK2019031402000203.html

ボヨ〜んとした現在の日本社会でこの映画のような若者の決断は遠い話のように思えるけど、実際は戦争や抑圧につながるような法律が次々と成立して、このまま行けば未来は安穏としたものではありません。原発事故だって、結果を見れば戦争と同じで8年経った今も傷は癒えず苦しむ人が多く残されています。もし間違っていれば、学校だって会社だって国家だって敵にまわさなければならないとしたら。

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