如月2月
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(声)みんなに伝えたい福島の現状(2019/02/05朝日新聞)中学校教員 屋代貴之(栃木県 30) 「ここは本当に日本なのか」。人が住めない町を見て涙が止まらなくなった。現状から目を背け、未来の日本を語れようか。だから私は、その様子を、人々に伝えようと努めている。一人ひとりの理解が日本の飛躍につながると信じて。 原発事故後の現地現状をマスコミはもっとつぶさに報道しなくてはいけないと思います。その現実を知れば再稼働や原発輸出がいかに無反省と無責任の中で行われているかがわかります。
後藤健二さんの思い継ぐ ダイヤ原石の直接取引へ、アフリカで動く2人(2019/02/03朝日新聞) 事件から2年後。高津さんは青木さんに出会った。アフリカの約15カ国を取材。戦場の最前線より、難民キャンプや農村の人を追い続けていると聞いた。常に弱い立場の人に寄り添おうとする姿勢が、後藤さんにそっくりだと感じた。 国がどこであっても、場所がどこであっても常に弱い立場の人に寄り添おうとするのがジャーナリストの姿だと思う。それにしてもいかなる道義や使命感があろうが、死を覚悟した取材はあまりにも過酷に思われます。 生誕100年 やなせさんの「正義」(2019/02/08東京新聞) ・・・やなせさんはかつて、本紙への寄稿で「戦争で死線の間をさまよった」と自身の二十代を吐露し、命の大切さを訴えた。また、多くの人に愛唱される名曲「手のひらを太陽に」の歌詞では、「万物の霊長」とおごる私たち人間に、ミミズもオケラもアメンボもみんな生きている友だちだと諭した。・・・ やなせさんを死線に追い込んだ昭和の無謀な戦争は遠く、国土を戦場にしなかった平成の時代も三十年を超えた。それにつれて、不戦の誓いや専守防衛の国是はあやふやにされ、戦争にじわじわ近づいているのではと、不安になる政策が次々に取られる。そんな今、次代を生きる子どもたちにやなせさんが託した思いを、大人こそがしっかりと受け止めたい。 「この社会で一番憎悪すべきものは戦争だ」「正義のための戦いなんてどこにもない」戦争は絶対に嫌、絶対に繰り返さないとのやなせさんの叫びが聞こえて来ます。先の戦争の悲惨な体験から誓った不戦の誓は何があっても誰であってもおろそかには出来ないはずのものです。 児童虐待疑い8万人超 児相通告、5年で2.8倍(2019/02/07東京新聞)
精神的に未熟な大人が経済的に欠乏したり欲求を封鎖されたりすると暴力的になる。いたいけな子どもに向かったり、女性に向かったり、弱っている路上生活者などにも向かう。精神的な事も経済や欲望の事も、この国の基本的なあり方、教育の姿勢に問題があるのだと思う。もちろんほとんどの人はそうならないんだけど、そうなってしまう人にはちゃんと教育する必要はあります。 (特派員メモ ブリュッセル)生徒のデモを支持(2019/02/06朝日新聞) クレメンティーンさん(16)もその一人。「デモや学校の欠席だけで政府の行動を変えるのは難しいことはわかっている。でも、若者も重大な問題に関心があることを示したい」と話す。ブリュッセル近郊のマーティン第5高校では、高校2、3年生にあたる生徒の7割以上が参加した。デジュムプ校長は「学校では持続可能な開発に関する活動もしている。デモ参加を支持するのは、それに矛盾しないようにするため」。ベルギーでは日常的に様々なデモを目にする。その理由が少しわかった気がした。
デモに学校が許可を出す。ベルギーの教育姿勢は素晴らしいなと思います。「デモや学校の欠席だけで政府の行動を変えるのは難しいことはわかっている。でも、若者も重大な問題に関心があることを示したい」日本の16歳にこんな意見を言う人がどれだけいるだろう? 仏デモ13週目、5万人超 減少続く、再び衝突も(2019/02/11琉球新報)
個人が考えを主張する社会、そしてそれが出来る社会。フランスなどの欧州の国のデモを見ていると、デモがまるで国民の習慣のように根付いているなと感じます。 |
dream & harmony