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2024

睦月20181月

january

(世界発2019)パルミラ遺跡、無残な爪痕(2019/01/24朝日新聞)
過激派組織「イスラム国」(IS)が破壊したシリアのパルミラ遺跡を昨年12月末に訪ねた。アサド政権軍が奪還して1年9カ月が経つが、中東有数の世界遺産は無残な姿をさらしていた。(パルミラ=其山史晃)・・・ その遺跡はヨルダンのペトラ、イランのペルセポリスと並び「中東の3P遺跡」と称される人気観光地だった。内戦では交通の要衝として各勢力の制圧目標となり、市民は近づくことができなくなった。今も遺跡には警備のアサド政権軍兵士を除き、人影が見えない。・・・遺跡周辺は住宅地が広がる。家々の壁には多数の弾痕があり、ISと政権軍の戦闘の激しさを物語っている。内戦前に7万5千人いた住民の大半が避難し、戻ってきたのは500人ほどにとどまる。パルミラ解放直後に戻り、食堂を経営するワリード・シャリールさん(44)は「ISは我々のかけがえのない遺産を壊し、住民を殺した。観光客が戻ってくるまでにどれくらいかかるだろう」と話した。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13862029.html

映像でしか見た事がないけれど、壮麗で過去そのままの貴重なパルミラ遺跡。無惨な戦争で無造作に破壊されていると思うと、胸がつまります。二度と復元出来ない遺跡もあるでしょうし、まだ未発掘の遺跡もあるでしょう。戦争はあらゆる者を殺し、傷つけてしまう本当にどうしようもない行為です。

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「空飛ぶタクシー」の試験成功 ボーイング、自動で飛行(2019/01/24東京新聞)
【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングは23日、自動操縦で飛行する「空飛ぶタクシー」の試作機の試験に成功したと発表した。ヘリコプターのように垂直に離陸し、ホバリング(空中停止)した後に着陸した。将来的には自動で空を飛び回り、人を運ぶことが期待されている。試作機は長さ9・1メートル、幅8・5メートル。電動で、50マイル(約80キロメートル)の範囲を離着陸して飛行できるように設計した。今後は飛行機のような水平飛行に移る技術などを試す。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019012401000731.html

SF映画の世界、車が都市の空間を自由自在に飛び回る時代はそんなに遠くない未来に実現するだろうけど、その時に人は、社会は、政治はどうなっているのだろうと考えます。

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富豪26人の資産150兆円 世界の貧困層38億人と同額(2019/01/23東京新聞)
【ダボス(スイス)共同】国際非政府組織(NGO)オックスファムは22日開幕した世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に合わせ、世界の富の偏在に関する報告書を公表。世界の富豪上位26人が独占する資産は約1兆3700億ドル(約150兆円)に上り、世界人口の半数に当たる貧困層38億人が持つ資産とほぼ同額だと指摘した。報告書によると、「ビリオネア」と呼ばれる資産10億ドル以上の富豪は2010年の1011人から18年には2208人とほぼ倍増。代表的なビリオネアとしては米インターネット通販大手アマゾン・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)らが知られる。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019012301000896.html

ここまでくれば格差とかの問題ではないけれど25人=38億人の等式はあまりにも酷いと思います。それが現実で事実なんだからどうしようもないけど、こんな事が起こる世界はどう考えても正しい世界ではないでしょう。資本主義世界の究極の世界は1人=その他全部のような独裁世界かもしれません。

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(声)平和のバトン 震える愛犬置いて逃げた「供出」(2019/01/21朝日新聞)無職 吉田史子(神奈川県 89)

1944年、女学校3年の私は、かしこく優しい雌の柴犬(しばいぬ)ホシを飼っていました。敗色は日に日に濃く、食べ物にも不自由する毎日。私は「一億一心」の鉢巻きを締め工場へ通い、おやつに出たコーリャン飯のおにぎりはホシに持って帰りました。そして年の暮れ、犬の供出命令が。役所の人に「天皇陛下のご命令です」と言われ、12月29日、ホシを連れて出ました。ホシは久しぶりの散歩と思ったのか、うれしそうに私を見上げます。

指定の街角に行くと、トラックに押し込まれた犬たちがキャンキャン鳴き、ホシはガタガタ震えました。殺されるんだ。涙がホシの背に落ちます。首をつかまれたホシの悲鳴。私は両手で耳を押さえ、泣きながら家に逃げ帰りました。ホシは私が必ず助けてくれると思っていたでしょうに。何もできなかった。ごめんね、ごめんね!

 今、ご主人と楽しそうに散歩するワンちゃんを見かけると私は心の中でつぶやきます。「幸せそうね、いいわね。戦争って生きとし生けるもの皆ひどい目にあうのよ。二度とあんなことがないよう祈ってますよ」と。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13857792.html

 

本当に恐ろしく悲しすぎる話です。戦争はどうあっても二度と繰り返されてはいけないとこの文章を読んでつくづく思います。

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<メディアと世界>「現場行かなければ知る権利守れない」 シリアで拘束、取材の恐怖 それでも…(2019/01/15東京新聞)
拘束されて十日目。目出し帽をかぶった黒装束の男の声が農家の廃屋に響き渡る。「おまえはスパイだ」。横に立った兵士が「ガチャリ」とカラシニコフ銃の安全装置を外す。「さてどうしようか。手を切り落とすか、腕をへし折るか、殺すか」
 恐怖と絶望で吐き気をもよおした。コンクリートの床にうずくまり、これまで記者として原稿を書いてきた両手を見詰めた。少なくともこの手を失う、と。


 二〇一三年四月、シリア生まれのイタリア人女性フリージャーナリスト、スーザン・ダボウスさん(36)はイタリアのテレビ局の取材依頼で、三人の男性テレビ記者とともにトルコ南部から越境。シリア北西部のキリスト教徒の村を取材中、荒れ果てた教会で、国際テロ組織アルカイダ系の旧ヌスラ戦線(現シリア解放機構)に捕まり、監禁された。・・・

ダボウスさんは、イタリア政府などの交渉のかいあって拘束十一日目に解放。イタリア政府は帰国のためにローマ法王や首相も使う専用機を用意した。「政府には今でも感謝している」と話す。・・・「ジャーナリストが現場に行かなければ、民主主義に必要な『知る権利』は守られない。医師が現場に行かなければ患者を救えないのと同じです」・・・ダボウスさんは、「イタリアでは、マフィアなど組織犯罪に立ち向かうジャーナリズムへの敬意は強い」と話す。記者が海外で拘束されても、政府は身代金支払いをいとわず「人命第一」で対応。ダボウスさんは「私のケースで身代金支払いはなかったと思う」としながらも、「イタリア政府の柔軟姿勢のおかげで命が救われた」と話す。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019011590070130.html

イタリアもフランスもドイツも日本政府と違ってジャーナリストの命は全力で守ると言うベーシックが出来ていると思う。ジャーナリズムは民主主義の根底ですから。その意味では日本はまだ民主主義とは言えないんだろうと思う。

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(MONDAY解説)九州電力、太陽光などの「出力抑制」 再生エネ、使い切れない矛盾 山下裕志 (2019/01/14朝日新聞)
太陽光など再生可能エネルギーの受け入れを一時的に制限する「出力抑制」を九州電力が行っている。昨秋に離島を除き国内で初めて踏み切って、1月3日も実施した。政府は、再生エネを主力電源にすると掲げるが、フル活用されない矛盾をどうすればいいのか。・・・再生エネは止めても原発を止めないのは、国のルールで原発が優先されているからだ。電力が余りそうな場合、まず火力発電の出力を絞る。水をくみ上げて電力を消費する揚水発電や、本州側などへの送電をしてもなお供給過多になる場合、再生エネの事業者からの受け入れを止める。・・・再生エネの導入が進む欧州。デンマークでは電力の約4割を風力でまかなう。気象条件によって発電量が増えたり減ったりする。その都度、さまざまな電力を柔軟に増減させる必要がある。電力システムを管理する国営エナギネットのペーター・ヨルゲンセン氏は「我が国にとって柔軟性の方が大事。原発は柔軟な調整ができない」と語る。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13848175.html

原発を優先させるために再生可能エネルギーの成長を妨害するなんて、取り返しのつかないほどの恐ろしい原発事故を起こした責任感もなければ、も一度起こればと言う想像力も無くて人間として悲しすぎる。

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