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君のいない景色

 

 

何にでもなれると約束してくれたあの頃
僕は何にもなりたくなかった

子猫がそばにいて
きれいな包装紙の
チョコレートがあるだけで

この上なく幸せだった

 

いたずらで可愛いティンカーベルは
霧のロンドンブリッジや
ネバーランドに
僕をいつでも連れていってくれた

空を飛ぶと
どんな場所でもとっても近い

ときどきそっと君の手を離してみたけど
地面には落っこちなかった

 

あの頃
子猫もにわとりもみんな空を飛んでいた

鳥だけが空を飛べる今とは
随分違う景色だった

 

ピーターパンとその仲間達が
他の星へ行ってしまって

僕は空を飛ぶことができなくなった

誰もが空を飛べたあの頃の秘密を
何とかもう一度みつけようと

僕は旅に出た

 

いろんな動物に訊ねてみても
誰も知らない
何千年も生きてきた
大きな木に聞いてみても

知らないと言う

 

そしてある日、君と出会った

手と手をつないだ瞬間
僕の体は
深い眠りから覚めたように
軽くなった

ティンカーベルと同じ手だった

君が指さすところ
それは昔見た景色だった

 

あしあとを残さないで歩く君を
不思議だと思ってふりかえると
僕のあしあともついてなかった

「ああ、これなんだ」

想うこと
感じること
そして、心をはなさないことなんだ

 

重力に負けないやさしい力

 

見上げると、空の向こうに

もう一つの青い海があった

 

 

 

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Copyright 2010 Masaki Matsuura.


 

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