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Le ballon rouge

 

青く冷たい太陽の光しかとどかない

寒い国に住むやさしい少年のお話です

 

ある日

 

空から赤い風船が

ゆらゆらと舞い降りてきました

少年は、風船が地面に落ちて

割れないように走りよって

風船の糸をそっとつかみました

 

すると不思議な事に

風船は一輪の赤い花になりました

見た事もないきれいなお花です

 

少年は

やさしく胸に抱えて家路についたのです

 

少年には宝物がたくさんありました

おいしそうな食べ物が入っていた空き缶

いろんな色や形の素敵な空きビン

読めないけど

絵や写真がいっぱい載ってる古新聞

町で拾ったお菓子の包装紙もあります

 

きれいな色で印刷された

クッキーやチョコレートの包装紙は

少年にとっては夢への入り口です

 

「さあ、今日はどれを食べようかな」

きれいにしわを伸ばした

包装紙を手に持って

少年は目を閉じます

「ミルクがたっぷり入った

このチョコレートは甘くて美味しい」

 

「昨日のは少し苦かったな」

 

そういってこころゆくまで

夢のチョコレートをたんのうします

少年が目を閉じている間は

のらねこのチッチも

のらいぬのジョンも静かにしています

きっと少年の夢を邪魔しては

いけないと思ってるのです

 

一人暮しの少年とその友達

チッチとジョンは

そんなやさしい仲間なのです

かれらは町はずれの森にある

木こり小屋に暮らしています

 

町から帰った少年は

大切な宝物の一つ

お気に入りの青いビンに水をいれて

不思議な赤い花を部屋にかざりました

 

赤い花はとても幸せそうに見えました

そして、部屋が少し

暖かくなったような気がしました

その夜は ふっくらとした

毛糸の手袋の夢をみました

 

次の朝起きると

大切な赤い花が消えていました

少年はけげんそうにあたりを見渡しました。

 

「どこへいったんだろう」

 

そう思ってテーブルを見ると

きれいな赤いハンカチがあるのです

「そうか、赤い花は赤いハンカチになったんだ」

 

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