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(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

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2019/09/05sankaku09/07

2度捨てられ、ヨレヨレだった公園の猫 家猫として生きていた | sippo(シッポ)

 「あの子」が公園から姿を消したのは、梅雨入り前の今年6月。それまで2度捨てられた経験のある猫だ。カラスに尻尾をつつかれても動けないくらいヨレヨレで、公園の猫たちを見守っている人たちは、生存をあきらめかけた。だが、あの子は、「おうちの子」になって生きていた。・・・「肌寒い日でした。ベンチに座っていると、膝にキジトラが乗ってきました。しばらくして立ち上がろうとすると、爪を立てるんです。『行かないで』と訴えるように」折しも猫ブームの始まり。世にはしあわせそうな「愛され猫や癒し猫」たちの写真や映像があふれていた。なのに、ここには、通りすがりの人にひとときの温もりを求める、ねぐらもない猫たちがいる。

 違和感を捨て去れずに公園に通い始め、世話をする人達と顔見知りになった。どの猫も耳がカットされているのは、不妊去勢済みの印だと教えられた。通ううちに、亀井さんは知る。外猫たちを巡る人々のさまざまな心の様相を。「なんで勝手に棲みついているんだ」とばかり追い立てる人。草陰に置いたお皿の水をひっくり返していく人。猫など目にもとめない人。笑顔を向ける人。話しかけていく人……。・・・ 

捨てられ、邪険にされ、それでも人間を信じ、寄り添いたがっていた。

 亀井さんはいう。「棒で猫を叩いている若い男を捕まえたこともあります。『3年くらい前からやっていた』と白状しましたが、警察では家族も含めての説諭以上のことはできなかった。子どもの投げた石が命中して死んだ子もいた。今もみんなで警戒するしかありません」・・・「数日前、公園を通りかかったときに、弱った猫を見かけたんです。うちにはもう犬が2匹いるので、『誰か、助けてやって』と祈りながら通り過ぎました。だけど、台風がやってくるという前日、もう放ってはおけず、娘と一緒に探しに行き、連れ帰りました」

 安心したのか、猫は、ぐっすりと眠り、ご飯も食べた。「こてつ」という名をもらい、体重も4キロ台にまで増えてきた。血液検査の結果は「猫エイズと猫白血病のダブル・キャリア」だった。・・・「体調が安定して、一日でも長く、安心して甘えて過ごしてくれれば」と、A子さん一家は願っている。

 亀井さんは家猫になったこてつに会いに行ったとき、その鳴き声を初めて聞いた。公園ではけっして鳴かなかった。今は、病院へ連れていかれるなど、文句があるたびに鳴くのだという。それは、安心しきって甘えている証拠だ。そう、ここは「ボクのおうち」だから。
https://sippo.asahi.com/article/12639556?cid=asadigi_rnavi_sippo

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(時時刻刻)技能学べず「実習」骨抜き 重労働ばかり、国検査後解雇も(2019/09/07朝日新聞)
 外国人技能実習で法律違反があったとして、日立製作所が国の改善命令を受けた。同社笠戸事業所(山口県下松市)で働いていた元実習生の間には「技能を学べなかった」と今も不満が残る。新たな在留資格が生まれ、外国人の働き手に関心が集まる今、日本を代表する大企業の姿勢が問われる。・・・ 母国の理科系大学を卒業して2017年春に来日。実習を受ければ技術者への道が広がると期待し、笠戸事業所へやってきた。日立が注力する鉄道車両事業の生産拠点。リーマン・ショック後に巨額赤字を抱えた日立が復活をとげた象徴的工場だったが、日々の作業は重さ120キロの窓を4人1組で運んで車両に取り付ける重労働ばかりだった。元実習生は昨年7月に国が実地検査に入った際に「職場ではこうした不正が続いていた」と証言したという。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14168633.html

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福島原発汚染水、韓国「深い憂慮」 IAEAに伝達(2019/09/07朝日新聞)
 韓国政府は5日、東京電力福島第一原発にたまり続ける放射性物質を含んだ汚染水の処理方法について、国際原子力機関(IAEA)に書簡を送り、「深刻な憂慮」を伝えたと発表した。ウィーンで16日から開かれるIAEA総会で、韓国側がこの問題を提起する方針も表明した。

 書簡では、汚染水を海に放出する場合、環境に影響を与える可能性があるとして、深刻な憂慮を伝えた。また、IAEAがこの問題について、積極的に協力するよう求めた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14168655.html

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謎の爆発、ロシアへ不信 ミサイル実験場で7人死亡 放射能データ、一時送信停止(2019/09/07朝日新聞)
ロシア北部のミサイル実験場で爆発が起き、7人が死亡した事故から8日で1カ月がたつ。ロシアが米国に対抗して進める新型ミサイルの開発中に起きたとされ、国際機関への放射能監視データの送信が止められていたことが判明した。情報隠しにも懸念が強まっている。 爆発が起きたのはロシア・アルハンゲリスク州の白海沿いにあるミサイル実験場。国防省は当初、同省職員ら2人が死亡したとしたが1日半以上経って国営原子力企業の「ロスアトム」が自ら社員も5人死亡していたと発表。事故と「原子力」との関係に注目が集まった。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14168702.html

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(社説)宮古島市提訴 裁判を悪用する恫喝だ(2019/09/07朝日新聞)
沖縄県宮古島市が市民6人に対し、総額1100万円の損害賠償を求める訴訟の準備を進めている。市民が市長らを相手取って別途起こした住民訴訟で、「虚偽の事実を繰り返し主張して、市の名誉を傷つけた」というのが理由だ。

 市民による行政監視活動への意趣返しと言わざるを得ない。市は方針を撤回し、市議会もまた、首長部局の暴走をいさめてストップをかけるべきだ。・・・そもそも住民らが問題にしたのは、市長や市幹部による公金支出のあり方の当否だ。それがなぜ「市の名誉」を傷つけることになるのか。「市長や幹部は市そのものだ」という、ゆがんだ意識が透けて見える。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14168597.html

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(ひもとく)選挙前後の空気感 はぐらかし、どっちつかずの政治 武田砂鉄(2019/09/07朝日新聞)
安倍晋三、菅義偉、河野太郎など、政権の中枢にいる政治家9名の著作や対談本、インタビューを読み込みながら、その思想的特徴を分析した中島岳志『自民党 価値とリスクのマトリクス』は、記者やカメラの前で取り繕う言動ではなく、政治家の内心に備蓄されてきた思考をほじくり出す。政治家に成り立ての頃、安倍は「保守への思想的関心よりも、アンチ左翼という思いが先行していた」し、「相手の見解に耳を傾けながら丁寧に合意形成を進めるのではなく、自らの正しさに基づいて『論破』することに価値を見出(みいだ)して」きた。

自分で考えた言葉ではなく、用意された原稿を読み上げるばかりの現在、その「論破」を、自分と距離の近い論客に委ねている構図が見える。・・・社会の様々な場面で「自分勝手な言い分を出すな、秩序に従え」という要求が繰り返される。若者は、社会から無能宣告されるのではないかと怯(おび)えながら、頑張って「いい人」であろうとする。そんな中でも、私はこう思う、と表明する若者たちが出てきている。非政治性を要求する社会は、彼らの存在を茶化(ちゃか)して潰すことを急ぐ。若者たちに意思表明を諦めさせるのだ。

私たち有権者は、政治家の言葉を受け止め、思考し、賛否を表明し続けるしかないのだが、政治家に問いかけても、とにかく答えが返ってこない。木下健/オフェル・フェルドマン『政治家はなぜ質問に答えないか』は、政治家の答弁を「どっちつかず理論」に基づいて分析する。「どっちつかず」の定義とは、「婉曲(えんきょく)的なコミュニケーションであり、曖昧(あいまい)で間接的、矛盾やはぐらかしが含まれている」もの。これをひたすら繰り返すことで「政治家が答えない箇所にこそ政治的な問題が含まれている」状態が生まれてしまう。日本語は、ほのめかすのが得意な言語だが、その特性を活(い)かし、具体的な言及から回避する行為が重なっていく。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14168571.html

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(書評)『試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想』 ヤン=ヴェルナー・ミュラー〈著〉(2019/09/07朝日新聞)
 論点は多岐にわたるが、軸となるのは民主主義。19世紀の課題が自由主義だったのに対し、20世紀は大衆をどう捉えるかが最大の焦点だったからである。劈頭(へきとう)を飾ったヴェーバーは、伝統や宗教が後退した西洋が民主主義から引き返す道はないと信じ、責任ある政治と安定した自由主義体制のためには、政治的包摂や多元主義が必要だと論じた。そして、官僚制の強大化を抑制する責任ある議会の役割を重視したのである。・・・魅力的な人物描写もちりばめられている。普遍的で一般的な知識人としてのサルトルと、専門知を用いて知の体系を転覆しようとしたフーコー。これに新左翼が心酔したマルクーゼも加わり、「六八年」の異議申し立てが語られる。思想は、生き方の問題でもある。

 民主主義についての著者の主張をまとめると次のようになろう。第2次大戦後、キリスト教民主主義を牽引(けんいん)力とする西側民主主義および憲法秩序は、様々な挑戦を乗り越え、制御された民主主義の強靱(きょうじん)さを証明してきた。控えめな自信を持ってよいことである。しかし、だからといって西側の初期設定(デフォルト)が自由民主主義だったと安心できるわけでもない。民主主義は「制度化された不確実性」なのだ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14168607.html

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(書評)『昆虫食と文明 昆虫の新たな役割を考える』 デイビッド・ウォルトナー=テーブズ〈著〉(2019/09/07朝日新聞)
本書は、昆虫の食べ方や環境負荷が少ないたんぱく源としての効用を説くばかりではない。地球でどのように昆虫が繁栄してきたかや、人類や農業と昆虫とのかかわり、昆虫食の倫理まで踏み込んでいく。どんな殺し方が人道的なのか、商業的に成功して天然物が人気を集めたら深刻な環境破壊を起こさないか。

 こんな指摘もある。おそらくコーヒーの粉に昆虫の断片が含まれ、規制機関が食品中の昆虫は美観の問題で「見えないレベルの昆虫の断片が食品に含まれることを許容している」。そういえば、ちりめんじゃこに混じる小さな生き物を食べるし、昆虫を餌にする川魚を丸ごと食べることもある。何か吹っ切れそうだ。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14168620.html?ref=pcviewpage

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<社説>「辺野古」耐震レベル 重要施設ではない証左だ(2019/09/07琉球新報)
米軍普天間飛行場の代替施設として名護市辺野古に建設中の新基地は、米軍にとって本当に必要なのか。改めて強い疑念を抱く。軟弱地盤の改良工事に関する防衛省の報告書で、大規模地震を想定した耐震性が検討されていなかったのである。・・・ 国内の主要空港では大規模震災に備えた耐震化が進められている。本当に重要なインフラであれば、最高レベルの耐震性を追求するのは当然のことだ。
 米国側が「レベル1」でよしとしたのは、辺野古に建設する基地を、必要不可欠な重要施設と見なしていない証左と言っていい。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-985195.html

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軍艦島の護岸保護を 産業革命遺産で有識者委(2019/09/07琉球新報)
 政府の有識者委員会は6日、福岡など8県の23施設で構成する世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の保全状況を巡って協議し、「軍艦島」として知られる端島炭坑(長崎市)の護岸保護などを求める意見が出た。政府は保全に関する報告書を12月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出、2020年夏の世界遺産委員会で審査される予定だ。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-985141.html

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丸山氏戦争発言 憲法への重大な挑戦だ(2019/09/07東京新聞)
日本の領土が「不法占拠」されている状況は許し難いが、国会議員が戦争で取り戻せと軽々に発言することも聞き捨てならない。国際紛争解決の手段としての戦争を放棄した憲法への重大な挑戦だ。・・・ 丸山氏は五月、北方領土へのビザなし交流訪問団に同行。酒に酔った状態で元島民の訪問団長に、北方領土の返還には「戦争しないと、どうしようもなくないですか」と述べた。それに続く、戦争による領土奪還発言である。

 議員の当落を決めるのは有権者による選挙であり、その地位は重い。しかし、選挙時に想定されていない言動があれば、その都度、議員の資格が問われて当然だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019090702000150.html

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アマゾン火災への対策で協力 南米の関係国首脳ら署名(2019/09/07東京新聞)
【サンパウロ共同】世界最大の熱帯雨林があるアマゾン地域にまたがる関係国が、ブラジルやボリビアのアマゾンで起きている火災への対応を協議する首脳級会合が6日、コロンビア南部レティシアで開かれた。各国はアマゾンの火災を防止し、軽減するために協力することを確認する協定に署名した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019090701001373.html

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「潜在待機児童」7.3万人最多 待機1.6万人、厚労省発表 実態と乖離(2019/09/07東京新聞)
 厚生労働省は六日、申し込んでも認可保育所などに入れなかった待機児童が今年四月一日時点で一万六千七百七十二人で、一九九四年の調査開始以来、最も少なかったと発表した。一方、保育所などに入れていないのにさまざまな理由で待機児童の集計から除外された「潜在的な待機児童」は七万三千九百二十七人に上り、公表されている二〇一五年からの五年間で最多となった。・・・ 政府は待機児童数を保育政策の指標とし、二〇二〇年度末までにゼロにする目標を立てているが、待機児童数と、実際に保育所に入れない子どもたちの実態とはますます乖離(かいり)が進んでいる。

 子育てしながら働く女性が増えているのを反映し、申し込み人数は約七万二千人増加。保育施設の定員は約十一万二千人分増えた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019090702000146.html

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原発、緊急冷却水ポンプで油噴出(2019/09/06京都新聞)
四電・伊方3号機、作動テスト中/ 四国電力は5日、運転中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の原子炉補助建屋地下2階の放射線管理区域で、緊急時に冷却水を原子炉に供給するポンプの作動テスト中、煙が出るトラブルがあったと発表した。四国電力は6日、ポンプ内の潤滑油が霧状に噴出したのが原因で、発煙ではなかったと明らかにした。

 四国電力によると、5日午後、作動テストを開始後、ポンプのモーターの軸を支える部分の付近から煙のようなものが出ているのを運転員が確認した。
https://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20190906000012

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独首相、香港住民の権利保護訴え 中国首相と北京で会談(2019/09/06東京新聞)
【北京共同】AP通信などによると、ドイツのメルケル首相は6日、北京を訪れ、中国の李克強首相と会談した。会談後の共同記者発表で、抗議活動が続く香港情勢について「香港住民の権利と自由は守られなければならない」と強調した。同時に「暴力ではなく、政治的な対話が解決に向けた道だ」と述べ、抗議活動の参加者に対話を呼び掛けた。一方、李氏はメルケル氏との会談で「中国は法の枠組みの中で香港の無秩序状態を終わらせる」と表明した。

 両氏は経済協力についても議論した。中国政府によると、ドイツにとって中国は3年連続で最大の貿易相手国となっている。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019090601002592.html

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「刑事になれて良かった」書き残し自殺 超過勤務影響か(2019/09/06朝日新聞)
 熊本県警玉名署の刑事課巡査だった渡辺崇寿(たかとし)さん(当時24)が2017年に自殺したのは、長時間労働など公務上の心理的負荷が要因だったとして、遺族らが5日、労災にあたる公務災害認定を地方公務員災害補償基金に申請した。遺族代理人の弁護士によると、同署は内部調査で長時間勤務の常態化を自殺の要因の一つに挙げていた。亡くなるまでの約5カ月間の時間外勤務は、月平均100時間近くだったという。・・・ 県警は当直時間を勤務時間とみなしておらず、弁護士はこの点も批判。「他に自死につながる悩みもなかった。長時間労働以外に原因はなく、速やかに公災と認定してほしい」と話しており、申請の結果が出た時点で改めて損害賠償請求訴訟も検討する考えを示した。
https://digital.asahi.com/articles/ASM9253DXM92TLVB00K.html?_
requesturl=articles%2FASM9253DXM92TLVB00K.html&rm=512

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むかわ竜、学名は「カムイサウルス」 アイヌ語で「神」(2019/09/06朝日新聞)
グループの小林快次・北大総合博物館教授によると、学名には、アイヌ語で神を意味する「カムイ」を用い、全体で「日本の竜の神」という意味が込められている。発見、発掘したグループが学名を付けることが多く、論文掲載でこの名前が定着するとみられる。・・・ むかわ竜はハドロサウルス科。群れを作って植物を食べる。2003年、むかわ町穂別の約7200万年前(白亜紀後期)の海の地層から最初の化石が、その後、全身の約8割の骨が発掘された。9歳以上の成体で体長8メートル、体重4〜5・3トンとみられている。論文は、頭の骨を詳しく調べ、トサカがあった可能性を指摘した。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14167197.html

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(時時刻刻)リニア、深まる溝 愛知県と静岡県 開業遅れ現実味(2019/09/06朝日新聞)
 リニアによって東京、名古屋、大阪の3大都市圏が約1時間でつながって人口6千万人を超える「巨大都市圏」が誕生するとして、経済界の期待も大きい。大村氏は静岡県を除く沿線9都府県でつくる「リニア建設促進期成同盟会」の会長でもあり、川勝氏の言動にいら立ちを強めていた。

 大村氏は5日、「まず着工し、問題があればそこで立ち止まって考えることはできないか」と川勝氏を説得したものの、前向きな回答は得られなかったという。報道陣に対し、「最後は、やはり国が調整に乗り出していかなければならない。にらめっこで時間が過ぎていくのは非常に不幸な状態だ」と力を込めた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14167151.html

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(インタビュー)性暴力が無罪になる国 弁護士・角田由紀子さん(2019/09/06朝日新聞)
 花を手に、性暴力に抗議する「フラワーデモ」が広がっている。性暴力をめぐる無罪判決への抗議がきっかけだが、自らの被害を語り、裁判官の常識を問う場にもなっている。市民が理解しにくい無罪判決はなぜ続くのか。日本の法律に問題はないのか。長年、性暴力の被害者支援に取り組んできた角田由紀子弁護士に聞いた。

・・・――きっかけは、性暴力をめぐる無罪判決が続いたことです。問題は、無罪とした理由。特に、父親から娘への継続的な性的虐待を認めながら、「娘の抵抗が著しく困難だったとは言えない」として無罪にした名古屋地裁岡崎支部の3月の判決は、驚きでした。

 「衝撃的な判決でしたが、法律家として見ると、法的にまちがっているとは断言できません。なぜなら、日本の刑法は、被害者の意思に反したことが明らかな性行為でも、それだけでは罪に問えないのです。刑法には、『暴行または脅迫を用いて』『心神喪失もしくは抗拒不能に乗じて』などの要件があり、これらに該当して初めて有罪となります。しかも、暴行などは『相手の抵抗を著しく困難にする程度』の強さが必要だ、と解釈されてきたのです」

――「抵抗を著しく困難にする程度」と言われても、そもそも、体が凍りついて何もできない被害者が多いのに。

 「抵抗が著しく困難だったと認められても、『故意』の問題があります。同じ3月の福岡地裁久留米支部の判決は、お酒を一気飲みさせられて眠り込んだ女性について、抵抗が著しく困難だったと認めました。しかし、被告は女性が拒否していないと思いこんだ可能性があるとして、故意が認められないから無罪としました」「故意の問題は、殺人罪と比べるとわかりやすいと思います。心臓のすぐ脇をナイフで刺したにもかかわらず、『殺す気はなかった』と弁明しても通じません。だけど、性暴力についてはこういう言い訳が通るのです。泥酔してほとんど意思表示できない人とセックスして、『相手は同意していると思っていた』というのは、心臓の脇を刺しながら『殺す気はなかった』というのと同じようなことだと思うのですが」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14167031.html

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バハマのハリケーン死者30人に 直撃した「ドリアン」(2019/09/06琉球新報)
【サンパウロ共同】AP通信によると、大西洋の島国バハマを直撃したハリケーン「ドリアン」による死者は5日、少なくとも30人に達した。行方不明者の捜索が続いており、サンズ保健相はAPに、死者数は「著しく増える」可能性があると語った。

 ドリアンは1日から2日にかけてバハマを直撃。1万3千以上の住居などが倒壊したとされる。国連によると、アバコ諸島やグランドバハマ島で7万人以上が緊急支援を必要としており、各国政府や民間による食料援助などが行われている。

https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-984846.html

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ヒスタミン食中毒って何? 危険なのはシイラだけ?(2019/09/06琉球新報)
沖縄県浦添市内の小中学校の給食で提供されたシイラの魚フライを食べた生徒ら50人余りが、唇や舌のしびれを訴えていたことが分かりました。専門家はヒスタミン食中毒の可能性が高いとしています。・・・ヒスタミン食中毒の原因となるのはマグロ、カジキ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジなど赤身の魚です。これらの魚には「ヒスチジン」というアミノ酸が多く含まれています。このヒスチジンはヒスタミン産生菌の酵素の働きで「ヒスタミン」になります。そのため、これらの魚を常温で放置したり、不適切な温度管理をしたりするとヒスタミン産生菌が増殖し、ヒスタミンが生成されます。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-983499.html

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日本の「戦犯企業」不買条例成立 韓国・釜山市議会、反対世論も(2019/09/06東京新聞)
【釜山共同】韓国南部の釜山市議会は6日、特定の日本企業を「戦犯企業」と定義し、市などが今後その企業の製品を購入しないよう努力義務を課す条例案を可決した。主要都市での成立は今回が初とみられ、日韓関係悪化を反映した。努力規定にとどまっており日本企業への実質的な影響は不明だ。韓国内には「世論におもねった政治主導の不買運動は不適切」との批判があり、韓国メディアは条例可決をほとんど報じないなど冷静な受け止め方が広がっている。

 釜山市の条例では、戦時中に朝鮮半島出身者を働かせるなどして軍需物資を生産したとして、三菱重工業など284社を戦犯企業と指定した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019090601001546.html

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香港の条例撤回 冷静に民主求め闘争を(2019/09/06東京新聞)
 長官は七月に「改正案はすでに死んだ」と述べ、事実上廃案となっていた。約三カ月続く抗議の発端である撤回要求について、香港政府をコントロールする中国政府が容認したからこそ長官は撤回表明できたといえる。だが、強権政治を露骨にする中国政府が、たとえ一つでも民主派の要求を受け入れたことは、闘争の成果である。

 中国譲歩の背景には、内政では十月の建国七十周年を祝う国慶節を平穏に乗り切り、外交では激しさを増す米中貿易摩擦を念頭に、香港問題で揺さぶりをかける米国の圧力をかわす狙いがあろう。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019090602000174.html

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ネッシー正体は巨大ウナギ? 国際チーム怪獣生息「証拠ない」(2019/09/06東京新聞)
 【ロンドン=共同】怪獣ネッシーが生息するとの伝説がある英北部スコットランドのネス湖で、DNA残留物の分析を続けてきたニュージーランドなどの国際研究チームは五日、ネッシーの生息を示す証拠はなく、正体は「巨大なウナギ」の可能性があるとの仮説を発表した。BBC放送などが伝えた。・・・ 遺伝子分析技術の進歩で、水中に残る微量な皮膚や排せつ物などに含まれるDNAから、池や湖に、どのような生物が生息しているかを調べることが可能になった。研究チームはネス湖の水からDNAを抽出、既存生物の膨大な遺伝子情報のデータと照合し、正体不明の生物が存在するか否かを調査してきた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201909/CK2019090602000166.html

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認知症の人と、はしご酒した夜 オレンジ色がサポートの印 東京・町田(2019/09/06東京新聞)

 認知症だって夜の街で一杯やりたい。そんな思いを支えるイベントが町田市で行われている。認知症の人がはしご酒を楽しみ、支払いやトイレの場所を迷うなど困った時は、同じ店にいるサポーターがさりげなくアシストする。サポーターの目印は、Tシャツや腕のリングなどのオレンジ色。記者も事前に認知症サポーター養成講座を受け、修了するともらえるオレンジリングをぶら下げて夜の街に向かった。・・・別の居酒屋では、認知症の八十一歳の男性がサポーターと静岡おでんをつついていた。ちょっと酒が回ったのか「日本の政治家はみんな認知症だ! 金もうけばかり」と、政治情勢にきつい一撃。「もし帰り道が分からなくなったらタクシーで帰ります。それだけのお金は持ってる」。男性がトイレの場所に迷った時、サポーターがそっと寄り添って案内した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019090602100018.html

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ミクロ界のミケランジェロ、トルコの極小芸術家(2019/09/05時事ドットコム)
【イスタンブールAFP=時事】60歳のハサン・カレ氏が描く繊細で精密な極小絵画は完成まで数か月かかり、細部を見るには拡大鏡が必要になる。トルコの「ミクロンジェロ(ミクロとミケランジェロを組み合わせた言葉)」と呼ばれるカレ氏は、マッチ棒やカボチャの種など使われなくなった物をキャンバスにして、傑作を生みだす。映画『パルプ・フィクション』の一場面をポップコーンに描いた作品や、トルコ建国の父、ムスタファ・ケマル・アタチュルクのシルエットを米粒に描いた作品などが知られている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20190905039086a&g=afp

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フランス、DV加害者監視強化へ シェルターも1000か所増設(2019/09/05時事ドットコム)
【パリAFP=時事】フランス政府は3日、ドメスティックバイオレンス(DV)の加害者に対する監視を強化する法案を発表した。 エドゥアール・フィリップ首相によると、法案は、加害者による被害者への接近を防ぐために、加害者が有罪判決を受けていない段階でも接近禁止命令を受けていれば、裁判所が監視用の電子足輪の着用を命令できるようにする内容。
 また仏政府は、DV被害者が逃げ込める保護施設(シェルター)を新たに1000か所開設する計画も明らかにした。・・・ フランスでは、現在のパートナーや元パートナーらに殺害される女性が多く、世論の怒りが高まっている。2017年の欧州連合(EU)の統計によると、フランスは欧州諸国の中でドイツに次いで2番目にDVによる女性の殺人件数が多いという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20190905039085a&g=afp

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都市別の外国人訪問者数、バンコクが4年連続1位 消費額はドバイ(2019/09/05時事ドットコム)
バンコクの訪問者は2300万人近くで、2位の仏パリ、3位の英ロンドン(いずれも1900万人余り)を上回った。4位から10位は順番に、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、シンガポール、マレーシアの首都クアラルンプール、米ニューヨーク、トルコのイスタンブール、東京、トルコのアンタルヤだった。・・・ 外国人訪問者による消費額の1位はドバイで、訪問者1人・1日当たりの消費額は553ドル(約5万8800円)、消費総額は310億ドル(約3兆3000億円)近くに上った。消費額の2位はサウジアラビアのメッカ、3位はバンコクだった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20190905039088a&g=afp

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自然エネルギーへ

今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。


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