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(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

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2019/08/29sankaku08/31

大雨、爪痕の油 佐賀(2019/08/31朝日新聞)
九州北部を襲った記録的な大雨で、周囲が冠水していた佐賀県大町町(おおまちちょう)の順天堂病院近くを流れる六角川には、油膜が広がっている。国土交通省は付近の工場から流れ出た油とみている。 国交省武雄河川事務所によると、六角川で確認された油膜は、有明海につながる河口付近まで広がっている。県によると、病院から北西に約1キロのところにある佐賀鉄工所から流れ出た油は、推定5万リットル。鉄工所の従業員や自衛隊、消防などが回収作業を進めている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14159139.html?_
requesturl=articles%2FDA3S14159139.html&rm=150

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イネにしみた油「言葉にならんよね」 佐賀、復旧阻む泥(2019/08/31朝日新聞)
大町町では、前日まで水位の高かった住宅地でも、30日朝には水が引いた。ボートで避難した人がいた一方、2日以上にわたり家の中にとどまった人も。家族3人で2階にいたという50代男性は「ネコを飼っているので避難所に入れないと思い、ここで過ごした。これ以上長引くときつかったので、ほっとしました」と話していた。・・・ 岸川マサノさん(73)は、2日ぶりに避難先の長女宅から自宅に戻った。兼業農家の長男を手伝って稲作をしていたが、農業機械は浸水。家財が散乱し、自宅の台所のシンクには黒い油がたまっていた。今年植えていたイネにはすでに油がしみこんでいるとみられ、収穫できても出荷はできないという。岸川さんは「もう言葉にならんよね」と肩を落とした。

 佐賀鉄工所によると、今回流出した油は、熱処理用の冷却油。熱した鉄を冷やす役割がある。深さ約3メートルの油槽が八つあり、床に埋め込まれるような形で並び、ベルトコンベヤーに乗ったボルトが入って冷やされる。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM8Z5SQ4M8ZTTHB011.html?iref=com_alist_8_01

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(声)生きよう、戦争を伝えるために(2019/08/31朝日新聞)主婦 戸蒔緑(岩手県 83)

 8月6日広島、8月9日長崎。原爆が投下され、多くの尊い命が失われた。国の外でも数知れず、尊い命が失われた。終戦から74年を経ても、残された家族にとって悲しく、悔しい思いが消えることはない。私が5歳の時、父は治安維持法に触れたと検挙され、152日間、留置場に置かれた。国語教師だった父は、現実をしっかり見つめ、考え、ありのままを表現する「生活綴(つづ)り方(かた)」の指導に心血を注いだ。それがいけないことだという。

 母は、たった一人の兄をシベリアの戦地で失った。私の息子が生まれた時、「戦争が再び起きたら、山に隠してでも兵隊にはやらない」と言った。その言葉に打たれた。80歳を過ぎ、「生きていても、だれの役にも立っていないなあ」と思うことが増えた。91歳で逝った夫の新盆を済ませてからは、なお、そう思った。

 でもこの8月、幾たびかの黙祷(もくとう)を重ね、気がついた。戦争を体験した者が子どもや孫に、戦争を知らない人たちに、戦争は二度と繰り返してはいけないと伝える役目がある、ということに。残り少ない人生だけれど、もう少し、生きよう。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14159047.html

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(声)「非国民」と叫んだ人はどこへ(2019/08/31朝日新聞)会社員 山世孝幸(北海道 57)

 終戦記念日の前後には毎年、戦争の惨禍を伝える記事やテレビ番組が増える。原爆、空襲、シベリア抑留、食糧難の話などだが、もう一つ、忘れてはいけないことがある。それは、銃後の社会を支配した「同調圧力」だ。行動も考えも周囲と同じでなければ許さない空気――と言い換えてもよい。・・・当時、人々の先頭に立って「非国民」と叫んでいた人は、戦後、どうしたのか。知らぬ顔で、民主主義という新しい時勢の旗を振ったのか。そこが非常に気になる。

 戦後74年。当時の社会を支配した時代の空気というものを語り継げる人が少なくなっている。この点を解き明かしておかないと、同じ過ちが繰り返されないとは限らない。何しろ私たちは、空気を読み、権力者の意向を忖度(そんたく)するのが上手な国民だから。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14159050.html?ref=pcviewpage

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(声)映画「ひろしま」を世界の宝に(2019/08/31朝日新聞)無職 加藤芳子(福岡県 71)

 すごい映画を見た。見ながら、泣いた。1953年公開の「ひろしま」。原爆の悲劇を二度と繰り返してはならないという強い気持ちを持った人々が制作に加わった。芯のある俳優陣、被爆者を含む広島の老若男女が、渾身(こんしん)の思いで地獄絵図を描き出した。あまり上映されず、長い間、「幻の映画」とされた背景には、様々な事情があるらしい。映像はむごたらしい。しかし、あれほど美しい映画を、私は知らない。

 悲惨な目に遭いながら、他のどんな人にも同じ思いをさせたくないと、制作に加わった人々の心の優しさ、強さ、たくましさ。そして、人間の根源的な心の美しさ、尊さを余韻として感じるのだ。私は無力だ。しかし、この世で最も大切なものは人の命だという思いはある。戦争を憎む。この映画の美しさ、素晴らしさが、もしかしたら、核戦争への抑止力になる日が来るかもしれない。全人類の宝となる日が来ることを心から望む。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14159051.html?ref=pcviewpage

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(書評)『デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化』 モリス・バーマン〈著〉(2019/08/31朝日新聞)
 人生がうまくいかない。生きる意味がわからない。こうした苦しみこそ気づきのチャンスだ、とバーマンは本書で言う。どういう気づきなのか。強い自己はすべてをコントロールできる、という西洋近代の前提が間違っているという気づきだ。・・・きちんと身体の声を聴きながら動くとき、自己は身体とともに一つのシステムを作り上げる。身体だけではない。周囲の人々、そして環境へと自己を開いていくとき、システムは拡張し続ける。こうした循環システム全体を〈精神〉と呼んでみてはどうか。敵対ではなく和解を、制圧ではなく傾聴を。真に世界とともにあるとき、自己は最も強くあり得るだろう。・・・いや、環境汚染や地球温暖化といった巨大な危機に人類が直面している現代にこそ、こうした自己のあり方が必要とされているのではないか。近代を超える生き方を模索するバーマンの粘り強い思索に圧倒された。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14159025.html

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(書評)『専門知は、もういらないのか 無知礼賛と民主主義』 トム・ニコルズ〈著〉(2019/08/31朝日新聞)
本書が問題にするのは若者が背伸びをすることではない、背伸びをしなくなったことである。哲学書を片手に生かじりの議論を吹きかける学生はもはや絶滅危惧種である。そんな学生がいたら、「意識高い系」と揶揄(やゆ)されるのが落ちだろう。・・・ 背伸びをしないのだから、学生は大人になっても子供のままだということになる。おのれの無知を恥じるなら、無知は力となる可能性をもつが、現代においては無知はフェイク情報で充填(じゅうてん)される。フェイスブックやツイッターなどは、偽知識を「知識」化するための強力な手段である。・・・「確証バイアス」という言葉で言い表されるように、インターネットをググれば、無数の件数が思い込みを「確証」してくれる。そして「いいね!」によって偽情報を核とした仮想の共同体が出来上がる。

 専門知の死は政治の質を変えるというのが本書の結論だが、その兆候は日本にもある。議論を闘わせるべき党派が、「いいね!」によって結びつくような党派と化しているのはその証左である。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14159072.html

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アストリッド建設の概算要求なし 日仏高速炉開発で経産省(2019/08/31琉球新報)
 日仏両国が共同研究を進める高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」を巡り、フランス側が計画を大幅に縮小する方針を示しているのを受け、経済産業省が30日、2020年度予算の概算要求にアストリッド建設を目的とした費用を盛り込まなかったことが分かった。

 日本は高速増殖原型炉もんじゅの廃炉を決めており、アストリッド計画を高速炉開発の柱としたい考えだったが、今後の開発計画の先行きは不透明だ。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-981039.html

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<金口木舌>追従はもうたくさん(2019/08/30琉球新報)
日米首脳会談で日本が米国産の飼料用トウモロコシ約250万トンを追加輸入する方針が発表された。日本政府は国内で新たな害虫が発生したことを受け備蓄を積み増すと説明しているが、国内生産に深刻な被害は出ていない▼関係者からは「来年の米大統領選を前に、米中対立のあおりで売れなくなったトウモロコシを日本に押し付ける材料に利用された」との声が出ている。日本政府の米国に追従する外交は相変わらずだ・・・▼政府は名護市辺野古の新基地建設や、日米地位協定の改定についても米国に物を言わない。別々の問題でも、多様な分野で積み重なれば通底する悪弊が見えてくる。戦後74年間も追従を続ける政府に対し、国民はいつになったら「もうたくさん」と言うのだろうか。
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-980167.html

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エボラ熱の死者2千人に、コンゴ(2019/08/30京都新聞)
感染者は3千人【ナイロビ共同】コンゴ(旧ザイール)政府は30日、同国東部の北キブ州とイトゥリ州で昨年8月から流行するエボラ出血熱について、死者が2千人を超えたと発表した。感染者は疑い例を含め3千人を上回った。

 米国立衛生研究所(NIH)などが試験的に導入した薬剤で、患者の生存率が約9割に達したとの研究結果が12日に発表された。だが、紛争による治安悪化で封じ込めが難航し、終息の兆しは見えない。
https://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20190830000149

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「飛行訓練の自粛を」 米軍機窓落下で松川宜野湾市長 沖縄防衛局に申し入れ(2019/08/30琉球新報)
 発生2日後に市へ連絡したことについて、松川市長は「非常に遅い。米側は事故に対して、どういった認識なのか。軽い事故と考えているのか」と不快感をあらわにした。沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した8月に、今回の落下事故があったことに「8月は精神的にデリケートな月で、市民の不安も多い」と指摘した。面談後、松川市長は米軍機によるトラブルが相次いでいることに「遺憾で、非常に怒りを禁じ得ない」と強調した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-980569.html

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やじ排除発言 「表現の自由」の曲解だ(2019/08/30東京新聞)
選挙の街頭演説にやじを飛ばした人がまた、警察に取り押さえられた。柴山昌彦文部科学相は、やじは「権利として保障されていない」というが、「表現の自由」を理解していないのではないか。選挙の街頭演説を、私たち聴衆はひと言も発せず、黙って聞け、ということなのか。・・・もちろん政治活動の自由は最大限尊重されるべきで、公職選挙法は選挙演説の妨害を禁じている。

 しかし、駅前という開かれた場での選挙活動である。そこに集まった人たちには政権の支持者もそうでない人たちもいて当然だ。そうした場でも、政策への賛否を言い表すことは許されないのか。埼玉の事例は、やじで演説が続行できなくなるような悪質な行為に当たるとはとても思えない。・・・ 政権に異を唱える発言が、トラブル防止を名目に警察に排除される。公権力を行使する立場にある政治家は、表現の自由を尊重すると言うものの、実際に侵されても放置する。こんなことが安倍「長期」政権で続く。その背景に、批判や異論に耳を傾けようとしない不寛容な政権の体質があるとしたら、構造的問題であり、根が深い。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019083002000164.html

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柏崎刈羽の廃炉 約束になっていない(2019/08/30東京新聞)
地元自治体の求めに応じ、東京電力は柏崎刈羽原発の廃炉方針に言及したが、廃炉より再稼働を優先させたい本音が依然見え隠れ。福島の事故を起こした東電に、原発を動かす資格があるか。東電による柏崎刈羽原発の廃炉方針を、地元新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は「落第点ではないが、平均点までいっていない」と受け止めた。これでも、甘過ぎはしないだろうか。

 七基の原子炉を有する柏崎刈羽原発は、世界最大出力の原発だ。・・・ 結局、東電の方針からは、原発への強い“こだわり”ばかりがにじむ。遅々として進まない福島第一原発事故の後始末に苦しみながら、なぜかくも、原発に執着し続けるのか。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019083002000163.html

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雨傘運動のリーダー拘束、香港 警察本部包囲と関係か(2019/08/30東京新聞)
【香港共同】2014年の香港大規模民主化デモ「雨傘運動」の元リーダーの黄之鋒氏(22)と、運動を主導した学生団体元幹部の周庭氏(22)が30日朝、香港警察に相次いで拘束された。香港メディアは「逃亡犯条例」改正案を巡る6月の警察本部包囲デモに関連し、無許可集会への参加を扇動した容疑などで拘束されたと伝えた。

 31日には雨傘運動に絡み、民主派団体が普通選挙の実施を求める大規模デモを計画していたが、警察はデモを不許可とし、主催者側の異議申し立ても棄却された。民主派団体は30日、デモの中止を発表した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019083001001420.html

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漁港のアイドル「ルカ」が大けが スクリューと接触か(2019/08/30朝日新聞)
大阪府岬町の深日(ふけ)漁港に3年前から居着き、アイドル的存在になっていたイルカが大けがをしているのを地元の漁師が見つけた。船のスクリューと接触した可能性がある。命にかかわる恐れもあるが、見守る以外に手の施しようがない。漁師らは「なんとか回復してほしい」と祈っている。「どうしたんや」。今月26日朝、漁港から船を出した漁師の中出政和さん(59)は息をのんだ。いつもはエンジン音が聞こえると寄ってくるイルカの「ルカ」が、沖合のブイのそばでじっと浮かんでいた。

 背びれの後ろに2カ所の切り傷があり、1カ所は動くと皮がめくれ上がるような深さだった。「助けたってくれ!」。中出さんが深日漁協に電話。元府立環境農林水産総合研究所主任研究員の鍋島靖信さん(65)や海遊館(大阪市港区)のスタッフらが駆けつけた。ルカは、ミナミハンドウイルカのオスとみられ、体重は300キロを超える。人なつこいとはいえ、治療するため捕獲しようとすれば激しく抵抗する可能性が高く、かえって状態を悪くする恐れがある。当面は漁協を中心に様子を見守ることになった。

 鍋島さんは「残念ながら生存できる確率は低いかも」と懸念する。週末はルカを見ようと船で来る人たちも多いが、「傷を悪化させるので見に行くのは絶対に避けて」と呼びかける。

https://digital.asahi.com/articles/
ASM8Y4TCCM8YPPTB006.html?iref=comtop_8_06

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432円の万引き、勾留19カ月 訴訟能力争い長期化(2019/08/30朝日新聞)
 百円ショップで400円ほどの万引きをしたとして窃盗罪に問われた女(37)に、名古屋地裁(吉井隆平裁判長)は29日、懲役1年2カ月(求刑懲役1年6カ月)の実刑判決を言い渡した。被害が少額で犯行も認めていたにもかかわらず裁判は1年4カ月も続き、勾留日数が刑期に算入されて即日釈放となった。・・・判決によると、被告の女は2018年1月25日午後1時ごろ、名古屋市中区の店舗で、食品4点(販売価格計432円)を万引きした。これまで窃盗罪で3回の懲役刑を受けて2度服役し、事件の5カ月前に仮出所したばかりだった。・・・ 窃盗症といった精神疾患が関わっているとみられる窃盗事件などの弁護を多く手がける林大悟弁護士(東京弁護士会)によると、逮捕後に検察が勾留せずに釈放し、専門の医療機関で治療したことで、社会復帰した容疑者もいたという。「窃盗を繰り返す人に対し、治療による再犯防止の程度はどれくらいなのかを考えて起訴や量刑が判断される時代になってきたと感じる」と話す。
https://digital.asahi.com/articles/
ASM8D3V31M8DOIPE007.html?iref=com_rnavi_arank_nr01

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(社説)厚労政務官 辞任で幕引き許されぬ(2019/08/30朝日新聞)
厚生労働省の上野宏史・政務官が突然、辞任した。外国人労働者の在留資格取得をめぐる口利き疑惑を、週刊誌で報じられたためだ。上野氏は「法令に反する口利きをした事実はない」などとする1枚紙のコメントを出しただけで、記者会見など公の場での説明を一切していない。疑惑は残ったままで、政務官を辞めたからと言ってうやむやにはできない。

 ましてや外国人労働者の受け入れは、安倍政権の肝いりで拡大しているさなかだ。その看板政策に関わる問題で、政府の人間が私腹を肥やそうとしていたのなら、とんでもない話だ。・・・ 安倍内閣では、閣僚らの口利き疑惑が後を絶たない。首相側近の甘利明・元経済再生相、片山さつき・地方創生相もいまだに説明責任を果たしていない。政権の姿勢が問われている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14157766.html

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フェイスブック、5億円申告漏れ 国税局指摘 低税率国に所得移転(2019/08/29東京新聞)
 米交流サイト大手フェイスブック(FB)の日本法人(東京都港区)が東京国税局の税務調査を受け、二〇一七年十二月期までの二年間に約五億円の申告漏れを指摘されていたことが、関係者への取材で分かった。国内で得た広告料が日本より税率の低いアイルランドにある法人に支払われており、日本法人の所得が低く抑えられているとみなされたもようだ。

 追徴税額は過少申告加算税を含め一億数千万円で、同社は修正申告したとみられる。日本法人は取材に「各国の法規制を順守するべく税務当局と連携している」と回答した。
 大手IT企業のFBとグーグル、アップル、アマゾン・コムの四社は頭文字を取って「GAFA」と呼ばれる。過度な節税策が問題視されており、各国は新たな国際課税ルールの整備を議論している。米グーグルの日本法人も一五年十二月期、約三十五億円の申告漏れを東京国税局に指摘された。日本国内の広告料の支払先を、税率の低いシンガポールの法人にしていたとされる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/
national/list/201908/CK2019082902000283.html

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プラごみ、分別しても半分は産廃に リサイクルの現実(2019/08/29朝日新聞)
分別収集が当たり前になってきた家庭のプラスチックごみ。しかし、ごみの集積場では、汚れたままだったり、ほかの素材が混じったりしているものも見かける。どう処理されているのか。回収先をたどっていくと、不十分な分別がリサイクルの足を引っ張っている現状が見えてきた。・・・では、残り半分はどこへ行くのか。工場の裏手に回ると、使われずに再び圧縮、梱包された廃プラの塊がびっしりと敷地を埋め尽くしていた。その量は約400トン。ひどく汚れてはいないが、様々な種類の素材が混じっているため、もう一度分別してペレットなどに再利用するのはコストや手間の面で難しいという。これまでは産廃業者に引き取ってもらっていたが、廃プラは最近、中国をはじめとするアジア諸国が輸入を禁止、制限するようになった影響で国内にだぶついており、行き場を失っている。
https://digital.asahi.com/articles/ASM8M5VQ9M8MULBJ00F.html

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「地球の肺」が呼吸困難 アマゾン火災、日本も関わりが(2019/08/29朝日新聞)
「地球の肺」とも呼ばれる世界最大の熱帯雨林アマゾンで、記録的な森林火災が続いています。仏南西部ビアリッツで26日まで開かれていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも議題として取り上げられ、国際社会が消火活動や森林の持続可能な開発に向けて支援することで合意しました。俳優のレオナルド・ディカプリオ氏を始め、各国の著名人からもソーシャルメディアで保護を訴える投稿が相次ぎ、世界的な問題になっています。アマゾンの火災は今年に限らず、毎年発生していて被害が深刻化しているようです。現地をよく知る専門家は、根深い問題が背景にあると言います。・・・ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によると、今年1月以降のアマゾンでの森林火災の件数は3万9千件を超え、昨年の同時期よりも8割増加。焼失面積も8割増え、福岡、佐賀、長崎、熊本各県の合計面積とほぼ同じ約1万9千平方キロメートルが焼失しました。
https://digital.asahi.com/articles/ASM8W4KBFM8WUHBI01G.html

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是枝監督新作「真実」に喝采 ベネチア映画祭が開幕(2019/08/29朝日新聞)
 世界3大映画祭の一つ、第76回ベネチア国際映画祭が28日夜(日本時間29日未明)、イタリア・ベネチアのリド島で開幕した。オープニング作品に日本人監督で初めて選ばれた是枝裕和監督の日仏合作「真実」が公式上映され、客席から大きな拍手が送られた。・・・「真実」は、フランスの国民的女優カトリーヌ・ドヌーブとジュリエット・ビノシュを母娘の役に迎え、パリ周辺で10週間にわたって撮影された。昨年のカンヌ国際映画祭で「万引き家族」がパルムドールを得た後の第1作で、是枝監督の初めての海外進出作品でもある。国際的に知名度が高い大女優ファビエンヌ(ドヌーブ)が自伝本「真実」を出版するのを機に家族が集まり、次第に母娘の間に渦巻いていた愛憎が浮き上がる物語。奔放かつ神経質な大御所女優をドヌーブが見事に表現し、彼女とのわだかまりを解こうと向き合う娘リュミールをビノシュが演じている。

https://digital.asahi.com/articles/ASM8X5JB5M8XUCVL01N.html

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(社説)文科相発言 異論排除を助長するな(2019/08/29朝日新聞)
 ヤジを飛ばした市民の排除を是認するかのような閣僚の発言は、警察の行き過ぎた実力行使を助長しかねない。到底見過ごすわけにはいかない。先日の埼玉県知事選で、応援演説に立った柴山昌彦文部科学相に対し、大学入試改革への反対を訴えた大学生が警官に取り囲まれ、現場から遠ざけられるという事態が発生した。・・・ 政治家による街頭演説は、支持者だけではなく、さまざまな考えを持った幅広い聴衆に向けられるものだ。ヤジも意思表示のひとつの方法であり、これが力ずくで排除されるようになれば、市民は街頭で自由に声を上げることができなくなる。その危うさに、柴山氏は思いが至らないのだろうか。

・・・ 札幌市では、「安倍やめろ」などと連呼した男性と「増税反対」と叫んだ女性が、それぞれ警官に取り囲まれ、離れた場所に移動させられた。大津市でも、首相にヤジを飛ばした男性が遠ざけられた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14156441.html

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(論壇時評)異論と向き合う 分断防ぐ、感情的つながり ジャーナリスト・津田大介(2019/08/29朝日新聞)

 あらゆるメディアで「分断」という文字を見ない日はなくなった。「分断」を朝日新聞のデータベース「聞蔵2」で検索すると、2010年には316件だった記事数が、昨年2018年には704件と倍以上に増加している。

 世界中で明らかになっているのは、保守・リベラルといったこれまでの枠組みへの不満と絶望だ。米国では従来の保守(右)、リベラル(左)の枠組みを超えて若者がリバタリアン(右)と新・社会主義(左)に分裂し、新しい政治運動になりつつある。双方の若者たちに取材した林哲矢は、金融資本主義が米国に不平等をもたらしているという共通の問題意識があるが、「原因の認識とそこから導かれる処方箋(しょほうせん)が正反対」と指摘した。リバタリアンは個人の自由の観点から政府の介入を減らして真の「機会の平等」を実現すべきだと考え、新・社会主義者は政府の積極介入(所得再分配)によって「結果の平等」を志向する。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14156450.html

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AI兵器、どこまで認めるか 攻撃自ら判断「完全自律型」禁止の指針(2019/08/29朝日新聞)
 人工知能(AI)などを搭載し、自らの判断で標的を選んで攻撃する完全自律型の兵器は認められないとする指針が、スイスで今月開かれた国際会議で採択された。法的拘束力はないものの、今後の兵器のあり方を示す事実上の国際規範となる。ただ、議論では各国の思惑が交錯し、指針には土壇場で「説明できるAI」のような新技術について、グレーゾーンにする項目が盛り込まれた。・・・ 採択された指針は11項目。AIと称される機械学習などの新技術を用いた将来のLAWSについて、戦時の民間人らの保護を定めた国際人道法や関連する国際法を順守することを確認した。AIなどを搭載した兵器が自ら標的を選んだり、攻撃を決断したりすることが技術的に可能になるとしても、兵器を使用する責任は人間にあると規定。開発から配備、使用まで人間が関与する原則も示した。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14156500.html

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恐らくこれが最後の旅に…遺族男性の祈り深く 激戦地テニアン島で慰霊祭(2019/08/29琉球新報)
「恐らくこれが最後の旅になるだろう」。テニアンの慰霊祭に臨んだ那覇市の西田仙正(せんしょう)さん(84)は、そうつぶやき、この地で亡くなったきょうだいのみ霊に祈りをささげた。糖尿病を患い足が不自由だが、会としての現地慰霊祭が最後になることから今回はぜひ参加しようと心を決めてきた。テニアン島が戦場になった1944年、西田さんは10歳で、末っ子の弟倖助(こうすけ)ちゃんはまだ生後3カ月の乳飲み子だった。林の中を逃げ続けたが、水不足に苦しんだ。水を探しに壕から出て行く時に、母は壕の入り口に末っ子を寝かせた。持っていたちゃんちゃんこをそっと着させた。「すぐ戻るつもりだったから」

 しかし海辺に出た時に米軍に遭遇。隠れた岩陰に手りゅう弾を投げ付けられ、爆発で姉が頭を負傷し、西田さんも体中に破片が刺さった。動けなくなり、末っ子を置いたまま米軍に捕まって収容所に送られた。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-979838.html

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環境少女、ヨットでNY着 温暖化防止へ「今、やろう」(2019/08/29琉球新報)
 【ニューヨーク共同】学校の授業をボイコットしながら地球温暖化対策を訴えてきたスウェーデンの少女グレタ・トゥンベリさん(16)が28日、ヨットによる大西洋横断を終え、米ニューヨークに到着した。ヨットハーバーで記者会見し「これ以上待つのをやめよう。今、やろう」と温暖化防止へ行動を呼び掛けた。

 温室効果ガスの排出を抑制するため飛行機を使わず、今月14日にヨットで英南部を出発した。9月の国連の気候行動サミットに参加し、同世代の米国の若者たちと一緒に抗議行動もする予定。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-979683.html

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「日系4世ビザ」高い壁 年4000人の来日想定… 現実は33人(2019/08/29東京新聞)
昨年七月に新設されたブラジルなどの日系四世の受け入れ制度(四世ビザ)を使い、今年六月までの一年間で、在留を認められたのは四十三人、入国したのは三十三人にとどまっていることが、出入国在留管理庁への取材で分かった。政府は年間で、上限四千人の受け入れを想定しているが、要件が厳しく、日系人からは改善を求める声が上がる。 ・・・ 日系三世で武蔵大のアンジェロ・イシ教授(52)=国際社会学=は「きわめて厳しい要件で、制度設計の時点から利用の低迷は想定されていた」と話す。

 一九九〇年の入管難民法改正で、日系人は三世まで就労制限のない「定住者」として来日することが認められた。日系人は製造業などで働き、「雇用の調整弁」とも呼ばれながら平成の日本経済を支えた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/
national/list/201908/CK2019082902000135.html

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<働き方改革の死角>日本、続く賃金低迷 97年比 先進国で唯一減(2019/08/29東京新聞)
 時間あたりでみた日本人の賃金が過去二十一年間で8%強減り、先進国中で唯一マイナスとなっていることが経済協力開発機構(OECD)の統計で明らかになった。企業が人件費を抑制しているのが主因だが、「働けど賃金低迷」の状況が消費をさらに冷え込ませる悪循環を招いている。賃金低迷は現役世代の困窮を招くだけでなく、年金の支給額の低下にも直結する。賃金反転に向けた政策を打ち出せるかが、日本経済の大きな課題として浮上している。・・・ 非正規社員の割合が増え、十分なスキルを身に付けられない人が急増する。企業が賃金とともに社員教育費を削減していることも生産性低下に拍車を掛ける。職業訓練や能力開発のテコ入れ策など「人への投資」の促進策や、賃上げの余裕のない中小企業再編支援策などあらゆる角度からの政策検討が求められそうだ。 
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019082990070238.html?ref=rank

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楽曲と織りなす「人間賛歌」 「ロケットマン」エルトン・ジョンの半生描く(2019/08/29東京新聞)
 ジョンは一九六九年にデビュー。グラミー賞を五回受賞、アカデミー賞などにも輝いた。七〇年の初ツアーから八十カ国以上で四千回超のライブを行ってきた世界的スター。デビュー時から九〇年ごろまでを描いた本作では製作総指揮を務めた。活躍の一方で内面の孤独や渇愛、薬物依存などに苦しむ姿も映し出した。ジョン役をタロン・エガートン(29)が演じ、歌唱も披露している。

 英ロックバンド「クイーン」の軌跡を描いた「ボヘミアン−」では、コンサートの再現に力を入れていたが、本作では名曲「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などの楽曲を発表年にこだわらず、場面に合わせて使っている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/
entertainment/news/CK2019082902000196.html

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手こぎ航海 単独4700キロ スペインの冒険家 米西海岸からハワイ(2019/08/28東京新聞)
 【ホノルル=共同】ボードの上で立ったままパドルでこいで進む「スタンドアップパドルボード」で、米西海岸サンフランシスコからハワイ・ホノルルまで単独横断することに冒険家の男性(50)が二十七日までに成功した。約四千七百キロを七十六日間こぎ続けて達成し「夢がかなった」と喜んでいる。

 男性はスペイン人のアントニオ・デラロサさん。「冒険を続けるのは室内の仕事が苦手だから」と笑った。海洋プラスチックごみの問題の深刻さを訴えるのが狙いで、フェイスブックに動画などを投稿し続けた。

 デラロサさんの特製ボードは、全長約七メートルで、太陽光パネルや衛星利用測位システム(GPS)などを備えている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201908/CK2019082802000251.html

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男子バスケ、高みに挑む W杯へ「史上最強」メンバー(2019/08/28朝日新聞)
 バスケットボール男子のワールドカップ(W杯、31日開幕)を13年ぶりに戦う日本代表が28日、開催地の中国へ向けて出発した。八村塁(21)らが台頭して「史上最強」と呼ばれるメンバーがそろい、空席だらけだった代表戦には今、2万人に迫る観客が集まるようになった。日ごとに高まる期待を背負うチームを、世界の強豪が大舞台で待ち受ける。・・・ 富山県出身で、ベナン人の父と日本人の母を持つ八村は宮城・明成高で頭角を現し、米ゴンザガ大に留学。本場・米国で持ち前の努力で身体能力と技術に磨きがかかった。

 その存在は代表の同僚に刺激を与える。昨年、八村より一足先にグリズリーズでNBAデビューを果たした渡辺雄太(24)は「塁の活躍を見ると、もっと頑張らなければと思う」。世界ランク48位の日本は24日、22位と格上のドイツを86―83で破った。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14156301.html

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京都の裏歴史、目を背けない 京大人文科学研究所教授の「ブラタカギ」(2019/08/28朝日新聞)
京都大学人文科学研究所の高木博志教授の「ブラタカギ」は、学生や教職員をガイドする人気授業。「歴史は正も負も複眼的にみる必要がある。(テレビの)ブラタモリでは絶対紹介できない京都を歩きます」とは高木さんの前口上である。この日は新京極から鴨川の河原に隣接する歌舞伎の南座、祇園をへて、豊国神社へと南下するコースだ。・・・鴨川東岸の祇園に入る。和服姿の外国人や若い女性が目立つ。祇園町南側は大正期以降に発展し、今日では「もてなしの文化」を象徴する。

 しかし、明治時代には現在の祇園甲部歌舞練場の地には、梅毒を検査し患者を収容する駆黴(くばい)院があった。江戸時代から栄えた花街で、八坂神社に向かう祇園全体では、明治後期には約600人の芸妓、200人を超える娼妓(しょうぎ)もいた。

 松原通りを東へ、六道の辻に向かう。清水寺へと続く辺りは「冥界の入り口」だった。中近世には葬送地に隣接し、ハンセン病者や下層の宗教者も住んだ。「ハンセン病者は差別もされたが、福をもたらす存在ともされた」・・・ブラタカギが表の京都観光でスポットの当たらない地を歩くのはなぜか。

 「負の歴史は観光資源にならないと思われている。しかし性や死を隠蔽(いんぺい)した観光言説がなにをもたらすのかを、考えてほしい」

 歴史を自分の見たいようにみる。それを補強するだけなら、観光は不健康だ。頭で歩いて、足で考える。ブラタカギ流であった。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14156364.html

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自然エネルギーへ

今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。


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