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2018
<POINT NEWS83>2015/02/27・・・

kioku

sankaku83sankaku
2015/02/27sankaku02/28

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。

 

政治とカネ 政権がたるんでいる(2015/02/28東京新聞)
 西川公也前農相が引責辞任したばかりなのに、またも「政治とカネ」の問題で国会が紛糾している。望月義夫環境相らへの献金疑惑が発覚したためだ。政権は緊張感を欠いているのではないか。企業・団体からの献金が明るみに出る。その法人は国から補助金を受けている。補助金交付の決定から一年以内は政治献金が禁止だ。違法の疑いが生じる。だが、政治家は「補助金を受けていた法人とは知らなかった」と弁明しつつ、返金する。首相も内閣官房長官も「全く問題はない」と理解を示す−。西川氏のケースと同じ構図が繰り返されている。望月環境相の場合は、自ら代表をつとめる自民党支部に物流会社から二〇一三年に百四十万円の献金があった。この会社は環境省所管の社団法人から一億七千万円、国土交通省から四千二百万円の補助金を受けていた。政治資金規正法に抵触するのではないか−。そんな疑惑だ。・・・相変わらず献金疑惑で紛糾するありさまに国民はあきれているだろう。安倍晋三首相は国会で「この問題は民主主義のコストをどのように国民が負担するかにかかわる」とも語った。確かに約三百二十億円にものぼる政党交付金は国民が負担している。この制度はもともと政治家がカネ集めに走らなくても済むようにつくられた。約三百二十億円という金額は庶民感覚では決して少なくない。それでも献金問題が相次ぐ背景には何があるのか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015022802000144.html

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原発安全協定  同意権ないのは疑問だ(2015/02/28京都新聞)
 京都府と関西電力は、再稼働に向けた手続きが進む高浜原発(福井県)に関する新たな安全協定を結んだ。安全対策に府が意見を出し、関電が回答する事前の対話ルートを確保する内容だ。トラブル発生時の連絡などに限られた従来協定から一歩前進に見えるが、立地する福井県のように再稼働などで自治体の了解を必要とする「同意権」がないのは疑問だ。福島第1原発事故を受けて府が掲げた「立地自治体と同等」の条件からの後退は否めず、府民の意見を反映させられる保障はない。・・・府は事前説明や回答の義務づけで「立地自治体に準じた」とするが、再稼働で適用されるのは「安全確保に著しい影響を及ぼす恐れがある事故」の場合で、新規制基準で現在進む3、4号機は対象外だ。該当ケースでも同意権のない府側の要望に関電がどれだけ応えるのか、実効性には疑問符が付く。背景には、関電が立地自治体との関係や手続きの面などから、他に同意権を認めず内容に差をつける姿勢を続けていることがある。さらに根本的な問題は、同意権そのものに法的な位置づけがされておらず、国が「地元」範囲の判断を事業者に委ね、住民の安全対策を自治体に丸投げしていることだ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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メルケル独首相:来月9日に訪日(毎日新聞 2015年02月28日 東京朝刊)

 政府は27日、ドイツのメルケル首相が3月9、10両日の2日間の日程で、日本を公式実務訪問すると発表した。独首相の来日は2008年7月の北海道洞爺湖サミット以来約7年ぶり。9日に安倍晋三首相と会談し、戦後70年の節目に両国が世界の平和と安定に貢献してきた実績を強調し、今後の連携を確認する。ウクライナ情勢や欧州連合(EU)のギリシャ支援を巡る対応などについても議論する見通し。
http://mainichi.jp/shimen/news/20150228ddm005030069000c.html

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社説:大臣とカネ 「知らない」では済まぬ(毎日新聞 2015年02月28日)

ますます深刻な事態である。西川公也前農相の辞任に続き、安倍内閣の閣僚に関連した政治資金問題が次々と明るみに出ている。そんな中、とりわけ看過できないのは、政権側が「知らなかった」という弁明で乗り切ろうとしている点である。・・・ 昨秋、不透明な政治資金支出で小渕優子前経済産業相が閣僚を辞任する際、「知らなかったでは済まされない」と語った。ところが、その後の衆院選で再選されたから決着済みということなのか、辞任時に約束していた詳細な調査報告をいまだにしていない。西川、望月両氏も小渕氏と同様、昨秋発足した第2次安倍改造内閣で入閣している。その時にも今回とは別の資金問題が指摘されていたのを忘れたわけではあるまい。第3次安倍内閣の組閣に当たり、本人も安倍晋三首相らも厳密にチェックをしなかったのだろうか。「知らなかった」で済まそうとする閣僚に対し、安倍首相は「与野党ともに政治家は自ら説明責任を」などと繰り返すだけだ。衆院選で大勝したおごりというほかない。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150228k0000m070102000c.html

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メディア時評:危うい「報道管制」的状況=京都大教授(社会学)・伊藤公雄(毎日新聞 2015年02月28日 東京朝刊)

今月は、日本メディアの現況について議論が大きく広がった月だった。きっかけは、シリアにおける日本人人質事件だ。政府の対応不全ともいえる事態の検証を求める動きが、あたかも「テロリスト集団」の擁護だというような声が、ネット上やさらには政府要人からも発せられた。結果的に、いわゆる「沈黙のらせん」(メディアの報道が多数派であるような認識を生み出すことで、少数派の声がらせん的に抑制されるプロセス)とでもいえる状況が出現したのだ。「報道管制」とまで指摘されるこの状況に対し、ジャーナリストや作家など1200人が9日、「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」を出した。・・・ このように危うい日本のメディア状況のなかで、国境なき記者団の「報道の自由度世界ランキング」が発表された。13日産経は、自社の前ソウル支局長在宅起訴問題に焦点を絞りつつ、韓国の報道の自由度が60位に下がったことに光を当てた。東京本社版やネット版の記事は日本の順位にも触れたが、大阪本社版は韓国のみに言及しており一瞬とまどった。実は、日本は二つ下げて61位。2010年に11位だった日本は、13年に53位になってから下がるばかり。少なくとも、韓国を笑えない気がする。(大阪本社発行紙面を基に論評)
http://mainichi.jp/shimen/news/20150228ddm005070022000c.html

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(時時刻刻)疑惑次々、守勢の政権 政治とカネ、文科相・環境相・法相も(2015/02/28朝日新聞)
安倍内閣の閣僚をめぐる「政治とカネ」の問題が燃え広がっている。辞任した西川公也・前農林水産相に続き、望月義夫・環境相と上川陽子・法相が補助金交付企業から献金を受けていたことも発覚。野党が下村博文・文部科学相の問題も含め追及を強めるなか、政権は閣僚の「辞任ドミノ」を避けようと、防戦に必死だ。・・・官邸、辞任ドミノ警戒 「法制度に限界」火消し急ぐ安倍政権の幹部らは、政治とカネの問題が閣僚の「辞任ドミノ」につながることを警戒する。西川氏が違法性を否定しながら辞任に追い込まれたことで、「辞任のハードルがさらに下がった」(官邸幹部)とみられているからだ。首相の任命責任が、一層厳しく問われる事態にもなりかねない。国会で野党の追及が続けば、新年度予算案を年度内に成立させられないばかりか、その後に控える安全保障法制の審議に影響が及ぶことになる。 「『安倍政権は金まみれだ』と。とんでもない決めつけだ」。安倍晋三首相は27日の衆院予算委で、民主党議員の質問に声を荒らげた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11625194.html

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汚染水、にじむ低い意識 規制委が苦言 東電、甘い雨水対策(2015/02/28朝日新聞)
 東京電力福島第一原発の排水路から港湾外の海に汚染水が流れていた問題で、原子力規制委員会は27日、広瀬直己社長に対し、対応が後手に回ったことに苦言を呈した。不信感を募らせる地元福島の漁協は、汚染水対策をめぐる協議を凍結。指導する立場の国も対応のまずさを認めた。なぜ対応は遅れたのか。・・・ 漁業者は反発を強めている。27日には福島県北部の相馬双葉漁協、県南部のいわき市漁協が、東電が同意を求めていた「サブドレン計画」の議論の凍結を決めた。敷地内でくみ上げた地下水を浄化して海に流す汚染水対策の柱だが、見通しは当面立たなくなった。・・・敷地内は事故で汚染され、あちこちにある排水路の雨水には一定の放射性物質が混ざり込む。東電は雨水は「管理対象外」と区別していた。汚染水を管理するタンクの周辺を通る排水路は、港湾内に流して警報装置を付けるなどの対策を取ったが、問題の排水路にこうした対策はなかった。降雨時に検出された最大の濃度は、ベータ線を出す放射性物質で1リットルあたり約1500ベクレル。通常でも100ベクレル程度あるという。一方、サブドレン計画では、3ベクレル未満に浄化し海に流すと漁業者に説明していた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11625218.html

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(声)東電はどんな異変も公表を(2015/02/28朝日新聞)無職 手塚義文(三重県 72)

 東京電力福島第一原発でまた汚染水が海に流れ出た。そして東電は、この放射性物質の濃度が上がっていたことを把握しながら公表していなかった。東電の隠蔽(いんぺい)体質は原発事故以後も改善されていないことを示しており、腹立たしさを覚える。原発事故からまもなく4年。あの水素爆発で多くの放射性物質が飛散し、各地でそれらの濃度が上がったことを考えれば、今回、流出が明らかになった原子炉の建屋も同じであることは十分に考えられる。東電の危機管理がいかにずさんで、場当たり的であったかがうかがえる。漁業の新たな風評被害の拡散が心配だ。問題が起きるたび、東電幹部が頭を垂れて二度と過ちは犯しませんと住民に誓っている姿が空虚に思われる。汚染水対策として協議されてきた、建屋周囲の地下水をくみ上げて浄化後に海に流す計画は白紙に戻るだろう。ただでさえ厳しい東電と地元漁協関係者との関係を、東電は自身の失態で崩した。深く反省すべきだ。まずは汚染水対策に全力を注ぎ、少しでも異変があったならば漏らさず公表し、漁協関係者のみならず国民との信頼回復に最大の努力をすべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11625120.html

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(言論空間を考える)権力との向き合い方 半藤一利さん、橋本大二郎さん(2015/02/28朝日新聞)
 メディアが権力を前に萎縮し、最も大切な使命であるはずの監視機能を失いつつあるとの指摘が根強い。長く歴史を研究してきた立場と、権力側と取材する側双方を知る立場の2人に、権力との向き合い方について語ってもらった。

自らの失敗にこそ厳しく 半藤一利さん(作家・歴史探偵)

この国の歴史、とりわけ昭和の「歴史探偵」をやっていると、国民の幸せが、日本が民主主義国家であり続けることだとするなら、ジャーナリズム、言論の自由の存在が一番大切な条件と思います。ジャーナリズムが時の権力者を厳しく監視することが、腐敗や暴走を防ぐからですが、言うはやすく、実際は大変難しい。

 <戦争礼賛の過去> 

昭和という時代がだめになった始まりは、1931(昭和6)年の満州事変からです。愚かな戦争を仕掛け、しまいに国が滅んだ。現地に駐留していた日本軍が謀略を使って全面的な攻撃を始め、傀儡(かいらい)国家を樹立させます。この時、新聞が一斉に太鼓をたたいて侵略を正当化してしまったんです。真実を伝えて戦を止めるべき新聞が、なぜ、軍人の暴走を持ち上げたのか。各紙の特ダネ合戦で勝ち抜くため、情報を求めて軍にすり寄ったこともあるでしょうが、戦争報道によって、部数増を期待したんですね。これには日露戦争という、あしき「お手本」がありました。開戦前の1903(明治36)年と、戦後の07年を比較すると、大阪朝日新聞が12万部から14万部弱に増えたほか、大阪毎日、報知、都など各紙とも驚異的なピッチで増えたんですね。このことは、大変な教訓として残った。満州事変までは「非戦平和」を唱えていた新聞までも、一転、あおる側に回ってしまう。それが昭和初期の言論状況です。それでも、抵抗しようという人たちもいました。大阪朝日の編集局では、長らく戦争に批判的な論調でしたし、持ち上げる紙面を作らせまいという人たちも少なからず存在したんです。

銃剣を持つ相手に異を唱えることは恐ろしく並大抵の勇気ではない。朝日新聞をはじめ既存メディアは、そうした歴史を踏まえ、今こそ闘志を持ってもらいたい。ところが朝日は、昨年来の騒動で何を誤り、何が正しかったのか。きちんと調査し、十分な総括ができたのでしょうか。私はここに日本の組織の病理を感じます。問題の最終的な解明を阻むのは、身内から責任者を出したくない、かばい合って恥部をさらけ出さない体質が根付いているからです。私も偉そうなことは言えませんよ。「文芸春秋」に40年もいたから、何度も大問題にぶつかりました。でも、しくじった理由を厳しく検証して、責任者を究明するまで実現することはまれでした。 旧日本軍も同じでした。多大な損害、犠牲者を出した、ノモンハン事件やインパール作戦などの無謀な軍事行動で、失敗の責任を取らされたのは現場や前線の指揮官たちで、計画・実行させた上役の参謀たちは、ほとんどおとがめ無し。というより短期間で、再び重職に復帰しています。

こうした無責任体質からの決別と問責から、戦後の国家、社会は始まったはずです。それが日本の民主主義の大前提です。朝日新聞はじめ、日本のジャーナリズムが民主主義を守り続けるというのなら、自らの失敗に厳格でなくして、権力の失敗に厳格に立ち向かえるはずがないでしょう。

 <事実積み重ねを> 

しかし、私はジャーナリズムへの期待を失っていません。多角的な視点、偏らない多くの事実の積み重ねに基づいた調査報道という機能が、その意義、価値を失っていないどころか、いま、ますます重要性を増しているからです。というのは、今、世界はこれまでの常識を超えた事態の連続になっているためです。「イスラム国」(IS)の蛮行に限りません。コソボへの爆撃やイラク戦争など、従来の国際法の前提を無視したような戦争が日常化していて、かつての戦争観が、もはや通用しなくなっているのです。問題解決の方法も見いだせないし、事態は悪化するばかり。だからこそ感情や情緒で判断せず、まず事実を知ることが重要です。そのためには現場で何が起きているか。どんな対立、事態、あつれきがあって紛争に至ったか、しっかり把握するしかない。私たちに冷静で多角的な視点を提供するのはジャーナリズムによる事実探求しかありません。新聞、雑誌が頑張るしかないではないですか。

 (聞き手 編集委員・駒野剛)
はんどうかずとし 30年生まれ。「文芸春秋」編集長などを務める。「日本のいちばん長い日」「山本五十六」など近代史著書多数。大和ミュージアム名誉館長でもある。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11625127.html

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(AJWフォーラムから)戦後70年談話 「安倍イズム」盛る危うさ 和田春樹(2015/02/28朝日新聞)
 安倍晋三首相は、戦後70年の歴史談話に関し、戦後50年の村山首相談話など従来の政府見解を「全体として受け継ぐ」と言っている。だが、村山談話のキーワード「国策を誤り」「植民地支配と侵略によって」は使わないようだ。そこに論点を絞り批判されると、首相は国会答弁でもそうだったが、逃げようとするだろう。・・・安倍首相は、新談話で何を打ち出すのだろうか。世界を覆う戦争の現実の中で、「イスラム国」(IS)などテロリスト勢力と戦う米、仏を盟主とする有志連合の側に日本が立ち、責任を毅然(きぜん)と果たすという姿勢を明らかにする。私はこうした点を危惧している。

「日本を、取り戻す」、地球儀を俯瞰(ふかん)する外交、集団的自衛権、憲法改正、積極的平和主義――安倍イズムを盛り込んだ談話を閣議決定し、日本の針路を決めようとするのではないか。問われるのは、国民がそうした道を望むのかという点だ。ISにより2人の日本人が殺されたが、彼らの家族も、ほとんどの国民も報復は望まない。日本人はイスラム教徒にもユダヤ人にも偏見を持たない。対立、憎悪を乗り越え、貧困と差別と絶望をなくすための平和的、非暴力的な努力を主導しなければならない立場にある。 日本人は、国際紛争解決のための武力行使を禁じた平和憲法のもとで70年近く生きてきた。新談話がどう書かれるか、それは日本国民の問題である。

 (わだはるき 東京大学名誉教授〈歴史学〉)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11625131.html

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「気水分離器」の部材変形 浜岡原発4号機3カ所(2015/02/28静岡新聞)
中部電力は27日、浜岡原発4号機(御前崎市佐倉)の原子炉内にある「気水分離器」の一部部材の3カ所に変形を確認したと発表した。2014年に3号機で同部材の変形や分断が見つかったことを受け、4、5号機の点検を行った。5号機に異常はなかった。中電は変形の原因について「引き続き調査していく」としている。気水分離器は原子炉からタービンに送る蒸気中の水分を分離する装置。中電は14年11月、3号機の気水分離器で、チューブの揺れを抑えるために取り付けられている板状の部材「揺れ止め」が5カ所でたわむように変形し、ほか1カ所では分断も確認されたと発表していた。
http://www.at-s.com/news/detail/1174172200.html

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京大の小出助教「原子力は危険」 定年退職前に最終講演(2015/02/27共同通信)
京都大原子炉実験所(大阪府)の小出裕章助教(65)は3月の定年退職を前にした27日、公開勉強会で最後の講演をした。「原子力は徹底的に危険で差別的。事故が起きれば古里を追われる」と話し、あらためて原発の危険性を訴えた。小出さんは原子力利用に積極的な考えで1974年に実験所に入所したが、地方だけに原発が造られることに疑問を持ち、批判に転じた。福島第1原発の事故について「起きる前に何とか止めたかった。無力さを感じる」と話した。事故により原発に絶対的な安全はあり得ないと明らかになったのに、国は安全性を確認したとして再稼働を進めようとしていると批判した。
http://www.47news.jp/CN/201502/CN2015022701002101.html

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(池上彰の新聞ななめ読み)皇太子さまの会見発言 憲法への言及、なぜ伝えぬ(2015/02/27朝日新聞)
記者会見に出席し、同じ話を聞いたはずの記者たちなのに、書く記事は、新聞社によって内容が異なる。こんなことは、しばしばあります。記事を読み比べると、記者のセンスや力量、それに各新聞社の論調まで見えてくることがあります。

2月23日は皇太子さまの誕生日。それに向けて20日に東宮御所で記者会見が開かれ、その内容が、新聞各社の23日付朝刊に掲載されました。

朝日新聞を読んでみましょう。戦後70年を迎えたことについて皇太子さまは、「戦争の記憶が薄れようとしている」との認識を示して、「謙虚に過去を振り返るとともに、戦争を体験した世代から、悲惨な体験や日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大切」と指摘されたそうです。また、今年1年を「平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会になればと思っています」と話されたそうです。

同じ記者会見を毎日新聞の記事で読んでみましょう。こちらは戦後70年を迎えたことについて、「我が国は戦争の惨禍を経て、戦後、日本国憲法を基礎として築き上げられ、平和と繁栄を享受しています」と述べられたそうです。皇太子さまは、戦後日本の平和と繁栄が、日本国憲法を基礎としていると明言されたのですね。以前ですと、別に気にならない発言ですが、いまの内閣は、憲法解釈を変更したり、憲法それ自体を変えようとしたりしています。そのことを考えますと、この時点で敢(あ)えて憲法に言及されたことは、意味を持ちます。いまの憲法は大事なものですと語っているからです。天皇をはじめ皇族方は政治的発言ができませんが、これは政治的な発言にならないでしょうか。

ところが、憲法第99条に、以下の文章があります。

「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と。皇太子さまは、憲法のこの条文を守って発言されているに過ぎないのですね。でも、憲法擁護義務を守りつつ、「憲法は大事」と伝えようとしているのではないか、とも受け取れます。それを考えると、宮内庁と相談しながらのギリギリのコメントだったのではないかという推測が可能です。こんな大事な発言を記事に書かない朝日新聞の判断は、果たしてどんなものなのでしょうか。もちろんデジタル版には会見の詳報が出ていますから、そちらを読めばいいのでしょうが、本紙にも掲載してほしい談話です。他の新聞はどうか。読売新聞にも日本経済新聞にも産経新聞にも、この部分の発言は出ていません。毎日新聞の記者のニュース判断が光ります。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11623113.html

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「物置のピアノ」 来月、ロンドンで上映(2015/02/27福島民友)
桑折町を舞台に、東京電力福島第一原発事故の影響を描いた映画「物置のピアノ」が3月11、同13の両日に、イギリス・ロンドンで上映されることが決まった。海外上映は昨年11月のオーストラリア・シドニーに続いて2カ国目。・・・映画は青春の悩みに直面した主人公の女子高生が、ピアノの演奏を通して前向きに生きる物語。桃農家が風評を受ける様子など、原発事故の影響も描写している。桑折町民や、避難生活を送る浪江町民がエキストラとして出演している。福島民報社が製作に協賛した。
http://www.minpo.jp/news/detail/2015022721232

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汚染水、海へ流出  不都合な情報も公開を(2015/02/27京都新聞)
東京電力には隠蔽(いんぺい)体質が染み付いているのではないか。そう思われても仕方がない。今度は、福島第1原発2号機の原子炉建屋の屋上にたまっていた高濃度の汚染水が、排水路を通じて外海に流出していたのを知りながら放置し、公表しなかった。原子力規制委員会にも報告しなかった。ずさんで危機感のなさに漁業者や県民の不信は高まるばかりだ。このままでは汚染水の処理が滞り廃炉工程にも影響しかねない。汚染水がたまっていたのは、2号機原子炉建屋の「大物搬入口」の屋上。雨が降るたびに、雨どいを通じて外海に直結している排水路に流れ込んだとみられる。東電は昨年5月、他の排水路に比べて放射性セシウムなどの濃度が高いことを把握したが、汚染源を特定できず、海への流出を防ぐ措置は講じなかったという。・・・解せないのは菅義偉官房長官が「港湾外への影響は完全にブロックされており、状況はコントロールされている」と述べたことだ。東京五輪の招致演説での安倍晋三首相と同じせりふだが、その後も汚染水の流出が続いている状況をみれば、コントロールされているとはとても言えない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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空き家対策  有効利用に知恵絞ろう(2015/02/27京都新聞)
倒壊の恐れがあり、防災や治安への懸念がある空き家の撤去や有効利用を促す国の特別措置法の一部が施行された。持ち主の照会をしやすいように固定資産税の納税記録を使うことを市町村に認め、まちづくりの支障にもなる空き家対策に乗り出す。総務省の調査によると、全国の空き家は2013年10月時点で820万戸に達する。住宅総数に占める割合は13・5%となり、過去最高だ。空き家率は京都市で14・0%、滋賀県で11・6%といい、住宅の供給過剰で売却や賃貸が難しい側面がある。一方で、少子化と核家族化、さらに都市部への人口集中が進み、子どもが生まれた家に住み続けることが難しい。地方や農村部でも空き家が増えている。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150227_3.html

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言葉のセクハラ 男の“甘え”は通じない(2015/02/27東京新聞)
軽い気持ちで不用意な性的発言をしてはならない。職場の女性に「言葉のセクハラ」をし、懲戒処分を受けた男性の裁判で、最高裁は会社の処分を妥当とした。男社会の“甘え”は許されない。「いくつになったん?」「結婚もせんで、こんな所で何してんの。親泣くで」「もうお局(つぼね)さんやで。怖がられてるんちゃうん」「俺の性欲は年々増すねん。なんでやろうな」「夜の仕事とかせえへんのか」…。大阪高裁と最高裁が認めた主なセクハラ発言の数々だ。大阪にある水族館の運営会社で働く二十代、三十代の女性派遣社員ら二人が被害を会社に届け出た。・・・ 一九八六年に施行された男女雇用機会均等法は、企業にセクハラ対応を義務付けている。しかし、議会でのセクハラやじに象徴されるように、社会の意識は十分に高まったとはまだ言えない。全国の労働局に二〇一三年度に寄せられたセクハラ相談は約六千二百件にのぼる。この数字も氷山の一角にすぎないだろう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015022702000160.html

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記者の目:消える街の本屋さん=中西拓司(東京科学環境部)(毎日新聞 2015年02月27日 東京朝刊)

新刊本のインキの香り、文庫本を手にした時の背伸びした気持ち、そして立ち読み客をにらむ個性的な店主のオヤジ−−。本屋の思い出はつきないが最近、大阪の実家に帰ると行きつけの駅前の本屋が閉店していてショックを受けた。立ち読みを嫌がられても通い続けたのは、本屋こそ情報が集まる地元の「ナンバーワン」だったからだ。その本屋が、人口減少やインターネット通販大手「アマゾン」に代表される「ネット書店」の拡大などによって、1日1店の速さで閉店している。・・・ 「閉店ドミノ」。杜(もり)の都・仙台の書店界でこんな異常が起こっている。仙台駅周辺では昨秋に大型店のジュンク堂仙台本店、昨年末にはあゆみBOOKS仙台店が閉店した。3月末には駅ビルで約40年間営業してきたブックスみやぎも閉じる。「アマゾンの独り勝ち。本屋というビジネスはもはや成り立たない」。仙台市内の書店社長(63)が漏らした。・・・ピンポイントで本を買え、配達までしてくれるネット書店は便利だ。一方、リアル書店の魅力は、興味がない分野でも自然と本の背中が目に入り、思わず手にとってしまう「寄り道」の楽しさにある。本の並べ方に書店員の意識を感じさせる本屋にめぐり合った時は思わず1冊買ってしまう。手書きのポップ広告で新たな知識を得られることも多い。子どもやお年寄りのためにも、そしてアナログで人の匂いのする本の選択手段を確保するためにも、リアル書店が必要だ。
http://mainichi.jp/shimen/news/20150227ddm005070010000c.html

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世界テロ被害:14年死者は過去最悪 ISが最多攻撃(毎日新聞 2015年02月27日)
【ワシントン和田浩明】クラッパー米国家情報長官は26日、上院軍事委員会の公聴会で世界の脅威に関する年次評価を報告した。これによると、2014年1〜9月に世界で1万3000件のテロ攻撃が発生し、約3万1000人が死亡した。記録がある過去45年で最悪の死者数になる見込みだ。全体の半数がイラク、パキスタン、アフガニスタンで発生。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が最も多くの攻撃を行ったという。
http://mainichi.jp/select/news/20150227k0000e030200000c.html

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自然は宝箱:アオサンゴ 魚や貝やカニが暮らすアパート(毎日新聞 2015年02月27日 東京朝刊)
「サンゴは、何の仲間ですか?」と尋ねると「石!」と答える子どもがいます。海岸に打ち上げられて、石のようになったサンゴの骨格を見たことがあるのかもしれません。海の中で出会うサンゴは生き物です。写真のサンゴに白くて小さな「手」のようなものがたくさんついているのが見えますか? これは、アオサンゴの触手です。サンゴはイソギンチャクの遠縁なのです。体内に褐虫藻をすまわせ光合成を利用してエネルギーを得ているので、光を通す透明度の高い海がなければ生きていけません。このアオサンゴ群集は、沖縄島の辺野古のすぐ近くにあり「チリビシのアオサンゴ」と呼ばれています。長さ50メートル、幅30メートル、高さ14メートルもあり、そこには他のサンゴの仲間や魚や貝やカニが暮らしています。アオサンゴは巨大アパートの大家さんのようです。日本列島は小さな面積にもかかわらず、北には流氷がきて、南にはジュゴンが暮らすサンゴ礁の海が広がります。今、辺野古でサンゴ礁を埋め立てる計画が進んでいます。サンゴによって他の生物が生かされ、人間もその恵みを受けていることを忘れてはいないでしょうか。(日本自然保護協会保護・研究部 安部真理子)
http://mainichi.jp/shimen/news/20150227ddm013070030000c.html

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社説:70年談話の論点 教訓をあいまいにせず(毎日新聞 2015年02月27日)
 安倍晋三首相が戦後70年の首相談話に盛り込もうと考えているテーマの輪郭が見えてきた。有識者会議(21世紀構想懇談会)の初会合で示された5項目の論点がそれである。・・・そもそも戦後70年談話が国内外の注目を集めるようになったのは、安倍首相が1995年の村山富市首相談話にある「植民地支配と侵略」という歴史認識に否定的な姿勢を見せてきたからである。もしも、村山談話の核心的な表現を薄めるために、20世紀の教訓が語られるとしたら、70年談話は日本の国際的な立場を強めるどころか、無用な反発を招き寄せてしまう。安倍首相は有識者会議の初会合で「未来への土台は、過去と断絶したものではあり得ない」と語った。その言葉通りに過去に対する認識を揺るぎないものにすべきである。

http://mainichi.jp/opinion/news/20150227k0000m070145000c.html

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福島現状報告 核被害考える 1日広島市中区(2015/02/27ヒロシマ平和メディアセンター)
 福島第1原発事故から4年を前に、広島市の市民団体「福島と広島をつなぐ、もみのきの会」が3月1日午後1時半から、広島市中区の広島国際会議場で核被害について考えるシンポジウムを開く。被曝(ひばく)と社会の在り方を研究している福島大准教授の西崎伸子さんが講演。小学生の娘を育てている経験も踏まえ、福島の現状を報告する。秋葉忠利前市長、広島を拠点に活動する詩人アーサー・ビナードさんを交えた討論もある。当日は、静岡県のマグロ漁船第五福竜丸が米国の水爆実験で被曝したビキニ事件から61年に当たる。会は「ヒロシマ、ビキニ、フクシマと続く被害を見つめ、子どもたちの未来を考える機会にしてほしい」と呼び掛けている。定員150人。高校生以上は参加費が要る。事前の電話予約で500円、当日600円。無料の託児も15人まで受け付ける。同会Tel082(961)5770。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=41314

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皇太子さま:55歳の誕生日 記者会見の全文(毎日新聞 2015年02月23日)
 55歳の誕生日に先立ち、皇太子さまが行われた記者会見の全文は以下の通り。・・・(問2)今年は戦後70年の節目の年です。戦争と平和への殿下のお考えをお聞かせください。先の大戦や戦没者慰霊については天皇、皇后両陛下からどのようにお聞きになり、愛子さまにはどう伝えられていますでしょうか。皇太子さま 先の大戦において日本を含む世界の各国で多くの尊い人命が失われ、多くの方々が苦しい、また、大変悲しい思いをされたことを大変痛ましく思います。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などで多くの方々が亡くなりました。亡くなられた方々のことを決して忘れず、多くの犠牲の上に今日の日本が築かれてきたことを心に刻み、戦争の惨禍を再び繰り返すことのないよう過去の歴史に対する認識を深め、平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないかと思います。そしてより良い日本をつくる努力を続け、それを次の世代に引き継いでいくことが重要であると感じています。両陛下には、これまでさまざまな機会に、戦争によって亡くなられた人々を慰霊し、平和を祈念されており、今年は、戦後70年に当たり、4月にパラオ国をご訪問になります。戦後60年にはサイパン島をご訪問になりましたが、お心を込めて慰霊されるお姿に心を打たれました。また、両陛下には、今年戦後70年を迎えることから、昨年には広島、長崎、沖縄で戦没者を慰霊なさいました。私は、子供の頃から、沖縄慰霊の日、広島や長崎への原爆投下の日、そして、終戦記念日には両陛下と御一緒に黙とうをしており、その折に、原爆や戦争の痛ましさについてのお話を伺ってきました。また、毎年、沖縄の豆記者や本土から沖縄に派遣される豆記者の人たちと会う際に、沖縄の文化と共に、沖縄での地上戦の激しさについても伺ったことを記憶しています。私自身もこれまで広島、長崎、沖縄を訪れ、多くの方々の苦難を心に刻んでまいりました。また、平成19年にモンゴルを訪問した際に、モンゴルで抑留中に亡くなられた方々の慰霊碑にお参りをし、シベリア抑留の辛苦に思いをはせました。

私自身、戦後生まれであり、戦争を体験しておりませんが、戦争の記憶が薄れようとしている今日、謙虚に過去を振り返るとともに、戦争を体験した世代から戦争を知らない世代に、悲惨な体験や日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大切であると考えています。両陛下からは、愛子も先の大戦について直接お話を聞かせていただいておりますし、私も両陛下から伺ったことや自分自身が知っていることについて愛子に話をしております。我が国は、戦争の惨禍を経て、戦後、日本国憲法を基礎として築き上げられ、平和と繁栄を享受しています。戦後70年を迎える本年が、日本の発展の礎を築いた人々の労苦に深く思いを致し、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会になればと思っています。
http://mainichi.jp/feature/koushitsu/news/20150223k0000m040117000c.html

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(声)沖縄の声、「心」で聞いて(2015/02/27朝日新聞)看護師 与座優加奈(沖縄県 23)

当たり前のように連日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に関するニュースが流れる。反対する人々が体を張って叫び続け、それを制止する警察官。安倍晋三首相の沖縄に関する国会での演説を聞いても難しい言葉が多すぎて、心が伝わってこない。反対する人たちを押さえつける前に、少し考えてほしい。なぜ、ずっとここで一年中、大の大人が道路に体を横たえてまで大きな声を出し続けているのかを。「ずっとここにいて暑くないかな」「寒くないかな」「この人にとって、この場所にはどんな思いがあるのかな」「押さえつけた後、心にどんな傷をつくるのかな」……。私たちは子どもの頃、「嫌なことをされたら、嫌だっていいなさい」って、大人から教わってきたはずなのに。いくら声をあげても届かない沖縄の思い。ならば私たちはどう伝えればいいのか。地元のお年寄りが体を張って「埋め立てないで」「お願いだから意見を聞いて」と伝えているのだから、政府も米国もちゃんと心で聞いてください。心の声が伝わりますように。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11623138.html

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<汚染水非公表>「外洋流出の認識薄かった」(2015/02/26河北新報)
東京電力福島第1原発で汚染雨水が外洋に流出していたとみられる問題で、東電は25日、当該排水路の放射性物質濃度が高いことを2014年1月には把握していたと明らかにした。同年1月下旬と2月の国の会議で、他の高い排水路とともに報告。4月にモニタリングを開始したという。東電福島復興本社の新妻常正副代表は25日、いわき市での県漁連組合長会議後、報道陣の取材に「(排水路が外洋に通じていることを)私自身確認できていなかった。認識が薄かった」と述べた。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150226_63020.html

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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