ヒューマニスト26
<その人の指向性、価値観、生き方、考え方>


<山本太郎>

 


山本太郎議員「お沙汰受け止める」 参院委が聴取(2013/11/01朝日新聞)
山本太郎参院議員が1日、参院議院運営委員長からの事情聴取を受けた後の記者団との主なやりとりは以下の通り。

――議運委員長からどういう話があったか。

「政治利用との意識はあるのか」ということだったが、政治利用もなにも僕は直接陛下にお手紙を渡して、僕と陛下とその周りの方々しか分からないことだと思っていたが、このようにマスコミが騒ぐことによって、政治利用にされてしまうということだ。

――マスコミが報じると、予測はできなかったのか。

(園遊会で)マスコミがいた所はだいぶ距離があった。僕は直接お手紙を渡したいという気持ちで渡しただけだ。それを逆に政治利用しているのはマスコミのほうではないかと思う。

――各議員がそれぞれ伝えると混乱が起きるとは思わないか。

今回このように皆さんが盛り上がっているので、次こういうことする人はいなくなるんじゃないか。

――ご自身の行動の結果こうなっている。

陛下にお手紙を渡したというのは自分自身の気持ちを陛下に知って頂きたい、この現状を知って頂きたい、東日本で子供たちにたくさん健康被害が出てきているということと、被曝(ひばく)労働者たちが収束作業の中で切り捨てられているという現実を陛下に知って頂きたいということを手紙にしたためた。それを渡したかった。マスコミが取り上げなければそこまで大きくなることじゃない。政治利用という話しじゃない。

――結果的に政治利用という形になっていることをどう考えるか。

政治利用になってないと思う。本当に僕が政治利用するつもりでお手紙を渡したのであれば、その手紙の内容を公開するはずだ。私はこういう主張をしましたよと。でもそういうことは一切していない。

――与野党議員から「辞職すべきだ」という意見も出ているがどう考えるか。

天皇陛下の政治利用ということなら、オリンピックの招致、ほかに政府主催のイベントなどで「天皇陛下バンザイ」という言葉を使うこと自体が、そういう場に天皇陛下をお招きすること自体も政治利用ということにもなりかねない。今回僕のことが政治利用として裁かれるならば、そのほかのことに関しても協議される必要がある。でも、今回僕自身がルールを知らずにお手紙を渡したということは事実なので、そのことに関する、議会内でのお沙汰というか、意見というものが出た時にはそれを受け止めるしかない。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201311010357.html?iref=comkiji_redirect&ref=com_top_pickup

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ただ、皇室の政治利用をめぐる議論は絶えない。時の政権が天皇の公的行為を使って問題の打開を図るような事例が起きた。そのたびに、なし崩し的に皇室の活動を広げ、政治利用に道を開くことを懸念する声があがってきた。今年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会への高円宮妃久子さまの出席を、下村文科相らが宮内庁に強く働きかけた。今年4月に安倍政権が主催した「主権回復の日」式典では、閉会後に天皇・皇后両陛下が退出する際、会場から「天皇陛下万歳」のかけ声が起き、壇上の安倍晋三首相も万歳をした。

ただ、「政治利用」のプロセスに宮内庁自体も無関係でない。4月の「主権回復の日」記念式典や9月のIOC総会には、両陛下や皇族が政権の意向や要望に沿った形で出席。IOC総会について風岡典之長官は「苦渋の決断だった」と語っていた。山本氏が天皇陛下に手渡した手紙は、そばにいた川島裕侍従長が引き取った。その手紙がどうなったかについて、宮内庁は「お答えできない」としている。園遊会の招待者は約2千人。各界の功労者のほか国会議員が毎回招待される。今回は宮内庁が衆院107、参院52という枠を設け、選出は両院の事務局に一任したという。

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山本太郎議員「陛下の政治利用ではない」 記者団に語る(2013/10/31朝日新聞)

山本太郎参院議員が園遊会で天皇陛下に手紙を手渡したことについて、国会内での記者団との主なやりとりは以下の通り。 

――園遊会で天皇陛下に手紙を渡したのですか

 「陛下にお手紙を渡させていただきました」

――手紙の内容は

「原発事故の現状をお伝えした。子どもたちの被曝(ひばく)が進んでいくと、健康被害がたくさん出てしまう。食品の安全基準でもすごく危険な部分がある。あと、原発の収束作業員が本当に最悪の労働環境で作業をやってくださっている。劣悪な環境の中で、搾取されながら労働の対価を手にすることなく、本当に命を削りながらやっているにもかかわらず、健康管理であるとか放射線管理というものは本当にずさんなままでされている。そういう実情を手紙の中にしたためさせていただいた」

――手紙はいつ準備したのか

 「書いたのは前日。一枚につながった紙に筆で書いた」

――陛下との(言葉の)やりとりはあったのか 

「僕が話しかけたんですけれども。『子どもたちの未来が危ないです。健康被害というものも出てきております。福島の原発収束作業員、本当にひどい労働環境の中で働かされている現実があります』ということを話しました。それで『この手紙に実情が書いてありますので、お読みいただけませんか』と(申し上げ)、受け取っていただきました」

――異例のことで、自民党からも批判の声が出ている

「確かにいろんなご意見もあると思います。本当に切羽詰まった状況の中、どうやって子どもたちを守れるのか、という部分において実情をお伝えすることは、この国に住む者として、情報をお伝えしたいという気持ちがやっぱりあふれ出たものだと、ご理解いただきたい」

――国会議員という立場で手紙を渡すことは、(天皇陛下の)政治利用にあたるのではないか

「政治という問題ではなく、それ以前の問題だ。もちろん、陛下は聡明な方なので、すでにご存じのこととは思うんですが。やはり、自分の中で、いまこの国の置かれた現状、世界中が立ったことのないところに僕たちは立たされていて、健康被害などの部分に関してはほとんど考えられていない。本当にこの先、この国がどうなっていくのかと憂えて、その気持ちがあふれたということだ」 

――単なる政治パフォーマンスにしか見えない。政治利用したということにつながらないのか

「つながらないです。僕が天皇陛下に対して、お手紙を書いたことが、どうして政治利用につながるんですか。どのような利点があるのか」

――あえて陛下に渡したのは、自身の主張が注目を集めやすくなるという考えではないのか

「もしも僕が本当に天皇陛下を政治利用をして、自分の発言に対して注目をしてもらいたいということであれば、天皇陛下に宛てた手紙の内容をすでにメディアに公開しているんじゃないですか。そうではなく、本当に自分の気持ち、自分の思いというものを天皇陛下に対して知っていただきたい。立場や身分という部分は、申し訳ないですけれども、一度横に置かしていただいて、この国に生きる、この星に生きる命の一つとして、その思いを伝えたかった。これがもしも、園遊会でなく、まったく別の集まりであったとしても、僕は同じ思いでいろんな方にお話をしている」 

――陛下に対し手紙を渡し、(陛下に)していただきたいことはあるのか

「これはおそらく立場、身分というものを超越して、やはりこの国に生きるもの、この星に生きるものの一人として、生命体の一つとして、全てのものが向き合わなきゃいけない問題だと思うんです。だから、僕自身がお伝えできることはお伝えしたい。それをどう受け止めるかというのは、それぞれだと思うんですけどね」

――手紙を渡すことがいけないことという認識はなかったのか

「まあ、ルール的に園遊会の中で、お手紙を渡すということは禁じられているということは聞いていなかった。でも、常識的に考えて、陛下に対してお手紙をお渡しするという行為は失礼に当たるかも知れない。けれどもやっぱり、この現状を知っていただきたいという自分の気持ちが勝ってしまった」

「まあ、どのようにレッテルをはっていただいても結構です。公人という立場で、僕がそのような行為をしたことに対して、みなさんが言いたいように言っていただいて結構です。でも、自分自身が、どういう気持ちで手紙をしたためたか、どういう気持ちで天皇陛下に受け取っていただいたか、というのは説明したとおりです」

http://digital.asahi.com/articles/TKY201310310374.html?iref=comkiji_redirect

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当選の山本太郎氏「脱原発の訴え続ける」 東京(2013/07/22朝日新聞)
「脱原発」を掲げた無所属新顔の俳優、山本太郎氏(38)が、東京選挙区(改選数5)で初当選を果たした。午後9時15分ごろ、当選確実の速報が流れると、山本氏は支援者らを前にガッツポーズ。「ここからがスタート。脱原発の訴えを続けたい」と静かな口調で話した。東日本大震災後、早くから「脱原発」を訴え、「迷惑をかけるわけにはいかない」と芸能事務所を辞めた。昨年12月の衆院選は東京8区で落選。今回の参院選は、社民や生活など複数の政党からの推薦を断り、「市民の力だけで勝つ」と臨んだ「原発即時撤退」を訴え続けた街頭演説では、足を止める人が日ごとに増えた。全国から集まったボランティアは、1200人を超えた。支持拡大にネットを積極的に活用し、移動中の様子も中継するなどした。「政党に頼らずボランティアの力だけで勝てる選挙ができた。これがネット選挙の可能性だと思う」と話した。衆院選前には「新党今はひとり」を立ち上げたが、この日は支援者らと「もうひとりじゃない」と声をかけ合う場面もあった。
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/chumoku/TKY201307170448.html

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黙る自分、許せない 〈阪神支局襲撃から25年:1〉2012年5月7日
俳優・山本太郎さん(37)

――昨年4月に脱原発宣言をしました。
テレビで原発事故を知り、血の気が引きました。放射能が漏れ出したのに重要なことを隠す国の姿が明らかになっていきました。スポンサーありきの仕事では、声を上げると不利益を被るので、3週間ぐらい悩みましたよ。ただ、健康被害や次の事故が起きたとき声を上げなかった自分を許せるのかと考えました。

――ドラマの降板など仕事が減り、事務所も離れました。
3カ月ほどで急激に仕事がなくなりました。「調子に乗ってんなよ」と電話が相次ぎ、業務ができないときがあったと聞いて、事務所を辞めました。友人が仕事を取ろうとしてくれたんですが、「いまはちょっと使いづらいな」という答えがほとんどで、空気を読んで使わない。ただ、驚きも傷つきもしません。幼い頃から母に「最悪の事態を考えなさい」と言われていましたから。

――芸能界で脱原発を表明した人はあまりいません。
声が多く上がらないのは残念だけど、原子力は電力会社やメーカー、建設、金融など利権構造が巨大で、当然なのかもしれません。でも、宣言したことに悔いはありません。声を上げずに、目の前の生活のために無関心を決めてテレビに出る自分を想像しただけで怖い。たくさんの人が、子どもやこの国の未来に責任を感じて手弁当で動いています。生きる権利が脅かされる状況を変えるには、市民が立ち上がるしかない。僕が脱原発の催しに行ってメディアが取り上げれば、興味を持ってもらうきっかけになる。その可能性に大きな意味を感じています。

――阪神支局襲撃事件から25年になります。
原発事故があるまで息苦しい世の中とは思っていませんでした。表現の自由に無関心だった。今は自分の思いを発表できる場がネットの発達で身近にあります。ただ、ツイッターで僕の発言をリツイート(引用)した人でさえ攻撃される。言論の自由が無いことを感じる人が増えているかもしれません。必要なのは世の中や人を変えるのではなく、自分自身が変わる勇気です。ものを言う人が増えれば言いやすくなる。みんなが言うまで待つのではなく、まず自分が言う一人になれよと。今まで人生で勇気を何回出したことがあるか。いまがその時だと思います。

やまもと・たろう 兵庫県宝塚市出身の俳優。高校1年生で芸能界入り。NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」や大河ドラマ「新選組!」、映画では「バトル・ロワイアル」や「GO」など多方面で出演。昨年4月、脱原発活動を宣言した。
1987年5月3日、朝日新聞阪神支局が散弾銃を持った男に襲われた。小尻知博記者(当時29)が死亡、犬飼兵衛記者(67)が重傷を負った。事件から25年がたつ。様々な場面で、暴力や圧力に屈することなく、発言し続ける人たちがいる。その思いや言論の自由について語ってもらった。

http://digital.asahi.com/articles/OSK201204280159.html

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東日本大震災:震災がれき試験焼却阻止 威力妨害容疑で告訴は不当 
山本さんら、富山で集会 /富山

毎日新聞 2013年03月04日 地方版
◇「説明ないと主張しただけ」
震災がれきの広域処理に反対する集会が3日、富山市湊入船町のサンフォルテであった。反原発運動家で俳優の山本太郎さんらも駆けつけ、がれきの試験焼却を阻止した富山市民たちが告訴されたことの不当性などを話し合った。告訴問題では、富山地区広域圏事務組合が昨年12月、試験焼却後の灰を富山市の最終処分場にトラックで運び込んだ際に阻止されたとして、市民団体のメンバーを威力業務妨害容疑で告訴している。

阻止した市民団体の中山郁子さん(44)は、現場の警察官に道交法違反に当たると注意されたことなど当時の状況を説明し、「住民への説明がないと主張しただけだ。私たちが訴えられる筋合いはない」と話した。山本さんは「危険なことに対して声を上げられない空気がまん延していったら、何も言えなくなってしまう」と話した。集会にはジャーナリストの木下黄太さんや、がれき受け入れ反対のデモ行進をしたなどとして逮捕された下地真樹・阪南大准教授らも参加した。

 木下さんは「現場には警察官がいた。警察官が現行犯逮捕していないのに、告訴はあり得ない」と指摘すると、山本さんも「告訴されると精神的、社会的ダメージを受ける。市民を告訴し、力を見せつける行動に出たことは許し難い」と同調した。【大森治幸】

http://mainichi.jp/area/toyama/news/20130304ddlk16040319000c.html


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瑞光寺:本堂で童謡と子守歌の独唱−−相模原 /神奈川
毎日新聞 2013年02月17日 地方版

相模原市緑区元橋本の瑞光寺(上村利行住職)の本堂で16日、古街道研究家・山本太郎さんの講演と、歌手・長澤かおるさんの童謡と子守歌の独唱があった。高さ12・8メートル、広さ357平方メートルの本堂内に歌声とピアノの音色が厳かに響いた。同寺の本堂は、鎌倉時代の禅宗様(よう)建築と同じ仏殿様式で10年11月に建て替えられた。柱材を含め総ヒノキ造りで、天井まで4階相当の高さがある吹き抜けのもたらす音響効果に着目した相模原法人会が、初めてコンサートなどを企画。檀家(だんか)や地域住民ら約250人が参加した。山本さんは講演で、同寺が創建された戦国時代の頃まで、橋本地区は古代の東海道・甲州道と群馬から秩父を経て平塚に至る古道の「黄金の十字路」だったと説明。長澤さんは作曲家でピアニストの上畑正和さんのピアノ伴奏で、透明感あふれる歌声で童謡などを歌い聴衆を魅了した。【高橋和夫】

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130217ddlk14040118000c.html

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核なき社会はいずこに 被爆67年誓い新た 広島(2012年8月7日朝日新聞)
67回目の原爆の日を迎えた6日、広島の街には平和の誓いと鎮魂の音色が響き渡った。福島の原発事故で見えない放射線の恐怖と戦う被災者らに寄り添いながら、「核なき社会」への願いに包まれた。
■「原発事故は人災」福島・浪江町長   
福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長と、同町から避難している住民らとの集いが、広島市中区の平和記念資料館であり、約150人が参加した。馬場町長は「事故は事前の対策を怠った東京電力による人災。一日も早く元の生活に戻れるようにしてほしい」などと語った。東京電力福島第一原発事故で県内に避難してきた有志らで作る「命ひろ異(い)の会」と被爆地広島から脱原発を訴える「さよなら原発ヒロシマの会」が共催。その後、広島市中区の相生橋近くで「8・6平和とうろう集会」もあり、約100人が参加。「核のない世界が早く実現しますように」などのメッセージを書いた灯籠(とうろう)を太田川に浮かべた。脱原発を訴え活動する山本太郎さん(37)も参加し、核をテーマにした詩を読み上げた。山本さんは「8月6日に広島に来たのは初めて。もっと早く来ていたら良かった。ともし火は人の命そのもの。それを支えているのが祈りとか願いだと思うと、言葉にならない感動がある」と話した。(倉富竜太、橋本弦)

http://digital.asahi.com/articles/OSK201208060222.html


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TOPICS/「脱原発」の灯、国会大包囲
「脱原発」を訴える抗議行動「7・29脱原発 国会大包囲」が29日、東京・永田町周辺であった。デモ行進のほか、ろうそくやペンライトなどを手に国会議事堂を取り囲み、「原発いらない」などと声を上げた。首相官邸前で「脱原発」を訴える抗議行動が3月に始まって4カ月。この抗議を主催してきた市民グループの連携組織「首都圏反原発連合」がさらなる圧力を政治にかけようと呼びかけた。参加者は夕方、国会議事堂周辺の約1.5キロの歩道沿いに並び、脱原発への思いを象徴するろうそくなどに明かりをともした。国会正面前の車道に一部の参加者がなだれこみ、騒然とする場面もあった。国会包囲に先立ち、炎天下の日比谷公園で開かれた集会では、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが「官邸前抗議は社会現象になるまで膨らんできた。デモと国会を囲んで、私たちの意思を国に突きつけたい」とあいさつ。俳優の山本太郎さんは「みんな怒りが爆発しそうで、今の事態を変えようとこの場所にいる。次の選挙は絶対に変えてやろうぜ」と声を張り上げ、作家の落合恵子さんは「キャンドルの炎は消えるが、私たちの怒りを消すことはできない。本当の民主主義をみせてやろう」と呼びかけた。

参加者はさまざまな思いを抱き全国から集まった。5歳の子どもがいる東京都練馬区のデザイナー野村穂月さん(43)は、日傘に反原発の思いを込めて「NO」をかたどった赤い布をはり付けた。「何も安全じゃないのに政府が『安全』というのはなぜなのか。これ以上日本が汚れたら子どもたちの健康が守れない」横浜市の会社経営竹内達雄さん(64)は、かつて盛んだった学生運動の時代を思い出しつつ、「参加者の年代が幅広い。イデオロギーではなく、純粋に日本の将来や環境のことを心配している人の集まりに感じる」と会場を見渡した。埼玉県日高市の紙英三郎さん(34)は妻(33)と長女(3)、8カ月の長男らと参加した。官邸前抗議にはこれまで3回参加し、「デモがどれだけ力になるか分からないが、僕たちの世代が声を上げていかなきゃいけない」と語った。

東京都江戸川区の会社員太田里佳さん(50)は娘の里菜さん(28)と参加。二人とも抗議行動は初めてという。大飯原発の再稼働に「強引すぎる。安全性への不安が残る中、国民の声を全く聞いていない」と、抗議が届かない政治にいら立ちを隠さない。参加者は集会後、「さよなら原発」などと書かれたプラカードを手に、東京電力本店前や経済産業省の庁舎前などをデモ行進した。主催者発表によると、のべ約20万人が参加した。警視庁は参加者数や検挙の情報を公表していないが、警察関係者への取材では、デモには約1万2千人、国会包囲に約1万4千人が参加。機動隊員をプラカードで殴るなどした疑いがあるとして男性2人を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕したという。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201207300475.html

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