ヒューマニスト49
<その人の指向性、価値観、生き方、考え方>



<ロバート・ジェイコブズ>

 

 

(ひと)ロバート・ジェイコブズさん 広島を拠点に世界の核被害者をつなぐ米国人学者
(2013/08/06朝日新聞)

広島市郊外の古寺、三滝寺は境内の滝の水が平和記念式典で手向けられることで知られる。その近くに居を移し7年。「核と科学技術史」を専門とする歴史学者として、世界の核実験場や原発事故の被害地で聞き取りを重ねてきた。米ソが何万発もの核兵器を向けあった1960年代後半、シカゴの小学校で核攻撃に備える訓練を重ねた。「大人になるまでに世界は終わる」。恐怖心から、核問題の関連本を読みあさった。大学時代は研究と反核運動の二足のわらじ。「気がつけば人生の大半が広島と関わっていた」世界を回る中で核被害者は同じ道をたどると気づいた。「政治家や専門家から『大丈夫だ』と信じ込まされ、10年、20年後に異なる現実を突きつけられる」。だまされたことにみな傷ついていた。


グローバル・ヒバクシャ・プロジェクト――。教鞭(きょうべん)をとる広島市立大大学院生ら被爆3世と、ビキニ水爆実験に巻き込まれたマーシャル諸島の若者を「オーラルヒストリー」の語り手に育て、スカイプで交流させる取り組みを始めたのは、その循環を崩したかったからだ。来春、マーシャル諸島で世界の核被害地の孫世代がじかに会うイベントを催し、輪を広げる。6日朝、いつものように原爆ドーム前の「ダイ・イン」に加わり、誓う。「孤立した核被害地をつなぐ。次の犠牲を減らすために」 (武田肇)
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Robert Jacobs(53歳)

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米国文化と核の研究本 広島市立大のジェイコブズ准教授(2013/08/06朝日新聞)
【後藤洋平】アメリカ文化と核をテーマにした著書「ドラゴン・テール 核の安全神話とアメリカの大衆文化」(凱風社、税込み2520円)が出版された。著者は米国出身で広島市立大学広島平和研究所のロバート・ジェイコブズ准教授(53)。


米国では1950年代に核実験のテレビ中継があった。60年代には、核兵器が使われた際に隣人をシェルターに入れるか否かをめぐって議論が交わされた。著書ではSF映画なども通じ、核がどのように人々に認識されていったのかを分析している。日本語版の出版に際しては東京電力福島第一原子力発電所の事故を意識し、原発についても言及。使用済み核燃料が大量に残っている点を指摘し、「わずかな豊かさを手に入れるのにこれほどの対価が必要なのだろうか」と問いかける。出版は4月末。監訳を手がけ、米国立公文書館で発見した数々の資料を提供した同研究所の高橋博子講師は「国際政治に重点を置いた核の研究が多いなか、文化に目をあてて核のカラクリをあばいている。貴重な知恵をくれる本」と話した。
http://digital.asahi.com/area/hiroshima/articles/OSK201306040041.html?ref=comkiji_redirect

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