KIJI LISTpoint NEWS LIST

20182019


<POINT NEWS92>2015/04/20・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)


sankaku92sankaku
2015/04/20sankaku

 


(核といのちを考える NPT再検討会議)「核兵器、一発でも残してはならない」 米で被爆者ら訴え(2015/04/26朝日新聞)
27日から米国のニューヨークで始まる核不拡散条約(NPT)の再検討会議を前にした24日、世界各地のNGOが意見を交わす「国際平和地球会議」が現地のクーパーユニオン大で開かれた。広島で被爆し、現在はカナダに住むサーロー節子さん(83)がスピーチ。強い口調で「核兵器を禁止してください」と求めた。・・・ 約400人が傍聴。国連のアンゲラ・ケイン軍縮担当上級代表は「核兵器も化学兵器と同様に嫌悪感を持たれるべきだ」と述べ、潘基文(パンギムン)事務総長の「いつかではなく、今、核兵器を廃絶しなければならない」とのメッセージを代読した。友人に誘われて参加したニューヨーク市のパット・ラッセルさん(57)は「これまで核問題について考えたことがなかったことが恥ずかしい」と話していた。(大隈崇、岡田将平)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11725052.html

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難民、エーゲ海経由も 14人、線路で死亡 マケドニア(2015/04/26朝日新聞)
南東欧のマケドニア中部ベレスで23日深夜、アフリカ、アジアからの難民や移民とみられる14人が列車にはねられ、死亡した。いずれもエーゲ海を渡ってギリシャ経由で不法入国したとみられ、捜査当局は線路沿いに歩いて西欧を目指していたとみている。・・・欧州では今月、北アフリカから地中海を渡って欧州を目指す難民、移民が急増した。リビア沖からイタリアやマルタを目指すルートでは、密航船の転覆で大量の死者を伴う転覆事故が続出。一方で、トルコからエーゲ海を経てギリシャに渡り、バルカン半島西部の陸路を通って西欧を目指す人々も増えている。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11725136.html

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(社説)NPT会議 暗雲払う道筋を(2015/04/26朝日新聞)
 5年に1度、約190カ国の担当者らが核軍縮などを話し合う核不拡散条約(NPT)再検討会議が、27日から始まる。核兵器のない世界への歩みは依然として進まず、むしろ核を巡る世界の状況は悪くなっているなかでの開催だ。今年は広島、長崎への原爆投下から70年の節目にあたる。暗雲を払う道筋を示すことを期待したい。2010年の前回会議では、核廃絶への具体的措置など、64項目の行動計画を盛り込んだ最終文書が採択された。しかしこの5年間、その中身はほとんど達成されていない。例えば核大国である米ロの戦略核。3割減らす条約が11年に発効したが、両国の関係悪化でその後の交渉は停滞している。ロシアは核使用を示唆する動きすら見せ、不透明感を増す。・・・ 風穴をあける端緒として期待したいのが、国際法で核兵器を禁じようという動きだ。前回会議の最終文書で「核兵器の非人道性」が明記されたのを受け、非核保有国の間で急速に拡大している考え方だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11725010.html

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(インタビュー 核といのちを考える)「人道」の旗を掲げて ペーター・マウラーさん(2015/04/26朝日新聞)
 「中立」「人道」を旗印に、過激派組織「イスラム国(IS)」が支配する危険地域でも住民支援に取り組む赤十字国際委員会(ICRC)は、核兵器の非人道性に焦点を当てた国際的議論を主導してきた。様々な人道問題がある中、なぜ核兵器なのか。広島・長崎への原爆投下から70年。来日したペーター・マウラー総裁(58)に聞いた。・・・ 「生物・化学兵器、地雷、クラスター爆弾などの問題に取り組む中でも、赤十字はジュノー博士らが広島の被爆者救援にあたった1945年の立ち位置を維持し続けてきました。ただ、何十年にもわたって核兵器の非人道性がわかっていたのに、核軍縮プロセスが単なる幻想であり続けてきたのが現実です」

 「核兵器は、基本的には戦略的な軍事・安全保障の装置であり続けてきました。しかし、前回5年前のNPT再検討会議以降、その人道的影響と核軍縮の重要性を国際社会に思い出させるような政治状況が生まれてきたのです。いつ、どこで、何を交渉するかを決めるのは国家の責任です。私たちができることは、核兵器の何が問題なのかを国家に思い出させることです」・・・ 「核兵器がその標的だけに限定的な形で使われることは想像できません。想定範囲内には封じ込められず、必ずそれは拡大してしまう。それが事故であれ、使用であれ、放射能の影響は広がり、長く続き、人間の対応能力を超えてしまうのです。『適切な国際人道支援はできない』という結論は、唐突なものではありません。現有能力と、現実的な想定から導いたものです。民生用の福島原発の事故を見ても、そのことは分かるでしょう」・・・ 「被爆者の証言を聞いて、私たちが近年議論してきた核兵器の人道的影響をすべて物語っていると思いました。この兵器の無差別性や世代を超えた長期的な影響、(病院などの)支援施設の破壊の可能性などです。強調しておきたいのは、核兵器が使われたら、環境や食糧事情に与える影響は制御不能だということです。この3年間、赤十字だけでなく多くの研究によって、このことが指摘されています。原爆投下から70年。今こそ被爆者の核廃絶への願いを受け止め、それを約束から現実へと動かすことが必要です」・・・

■取材を終えて

政治的中立を旨とする国際人道支援組織のトップとして、言葉を慎重に選び、理詰めで答える姿が印象的だった。「武装組織」が支配する危険地域であっても、そこには欧米や日本政府が言うところの「テロリスト」ではない人々も暮らしている。空爆を続ける欧米の「テロとの戦い」という「上から目線」に追随する日本政府は、こうした「現場」の言葉の重みを再認識すべきだ。(田井中雅人)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11610841.html?iref=reca

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(科学の扉)月面の穴 月の来歴かたる地下空洞か(2015/04/26朝日新聞)
見慣れたクレーターとは違う、月面の縦穴が研究者の注目を集めている。6年前、日本の月探査機「かぐや」の観測で、複数あるのが見つかった。穴の下部では横方向にも空洞が広がっているとみられ、月の成り立ちの解明や将来の探査拠点としての利用につながる可能性がある。ロボットで探査する計画も動き出している。・・・月の穴や地下空洞は、科学と利用の両面で「興味深い研究対象」(春山さん)だ。壁面に露出した地層の断面を観察できれば、月の起源や進化といった成り立ちを知る手がかりになる。溶岩の層は、今は失われた月の磁場の情報を保存している可能性があり、磁場がいつまであったかを知ることができるかもしれない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11725029.html

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謎の海底隆起、300メートル超に 近くの町道は陥没(2015/04/26朝日新聞)
北海道の知床半島の海岸沿いに、1日の間に新たな陸地が出現した現象から一夜明けた25日朝、地元の羅臼町など関係機関の担当者が現地を訪れた。新たな陸地には海藻やウニなどの海洋生物が多数付着し、崖崩れなどではなく、「海底の隆起」だと判断した。・・・現地確認は同町や中標津署、羅臼海上保安署、羅臼漁協などが実施。新たな陸地の規模は長さ300〜500メートル、幅約30メートルで、隆起の高さは10〜15メートルだった。岩盤がクレバス状に大きく開いたり、内圧によって表面が網目状に裂けたりしたとみられる場所が複数見つかった。また、現場に沿った崖には崩落の跡があり、斜面がさらに崩れる恐れがあった。
http://digital.asahi.com/articles/ASH4T33PTH4TIIPE008.html

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尼崎事故10年  「安全文化」を育てたい(2015/04/25京都新聞)
107人が死亡、562人が負傷した尼崎JR脱線事故から、きょうで10年になる。遺族や被害者の思いはさまざまだろうが、今も苦しみを抱える声を聞く。JR西日本が進める安全対策も道半ばだ。私たちの社会は相変わらず効率とスピードを追い求め、安全を二の次にしていないか。まだ事故は終わっていない、との感を強くする。事故から教訓をくみ取り、安全文化を根付かせる努力を続けるしかない。報道などで、遺族や被害者の新たな歩みが伝えられる一方で、心身に傷を負い苦闘する姿を見る。賠償交渉も続いていると聞き、事故の罪深さを思い知らされる。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150425_4.html

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地中海密航転覆 人道的対応を最優先に(2015/04/25東京新聞)
 リビア沖の地中海でイタリアを目指していた密航船が転覆、多数の移民らが犠牲になった。移民増加の背景には中東やアフリカの政情不安や治安悪化がある。移民への人道的対応を最優先したい。船は約八百五十人を乗せ、トリポリを出港。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると八百人以上が死亡、同種の事故では地中海での過去最悪という。地元メディアによると、船長は酒に酔い、マリフアナを吸いながら操舵(そうだ)。密航船はコンテナ船に衝突して転覆した。・・・転覆した密航船に乗っていた移民らの国籍は、エリトリア、シリア、ソマリア、シエラレオネ、マリなどとみられる。内戦状態や紛争で政情が不安定で、貧困に苦しんでいる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015042502000152.html

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ネパール:地震、死者900人超 M7.8、首都被害甚大(毎日新聞 2015年04月25日)
【ニューデリー金子淳】ネパール中部で25日午前11時56分(日本時間同日午後3時11分)ごろ、マグニチュード(M)7.8の強い地震が発生し、首都カトマンズなどで多くの建物が倒壊した。ネパール警察当局は、死者が876人に上ったとしている。インドなど周辺国でも数十人が死亡しており、死者数は合計で900人を超えた。世界最高峰エベレスト(8848メートル)では雪崩が発生して登山者が巻き込まれて死者が出ている。地方都市との通信網が寸断されており、死者数はさらに増える可能性がある。
http://mainichi.jp/select/news/20150426k0000m030010000c.html

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社説:新たな安保法制 憲法も日米安保も超え(毎日新聞 2015年04月25日)
安全保障法制の整備をめぐる与党協議が事実上、決着した。戦後の日本は、憲法9条と日米安全保障条約を車の両輪にして安全保障政策を組み立ててきた。新たな法制は、先の大戦の反省に立って生まれた憲法の制約を外し、かつ日米安保条約の枠をも超えるものになる。戦後の安保政策の大転換が、国民の理解が不十分なまま、このような短期間の議論で行われることは認められない。・・・だが、経済権益の保護を理由に海外で武力行使をすることを憲法が認めているとは到底、考えられない。拡大解釈の恐れを表す典型例だ首相は、新3要件で認められる集団的自衛権の行使は「受動的、限定的なもの」という。だが、武力行使に受動的も何もない。いったん武力行使に踏み切れば、敵国から反撃され、日本は応戦を余儀なくされ、その先は限定も歯止めもかからないだろう。武力を行使するとはそういうことだ。憲法9条を逸脱している。

http://mainichi.jp/opinion/news/20150425k0000m070141000c.html

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(声)「戦力の不保持」で平和守ろう(2015/04/25朝日新聞)無職 諏訪原満弓(鹿児島県 55)

 憲法9条を変えて、「戦力を持てると明記すべきだ」という中学生の投稿(2月8日)を読みました。投稿者は、戦力不保持が意義があるとされるのは、「戦力=戦争」との固定観念によるのでは、と問題提起しました。私なりの答えは「戦力の保持を認めても、すぐに戦争になる可能性は低いだろうが、限りなく戦争しやすい国にはなるだろう」というものです。自衛隊は国の存立が脅かされた時だけ防衛出動します。国防のみならず海外での軍事力行使も認められている主要国の軍隊とは、その点が違います。戦力の不保持は、自衛隊の軍拡に足かせをはめ、海外での軍事力行使をさせないようにする規定です。それがなくなれば、どうなるでしょうか。心配なのは領土問題です。改憲すれば、政府が軍事力で解決しようとするかもしれません。韓国が実効支配する竹島問題について、政府は国際司法裁判所への提訴を検討しました。韓国が拒否して実現していませんが、憲法で戦力保持が禁じられているからこそ、話し合いによる解決を目指す努力が続けられているのです。戦力保持を認めないほうが、結局は国民の安全につながるのだと思います。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11723069.html?ref=pcviewpage

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山形大、ナスカの地上絵保護へ協定 ペルー文科省と締結(2015/04/25山形新聞)
南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の解明と保護に挑む山形大は24日、ペルー文科省と特別協定を締結した。これまで同省の許可を得て現地で活動してきた中、協定を結ぶことで関係を発展させ、地上絵の情報共有や保護活動を一層推進する。同大のナスカの地上絵研究は、人文学部の坂井正人教授を中心に2004年にスタート。12年にはナスカ市内に人文学部付属ナスカ研究所を開設した。人工衛星画像を駆使しながら動物、植物、幾何学図形などを明らかにしてきた一方、見えにくい地上絵はどこに存在しているか分からないため、宅地開発などで破壊が進んでいる。
http://yamagata-np.jp/news/201504/25/kj_2015042500550.php

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小出氏「福島第1原発は石棺を」 元京都大助教(2015/04/25共同通信)
原発の危うさに長年警鐘を鳴らしてきた元京都大原子炉実験所助教の小出裕章氏が25日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見した。事故発生から4年が経過した東京電力福島第1原発について「チェルノブイリのように石棺で(放射性物質を)封じ込めるしかない」と述べ、溶け落ちた核燃料の取り出しを目指す政府や東電の方針を否定した。小出氏は、第1原発の現状について「4年たっても現場に作業員が行けない事故は原発以外にない」と指摘。1〜3号機では、溶け落ちた核燃料が原子炉格納容器内に散らばっているとみられることから「機器を使って取り出せる燃料の量は高が知れている」と話した。
http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015042501001598.html

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豊島の公園で高放射線量 2時間で年間限度(2015/04/24東京新聞)
東京都豊島区は二十三日、区立池袋本町電車の見える公園(池袋本町四)内の地表で、毎時四八〇マイクロシーベルトの放射線量を測定したと発表した。除染を行う基準値の約二千倍の線量にあたり、区は公園を立ち入り禁止にした。地中に何らかの放射性物質が埋まっているとみて、専門業者に委託して調べる。この場所に二時間いると、一般人が年間に浴びてよい放射線の許容量とほぼ同じ量の被ばくをすることになる。区は、区民向けの相談窓口=電03(3987)4174=を設置した。区によると、四八〇マイクロシーベルトを記録したのは、すべり台が二つ連なった複合遊具近くの地表。すべり台の階段でも、除染の基準値の約十倍にあたる二・五三マイクロシーベルトを記録した。公園内の他の遊具に異常はなかった。・・・

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015042402000131.html

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北米沿岸に8百テラベクレル着へ 原発事故で海洋放出セシウム(2015/04/24共同通信)

 【ウィーン共同】東京電力福島第1原発事故で海洋に放出された放射性セシウム137の約5%に当たる800テラベクレル(テラは1兆)が北米大陸の西海岸に到達するとの研究結果を福島大学環境放射能研究所の青山道夫教授がまとめ、24日までにウィーンの学会で発表した。約1年後にはほぼ全量がたどり着くという。日本の原子力規制委員会は、100テラベクレルを放出する大事故の発生確率を原子炉1基につき100万年に1回以下に抑える安全目標を決めているが、今回の数値はその8倍に相当する。
http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015042401001662.html

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「原発事故でオオタカ繁殖低下」 高線量影響か(2015/04/22共同通信)
11年の東電福島第1原発事故以降、栃木県など北関東で国内希少野生動植物種オオタカの繁殖成功率が低下していることが、名古屋市立大とNPO法人「オオタカ保護基金」(宇都宮市)の研究で判明。要因を統計解析し、空間線量の高まりが大きく影響したと推計している。餌の変化など他の要因の影響は小さかった。事故前の推計繁殖成功率78%が、事故後は50%近くに低下。時間経過に伴い空間線量は下がり成功率も回復すると予想されたが、12、13年とますます悪化した。市立大の村瀬准教授は「放射線の外部被ばくだけでなく、餌を通じて内部被ばくの影響を受けた可能性もある」と指摘する。

http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015042201001899.html

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辺野古許可取り消し「あり得る」 沖縄知事、停止指示の正当性主張(2015/04/22共同通信)
沖縄県の翁長雄志知事は22日、県庁で記者会見し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立てに向けた作業を続けている沖縄防衛局に対し、既に作業停止指示を出したことを踏まえ、今後、海底面を掘削する岩礁破砕の許可を取り消す可能性が「十分にあり得る」と語った。辺野古移設阻止に向けた知事権限の行使を警告し、政府への対決姿勢をあらためて鮮明にした。
http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015042201001613.html

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東電に賠償資金820億円交付 機構、39回目(2015/04/22共同通信)

東京電力は22日、福島第1原発事故の賠償資金として、原子力損害賠償・廃炉等支援機構から820億円の交付を受けたと発表した。資金の交付は39回目で、累計で4兆8133億円となった。東電は、これとは別に政府から原子力損害賠償法に基づく約1889億円を受け取っており、合わせると約5兆22億円になった。東電が17日時点で支払った賠償金は約4兆8535億円だった。

http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015042201001127.html

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<福島第1>排水路全ポンプ停止 汚染水流出(2015/04/22河北新報)
 東京電力福島第1原発2号機の建屋屋上にたまった高濃度汚染水を含む雨水が「K排水路」と呼ばれる排水路を伝って外洋(港湾外)に流出していたとみられる問題で、東電は21日、流出防止のために新設されたポンプ全8台が停止し、雨水が外洋に流れ出したと発表した。発電機の故障が原因で、港湾外に流出した水量は不明。同日夜、代替機の準備が整い、くみ上げを再開した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150422_63011.html

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「汚染雨水」また外洋流出 第1原発、排水路ポンプ停止で(2015/04/22福島民友)
 東京電力福島第1原発で汚染雨水が排水路を通じて港湾外の外洋に流出していた問題で、東電は21日、この排水路内に取り付けた水のくみ上げポンプ全8台が止まり、新たに汚染雨水が外洋に流出したと発表した。東電は海への流出量や排水路内の雨水に含まれる放射性物質濃度を調べている。
http://www.minyu-net.com/news/news/0422/news9.html

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天風録 「悪夢の日から100年」(2015/04/22ヒロシマ平和メディアセンター)
 「黄白色の雲が地をはう。襲われたフランス軍は…」。ある英国人記者はそう打電した。兵士たちが血を吐くせき、呼吸に詰まる胸。紫色になった顔に開かない唇。今読んでも背筋が寒くなる▲100年前のきょう、ベルギーのイーペルで広がった地獄絵図だ。第1次世界大戦の激戦地でドイツ軍が放った塩素ガスの犠牲者は5千人ともいう。化学兵器の初の本格使用として人類の暗黒史に刻まれる惨事だろう▲非人道兵器という悪夢の引き金となったに違いない。報復の応酬のため各国の毒ガス開発は加速する。ドイツが2年後に同じ戦場で使ったマスクで防げぬ猛毒―。イペリットは10年余りで瀬戸内の島で造られるまでに▲竹原市沖の大久野島で働いた一人に背中を見せてもらったことがある。茶色い染みが無数に残る。防毒服を着ても悪魔のような毒素が染みついたからだ。平和が訪れた後も息が詰まり、たんが出る病との闘いは続いた▲当時のあるドイツ軍司令官の自戒も伝わる。「文明が進めば進むほど人間は卑劣になる」。悲しいかな否定できない。混迷のシリアで塩素ガス使用、という先祖返りのニュースも打電された。イーペルの暗黒日に、再び目を。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=43409

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ホロコーストを学ぶスタディーツアー 大学生の思い 平和のため私は動く(2015/04/16ヒロシマ平和メディアセンター)
被爆・終戦70年を機に企画された、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)について学ぶ欧州スタディーツアー(主催・公益財団法人ヒロシマ平和創造基金)には、広島県内の大学生6人も参加しました。 ・・・広島大2年 土江友里子さん(19)欧州でホロコーストを学ぶ中、あらためて悲惨さを痛感するとともに、平和の実現は国民の手にかかっていると気づかされました。「私たちには、正しくない人に権力を握られないようにする責任がある」。インタビューしたオシフィエンチム市長の言葉が心に響きました。ホロコーストを実行したナチスは、国民の選挙で第1党に選ばれました。平和の維持は政治家だけではなく、私たち個人個人の責任でもあるのです。 ・・・ 「正しくない人」が権力を握らないように注意する。と同時に、若者が政治や世界情勢に関心を深め、平和活動に積極的に参加することも大切です。そうすることで、世界平和に一歩でも近づけるのではないかと考えています。・・・ アウシュビッツ強制収容所のあったポーランド南部のオシフィエンチム市。ヤヌシュ・フビエルト市長は、原爆が投下された広島市と共に「戦争の悲劇のシンボルの町として、私たちは世界に平和を広げていく責務がある」と強調します。記憶を継承し、平和な世界を実現するには―。市長の思いを聞きました。(大津元貴)

 ―悲しい体験を繰り返さないためには、どうすれば良いですか。
 70年前の出来事を示す実際の建物や場所を残すことが大事だ。一部に「ホロコーストは起きていなかった。うそだ」という意見もある。そうした間違った発言と闘うためにも、本物を残すことが大切だ。日本もポーランドも終戦後、平和な暮らしが続いている。当たり前のような感覚になっているが、軍事衝突は今でも起こりうる。忘れてはならないのは、私たちには、正しくない人に権力が握られないようにする責任があるということだ。さほど重要だと思われない普通の状態からプロセスが進むうち、戦争や悲劇が生じる。1930年代の映像を見ると、私たちと同じような人々がヒトラーやナチスを支持していた。日本でも最初は同じ状況だったはずだ。平和の維持は、私たち一人一人にかかっている。政治家だけではない。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=43195

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社説:侵略という言葉 「枝葉の議論」ではない(毎日新聞 2015年04月22日)
この夏に出す戦後70年の首相談話に「侵略」や「植民地支配」といった言葉が含まれるかどうかは、果たして枝葉末節の議論だろうか。安倍晋三首相は20日のBSフジの番組で、過去の言葉をそのまま使うことに否定的な考えを改めて示したが、これはむしろ本質にかかわる問題であり、盛り込むことはやはり必要だと重ねて主張したい。首相談話は「先の大戦への反省」を踏まえた未来志向のものにしたいと首相は言う。あの戦争は国内にあっては310万人の死者を出し、外に向かっては侵略によっておびただしい数の人命を犠牲にした。したがって「先の大戦の反省」とは、国際的には侵略の事実を認めることと同義だと言ってもいい。・・・首相は「(過去の談話と)同じことを言うなら名前を書き換えればいいだけの話になる」と語っているが、歴史認識の中核をなす言葉を盛り込んだ上で未来カラーを打ち出すことがなぜ不可能なのか、理解に苦しむ。侵略などの言葉を入れてしまえば安倍談話が成り立たない、ということならば、首相自身が、これらの言葉の有無が談話の本質だと考えている何よりの表れではないか。戦後70年の節目は日本国民が過去の歴史と誠実に向き合い、平和な世界を望む真摯(しんし)な思いを内外に静かに発信する年にしたい。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150422k0000m070140000c.html

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安売り規制  町の酒屋さん守れるか(2015/04/22京都新聞)
自民党が酒の安売りを規制するため、酒税法などの改正案を議員立法で今国会に提出する。取引基準を法制化し、命令に従わない業者に対しては販売免許を取り消せるようにするのが柱だ。安売り競争激化で疲弊した「町の酒屋さん」の経営を守るのが狙いというが、規制緩和によって量販店やスーパーなどの参入を促したのは自民党政権ではなかったか。安売り規制の正当性や効果を疑問視する声がある上、安売り店を利用している消費者にとっては、酒の価格が上がれば家計負担が重くなる。おいそれと賛同するわけにはいかない。自民党部会によると、仕入れ価格を下回るような安値販売を禁止する取引基準を設定。今国会中に改正法を成立させ、1年以内に施行する予定という。もともと酒には規制が多い。販売免許をめぐっても、人口比率による免許数、一定の距離内での出店の可否といった基準があったが規制緩和で相次ぎ撤廃。2006年には「原則自由化」された。この結果、量販店やスーパー、コンビニなどが参入。一度に大量購入して安く仕入れるため酒屋は太刀打ちできず、閉店が相次いだ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150422_3.html

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安保法制考(5) 許されない自衛隊任せ(2015/04/22東京新聞)
一連の安全保障法制の制定により、武力行使のハードルは限りなく下がる。今後は共同訓練中の米軍や他国の軍隊であっても自衛隊が防護するというのだ。防護できる法的根拠について、政府は「自衛官は自衛隊の武器を守るため武器使用できる」という自衛隊法第九五条を当てはめる。この条文は「日本の防衛力を構成する自衛隊の武器を防護する行為」(政府見解)とされる。米軍や他国の軍隊の武器は「米国や他国の防衛力」であって「日本の防衛力」であるはずがない。この時点で相当な無理がある。・・・安全保障法制の制定により、自衛隊はどこへでも派遣され、他国軍の防護はもちろん、海外における武力行使まで可能になる。憲法改正を抜きにした「国防軍」の誕生である。その結果、改憲の動きは加速されるだろう。それこそが安倍晋三政権の真の狙いかもしれない。 (半田滋)=おわり
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015042202000159.html

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過労死防止大綱 働く人を守る対策急げ(2015/04/22東京新聞)
 厚生労働省は過労死を防ぐための対策をまとめた過労死防止対策大綱の骨子案を公表した。過労死や過労自殺、それにつながる長時間労働の実態を明らかにし、効果的な対策を盛り込むべきだ。「息子は二十七歳の若さでなぜ、死ななければならなかったのでしょうか」。全国過労死を考える家族の会兵庫代表、西垣迪世(みちよ)さんは厚労省の協議会で訴えた。西垣さんの一人息子は、IT会社でシステムエンジニアとして働いていた。一カ月の時間外労働が百五十時間を超えることもあり、終業時間が午前零時を越える日が一カ月の半分以上という月もあったという。うつ病を発症し、休職、復職を繰り返したが、完治していないのに朝までの勤務を強いられるなどし、病状は悪化。治療薬を過量服用し、入社四年目で亡くなった。ブログには「働き過ぎです。このまま生きていくことは、死ぬよりつらい」とあった。過労死は後を絶たない。・・・ フランス、ドイツなどでは、これ以上働かせてはいけないという総労働時間の罰則付き上限規制を設けている。加えて、勤務終了から開始まで連続十一時間以上の休息時間を取らなければいけないという「インターバル規制」もある。こうした厳しい制限を、日本も導入するべきではないか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015042202000160.html

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月形成時の衝突の痕跡を小惑星帯からの隕石で発見(2015/04/21ナショナルジオグラフィックス)
2013年にロシア、チェリャビンスクに落ちた隕石からも見つかる。夜空に輝く月は、今から45億年近く前に、地球と火星サイズの天体との激しい衝突「ジャイアント・インパクト」が引き金となって形成された。『Science』4月17日号に掲載された論文によれば、この衝突で飛び散った破片が小惑星帯まで到達し、小惑星に痕跡を残していたことが明らかになった。論文の著者である米サウスウエスト研究所のビル・ボトケ氏は、「内部太陽系(現在、地球や火星といった岩石惑星がある太陽に近いエリア)で起こった衝突としては最大規模の、とてつもない出来事でした」と言う。「膨大な量の破片ができて、そのうちのかなりの部分が地球―月系から放り出されました」。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042000058/

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交流サイト被害  子どもに危険伝えよう(2015/04/20京都新聞)
出会い系サイトだけではなく、子どもが頻繁に利用するLINE(ライン)などの交流サイトにも、性犯罪などに巻き込まれる危険が潜むことが浮き彫りになった。警察庁のまとめでは、昨年1年間に出会い系以外の交流サイトで犯罪被害に遭った子ども(18歳未満)は1421人に上る。前年から1割増え、統計を取り始めた2008年以降で最多だった。青少年保護育成条例違反と児童買春・ポルノ禁止法違反が計1329人、強姦(ごうかん)と強制わいせつが計34人と、ほとんどが性犯罪だ。被害者は15〜17歳が7割近くを占め、交流サイトへの接続手段の8割近くはスマートフォンだった。・・・だが、出会い系の被害が交流サイトに移っているとの見方もできる。無料通信アプリのLINEや会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックなど、子どもにも身近なサイトだけに、事態はより深刻といえるだろう。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150420_3.html

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ダークマターの「雲」にずれ、実在の証拠か(2015/04/20ナショナルジオグラフィックス)
ダークな存在を抜け出す日は近い?天文学者は80年近く前から、宇宙を満たす謎めいたダークマターの正体を明らかにしようと努力してきた。彼らがダークマターの概念を思いついたのは、銀河の運動を観測すると、宇宙の質量が目に見える星や銀河の質量だけでは説明できないほど大きいように見えるからだ。彼らはこの物質を、ビッグバンの際に大量に生成した、重力には関わるもののどうやっても目に見えない素粒子だろうと推測した。天文学者はこうした素粒子を直接観察できていないため、ダークマターは基本的にまだ理論上の存在である(参考記事:「謎に満ちた見えない宇宙」)。今回、ハッブル宇宙望遠鏡と超大型望遠鏡VLT(チリ)を使って行われた新たな観測により、ダークマターの正体について決定的な手がかりが得られた可能性がある。『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society』誌に掲載された論文によると、エイベル3827という地球から約14億光年の彼方にある銀河団のダークマター粒子は、重力以外の力を感知しているという。

この観測で実際に検出されたのはダークマターの異常な分布だ。通常、ダークマターは銀河を取り巻く巨大な「ハロー(かたまり)」を形成している。私たちの銀河系でも例外ではない。銀河系は猛スピードで回転しているので、ダークマターの大きな重力でつなぎ止められていなければバラバラに飛び散ってしまうはずだ。けれども、エイベル3827銀河団にある1つの銀河は、ダークマターハローの中心と銀河自体の中心が約5000光年もずれていた。宇宙では5000光年などたいした距離ではないが、一部の理論家が主張するようにダークマター粒子が重力にしか反応しないのなら、この距離はゼロでなければならない。・・・いずれにせよ、物理学者も数学者も、ダークマターが永遠に闇に包まれているはずはなく、いつかはその謎が解き明かされるだろうと信じている。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/041700055/

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天風録 「キンキンの願い」(2015/04/20ヒロシマ平和メディアセンター)
 「銀ブラするなら募金に協力しようよ」。ラジオ局から呼び掛けたのが愛川欽也さんだ。原爆ドーム保存募金が進む1967年。広島市長の故浜井信三氏が都内の街頭に立ったのを聞いたからだ▲高度成長を満喫する銀座の街と補修費にも事欠く人類の悲劇の象徴。比べてみたキンキンは口を開かずにいられなかったのだろう。「学童疎開の世代なんですよ。ヒロシマを忘れてはいけない」と本紙に語ったことが▲東京から疎開したのは信州の寺。ひもじくて深夜の炊事場に忍び込み、お焦げをあさる。本堂から聞こえる女の子のすすり泣き…。自伝的小説「泳ぎたくない川」に投影した記憶は自らの生きざまの原風景でもあった▲テレビ桟敷を魅了した軽妙な語り。誰もが知る売れっ子は護憲を堂々と口にした。戦争は一番弱き者を傷つける―。それを肌で感じるからだろう。一方で政治の話を避ける若いタレントが物足りなく映っていたようだ▲司会していた討論番組の打ち切りを受けて3年前、インターネットテレビ局を立ち上げた。誰もやらないのなら、オレが戦争はしない、平和憲法を守れと叫ぼう、と。昔も今もにぎわう銀座の街に、どれだけ響いていただろう。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=43271

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格納容器調査、2台目ロボットも回収断念 福島第一原発(2015/04/20朝日新聞)
 東京電力は20日、福島第一原発1号機の格納容器内に投入した2台目の調査ロボットについて、回収を断念したと発表した。ロボットとともに投入された監視カメラが、放射線の影響で劣化して使用できなくなり、回収に必要な動作をロボットがとれるのか確認できないためという。

http://digital.asahi.com/articles/ASH4N3JCYH4NULBJ003.html?iref=comtop_6_02

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反EU政党の動向に注目 フィンランド総選挙(2015/04/20朝日新聞)
フィンランドで19日、任期満了に伴う総選挙(一院制、定数200)の投票が行われた。欧州の経済危機では危機国を支える北部欧州の一角だが、国内経済は低迷し、経済立て直し策が主な争点だ。ギリシャへの支援に厳しい態度で臨むべきだとの声も根強く、反欧州連合(EU)を訴える政党の動向も注目される。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11713954.html

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(声)語りつぐ戦争 「しゃべるな」という空気に恐怖(2015/04/20朝日新聞)無職 柳瀬安正(埼玉県 84)

 先の戦争における初めての本土空襲で、42年4月18日正午過ぎ、東京都荒川区尾久町(現・東尾久)が攻撃を受けた。死傷者や家屋の焼失などの被害が出た。完全な奇襲攻撃だった。その数分後、尾久町から約3キロの、当時住んでいた同じ区内で私は来襲した米軍機を目撃した。突如、超低空飛行で頭上に覆いかぶさってくる双発の爆撃機。副操縦士席に大きな鼻の赤ら顔が見えた。機体の特徴とマークから米軍機と分かった。そのとき空襲警報は発令されていなかった。国は失態と被害を隠すため、報道を統制した。「余計なことをしゃべるな」という空気は子ども心を恐怖で縛った。見る、聞く、話すができなくなった。最近知り合った友人には、当時、家が焼夷(しょうい)弾の直撃を受けたり、爆風に飛ばされたりした人もいる。彼らが口を開いて体験を語ったのは、70歳を超えてからだ。国は、住民の消火努力が被害を軽微にしたと宣伝した。「空襲は怖くない。自分で消すとの信念を持て」と命じ、消火訓練を強化した。実態を無視した指示が、その後の空襲で犠牲者を増やすことにつながったのではないか。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11713934.html

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(声)語りつぐ戦争 消されて復活した「八紘一宇」(2015/04/20朝日新聞)無職 岩満克浩(宮崎県 73)

 戦争の記憶はありませんが、我々の世代は名前で分かります。1学年上で仲間のまとめ役だった紘一さん。私と同学年の仲間も長男なのに八郎君。ほかに一郎君、一宇(かずひろ)君などがいます。いずれも「八紘一宇(はっこういちう)」にちなんでいます。辞書に「世界を一つの家とすること」とあります。ちなんだ名前を付けられた友人たちに責任はありませんが、侵略戦争のスローガンとして使われた言葉です。この「八紘一宇」の文字を大きく刻んだ塔が宮崎市の平和台公園にあります。高さ37メートル。40年の「紀元2600年」の記念事業で建立され、当時は「八紘之基柱」と称していました。現在の名称は平和の塔で、観光名所になっています。実は46年1月から、米軍の意向で文字が消えていました。ところが、64年の東京五輪開催を機に地元で復元運動が起き、翌65年に復活しました。「八紘一宇」という言葉が、「平和の塔」に堂々と刻まれていることに、私は違和感を覚えます。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11713936.html?ref=pcviewpage

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(声)語りつぐ戦争 山村も戦争と無縁でなかった(2015/04/20朝日新聞)無職 横山ツナエ(愛知県 83)

 私が国民学校高等科1年だった44年、愛知県三河地域の山村に住んでいました。私たちの集落を含む一帯の人口は千人ほど。そんな小さな集落でも時折、警戒警報や空襲警報のサイレンが鳴りました。すぐに避難できるよう、枕元には防空頭巾。煎った大豆など非常食、傷薬などを入れた袋を置いて寝ていました。通学用のカバンの中に、教科書は1冊だけ。授業は1時間しかなかったからです。学校で主にやっていたのは、梱包(こんぽう)用の菰(こも)を織る作業。2学期から始まりました。学校の廊下にはずらりと10台くらい織る機械が並んでいました。子どもたちが1日に4時間ほど、菰織りをしていました。縄をなう子もいました。菰は、軍用機で輸送する小銃など軍需品の梱包に使うのだと聞かされていました。みんな慣れない手つきで作業していましたが、お国のためにと一生懸命でした。作業は終戦まで続きました。こんな小さな集落でも、戦争とは無縁でいられなかったのです。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11713937.html?ref=pcviewpage

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(声)語りつぐ戦争 沖縄戦で顔に大けがを負った(2015/04/20朝日新聞)無職 新垣文子(埼玉県 82)

 1945(昭和20)年4月1日、米軍が沖縄本島に上陸し地上戦が始まった。6月23日の終結までに、沖縄の民間人は9万人以上が犠牲になった。私は6月中旬に、顔を失った。住んでいた沖縄本島で米軍機の空襲から逃れるために防空壕(ごう)に避難しようとしたとき、至近距離で爆弾が炸裂(さくれつ)し、破片が顔面から口の周りの肉をそぎ落としたのだ。顔がザクロのように裂けた。私は失神した。父におぶわれて、野戦病院に運ばれた。頭が丸太のように重かった。軍医が「この子は死ぬ。薬を使うのはやめよう。もったいない」と話すのを、横たわったまま聞いた。「そうか。このまま死ぬんだ」と思った。父が頼み込み、消毒だけはしてもらった。その後に避難した壕に、ニンニクの黒砂糖漬けが入った瓶が残されていた。母がそれを砕いて私の口に含ませ、飲み込ませてくれた。それが薬になり、私の命をつないでくれたと信じている。つらかったのは、鏡で見る自分の顔が怖いこと。戦後、くっついた歯茎と唇をはがす手術、下唇から肉を取って上唇に移植する手術など何回も再生手術をした。けれど、元には戻らなかった。結婚して2人の子どもに恵まれ、5人の孫がいる。家族との生活は幸せだった。でも、昨今の政治情勢を見ると、ふるさと沖縄が心配でならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11713933.html?ref=pcviewpage

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(声)語りつぐ戦争 トラック島で餓死、兵の無念(2015/04/20朝日新聞)無職 瀧本邦慶(大阪府 93)

 海軍航空整備兵だった。真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦へ。44年には海軍基地があるトラック諸島(現ミクロネシア連邦・チューク諸島)に送られた。2月17、18日、米軍機の大空襲があり、艦船、航空機の多くが壊滅的打撃を負った。以後も毎日のように敵機が来てその度に防空壕(ごう)に逃げた。壕は二つ。私はいつも同じ壕に入ったが、ある日の空襲で何となくもう一つの壕へ。終わって外に出るといつもの壕に爆弾直撃、約20人全員が戦死した。数カ月後、私と他4人にフィリピン・レイテ島への転勤命令が出た。2千キロ以上も遠方へ小型潜水艦に毎回1人ずつ乗せて行く。抽選で順番を決めると私は5番目。先の4人は順調に行ったが、潜水艦は戻る途中に敵攻撃で沈没、私は島に残された。食料がなく、大勢の兵士が餓死した。17歳で志願入隊し、戦って死ぬのは当然と思っていた私だが、その時からこんな死に方は納得できない、国にだまされた、と思うようになった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11713935.html?ref=pcviewpage

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安保法制の原案  これは歯止めにならぬ(2015/04/20京都新聞)
あまりにも性急に、平和国家の大転換が進もうとしている。新たな安全保障法制に関する与党協議会が、政府の関連法制原案を大筋で了承した。残る論点は、自衛隊の後方支援派遣に向けた国会承認のあり方だけという。関連法制は、専守防衛を基本に抑制していた自衛隊の任務を一気に解き放ち、日米の軍事協力を世界規模へと押し広げる内容である。与党協議で「歯止めをかける」としていた公明党だが、原案では形ばかりの文言が追加されたにとどまる。到底容認できない。・・・関連法制は四つの柱からなる。集団的自衛権を使えるようにするため、個別的自衛権を規定した現行の武力攻撃事態法を改正する。他国への攻撃で日本の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある事態を「存立危機事態」と定義し、自衛隊の武力出動を可能にする。・・・二つ目、三つ目は外国で戦争をする他国軍に対し、自衛隊の後方支援を拡張するのが狙いだ。・・・ 最後は国連平和維持活動(PKO)協力法の改正だ。国連の枠組み以外にも、自衛隊の活動や武器使用を広げる。どれ一つとっても、日本が他国の戦争に巻き込まれる危険が急激に高まる。政権の裁量により、自衛隊の任務が際限なく拡大しかねない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150420_4.html

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安保法制考(3) 後方支援、机上の安全(2015/04/20東京新聞)
安全保障法制で集団的自衛権の行使に並ぶ危険な活動は、他国の軍隊への後方支援だ。周辺事態法の改正と新法(恒久法)の二本立てで、自衛隊が他国軍のために弾薬や食料、燃料などを提供したり、輸送したりできるようにする。周辺事態法は、朝鮮半島有事など日本周辺で戦う米軍を憲法の枠内で支援する法律だが、改正により「日本の平和と安全に重要な影響を与える事態」ならば、自衛隊は世界中どこへでも行くことができて、支援対象も米軍から他国の軍隊へと拡大される。新法は「国連決議または関連する国連決議」があれば、日本の平和に無関係でも、やはり自衛隊が他国軍を後方支援できるようになる。二つの法律は派遣根拠が異なるだけで、自衛隊の活動内容に変わりがあるわけではない。安倍政権が目指す「切れ目のない対応」をするため、いかなる理由でも派遣できるようにする狙いがみえる。・・・さらに「現に戦闘行為が行われている現場」以外なら自衛隊は後方支援できるようになる。戦闘している部隊よりも燃料、食料を輸送する後方支援部隊が狙われるのは軍事常識だろう。武力行使との一体化が疑われ、周辺事態法で「行わない」と明記された弾薬の提供、発進準備中の航空機への給油まで認める方針なので、憲法の歯止めさえ怪しくなってきた。正規軍に対して、武装勢力が自爆テロや仕掛け爆弾で対抗する非対称戦の最中に「現に戦闘が行われていない現場」がどこなのか判断できるだろうか。米国防総省はイラク戦争における米兵の死者のうち、大規模戦闘での犠牲者は百九人だったのに対し、その後のイラク駐留で三千人以上が死亡したと発表している。戦争を知らず、戦場へ行くことのない政治家や官僚が机上で勇ましい夢をみている。 (半田滋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015042002000170.html

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孤独な警告者:詩人 若松丈太郎(あきこ / 2015年4月19日みどりの1kWh)
・・・3月2日に放送されたブランドナーさんの番組は、「私は予言者ではない。ただ注意深かっただけだ − 詩人若松丈太郎と福島の原発大惨事」というタイトルだ。彼女から手渡された番組のCDを聞いた。まず2011年5月、福島原発事故後に書かれた若松さんの詩「ひとのあかし」の前半部の朗読、番組タイトルに続けて、詩の後半が朗読される。さらに、「私は言葉で闘うしかない。詩や文章を書くことしかできない」という若松さんの言葉が続く。最初の数分を聞いただけで、若松丈太郎という人物に引き込まれていく。・・・若松さんはチェルノブイリを訪問し、無人となったプリピャチ市を見て、「もし福島原発に事故が起きれば自分たちにも同じことが起きるであろうと考えた」という。「神隠しされた街」の以下の部分が朗読される。

ラジオで避難警報があって
「三日分の食料を準備してください」
多くの人は三日たてば帰れると思って
ちいさな手提げ袋をもって
なかには仔猫だけをだいた老婆も
入院加療中の病人も
千百台のバスに乗って
四万五千の人びとが二時間のあいだに消えた

・・・若松さんは1935年生れ、広島と長崎に原爆が投下され、日本が戦争に敗れたとき、10歳だった。そして、同年秋、学校が始まったとき、「まず、それまで使っていた教科書に墨塗りをさせられた。長い箇所は、そのページを切り取るように言われた。今までこれこそが正しいと言ってきた同じ先生が、墨を塗れと言う。ころりと言うことを変える。それはとても大きなショックだった。これからどうして生きていけばいいのか」と悩んだ若松少年は、中学に入ったときから詩作を始める。福島大学で日本文学を学び、高校の教師をしながら詩を書き続けた。最初の詩集「夜の森」が1961年の福島県文学賞を受賞し、その後も受賞を重ねた。若松さんは、「この生き方でいいのだ。みなと一斉に同じ方向を向かなくてもいいのだ。自分は自分の考え方をもって生きていいのだ」という確信を得た。原点には教科書の墨塗りがあるという。・・・若松さんは「核災」「核発電所」という呼び方にとことんこだわる。「人災であり、犯罪であるのに、原発事故という言い方は納得いかない。原子力エネルギーという言葉には、核爆弾と同じ構造をもちながら平和利用に見せかけるうさん臭さがある」。

http://midori1kwh.de/2015/04/19/6762

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ドイツの経済誌が見る日本のエネルギー政策(まる / 2015年4月19日みどりの1kWh)
混乱する日本のエネルギー政策について伝える記事が、ドイツの経済雑誌「週刊経済」(Wirtschaftswoche)に掲載された。「330メガワットを生み出す世界最大の地熱発電所が現在造られているが、その資本金50%を日本の伊藤忠商事と九州電力が出資している、そこで使われるタービンは同じく日本の東芝製である」とこの記事は始まる。しかし読者は次の1行で知らされる。それが日本国内にあるのではなく、インドネシアにあることを。この地熱発電所では、将来的に原発20基に相当する電力を発電できるようになるという。・・・同誌は「日本が大切な資源をおろそかにするのは、原発惨事から4年経った福島の奇妙な様子にぴったりだ。政府と東電が原発48基を再稼働しようとする中、日本は再生可能エネルギーでつまずいている」と指摘する。そして「特にそれがひどいのは太陽光発電をめぐる間違った発展だ」と書く。・・・
http://midori1kwh.de/2015/04/19/6786

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