birth point
<POINT NEWS72>2014/12/25・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku72sankaku
2014/12/25sankaku12/29

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。


 


(報われぬ国 負担増の先に)認知症 1年半、8カ所転々(2014/12/29朝日新聞)
この1年半、認知症の妻(80)はのべ8カ所の病院や介護施設を転々としてきた。富山市に住む夫婦は妻の受け入れ先がなかなかなくて、困り果てている。それまでは夫(81)が自宅で介護してきたが、妻の状態が悪化し、世話しきれなくなった。ところが、興奮したり徘徊(はいかい)したりする症状があったため、施設も受け入れにくいというのだ。・・・ 昨年7月、妻は脳梗塞(こうそく)になり、救急病院に入った。それが、行き場を求めて苦悩する生活の始まりだ。救急病院では1週間ほどで「治療が終わったので」と退院を求められた。妻は体力が落ちてトイレや風呂に自力で行けなくなり、自宅での介護は難しい。夫は妻の受け入れ先を探した。・・・ しかし、手厚い介護を受けられる特別養護老人ホーム(特養)は、富山県内で2千人以上の入居待ちがいる。リハビリをする介護老人保健施設(老健)や長く入れる療養型病院などもまわったが、「その症状では、うちではみきれません」などと断られた。・・・ 妻はいま、一般病院の精神科に戻っている。日中は車いすで過ごし、食事はおかゆで、オムツを使う。1年ほど前は自力で立ち、普通の食事をとり、介助を受けてトイレにも行けた。長い入院で体は弱ってしまったが、夫は「病院にいられるだけでありがたいと思わなければ」と話す。ただ、病院からも「そろそろ退院を」と言われている。次のあてはない。夫も7月に肝臓がんの手術を受け、体調はすぐれない。「認知症の人が病院から介護施設などに無理なく移れるような中間的な施設があればいいんですが。先行きには不安しかありません」という。・・・ 厚生労働省によると、国内の高齢者(65歳以上)の約15%が認知症と推計され、その総数は2012年時点で約462万人にのぼる。65歳未満の若年性認知症も09年の調査で約3万8千人と推計されている。・・・ 認知症の人が自宅以外で暮らす場合、特養や老健などが多い。だが、興奮したり徘徊したりするなど症状が重い人は敬遠される例もある。そうした人も受け入れているのが、精神科病院や一般病院の精神科だ。これらに入院する認知症の人は11年に約5万3千人になり、15年前の約1・9倍に増えた。富士通総研が昨年、精神科病院に聞いた調査では、認知症の人が入院した理由(複数回答)は、「(興奮や徘徊など)行動・心理症状の悪化」が80%と最も多く、「介護者の事情(家庭・地域・施設での対応困難)」が42%、「家族の疲弊」が34%あった。


認知症の人が入る主な施設

主な設置主体/施設数/利用者数(人)

     *

特別養護老人ホーム(特養)

 常に介護が必要で、家庭での生活が困難な高齢者らが入所する

 社会福祉法人など/7865/51万6800

介護老人保健施設(老健)

 介護が必要な高齢者らが、リハビリなどをして、自宅への復帰を目指す

 医療法人など/3994/34万9900

グループホーム

 認知症の人が、介護を受けながら少人数で共同生活をする

 限定なし(企業中心)/1万2124/17万6900

有料老人ホーム

 食事や生活支援つきの高齢者住宅。約4割の施設は介護サービスがつく

 限定なし(企業中心)/8499/34万9975

精神科病院

 認知症の人は興奮や幻覚の症状が強いときなどに入院し、薬の調整などをする

 医療法人など/1066/22万6885

 (施設数や利用者数は昨年7〜10月時点。利用者数は認知症以外の人も含む総数で、精神科病院は昨年の1日平均の入院者数。厚生労働省の調査から)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11529703.html

top


BACK

宮崎、再び鳥インフル 高病原性、4万羽殺処分へ(2014/12/29朝日新聞)

宮崎市高岡町の養鶏場で28日、鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が見つかり、宮崎県の遺伝子検査で高病原性のウイルス(H5亜型)と確認された。県は29日未明、養鶏場で飼育する約4万2千羽の殺処分に入る。半径10キロ圏内の養鶏場にも鶏や卵などの搬出制限の措置を取る。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11529723.html

top


BACK

「ヘイトスピーチ、国は対策を」地方議会が意見書続々 国連委勧告・最高裁決定で勢い(2014/12/29朝日新聞)

各地の地方議会が、ヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)対策を国に求める意見書を相次いでまとめている。今月だけで計12の議会が可決。日本政府に法整備を促した8月の国連人種差別撤廃委員会の勧告や、ヘイトスピーチは「人種差別」と認定した今月9日の最高裁の決定が、流れを後押しする。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11528351.html

top


BACK

ビートルズ16作品が紙ジャケで 日本限定CD発売(2014/12/27朝日新聞)
ビートルズのアルバム13作品とベスト盤など計16作品(ステレオ)が、日本限定の紙ジャケットCDとして発売された。1964年の日本レコードデビューから50周年を締めくくるユニバーサル・ミュージックの企画。「アビイ・ロード」「レット・イット・ビー」など6作品の紙ジャケCDの発売は世界初となる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11528378.html

top


BACK

年のおわりに考える 見ず、聞かずの原発被害(2014/12/29東京新聞)
福島の復興はこの一年、どれほど人間の痛みの問題として語られてきたでしょう。原発事故から三年九カ月を経てもなお、被害救済は進んでいません。福島県ではいまだに約十二万人が県内外での避難生活を強いられています。安倍政権は事故はもう終わったかのように、各地の原発の再稼働を加速させようとしています。・・・事故は子どもや若者の夢を奪い、大人たちも先の見えない暮らしの中にとどめおかれている。この救済すら終わっていないのに、再稼働を促す政府の方針に沈黙はできない−。発信されたのは「福島を忘れさせない」という強いメッセージでした。会場に酒井さんの姿がありました。飯舘村の集団ADRの横断幕に「償(まや)え!」という福島の言葉とともに、原発事故で傷つく前の美しい古里の風景写真を刷り込みました。この叫びを見過ごし、孤立させることがあってはなりません。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014122902000140.html

top


BACK

ドイツの二酸化炭素排出量削減、高い目標値を再確認(こちゃん / 2014年12月28日みどりの1Kwh)
ドイツ政府が、二酸化炭素の排出量を2020年までに1990年比で40%削減することを再確認した。2007年に決めたこの目標値の達成は危ぶまれていたが、このほど種々の方策を閣議決定、環境保護リーダー国としての位置を守る意向だ。個別では火力発電が最大の削減量を担う。ドイツの今までの二酸化炭素の削減量は1990年比で32〜35%で、このままでは2020年までにまだ8%〜5%足りないとされていた。 目的達成に関しこれまで、二酸化炭素排出量の最も多い火力発電の分野での削減が適当だとする連邦環境省と、脱原発と脱火力発電は同時に出来ないとする連邦経済・エネルギー省が中心になって 争っていた。そしてその対立する意見を、環境保護団体や経済界がそれぞれ支持していた。・・・その他には建物の熱遮断や古い暖房装置の更新、交通分野での電気自動車の普及を含む省エネ化、農業分野での農薬使用量の削減など数々の方策が示された。この分野では最高約3000万トンの削減が期待される。農薬は使用後に地球温暖化ガスの一つである一酸化二窒素が発生し好ましくないし、生産にも多量のエネルギーが必要になる。
http://midori1kwh.de/2014/12/28/6336#more-6336

top


BACK

【福島第1原発の現状】(2014年12月22日)1〜3号機はより困難 線量高く、遠隔操作に(2014/12/22共同通信)
東京電力福島第1原発4号機で使用済み核燃料プールからの燃料取り出しが終わった。昨年11月の作業開始から取り出しは順調に進み、計画通りに完了したことは、トラブル続きの廃炉作業の中で一筋の光明といえる。ただ今後、取り出しが予定される1〜3号機は建屋内の放射線量が高く、作業の困難さは比べものにならない。東電は「今回の燃料取り出しで得た技術を今後に生かしたい」としている。4号機では原子炉建屋5階にクレーンを設置し、作業員が操縦してプール内で燃料を輸送容器(キャスク)に詰めた。ところが来年度前半にも取り出し開始が予定されている3号機では、事故で炉心が溶融したため建屋の線量が高く、4号機と同じような作業環境は望めない。作業員の被ばくを抑えるために取り出しは遠隔操作となる。
http://www.47news.jp/47topics/e/260457.php

top


BACK

第1原発の作業、年内は区切り 福島、新年は1月5日から(2014/12/28共同通信)
事故の収束作業が進む東京電力福島第1原発(福島県双葉町、大熊町)で26日、年内の主な作業が終わった。帰路に就く作業員を乗せたバスや乗用車のヘッドライトの光跡が原発から続く道路を駆け抜けた。東電によると、第1原発で働く作業員の数は今がピークで約7千人に上る。汚染水対策に多くの人手が必要で、年明け以降も同様の人員を確保している。新年の主な作業は1月5日から始まる。 第1原発の廃炉には30〜40年かかるとされ、今年は増え続ける汚染水の対策に追われたほか、今月22日には4号機燃料プールからの燃料1535体の移送作業が完了した。
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014122601002180.html

top


BACK

年のおわりに考える 棄権は意思表示なのか(2014/12/28東京新聞)
今月十四日に投開票された衆院の総選挙は、投票率が52・66%と史上最低を更新しました。棄権は果たして、有権者の意思表示と言えるのでしょうか。安倍晋三首相が消費税再増税の先送りと自らの経済政策を争点とする「アベノミクス解散」と名付けた選挙でした。・・・しかし、安倍内閣が本当に強固で、安定した「国民の基盤」の上に立っているのかというと、必ずしもそうは言い切れません。与党が実際に投票した人ではなく、全有権者のうちどの程度の支持を得たかという「絶対得票率」を見ると、小選挙区で25%、比例代表で24%にとどまります。全有権者のうち四分の一の支持しかないのに、三分の二以上の議席を得ているのです。理由の一つは衆院議員定数四七五のうち六割以上の二百九十五議席を占める小選挙区制の制度的特性です。比例代表で復活当選する可能性はありますが、敗者への投票は「死票」となります。民意の集約に重きを置く制度の「欠陥」と言えるのかもしれません。・・・ 確かに、「アベノミクス解散」というものの、何を問うべきか、有権者側に戸惑いがある中での論戦でした。野党側の準備不足や、それを見越して首相が解散に踏み切った側面もあったでしょう。投票率低下を招いた政治の側の責任は免れるものではありません。しかし、そうした政治家を選んだのも、私たち「主権者」です。政治に責任転嫁しても、天に唾するようなものです。・・・世論調査で特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認、原発再稼働への反対が多数でも、選挙結果に反映できなければ、止めることは難しくなります。特に、気掛かりなのは若い世代の投票率低下です。総務省が発表している抽出調査によると、前回二〇一二年衆院選で二十歳代の投票率は38%。一九六七年の67%から30ポイント近くの下落です。投票率の低下は全世代にわたっていますが、若い世代の落ち込みが特に激しいのです。当選を目指す候補者が、投票しない人の言うことを聞こうとしないのは当然と言えば当然です。声を伝えようとしなければ、無視されるのが政治の現実です。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014122802000149.html

top


BACK

国民審査に思う(2014/12/28東京新聞)
衆院選投票日に最高裁判所裁判官の国民審査も行われた。対象は十五人の裁判官のうち二〇一二年の衆院選後に任命された五人だ。「×」印が多ければ辞めなければならない。しかし、投票用紙には裁判官の名前が並ぶだけ。本紙を含めて投票日前に、対象裁判官がどんな裁判に関与したか特集を組んで報道するが、日ごろなじみもないし、誰が誰だか、というのが有権者の本音だろう。一九四九年の一回目から二十三回目の今回まで、罷免された裁判官がいないのは、優れた裁判官ばかりだったか、国民審査自体が形骸化しているかのどちらかだ。・・・しかし、この制度、憲法に定められた重い制度である。ときの政権が自らの思想や政治的思惑で任命し、国民の手では罷免できない米国の制度より、優れているとも言える。ならばこの機会を使わない手はない。裁判官が「法の支配」を厳守するのは当然だが、国民の厳しい目を感じれば、国民の常識から遊離した判断などできないだろう。司法が変われば政治も変わり、生活も変わる。もっとも、最高裁は国政選挙の「一票の不平等」に「違憲状態」判決を繰り返すが、国会側の動きは鈍い。国会が司法判断を軽視し続けるなら、三権分立は成り立たない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014122402000141.html

top


BACK

香港デモ収束  民主化の火は消せない(2014/12/28東京新聞)
香港政府のトップを決める行政長官選挙の民主的な実施を求めた大規模デモが収束した。要求は受け入れられなかったが、約2カ月半続き、最大で約20万人が参加したデモが残したものは大きい。政治への意識を高めた学生たちが、これからも民主化運動の核となっていくのは間違いない。香港の現状を訴え、「一国二制度」で保障された高度な自治を形骸化しようとする中国の動きを国際社会に問うたことにも大きな意味があった。デモの直接の目的は、次期行政長官選挙で中国が民主派候補を事実上閉め出す決定をしたことへの抗議だったが、背景には香港でも拡大する格差の問題がある。人口の2割が貧困層で、わずか1割の富裕層が富の8割近くを支配する社会構造への不満だ。巨大な中国に自治権がのみ込まれそうな不安もあったといわれる。・・・一国二制度が維持されるのは香港返還から50年となる2047年までだ。学生たちは子や孫の時代には中国共産党の一党独裁下に組み込まれ、自治をうたう制度自体がなくなる危機感も抱えている。民主化の矛先は長官選挙だけに向けられているわけではない。デモを主導した学生団体の代表は「道路占拠が有効で強力な手段と考えれば、そこがタイミングとなる」と再占拠を見据える一方、「占拠戦術だけに頼るわけにはいかない」と話したという。今後は硬軟を織り交ぜた方法で、大規模デモに参加しなかった人や親中派とされる人たちにも民主化をどう訴え、支持を広げていくかが問われよう。国際社会は香港から目を離さず、中国の過剰な対応を抑制する役割を果たしたい。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

top


BACK

東京・渋谷区:宮下公園など3日まで閉鎖 ホームレス締め出し(2014年12月27日)

炊き出し不可能 公衆トイレも使えず。

東京都渋谷区が、宮下公園(渋谷区神宮前)など渋谷駅周辺の区立公園3カ所を26日から来年の1月3日まで終日閉鎖している。ホームレスやその支援団体が公園内での炊き出しや宿泊などで使用しないよう区側が先手を打った格好だが、支援団体側は強く反発している。・・・ホームレスなど社会的弱者への支援を手がける認定NPO法人もやい(東京都)の大西連理事長は「本来は公的機関が提供すべきセーフティーネットを民間が担っている側面もある。公共空間での煮炊きは法令上『グレーゾーン』とも言えるが、一般市民の立ち入りも禁じた渋谷区の強硬な対応には突出感を禁じ得ない」と苦言を呈す。都市公園などを所管する国土交通省公園緑地・景観課は「そうした例は聞いたことがないが、各自治体の判断に国として言うことはない」としている。宮下公園などでホームレスを支援してきた団体のメンバーは「貧困で行くところがない人々を追い出すのは人権無視」と区を批判、支援活動が円滑にできるよう公園の開放を求めている。【太田圭介】
http://mainichi.jp/feature/news/20141226mog00m040041000c.html

top


BACK

マレーシアなどで記録的な洪水 13万人超が避難(2014/12/28CNN)
(CNN) マレーシアからインドネシア、タイ南部にかけての広い地域で1週間以上前から大雨が続き、河川がはんらんして町全体が浸水するなどの被害が起きている。マレーシアの国営ベルナマ通信は、洪水で13万2000人以上の住民が避難したと伝えた。ナジブ首相が記者団に語ったところによると、被災地では水の供給さえ滞り、停電で避難所も闇に包まれている。
http://www.cnn.co.jp/world/35058484.html

top


BACK

(声)国民に真実の報道を続けて(2014/12/28朝日新聞)無職 大口彰子(大阪府 70)

朝日新聞の慰安婦報道を検証する第三者委員会の報告書を受け、27日の新聞に渡辺雅隆社長の見解と改革の取り組みが載りました。慰安婦問題について多角的に報道を続けていくとあり、期待します。朝日の報道に対する批判が高まった時、配達の方に「申し訳ありません」と謝られましたが、私は違和感がありました。確かに故吉田清治氏の証言を記事にしたのは不適切でしたが、慰安婦問題があることは変わりありません。私は慰安婦だったフィリピン人女性が主人公の舞台に2008年に参加し、その縁で平和イベントなどで被害者の方に会いました。韓国、北朝鮮、中国、フィリピンや東ティモールの方です。高齢となった彼女らは「人間としての尊厳を生きているうちに回復して欲しい」と求めておられました。事実は事実として認め、きちんと反省してこそ国際的に評価されるのです。そのためにもメディアは真実の報道を続けて下さい。特定秘密保護法が施行されましたが、国民に真実を隠したり政権のお先棒を担いだりするのはやめて下さい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11528452.html

top


BACK

被爆樹の輪広げる活動が「未来遺産」 広島「グリーン・レガシー」(2014/12/26ヒロシマ平和メディアセンター)
被爆樹木の種や苗木を国内外に広める広島市の市民団体「グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ」(中区)の活動が、日本ユネスコ協会連盟の本年度の「プロジェクト未来遺産」に選ばれた。25日、関係者が市役所で記者会見し、喜びを語った。同団体は国連訓練調査研究所(ユニタール)と中区のNPO法人ANT―Hiroshimaが設立。樹木医堀口力さん(69)=西区=や市植物公園などの協力で、被爆したクスノキ、イチョウなどの種と苗木を希望した学校、植物園などに贈っている。始動から3年余りで、既に25カ国へ広めた。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=39415

top


BACK

インド洋大津波から10年 復興後も心に残る傷跡(2014/12/27CNN)
インドネシア・バンダアチェ(CNN) 2004年に発生したスマトラ沖地震・インド洋大津波から26日で10年になる。マグニチュード(M)9.1の地震によって発生した津波は、タイ、インドネシア、ソマリア、マダガスカルにまで押し寄せた。特に壊滅的な被害が出たのはインドネシア・スマトラ島北端に位置するアチェだった。13万700人が死亡、56万5384人が避難し、住宅19万9766棟が損壊した。・・・あれから10年。ムハマドさんは今も、4歳の娘が自分の目の前で波にさらわれた瞬間のことを忘れられずにいる。間もなく妻とは再会でき、長女も無事だと知らされた。それから4日間、2人の娘を探し続けたが、「私が目にしたのは風船のように膨れ上がった遺体だけだった」。「今になっても2人の娘の遺体は見つからない。妻は心の傷が癒えず、自宅に帰ることを拒んでいるので、今はNGOに提供された家に住んでいる」とムハマドさんは話す。
http://www.cnn.co.jp/world/35058446.html

top


BACK

経済観測:格差社会と戦後70年=ベトナム簿記普及推進協議会理事長・大武健一郎(毎日新聞 2014年12月27日 東京朝刊)

来年、太平洋戦争が終わって70年の節目を迎える。中国と1000年以上にわたり戦い続けてきたベトナムの要人は「中国から独立した後も、70年から100年に1度の割合で中国は攻め込んできた。その原因は二つある」と語った。一つは、70年たつと実際に戦争を戦った人がほとんど亡くなること。戦争の悲惨さを知らない世代が戦いを美化し、戦争への歯止めが失われてしまう。もう一つは、戦争を終え、安定した時代になると、権力者の子が優秀でなくても地位や富を独占するようになること。70年で3世代が交代し、階級が固定化。格差の拡大が、優秀だが貧しい青年の不満を高める。要人は「不満解消のため、戦争の悲惨さを忘れた中国が、攻めてきた。このことは知っておいた方がいい」と話す。格差は今も世界的問題だ。 中国は今も権力者の子が枢要な地位につく格差社会から抜け出せていない。中国の経済学者と話すと必ず「どうしたら格差を解消できるか」という話題になる。機会の平等の国と言われる米国だって、オバマ政権誕生の際の大統領選の前、貧しい白人たちがニューヨーク証券取引所前に座り込んで「我々には機会の平等すらない」と叫んだ。しかも、今の米国は当時よりさらに富の偏在が進んでいる。過激派勢力「イスラム国」台頭の背景にも、アラブ諸国の激しい格差がある。アラブの春で独裁政権を倒したエジプトやチュニジアでも格差は解消していない。韓国では大韓航空のオーナー一族の前副社長の言動が、固定化した階級間の格差への不満を噴出させている。日本のアベノミクスも、経済成長と格差是正を両立させる取り組みを求められている最中だ。世界が格差拡大に直面する中、ベトナム要人の言う70年が来年やってくる。
http://mainichi.jp/shimen/news/20141227ddm008070124000c.html

top


BACK

 

特定秘密、指定を開始 10機関が約370件 保護法施行受け(2014/12/27朝日新聞)
警察庁は26日、特定秘密保護法(秘密法)に基づき、テロやスパイ活動防止などに関する18件(項目)の情報を特定秘密に指定した、と発表した。秘密法が今月10日に施行されて以来、指定を発表した中央省庁は初めて。朝日新聞が26日に調べたところ、19の指定機関のうち10機関が計約370件の秘密指定を行ったことがわかった。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11526989.html

top


BACK

沖縄予算、削減を検討 政権、知事の「辺野古反対」牽制(2014/12/27朝日新聞)

安倍政権は、2015年度予算の概算要求で3794億円を計上していた沖縄振興予算を減額する検討を始めた。政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設の阻止を掲げる沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が就任したことを踏まえ、予算減額をちらつかせて県内移設反対の動きを牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11526885.html

top


BACK

非正社員、48万人増 2千万人超 目立つ女性・高齢者(2014/12/27朝日新聞)

総務省の労働力調査で、アルバイトやパート、派遣社員などの非正社員の数が、初めて2千万人を超えた。子育てを終えた女性や退職後に再び働く高齢者が、非正社員の仕事に就くことが多いためだ。・・・ 総務省が26日発表した11月の労働力調査によると、非正社員の数は1年前よりも48万人増え、2012万人。さかのぼれる1984年以降で初めて2千万人を超えた。一方、正社員数は29万人減った結果、役員をのぞく雇用者5294万人に占める非正社員の割合は、前月を0・5ポイント上回り、38%に達した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11526995.html

top


BACK

戦火の中でも学ぶ喜び 中央アフリカ(2014/12/27朝日新聞)

 内戦が続く中央アフリカでは、推定約1万人の子どもが武装勢力の戦闘員などとして使われ、約250万人の子どもが戦闘の恐怖にさらされている。国連児童基金(ユニセフ)のモハメド・フォール中央アフリカ代表が朝日新聞の取材に明らかにした。ユニセフがこの1年間、武装勢力との交渉の末に解放した子どもは19日現在で2143人。うち約4分の1は女子で、使用人とされたり戦闘員の妻にさせられたりしていたという。・・・ 国際社会の支援もなかなか届かないが、首都バンギ郊外の村ではようやくテント式の教室が設けられ、児童156人が勉強を始めた。ピアマ・ベルグ校長は「戦闘で家族を亡くした児童は多く、心のケアが問題だが、今は多くの子どもが学校に通える喜びをかみしめている」と話した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11526902.html

top


BACK

(ザ・コラム)原発優先 新手の空押さえを見過ごすな 上田俊英(2014/12/27朝日新聞)

これは、新手の「空押さえ」だろう。再生可能エネルギーの受け入れ可能量などを検証する経済産業省の作業部会。16日の議論を聞いて、そう思った。北海道、東北、北陸、中国、四国、九州、沖縄の7電力はこの日、受け入れ可能量を発表した。太陽光発電は、中国電力を除く6社が国の固定価格買い取り制度(FIT)で認定ずみの量を下回った。その中身をよく読むと、いろいろな「仕掛け」が見えてくる。受け入れ可能量は電力需要を原子力、火力、水力、揚水など「古手」の発電所と、太陽光、風力といった比較的「新顔」の再生可能エネルギーに割り振って算出する。古手への割り振りが増えれば、その分、新顔の受け入れ可能量が減る。仕掛けの一例は大間原発だ。電源開発が青森県大間町に建設中のこの原発は東日本大震災で工事が止まったが、一昨年10月に再開。くしくも作業部会の日、同社は原子力規制委員会に新規制基準に基づく審査を申請し、本格建設へ向けて動き始めた。・・・ それでも国や電力会社は原発の枠を決めてから再生可能エネルギーの受け入れ可能量を算定する。原発の枠を確保することこそが、なにより重要なのだろう。福島県は先月、空押さえの解消などを求めた緊急提言をまとめ、国や東北電力などに早急な対応を求めた。しかし、改善に向かう気配はない。「空押さえはルールを決め、電力会社がきちんと対応さえすれば解消できる。しかし電力会社は実態を教えない。だから再生可能エネルギー事業を始めるには、連日、電力会社の窓口に行き、申込書を出し続けるしかない」。福島県の佐々木秀三・エネルギー課長は現状をこう説明する。空押さえは、再生可能エネルギーの導入拡大を阻む盾になっている。原発を優先させる手管を、見過ごしてはならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11526838.html

top


BACK

東京・上野で「芸大メサイア」(2014/12/27朝日新聞)

「芸大メサイア」の愛称で親しまれる「メサイア・チャリティーコンサート」(朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催、東京芸術大学協力、JR東日本特別協賛)が26日夜、東京・上野の東京文化会館大ホールで開かれた。作曲者ヘンデルが社会福祉目的以外での演奏を認めなかった曲とされ、収益は社会福祉事業に充てられる。1951年以来、今年で64回目。高関健さんの指揮で、東京芸大音楽学部教員と学生ら約200人が「メサイア」全曲を演奏。約2300人が聴き入った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11526926.html

top


BACK

社説:介護報酬改定 地域福祉をつぶすな(毎日新聞 2014年12月26日)
来年度からの介護報酬改定が2〜3%減を軸に政府内で調整されている。家族がなく経済的にも苦しい高齢者が急増する一方、職員の確保に窮している事業所が多いことを考えると、マイナス改定は問題が多い。地域で暮らすお年寄りを支える介護サービスは小さな非営利組織(NPO)が担っているところが多く、もともと経営が弱い地域福祉の基盤を崩してしまう恐れがある。・・・特養ホームが多額の内部留保を持つことがとかく問題視されているが、地域でヘルパー派遣や小規模多機能型デイサービスなどを行っている小さな事業所は経営の体力がないところが多い。このタイミングでの報酬減は大打撃だ。・・・介護や障害者のサービスを利用しながら働いている女性は多い。公的介護の拡充は、安倍政権の女性活用政策にも通じる。介護報酬の削減は介護離職に拍車を掛け、労働力不足をさらに悪化させるだろう。成長戦略の足をも引っ張りかねないマイナス改定はやめた方がいい。
http://mainichi.jp/opinion/news/20141226k0000m070155000c.html

top


BACK


原子力政策  曖昧な議論で進めるな(2014/12/26京都新聞)
こんな曖昧な議論で原子力政策を進めていいのだろうか。経済産業省の原子力小委員会がまとめた「中間整理」のことだ。安倍政権が鮮明にしだした原発回帰の方向を随所ににじませる一方で、脱原発が半数を超える国民世論を意識してか、具体論に踏み込まない項目が多い。小委の委員長自身が「原子力政策の問題点は出たが、答えは出ていない」と述べている。なのに政府は示された課題を踏まえ、年明けから関連する政策の検討に入るという。初めにスケジュールありき、ではないのか。そもそも経産省は福島第1原発事故以前から原発推進を担ってきた。選ばれた小委のメンバーは、原子力利用に前向きな有識者が大半だ。議論の舞台や進め方に、国民から疑念を持たれても仕方あるまい。根本的に改めるべきだ。・・・ 原発事故の犠牲や教訓を、脇に置いた議論から何が得られるというのか。民主党政権下だったが、国民が参加する討論型世論調査を各地で開き、将来の脱原発依存を政府方針として決めた経緯を忘れたかのようだ。省庁が有識者の議論を使い、都合の良い政策に誘導するやり方は、もうやめるべきだ。国民を置き去りにした議論では、将来に禍根を残すことになる。

http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

top


BACK

維新の党  政権の補完勢力いらぬ(2014/12/26京都新聞)
維新の党は橋下徹大阪市長が共同代表を、松井一郎大阪府知事が幹事長をそれぞれ辞任し、新たな執行部で再スタートした。衆院選では公示前から1議席減らした。最大の地盤である大阪の小選挙区は前回の12議席から5議席に後退し、京都、滋賀でも前回は比例復活で得た議席を失った。ただ、惨敗するとの事前予測が広がる中、党勢の衰退を辛うじて食い止めたともいえる。独走ぶりが目立つ「1強」の自民党ではなく、3年余りの政権担当時の失望が消えない民主党でもなく、なおも維新を選んだ民意を重く受け止めてもらいたい。
 分かりにくい共同代表制から、江田憲司氏が単独代表になったのを機に、国政政党としての立ち位置を鮮明にすべきだ。1年前、当時の日本維新の会が特定秘密保護法をめぐり、「責任野党」を掲げて安倍政権にすり寄り、強行採決を許した過ちを繰り返してはならない。巨大政権の補完勢力など無用だ。政権と対峙(たいじ)してこそ、野党第2党の責任を果たせよう。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20141226_4.html

top


BACK

自民、小選挙区制で単色になっちゃった 不破哲三・共産党元議長に聞く(2014/12/26朝日新聞)
 衆院選で議席を大きく増やした共産党。党の理論的支柱として「55年体制」下の政治を見つめてきた不破哲三元議長(84)は党の躍進だけでなく、二大政党のありようにも冷静な目を向ける。今回の選挙で9年ぶりに街頭演説に立った不破氏に東京・千駄ケ谷の党本部で聞いた。

 ――長きにわたって自民党と対決してきた共産党の幹部の目に、いまの自民党はどのように映りますか。

「自民党は以前は保守総連合という性格があった。例えば佐藤内閣(1964〜72年)の時代、次の内閣を背負う『三角大福中』(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の各氏)という5人の親分衆がいて、それぞれ個性を持っていた」「小選挙区制になって、いわばモノカラー(単一色)になっちゃった。それを率いるのが、安倍晋三さんでしょ。彼の戦争観は、米国や欧州では歴史修正主義として定着している。自民党はそのカラーで統一された。僕は『乗っ取られた』と言うけど、今まで保守総連合でいた野中広務(元官房長官)さんや古賀誠(元幹事長)さんは『今の自民党は何だ』となる」・・・ 「小選挙区制は非常に人工的な制度なのね。どこの国の選挙制度にも歴史があって、米国は二大政党制の典型だけれども、奴隷解放戦争で奴隷制の『廃止派』と『維持派』から二大政党になっていった。日本は上から選挙制度を変え、(政党助成金という)金の分配で新しい政党を作った。それが二大政党なんて絵に描いた餅でね。野党にとっても自民党にとっても害悪だった」・・・「安倍政権の間違った政治に正面から反対し、対案を出すのは共産党だけ。共産党は一致できる政策では共闘しようと言っている。沖縄では基地反対の共闘が始まった時、まさか選挙でも共闘するとは誰も考えなかった。しかし、衆院選で1区は共産、2区は社民、3区は生活、4区は元自民党。ちゃんと団結して全員当選を勝ち取ったでしょ。他党を無視するのではなく、共同の努力も進めている」

ふわ・てつぞう 本名・上田建二郎。1930年、東京都生まれ。東大卒業後、40歳で党書記局長に抜擢(ばってき)され、82年に委員長、00年に議長に就き、約35年間、党を指導した。「柔軟路線」をとり、2000年の規約改正で「前衛政党」「社会主義革命」などの文言を削除。04年綱領改定では象徴天皇制や自衛隊存続の容認を主導した。現在、党社会科学研究所所長。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11525195.html

top


BACK

ダイエー、きょう上場廃止 消えゆく看板、残る遺伝子(2014/12/26朝日新聞)
 ダイエーの株式上場が26日に廃止される。店の名前も2019年2月末をめどになくなる。創業から半世紀余りでの「消滅」は、ダイエーの広めた総合スーパーが、小売りの主役の座を失ったことを象徴する。それでも「流通革命」の遺伝子は残る。・・・ 「時代にあう業態を開発してきたダイエーのフロンティア精神は10年以上、枯渇している」。イオン出身の村井正平・現社長はそう断言する。これまではダイエーに一定の独自性があったが、来年1月1日にイオンの完全子会社になる。ダイエーの看板も順次下ろし、イオンの「食品売り場改革」の先駆けになる。・・・ダイエーを長年取材してきた作家佐野眞一氏は「キャベツもパンツも買えて、デパートより安く、サンダル履きで行ける。総合スーパーは、かつて消費者にとって夢のような存在だった」と振り返る。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11525205.html

top


BACK

東南アジア、賃上げ続々 企業戦略、見直し迫られる(2014/12/26朝日新聞)
人件費の安さから中国に次ぐ製造業の進出先として注目されてきた東南アジアで、労働者の賃金上昇が目立ち始めた。カンボジアの法定最低額は来年から28%増の月128ドルとなる。2010年と比べると2倍の水準だ。ベトナムやインドネシアでも上昇が続く。日系を含む外資各社は戦略の見直しを迫られている。・・・カンボジアは低賃金を武器に、ユニクロやGAP、H&Mなど世界中のブランド系の縫製工場を呼び込んできた。日本からも60前後の縫製業者が進出。中国に次ぐ投資先「中国プラス1」として3年前に進出してきた日系縫製業者は「急激な円安も加わってダブルパンチ。将来的な投資は手控えざるを得ない。各社とも行く末を案じている」と嘆く。ベトナムでも賃金上昇が続く。11年に155万ドン(約73ドル)だったハノイの最低賃金は来年には310万ドン(147ドル)になる。5%前後の物価上昇率を大きく上回り、日系企業関係者は「今後の円安の進行次第では、撤退を検討する必要も出てくるだろう」と話す。人口2億4千万人超で、豊富な労働力を誇るインドネシアも同様だ。首都ジャカルタの15年の最低賃金は10・6%増の270万ルピア(216ドル)だが、日系企業が集中する西ジャワ州は前年比7〜30%増となった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11525219.html

top


BACK

(社説)関電再値上げ いつまで原発頼みか(2014/12/26朝日新聞)
関西電力がおととい、来年4月からの電気料金の再値上げを申請した。昨年5月に値上げしたばかりだが、原発の代わりに動かしている火力発電のコストが想定以上に膨らんだ。値上げ幅は家庭向けで10%、企業向けは13%を超す。中小企業からは「これ以上の節電は無理だ」との悲鳴が相次ぐ。値上げの大前提は、徹底的な経営効率化だ。関電は「聖域なく取り組んでいる」と強調するが、人件費を中心に切り込み不足との指摘がある。国は認可前に厳しく点検すべきだ。・・・関電は前回の値上げ時、複数の原発の再稼働を見込んだが思い通りにいかず、再値上げに追い込まれた。社長はそれでも「早期再稼働に努める」と繰り返す。認識が甘くないか。事故後、原発の安全性への疑問が広がった。関電は対策に巨費を投じているが、原子力規制委員会の審査をクリアし、再稼働への社会の理解を得るのは容易ではない。関電が持つ原発11基のうち9基は来年で運転開始から30年を超す。建て替えや新設は相当に困難だろう。原発頼みでは、どのみち先行きは厳しい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11525138.html

top


BACK

(寄稿)日本の歴史と衆院選 作家・冲方丁(2014/12/26朝日新聞)
今回の衆議院選挙は大方の予想通りの結果となった。印象的だったのは、とことん日本的なあり方があらわになった、ということだ。特に、衆議院選挙の投開票日、安倍首相がニュース・キャスターの質問に対し、イヤホンを外して自説のみを述べるという一幕があった。その是非はさておいて、あの一幕はどうして起こり得たのだろうか? そしてそれは何を意味するのだろうか? 決して、安倍首相個人の性格に全て起因すると考えてよいものではないだろう。日本人全員のあり方の帰結であり、むしろ我々自身を見直すべきではないか。そう思わされた一幕であった。

 古来、政治の命題は数多く存在するが、中でも重要な問いが二つある。

一つは、「人は意思を統一できるのか?」というものだ。またもう一つは、「人は富を分配できるのか?」というものだ。これらの問いに答えるべく、様々な国、様々な時代で、思考と実践が重ねられてきた。その中で特定の思想が受け継がれた結果、誰が作ったともいえない、その国独特の空気が形成される。人々の生活に影響を与えるのは、過去の思想そのものではない。思想によって形成された空気であり、それがときに政治的命題さえ左右するのである。・・・だが日本人は、「天下」という言葉に、万国・万人というニュアンスを感じるように、多少の文化的差異があれども、それらを超越する共通の何かが存在するとしてきた。それが日本人独特の融和や緩衝のあり方を形成してきたのである。

では、その意思統一の具体的な方法は何であったか。多くの国々と同じように、もっぱら支配者層による、「黙れ」という命令であった。そして日本の特徴は、民衆が率先して、その命令を自発的行為として受け入れてきたということだ。地域全体はもちろん、企業内でも家庭内でも、黙々たる忍従を、美徳としてきたのである。ではこの命令を誰が発してきたか? 日本の歴史を俯瞰(ふかん)したとき、はっきりわかるのは、日本は応仁の乱以降のほとんどの時代で、軍事政権しか経験していないということだ。軍事政権というと、ぴんと来ない方もおられるだろうか。つまりは戦闘を担う武家層による政治である。その伝統は現代にも連綿と続き、政治形態のみならず様々な面で軍事的な発想が見られる。たとえば子供に着せる学生服からしてもとは軍服である。号令による一斉行動を幼少から叩(たた)き込む。論を戦わせていては一斉行動に支障が出ると考える。

日本人はそうした沈黙と忍従を、最も効率的な意思統一の方法であるとし、純朴に守ってきた。それが現代の妄信的ムード主義とでもいうべき生き方の根本であろう。「空気を読む」「以心伝心」「あうんの呼吸」など、無言のうちに意図を察し、異論を挟まないことは今でも良いこととされる。それはもはや思想として語られるものではない。無意識のうちに刷り込まれた、この国に住まう人々に特有の生活態度である。・・・ では、なぜそうした意思統一の方法が成り立ったのか? 黙従の美徳の大前提は、人間が自由に住み処(か)を変えないということである。いわゆる「一所懸命」だ。一つの場所に命を懸けねばならず、流浪は哀れなことであり、生涯の居場所がないことを嘆かわしく思う。個人の都合で移住しようとする人々は、下手をすれば懲罰の対象になるか、社会保障を受けられなくなるのが、この国の長年の常識だった。

だが現代に至り、その長い歴史に反する事態が起こった。人々の激しい流出入である。

現代では条件が整いさえすれば住む場所や勤め先どころか、国籍さえ自由に変えられる。それが、この国の伝統的な意思統一のあり方を困難にしてしまった最大の要因だ。のみならず、第二の命題である「富の分配」を根本から成り立たなくさせているのである。日本は「富の分配」についても「できる」と答える国だ。社会維持のため、富の集中を緩和し、全体に行き届かせることが社会維持に有効だとしてきた。そのためには逆説的に、富を生み出すための中心地ないし中心人物が必要となる。富裕層がいてくれなければ、そもそも分配すべき富は生まれない。貧者救済のため、ときに富裕層を優遇し、地域に雇用を生み出すよう仕向ける。そうすることで社会維持をはかる。

そうした富の分配を支えてきたのが、これまた黙従と一所懸命の態度である。富の中心を設けてのちは、それが政府と対立する勢力とはならず、移動もしないものとして考える。あるいは黙従して不動のものほど政治的に優遇する。だが国際化が進むことで、そうした大前提が崩れてしまった。今回の選挙でまったくといっていいほど話題にならなかったのが、富の移動だ。たとえば、富裕層が続々と日本から出て行き、資産を外国に預けてしまう傾向にどう歯止めをかけるのか? また、外国の労働者をいかにして受け入れていくか? これら二点がまったく議論されないのである。

富が出ていき、労働力が確保できないというのは、地方が過疎化する大きな要因だ。それが今、国全体で起ころうとしているのである。だが取りざたされるのは、景気、課税、生活保障に関することばかりだ。「日本の過疎化」などあり得ないとしてしまっている。

それはなぜか? 日本の意思統一と富の分配は、先に述べたように住民の大半が不動であることを前提にしている。そしてさらにその前提にあるのが「海外」という発想だ。海の外は自分たちと関係がない、現実感が持ちにくい、という長年の心のありようだ。 そもそも外国を「海の外」と呼ぶのは、地政学的にごく限られた国だけである。中でも日本はきわめて特異な位置にある。大陸の最果てにあり、東は太平洋が広がるばかりで移動はほぼ不可能だった。つまり歯止めをかけずとも富が移動しなかったのである。それどころか、勝手に富がやってくるのが当たり前だった。最先端の文化や経済が、大陸の端にある日本へ流れ込み続けてきたのである。海の向こうから漂着したものを享受し、加工することに長(た)けてきたが、輸出入という発想を獲得できたのは、限られた人々だけだった。輸出入の大前提となる外国との融和においても、日本人的な感性で対処すればよく、強固な政治的原則や法の制定が必要となる事態など、あまりなかった。・・・だが今やそうした大前提はことごとく崩れ去った。テクノロジーが、人、資源、情報、富、労働力を目まぐるしく移動させることを可能にしたからである。どの国も、より複雑な外交問題、より異なる文化との接触、より莫大(ばくだい)な富の集中に直面するようになった。様々な国が、そうした新たな社会問題に取り組み、新時代に適応する道を模索している。・・・さらにまた、この問題を議論しにくくしている要因がある。安倍政権および自民党が復権的であるということだ。いったん権力の座から追い落とされた人々が、復権する過程で味方につけるのが、社会に不満を抱きながら、その社会と自分とを一体化せざるを得ない人々である。そうした人々の特徴は、経済力など様々な事情によって自由に移動できず、容易に職業を変えられないということにある。

地域社会と自分を一体化させ、そのことで苦しみ、またそのことを誇りとする。団結を是とし、異論を嫌い、黙従を美徳として称(たた)える。言うまでもなくナショナリズムとの親和性も高い。だがあくまで一地域の盛衰や文化維持を問題とする人々であって、政府が持つべき大局観と相反する場合が多い。一地域の問題が大前提なのだから、世界情勢など二の次となる。しかし復権者による政府は様々な局面で、こうした人々を重要な支持層として政策を推進せざるを得ない。結果、政府が大局観と相反するものを抱え、むしろ政府が民衆から黙従を強いられるような、官・民の態度逆転、自縄自縛、あるいは衝突が起こる。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11525148.html

top


BACK

動物ファンが集うカフェ 天王寺動物園と市民の懸け橋(2014/12/25朝日新聞)
大阪市の天王寺動物園の近くに飼育員やファンが集まるカフェがある。奈良市に住む店主の東芝泰子さん(53)は動物に夢中になって約10年。「私の世界を広げてくれた」と話す。・・・動物園のとなりの繁華街「新世界」。11月下旬、一角にある「ギャラリーカフェキリン」に動物園の飼育員やファンの輪ができた。
http://digital.asahi.com/articles/ASGDQ0TRDGDPPTIL017.html?iref=comtop_6_03

top


BACK

難民申請急増、遅れる審査 今年、初めて4千人超す(2014/12/25朝日新聞)
日本で難民申請する外国人の急増が続き、今年は1982年の難民認定制度の開始以来初めて、4千人を超えたことがわかった。日本は難民認定率が極めて低く、審査期間も長い。申請の急増が、保護すべき人の審査の遅れに拍車をかけている。・・・日本への難民認定申請者は昨年、3260人と初めて3千人を超えた。今年は11月末ですでに4500人に達している。ただ、難民と認められる人は少なく、昨年は1年間で6人。2008年(57人)以降は減少傾向が続いている。難民として認めないものの、「人道的配慮」として国が保護した人も昨年は151人にとどまっている。難民を数万人規模で受け入れる欧米諸国とは対照的で、日本が「難民鎖国」と呼ばれるゆえんだ。・・・<難民認定制度> 国連難民条約に基づき、母国で迫害を受ける可能性のある人を保護する。日本は1981年に条約に加入し、82年に制度が始まった。難民として認められると、母国から家族を呼べるほか、就労もできるようになる。生活保護も受けられる。認定の申請に対して、法務省入国管理局が内容を調査した後、法相が判断する。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11524961.html

top


BACK

 

カウンター



birth100

バースデザインビアンスアンディムジークプロニティヘキサグラムアロットユニバーソーリドメモランダムラナコルラブソンググランブルーな人々へ
デザイン寺子屋リンク・県別リンク・世界の国リンク・世界のインテリジェンスリンク・ニュースリンク・サイトリンク・ヒューマニスト

サイトポリシーサイトマップリンクについて著作権お問い合わせ