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<POINT NEWS51>2014/08/21・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku51sankaku
2014/08/21sankaku08/26

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。

 

 

自殺「展望見えぬ避難で絶望」 福島地裁、東電の責任認定(2014/08/26東京新聞)
東京電力福島第1原発事故で避難していた福島県川俣町の渡辺はま子さん=当時(58)=の自殺をめぐり、東電に約4900万円の賠償を命じた26日の福島地裁判決で、潮見直之裁判長は、事故と自殺の因果関係を明確に認め「展望の見えない避難生活への絶望と、生まれ育った地で自ら死を選んだ精神的苦痛は極めて大きい」と判決理由を述べた。さらに、原発事故が起きた場合の想定について「住民は避難を余儀なくされ、さまざまなストレスを受けて自死に至る人が出ることも予見できた」と、東電の責任を厳しく指摘した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082601001675.html

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中間貯蔵施設 金目より大切なこと(2014/08/26東京新聞)

福島原発事故の除染廃棄物は野ざらしにされ、復興にも支障を来す。とはいえ、交付金などと引き換えに原発立地地域に押しつけるというこれまでのようなやり方では、核のごみ問題は解決しない。福島県郡山市から川内村へと向かう道すがら、大きな黒い袋が道沿いに小山のように積まれているのが、しばしば目についた。土、砂利、木の枝や葉…。東京電力福島第一原発事故の放射能除染作業に伴う廃棄物が詰まったフレコンバッグ(除染袋)の仮置き場。「見ているだけで気がめいる」と近所の人は言う。・・・ 候補地はいずれも原発のある自治体だ。原発立地地域の住民ほど、安心安全は「金目」に換えられないと、身に染みた人はいないだろう。しかも、内閣改造や知事選を控えた時期である。反発をより強めた人も多いに違いない。そもそも、「取りあえず中間貯蔵」というその場しのぎの考え方は、もう通用しないのではないか。最終処分の展望があるから「中間貯蔵」といえるのだ。・・・本来産廃処理は、排出者の責任だ。だが現実には電力会社に、その力も技術もない。使用済み核燃料の最終処分は、もっとずっと大変だ。この上原発再稼働を認めれば、行き場のない核のごみが増え、悩みが深まるだけではないか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014082602000125.html

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記者の目:人手不足問題を取材して=宮崎泰宏(大阪経済部)(毎日新聞 2014年08月26日 東京朝刊)
非正規依存、もう限界。人手不足問題の連載(大阪本社発行版に掲載)を担当し、その影響が外食、小売業界から大手メーカーにまで広がっていることを実感した。各社はアルバイトの時給の大幅アップや、工場期間従業員への支度金積み増しなどで人手集めに必死だが、外食業界では人員不足で閉店に追い込まれたり、新規出店を断念したりするところも出ている。メーカーにも人手不足が生産計画見直しにつながることへの危機感が漂う。採用担当者の苦労に同情する一方、多くの企業がこれまで好不況の「調整弁」として都合の良い非正規雇用を拡大してきたことが人手不足を深刻化させていると感じた。・・・景気が少し上向いただけで人手不足がこれほど急速に深刻化する背景には、企業が非正規雇用に依存し過ぎたツケが回ってきたことが挙げられる。「国際競争力の確保」を名目に非正規雇用が広がった生産現場では、ベテランの正社員から「このままでは技術の伝承が行えず、もの作りの力を失う」と懸念する声も出ている。また、外食など非製造業も、デフレ経済を前提とした安売り競争から抜け出すには、人材を正社員として定着させ、現場の創意工夫により価格以外の価値を提供していくことが必要ではないか。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140826ddm005070009000c.html

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余録:日本の人口が1億人を超えたのは1967年…(毎日新聞 2014年08月26日)

日本の人口が1億人を超えたのは1967年。高度経済成長の真っただ中だった。その後も人口は増え続けたが、2008年の1億2809万人をピークに減少に転じ、今は典型的な少子化時代を迎えている▲同じアジアの島国であるフィリピンの人口が先月、1億人に達した。1億人超は世界で12カ国目、アジアでは7カ国目だ。日本と対照的に人口は急増していて、十数年後には日本の人口を上回ると推計されている
http://mainichi.jp/opinion/news/20140826k0000m070166000c.html

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アイスランド火山、氷底噴火始まる(Dan Vergano, National Geographic NewsAugust 25, 2014)
 アイスランドの巨大氷河に覆われた火山の周辺で群発地震が観測されている。洪水や火山灰雲をもたらす噴火の前触れではないかと懸念されていたが、23日に小規模な氷底噴火が始まり、一時は周辺空域の飛行禁止措置がとられた。2010年に起きたエイヤフィヤットラヨークトル火山の噴火は洪水を引き起こし、火山灰の噴煙で欧州上空の空域が閉鎖される事態となった。アイスランド当局者によると、18日からバルダルブンガ火山周辺で小規模な地震が発生している。アイスランド中部の人里離れた地域にあるバルダルブンガ火山の標高は2000メートルと、同国で2番目に高い。国内最大のバトナ氷河に覆われていて、火山中央のカルデラを覆う氷の厚さは約700メートルにもなる。 ・・・ 火山周辺で観測されているのは、最も強いものでマグニチュード4.5と小規模な地震だ。しかし、連続的な地震発生パターンや震源の北東への移動も見られることから、地質学者らの間では懸念が生じているとグドムンソン氏は言う。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140825004

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語らねば、伝えねば 満蒙開拓団の記録から(2014/08/25東京新聞)
 国家は時に、自国民を平気で犠牲にします。昭和の戦争がそうでした。その渦中で進められた国策「満蒙開拓」も…。これは遠い昔の物語でしょうか。一冊の本が手元にあります。「証言 それぞれの記憶」という百ページにも満たない冊子ですが、そこには、数え切れない命の記憶が詰まっています。・・・戦後、固く口を閉ざしていた、あの戦争をじかに知る人々が、ようやく語り始めました。それほどむごい体験だったのです。満蒙開拓も例外ではありません。「開拓じゃないに。中国人を追っ払って、既に開墾してあったところに入ったんだから。後ろ盾には日本軍がいて…」先の証言集からの引用です。入植直後から、意図せずとも自分が「侵略」に加担させられている、と気づいた移民は少なからずいたのでしょう。証言は、その無念の思いの吐露なのです。・・・

戦争とは、人と人とが殺し合うことです。領土や宗教、民族、資源などその理由はさまざまでも、「国を守る」ため、国家や権力者が敵をつくる。だが、実際に戦場に行かされ、血を流すのは普通の人々、弱い立場の人々です。・・・映画監督の山田火砂子さん(82)は、年内の公開に向けて作品「望郷の鐘−満蒙開拓団の落日」を製作しています。東京大空襲で命拾いした経験を持つ山田さんは「戦争のひどさを伝えていくのが私たち世代の務め」と言います。・・・広島の被爆体験の証言者は、恐らく百人前後しかいないと指摘する人もいます。そして「ほとんどの人が話したがらなかったが、まだ今なら間に合う」とも。危うい空気を感じるから、語りたがらなかった人々が、あえて凄惨(せいさん)な過去を振り返り始めた。それに学び、行動しないことには、無関心や傍観者だった、あの時代と重なってしまうのです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014082502000130.html

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奇妙な政府の「一問一答」(2014/08/25東京新聞)
集団的自衛権の行使容認をめぐる「一問一答」が内閣官房のホームページに掲載されている。全部で三十五の問いに「答」が書かれているのだが、読んでみると、ますます疑問が膨らんでくる奇妙なやりとりだ。何しろ、「国の存立を全うし、国民の命と平和な暮らしを守るため」という趣旨の言葉が、三十五問中、十五回も出てくる。「なぜ、今、集団的自衛権を容認しなければならないのか?」「憲法解釈を変え、専守防衛を放棄するのか?」「今回の閣議決定により、米国の戦争に巻き込まれるようになるのではないか?」…。数々の問いに対して、まるで呪文を唱えるように「国の存立を全うし、国民の命と平和な…」という言葉が繰り返されるのだ。ごまかしの手口でないか。

典型的なのが、「自衛隊員が、海外で人を殺し、殺されることになるのではないか?」という問いに対する答えだ。政府は次のように“迷答”を書いている。<自衛隊員の任務は、(中略)我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるというときに我が国と国民を守ることです>完全に逃げている。殺されるのかという問いに真正面から答えようとしない。自衛隊員が海外で血を流すことになると、なぜ正直に言えないのだろうか。苦しまぎれの答案には零点が付く。 (桐山桂一)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014082502000131.html

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「ミリキタニ」画業たどる 広島県廿日市で展覧会 墨絵など初公開含む70点(2014/08/25ヒロシマ平和メディアセンター)
 米国ニューヨークの路上で、絵を通じて平和を訴えた日系人画家ジミー・ツトム・ミリキタニさん(1920〜2012年)。足跡をたどる展覧会「ミリキタニの猫」が、廿日市市のはつかいち美術ギャラリーで開催中だ。映画にも取り上げられた色鮮やかな作品に加え、戦後間もないころの墨絵も。日米のはざまに揺れた人生と、知られざる画業に触れられる内容だ。カリフォルニア州で生まれ、10代後半まで広島で育った。日本での兵役を拒み米国に戻ったが、日米開戦で日系人強制収容所へ。終戦後もすぐには解放されず、農場労働を強いられた。苦境下でも常に研さんを積み、「優れた日本の芸術を世界に紹介する」との高い志を胸に1948年、ニューヨークへ。住み込みで料理人をしていたが、雇用主の死で住まいを失い、路上生活に入った。  そこでリンダ・ハッテンドーフ監督と出会う。どんな状況でも、誇りを失わず絵筆を執る姿を伝える記録映画「ミリキタニの猫」(2006年)は、世界で高い評価を得た。 本展には、映画を縁に見つかった絵画や、広島市佐伯区の親戚が保管していた墨絵など初公開の作品を含む約70点が並ぶ。強制収容所や、兄と母方の親戚を奪った広島の原爆、間近に見た9・11がテーマの作品は、人類による醜い差別や争いの歴史を、インパクトある筆致で伝える。路上での売り上げにつながった猫や古里広島の柿の絵は、目が覚めるような色合いが印象的だ。多くはポスターの紙の裏などに鉛筆やクレヨンで描かれている。アールブリュットの雰囲気を漂わせながら、炎や猫の毛など細部に、専門的に学び得た技術をうかがわせる。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=35419

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集団的自衛権に抗議文 山口県内元校長13人が発表(2014/08/25ヒロシマ平和メディアセンター)
山口県内の県私立高や公立小中で校長を務めた有志13人が21日、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した安倍晋三首相(山口4区)に抗議するアピール文を発表した。元校長がアピール文を出すのは7月の北海道に続く動きで、中国地方5県では初めてという。アピール文では「教員は憲法の順守を誓い、『教え子を再び戦場に送らない』をスローガンにしてきた」と強調。7月の閣議決定を「立憲主義に対するクーデターで、『戦争する国』への大転換だ」と非難し、閣議決定の撤回と関連法案の成立阻止に向けて、できる限りの行動を呼び掛けた。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=35424

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広島土石流、帯状に50カ所 11キロ内「雨雲が移動」 死者49人・不明41人(2014/08/24朝日新聞)
広島市で20日未明に起きた土石流は少なくとも50カ所にのぼり、長さ約11キロ、幅3キロ弱の帯状の範囲に集中していたことが、国土交通省と広島県の調査でわかった。広島県警は死者が49人になったと発表。23日も捜索が続けられたが、41人が行方不明となっている。・・・広島市を含む県南部の地質構造はほぼ同じで、住宅が山際に迫る場所も多い。20日に本社ヘリから被災地を見た京大防災研究所の千木良(ちぎら)雅弘教授(応用地質学)は「普段は川や沢がなくても、くぼんでいる地形では土石流が起きた」と分析。「発生場所の地形に特有の原因があるわけではなく、同じ規模の雨が降れば周辺のどこでも起こりうる」と話した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11314107.html

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EU「組閣」、女性が不足 推薦候補、28カ国で4人(2014/08/24朝日新聞)
11月に発足する欧州連合(EU)の「内閣」にあたる欧州委員の人事が、女性の登用を巡って揺れている。28加盟国がそれぞれ提案する候補のうち、これまで女性はわずか4人。男女平等の理念を掲げるEUの理想にはほど遠く、「首相」のユンケル次期欧州委員長は頭を悩ませている。・・・すべての人事は30日の首脳会議までに固まるとみられているが、現在のままでは、首脳会議が承認しても、欧州議会が「女性が少なすぎる」として拒否する可能性もある。ユンケル氏と加盟国の調整がぎりぎりまで続く見通しだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11314066.html

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(社説)辺野古掘削 説明できぬなら凍結を(2014/08/24朝日新聞)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設工事に向けたボーリング調査が、海上保安庁や沖縄防衛局による厳戒態勢のなか、移設予定地の名護市辺野古の海で始まった。小船やカヌーによる海上での抗議行動に対し、体を押さえたり、羽交い締めしたりして強制排除する当局の姿勢に、県民は反発を強めている。・・・沖縄では11月に県知事選があり、辺野古移設が最大の争点になるとみられている。政権側が知事選を有利に戦いたいという意図で調査を強行したとすれば、現状では逆効果だというほかない。

 22日に移設断念の意見書を可決した那覇市議会に続き、県議会も抗議決議を検討する。保守陣営も含め、政府との溝は深まる。力ずくの権力行使は禍根を残すばかりだ。沖縄に理解される説明ができないなら、辺野古移設は凍結するしかない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11313943.html

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(声)戦争の実態、知らぬなら学んで(2014/08/24朝日新聞)無職 太田治子(神奈川県 83)

 集団的自衛権を巡って、戦争体験の有無が考え方の違いを生んでいるのではないかと言われています。終戦の時に14歳だった私は、毎晩のように発令される空襲警報におびえ、疎開先の地方都市が一夜にして焼け野原になって黒こげの遺体が転がる有り様に身がすくむ思いをしました。ただまだ子どもで、インパールやレイテ島、硫黄島での日本軍の敗北や沖縄戦、原爆投下、そして特攻隊の存在など、全く知りませんでした。戦後しばらくして、本を読んだり、テレビなどの映像で見たりして初めて知ったのです。自分で学んだことなのです。そしてその悲惨さ過酷さに言葉にならない衝撃を受け、一度しかない生を持って生まれてきた一人ひとりの人間を、他の人間が地獄のような境遇に追いやる権利は絶対にないはずだと思いました。私のものの考え方の出発点はそこでした。

どうか若い皆さん、まず、先の戦争の実態を、今地球上で行われている紛争の実態と合わせて、知るよう努めて下さい。想像力を働かせて自分がその立場に置かれたらどうだろうと考えてみて下さい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11313947.html?ref=pcviewpage

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(書評)『戦後日本公害史論』 宮本憲一〈著〉(2014/08/24朝日新聞)
公害研究の第一人者の手による決定版がついに出版された。今後、本書を繙(ひもと)くことなしに公害を語ることはできなくなるだろう。冒頭で著者は、高度経済成長を成し遂げた日本人の成果とまったく同様に、公害克服に努力した日本人の成果が高く評価されるべきだと述べる。まったく同感だ。本書はたしかに戦後公害史だが、何よりもそれは、私たち戦後社会の軌跡そのものである。それにしても凄(すさ)まじい被害だ。本書の筆致はあくまでも冷静だが、自殺者が出るほど理不尽な被害を受忍させられた人々の苦しみと悔しさは、筆舌に尽くし難かったに違いない。水俣病など四大公害にしても、原因企業は因果関係を真っ向から否定、被害者は救済されるどころか差別され、地域で孤立したという。今では想像できないこうした雰囲気の中で、妨害に打ち勝って裁判を起こすことは、並大抵のことではなかった。・・・ 結局、日本経済は公害を克服することで、一層の成長を遂げた。たしかに、そのために多額の費用がかかったが、それ以外に選択肢があっただろうか。福島第一原発事故後の世界に生きる私たちは、本書から限りない教訓を引き出せる。著者のいうように、まさに「歴史は未来の道標」なのだ。〈評〉諸富徹(京都大学教授・経済学)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11313989.html

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老老介護 家族を悲劇から救え(2014/08/23東京新聞)
また、悲しい事件が起きた。介護を苦にした高齢の妻が、夫を殴り死亡させた。介護される人だけでなく、する人も高齢者という「老老介護」が広がる。家族を悲劇から救いたい。「介護に疲れた」。先週、警視庁に傷害致死の疑いで逮捕された七十歳の妻はそう話したという。容疑では、妻は東京都目黒区の自宅でベッドに座っていた七十九歳の夫の頭を両手で何度も殴りつけた。死因は急性硬膜下血腫。夫婦は二人暮らしだった。・・・特別養護老人ホーム(特養)の待機者は約五十二万人に上り、半数は在宅で入所待ちをしている。厚生労働省は施設よりも在宅サービスの充実に力を入れているが、待機者数は増加の一途だ。厚労省の施策は現場のニーズを反映していないのではないか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014082302000139.html

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田中正造:学ぼう あす鉱毒シンポ−−館林/群馬(毎日新聞 2014年08月23日 地方版)

足尾鉱毒事件と田中正造を学ぶ「第42回渡良瀬川鉱毒シンポジウム」が24日午前9時半から館林市三の丸芸術ホールで開かれる。在野の研究者グループ「渡良瀬川研究会」が中心になって1973年から渡良瀬川の流域で毎年、地域に根ざしたテーマで開いており、館林での開催は14年ぶり。館林にちなんだ動きや運動を支えた人たちにスポットをあてる。館林市史編さんセンターの岡屋紀子さんが「館林の芸術家と鉱毒事件」の題で講演し、同時代を生きた作家の田山花袋との関連を紹介。田中正造記念館の針ケ谷照夫理事長が、鉱毒被害のため板倉町から北海道に開拓移民した人たちの悲惨な実態を報告する。渡良瀬川研究会代表の菅井益郎・国学院大教授は2011年3月の東京電力福島第1原発事故との関連で正造の思想を解説する。

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20140823ddlk10040079000c.html

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放射性セシウム:ワカサギから基準超 赤城大沼漁協に出荷自粛を要請/群馬(毎日新聞 2014年08月23日 地方版)

県は22日、赤城大沼と榛名湖のワカサギから国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。県は赤城大沼漁協に出荷自粛を要請し、榛名湖については自粛要請を継続する。ともに9月1日が釣り解禁予定日だった。赤城大沼を巡っては1〜3月に8回連続で基準値以下となったことから3月14日付で自粛解除に踏み切った。福島第1原発事故以降3年ぶりにワカサギ釣りが正常化すると期待されたが、自粛解除を水産庁に「時期尚早」と指摘され、20日付で再度自粛要請した。

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20140823ddlk10040054000c.html

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映画と講演の夕べ:足尾鉱毒事件、田中正造の姿通じ…経済優先、考え直す 報道写真家・三留理男氏、来月2日に沼津で/静岡(毎日新聞 2014年08月23日 地方版)

 ◇来月2日に沼津・牛山精肉店サロン

足尾鉱毒事件に立ち向かった田中正造の姿を通じ、経済優先の社会を考え直してもらおうという「映画と講演の夕べ」=が9月2日、沼津市三園町の牛山精肉店サロンである。田中の半生を描いた映画「襤褸(らんる)の旗」の上映と、映画製作に関わり「鑛毒 田中正造と谷中農民」(具象舎)=の著書がある報道写真家で毎日新聞特別嘱託、三留理男さんの講演「格闘する目」がある。【石川宏】

「襤褸の旗」(モノクロ・115分)は1974年製作で吉村公三郎監督。田中正造を三国連太郎さんが、農民代表を後に「釣りバカ日誌」で三国さんとコンビを組む西田敏行さんが演じる。西田さんの映画デビュー作でもある。 スクリプターとして映画に関わった三留さんは、足尾鉱毒事件や東日本大震災、アジア・アフリカでの取材体験などを話すという。牛山精肉店と三留さんの縁は、来店者から集まった東日本大震災の義援金を福島県飯舘村の農家に贈ったところ、その農家から三留さんの著書「3・11FUKUSHIMA 放射能汚染の555日」(游学社)が贈られてきたのが始まり。精肉店の下山広幸社長(63)は「経済優先、企業優先で庶民が犠牲になるのは100年前の足尾鉱毒事件も福島第1原発事故も変わらない」と指摘。「肉屋として次世代に良い環境を残したいと思う。三留さんの力を借り理解を深めてもらいたい」と訴える。
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20140823ddlk22040038000c.html

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朝の教室:50回、三宅さんが講演 渋谷で27日/東京(毎日新聞 2014年08月23日 地方版)

 子どもの本の専門店「クレヨンハウス」が主催する「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」が50回目を迎え、記念講演会が27日午後6時半から、渋谷区神宮前5の東京ウィメンズプラザで開かれる。「朝の教室」は脱原発などを学ぶ市民の勉強会として、福島原発事故後の2011年5月から続けられてきた。今回は特別に夜に開催し、音楽家の三宅洋平さんが「脱原発のその先へ」をテーマに語る。三宅さんはインターネットでの投票呼びかけが解禁された13年、参院選に立候補し「選挙フェス」という独特の運動を繰り広げて注目された。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20140823ddlk13040234000c.html

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温暖化中断、熱の行方は大西洋深海か(Jane J. Lee, National Geographic News August 22, 2014)
熱をため込む温室効果ガスの大気中の濃度は確実に上がり続けているにもかかわらず、地球の表面温度が上昇するスピードは1990年代に比べると鈍くなっている。地球温暖化の中断のようなこの状態は、温暖化懐疑論者たちを勢いづかせている一方、どこかへ消えたかに見える大気中の熱をそっくりしまい込んだ「貯蔵所」の探索に気候学者らを駆り立てている。・・・「気温上昇の足踏みは、地球温暖化を否定するものではないことに注意が必要だ」と指摘するのは、コロラド州ボールダーにある米国立大気研究センター(NCAR)の上級科学者ジェラルド・ミール(Gerald Meehl)氏だ。消えた熱の一部が大西洋に蓄積されているという説を最初に提示したミール氏はメールでの取材に対し、「地球温暖化は止まっていない。熱が一時的に海面下に潜っているだけだ」と語った。それどころか、蓄積された熱が大気の温度に反映されるのは時間の問題だと董氏は注意を促している。「30年周期が今後も続くとすれば、我々は現在の中断状態から脱しつつあるということになる」。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140822005

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カジノ法案 副作用が大きすぎる(2014/08/22東京新聞)
ギャンブル依存症の疑いがある人は五百万人以上という推計が出た。そんな中でカジノを合法化する法案が脈動している。治安悪化や多重債務者の増加など危険な副作用が伴う裏面を強く警戒する。二〇二〇年に東京五輪・パラリンピックが開催されるまでに、統合型リゾート(IR)を整備する−。自民党などが議員提出したカジノ法案は、国際会議場や宿泊施設、レクリエーション施設などにカジノが一体となった複合観光施設をつくることをめざしている。安倍晋三政権の成長戦略の一つという位置付けだ。・・・多重債務者問題が再燃する危険性は大きいといえる。暴力団が新たな資金獲得に向けて動き始めることも容易に予測される。マネーロンダリング(資金洗浄)に悪用される可能性もある。刑法で賭博が禁じられているのは、善良な風俗を守るためだ。青少年への悪影響もある。人間を悲劇に陥れる賭博で経済成長という発想自体がおかしい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014082202000151.html

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広島土砂災害:死者40人、行方不明者47人 22日午後(毎日新聞 2014年08月22日)
20日未明に広島市北部を襲った豪雨による土砂災害で、広島県警は22日午後、死者が1人増え40人になったと発表した。新たに川に流された高齢男性の遺体が見つかった。一方、行方不明者は安否確認が進んだため47人となった。被災地ではこの日、警察や自衛隊、消防が約2700人態勢で救助活動にあたったが、新たな生存者の救出はなかった。現場は23日未明、生存率が極端に下がるとされる「発生後72時間」を迎えることから夜通しの捜索が続いた。
http://mainichi.jp/select/news/20140823k0000m040108000c.html

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社説:女性管理職6.6% 異次元の対策が必要だ(毎日新聞 2014年08月22日)
厚生労働省が発表した2013年度雇用均等基本調査によると、管理職(課長相当職以上)に占める女性の比率は6.6%にとどまった。30%とした政府目標の達成期限(20年)が間近だというのに、隔たりは大きいままだ。しかも、後退こそあれ、改善はほとんど見られない。・・・さらに、取り組まない理由にあぜんとさせられる。「男女にかかわりなく人材を育成しているから」「すでに女性は十分活躍しているから」「女性が少ない、あるいは全くいないから」−−。現状を特段、問題視していない姿が透けて見える。
http://mainichi.jp/opinion/news/20140822k0000m070145000c.html

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憂楽帳:ちまちまと(毎日新聞 2014年08月22日 大阪夕刊)
東日本大震災による福島第1原発事故を受けて、松江市在住のミュージシャン、浜田真理子さん(49)が、昨年から松江で福島の現状や放射能などについて学ぶ勉強会「スクールMARIKO」を開催している。松江は県庁所在地で唯一、原発が立地しており、ひとごとではないとの思いに突き動かされた。昨年は、親交のあるNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当した大友良英さんをはじめ、福島にゆかりのある学者や詩人ら7人を次々と招き、延べ500人近い市民らが参加した。今年については既に4回開催し、9月20日が最終回だ。ピアノの弾き語りライブで全国を回ると、感じることがある。被災地の人は困りすぎているけれど、被災地以外の人は原発や震災にもう関心が薄いのでは。勉強会は、ライフワークのつもりで来年以降も続ける。被災地から遠く離れた松江で、気負わず、あきらめず、一緒に考えようと呼びかける。「音楽のスタンス同様、ちまちまと長くやりたい」と浜田さんは笑った。失礼かなーと思ったが、私も思わず笑った。【岡村昌彦】
http://mainichi.jp/opinion/news/20140822ddf041070019000c.html

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ことば:PTSD(毎日新聞 2014年08月22日 東京夕刊)

心的外傷後ストレス障害のこと。犯罪や災害などで強い恐怖を体験すると、心にダメージを受けて発症する精神障害。不眠や食欲不振、情緒不安定のほか、被災時の感覚や光景がよみがえる「フラッシュバック」などの症状がある。阪神大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)では、被災者の多くが症状を訴えた。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140822dde041040073000c.html

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記者の目:企画「平和のとなりで」を終えて=川上晃弘(東京社会部)(毎日新聞 2014年08月22日 東京朝刊)
暮らしの中に戦争の影

平和が続く戦後にあって、軍事や戦争にかかわる場所で働く人たちがいる。彼らは戦争や平和について、どんな思いを抱いているのだろうか。同僚たちとのそんな議論から、連載企画「平和のとなりで」(4〜12日朝刊)の取材は出発した。

 毎年8月15日の終戦の日が近づくと、新聞もテレビも過去の戦争についての特集を組む。横並びの報道ぶりが「8月ジャーナリズム」と揶揄(やゆ)されることもあるが、体験者の証言を聞き、戦争の悲惨さや愚かさを伝えることは大切だと思う。・・・隠されてきた事実と葛藤取り上げた人は多岐にわたる。防衛省と共同研究を行う大学教授。米軍の船に乗り組み、ベトナム戦争の戦地で働いた航海士。自社製品が知らぬまに武器として使われかねないと心配する電気器具メーカーの経営者。彼らの多くはすぐには取材に応じてくれず、直接会うまで2カ月以上かかったケースもあった。最後まで取材を断られ、記事にできなかった人もいる。

ようやく口を開いてくれた人びとの言葉は、私たちに隠されてきた部分、あるいは私たちがあえて直視を避けてきた事実を突き付け、考えさせられることが多かった。中でも三菱重工業の長崎の魚雷工場で働いていた男性(68)の話は印象的だった。母の胎内で放射線を浴びた長崎原爆の被爆者で、戦争反対の思いを抱えながら「自分の国を守るためなら」と定年まで仕事を続けた。 「戦争に加担したくない、という気持ちを常に持っていた」と打ち明け、「それでも敵が攻めてきて市民や家族がやられるとなれば、守らないといけないとも思っていた」とも語った。葛藤を抱え、出世もしなかったが、後輩に仕事で頼られることがささやかな誇りだったという。私はその生き方に誠実さを感じ、戦争と平和を考え続けてきた人がいるという事実に深く心を動かされた。・・・ 「あなたもまた、戦争に関与しているんですよ」。男性は暗にそう言っているように思えた。私は自分が戦争に直接関与していると感じたことはない。しかし、間接的に米軍や戦争を支えていることに無自覚なまま、基地で働く男性に「戦争への加担」を一方的に問うことはアンフェアな気がした。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140822ddm005070027000c.html

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南極氷底湖の微生物、本物と確認(Michael D. Lemonick for National Geographic NewsAugust 21, 2014)
南極西部の氷河の表面から800メートル下に存在する氷底湖から、無機物を食べて生息する微生物を生物学者が回収したとする論文が、「Nature」誌の8月21日号に掲載された。 論文の著者によると、これまで同様の微生物が南極の別の湖から発見されたとの報告はあったが、サンプルが汚染されていたため、結論が問題視されていたという。今回の調査では特に慎重に掘り進める掘削技法を用い、その問題を回避したと著者は話している。「Nature」誌の同じ号には、英ブリストル大学の地球化学者マーティン・トランター(Martyn Tranter)氏による、「この報告は極地科学にとり画期的な研究である」とする解説が掲載されている。トランター氏は今回の調査に関係していない。この研究は、地球外の生物を探る宇宙生物学にとっても画期的なものだ。近年、科学者は、生命が従来考えられてきたよりもずっと多様な環境で繁栄できることを理解するようになった。海洋底の超高温の熱水の中でも、グリーンランドの氷の穴の中でも、生物は生息できる。このことから、地球外生命体が、かつては生命が存在し得ないと考えられた場所に生息している可能性が浮上している。 ・・・「これまでに見てきたものは非常に風変わりなものだった。だが、それが風変わりに思えるのは、基本的にはわれわれ自身が無知だからだ」とクリストナー氏は話す。生物学者が、少なくともある種の生物を多くの場所で探せば探すほど、これまで予期しなかった種がたくさん見つかっていくのだろう。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140821002

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EEG法改正もなんのその − ドイツの電気はますますみどりに!(あきこ / 2014年8月10日/みどりの1kWh)
「再生可能エネルギー優先法(EEG)の改正をめぐる駆け引きはエコ電気には何の悪影響も与えなかった。それどころか、2014年上半期には我が国の電力需要の28,5%が再生可能エネルギーによって賄われている。これは昨年の同時点と比べて、ほぼ4%上回っている」と、ベルリンの日刊紙「デア・タゲスシュピーゲル」は伝えた。
http://midori1kwh.de/2014/08/10/5873

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