KIJI LISTpoint NEWS LIST
<POINT NEWS74>2015/01/01・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku74sankaku
2015/01/01sankaku01/04

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。


 

私の初夢:敗戦70周年に「平和憲法を祝う楽しいイベント」(じゅん / 2015年1月4日みどりの1kWh)
2014年11月のベルリンの壁崩壊25周年の記念行事は、壁崩壊の歴史を振り返るだけではなく、世界に向けてポジティブなメッセージを伝える明るく、楽しいものだった。ベルリンの壁崩壊は、世界史上唯一の平和裡に実現した革命だと評価されている。ベルリンの喜びあふれる雰囲気は、この日をベルリンで体験しようと世界各地からやってきた人々をも幸せな気分に巻き込んだ。感動した私は、日本からも世界の人々に希望を与えるポジティブな発信ができないかと夢見た。

年末、ドイツの2014年の「今年の言葉」に選ばれたのは「光の境界線(Lichtgrenze)」というもの。2014年11月9日の日曜日は東西両ドイツを隔てていたベルリンの壁が崩壊してから25周年の記念すべき日だったが、この日を前にした金曜日、7日の夕方、かつてベルリンの壁があったところに約8000個の街灯のような明かりが灯された。これが「光の境界線」である。・・・ドイツは日本同様2015年に敗戦70年の節目の年を迎えるが、新しい年はまたドイツ統一から25周年という記念すべき年でもある。ドイツ統一の日である10月3日を中心にまた、さまざまな未来志向のプロジェクトが計画されると思うが、日本からも世界の人々に希望を与えるようなイベントができないものだろうか。国がダメなら市民の手で。日本、韓国、中国の若者多数を呼んで「アジアの平和をテーマにしたシンポジウム」を開くとか、国会議事堂前で「外国のロック歌手も招いて平和憲法を祝う大掛かりな楽しいイベント」などというのはどうだろうか。第2次世界大戦で内外に多くの犠牲者を出した日本人が戦争で唯一学んだことは、平和と近隣諸国との友好関係の重要性であったはずであり、それを象徴するのが、私たちが70年間守り続けてきた平和憲法ではなかったか。

http://midori1kwh.de/2015/01/04/6363

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年のはじめに考える 「悲しみ」分かち合う時(2015/01/05東京新聞)
社会保障制度は人々の生活の安定を図り、安心をもたらすものです。社会の連帯に基づく「分かち合い」の制度について、あらためて考えてみます。少数の富裕層と多くの労働者の貧困、教育を受けられない子どもたち、まん延する病気。深刻な社会問題が発生した十九世紀のフランスで、法律家、政治家であり、後にノーベル平和賞を受賞するレオン・ブルジョワは「連帯」思想を提唱しました。厚生労働白書は次のように紹介しています。・・・<社会を存立させていくためには不公平を是正したり、生活リスクの負担を分け合う。そのために議論と合意を通じ、義務としてのルールを設定。義務を果たすことで正義を実現することが必要だ>この思想はフランス国民の支持を得るのみならず、世界に広まり、本格的な社会保障確立のベースになっていきます。・・・それを受け、八〇年代に誕生するのが、英国のサッチャー政権の「サッチャリズム」であり、米国のレーガン政権の「レーガノミクス」です。彼らは富裕層を富ませれば、その滴が下層にもしたたり落ちるというトリクルダウン理論に基づく政策を進めます。その結果、失業者の増加、所得格差、貧困の拡大など多くの弊害をもたらしました。・・・ トリクルダウン理論を実践する安倍政権下で、富裕層と低所得層の二極化が進んでいます。社会保障の削減も進み、一定以上の所得がある利用者の負担を二割に引き上げるなどの介護保険サービスの負担増、給付減は四月から順次、実施されます。公的年金は段階的に減額され、生活保護費も引き下げられています。神野直彦東京大名誉教授は著書「『分かち合い』の経済学」で、スウェーデン語に社会サービスを意味する「オムソーリ」という言葉があるのを紹介しています。オムソーリの原義は「悲しみを分かち合う」ということで、次のように書いています。
 <人間は悲しみや優しさを「分かち合い」ながら生きてきた動物である。人間は孤独で生きることはできず、共同体を形成してこそ生存が可能となる。「分かち合い」によって、他者の生も可能となり、自己の生も可能となる>
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015010502000128.html

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憂楽帳:やはり変だ(毎日新聞 2015年01月05日 西部夕刊)

福岡市内で暮らす中国人の知人が年末年始、家族で上海に里帰りした。「お金がかかって大変でしょう」と言うと「いえ、飛行機代は1人8000円くらいですから」と笑った。佐賀空港発の格安航空会社「春秋航空」の便を早めに予約していたのだという。関西に帰省する私より安いくらいだ。街中で中国人の姿が目立つのも当然だ。博多区のキャナルシティ博多にある大型免税店「ラオックス」を訪れた。山積みのおむつや粉ミルク、化粧品、炊飯器といった中国人向け「定番」商品のすぐ横に富裕層に人気の数十万円もする南部鉄器の鉄瓶が並ぶ。店内で聞こえてくるのはほぼ中国語のみ。大量の商品を両手に抱えた中国人観光客であふれかえるレジを見て後ろに並ぶ気がうせるのと同時に、彼らの旺盛な消費意欲に改めて驚かされた。東京で学生生活を送っていた20年前、「青春18きっぷ」と、大阪・神戸発上海行きフェリー「新鑑真号」との組み合わせで3日も4日もかけて中国にたどり着いたのが懐かしい。時間的にも金銭的にもこんなに往来が手軽になった時代に、隣国といがみ合っているのは、やはりおかしい。【井上俊樹】
http://mainichi.jp/opinion/news/20150105ddg041070011000c.html

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社説:戦後70年・家族と社会 多様な暮らしの実現を(毎日新聞 2015年01月05日)
家族のかたちは国や民族によって異なる。長男が結婚後も両親と同居して一家の財産を相続する、伝統的な日本の家族は世界では少数派だ。イデオロギーや政治制度の分布を家族の類型から研究するフランスの家族人類学者、エマニュエル・トッド氏によると、日本はドイツやスウェーデンとともに「権威主義家族」に分類される。強い歴史的な意識を持ち、世代の途切れることのない継承を重視し、究極の政治目的は私有財産権の承認という。この類型は世界の人口の8%に過ぎない。バブル崩壊後、この疑似家族(日本型雇用モデル)が崩れたうえ、家族や職場、そして社会制度にも守られていない層が増えつつある。現在、非正規雇用は2000万人を超え、被雇用者の4割近くを占める。こうした中で、現政権は解雇規制の緩和や残業代ゼロの能力給導入を検討している。・・・ 戦後70年で家族は大きく変わった。核家族や夫婦共働きが多数派になり、結婚しない生き方を選ぶ人もいる。半面、厳しい雇用状況の反映とはいえ、若い女性の専業主婦志向は高まっていると指摘される。多世代同居を好む人もやはり多い。一方で、血縁ではない里親などの家族関係を重視する人も増えてきた。多様な暮らしを求める時代になったのだ。制度という器に合わせるのではなく、個々の価値観を尊重する柔軟な政策こそが必要だ。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150105k0000m070068000c2.html

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ことば:ビキニ水爆実験(毎日新聞 2015年01月05日 東京朝刊)
米国が1954年3月1日〜5月14日に太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁を中心に行った6回の核実験。初回に東方約160キロの危険区域外にいた第五福竜丸が放射性降下物(死の灰)を浴びて被ばく、乗組員23人のうち無線長の久保山愛吉さん(当時40歳)が半年後に死亡した。日本船は広範囲で被災し、漁獲物を廃棄するなどした。厚生労働省は「当該海域に延べ1000隻、(2回以上被災した船もあり)実数550隻程度と言われる」とし、1隻当たり約20人、実数で約1万人が影響を受けたとみられる。
http://mainichi.jp/shimen/news/20150105ddm001040125000c.html

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(鏡の中の日本)焼き肉、拒み、受け入れた 戦後70年・第1部(2015/01/05朝日新聞)
あまり意識されていないことがある。カルビは韓国語、ハツやタンは英語、ホルモンはドイツ語に由来する。ミノは日本語だ。焼き肉のメニューには、多彩な文化があふれている――。そんな歴史や、肉やキムチの栄養価を、鄭大聲(チョンデソン)(81)は焼き肉店トラジ(東京都)の研修制度「焼肉大学」で教えている。在日コリアン2世。全国焼肉協会顧問でもある。原点は1947年ごろ、故郷の京都にさかのぼる。家族で網を囲み、ホルモンを焼き、ほおばっていた。それは、戦後の在日社会で育まれた「焼き肉」の原点ともいえる光景だ。「日本人はほとんど食べないと聞かされた。肉はおいしいのに、複雑な味だった」・・・戦後日本で急成長した焼き肉は、在日コリアン社会で育まれた。80年代には、日本企業が開発した無煙ロースターが、煙くて臭いといったイメージを変え、大衆化、高級化を加速させた。日本オリジナルの「タレ産業」も家族だんらんに彩りをもたらした。・・・「焼き肉の歴史には、異文化を拒み、受け入れ、発展させてきた戦後日本の姿が詰まっている」と鄭は話す。・・・ 国立民族学博物館教授・朝倉敏夫さんの話 「ご飯・汁・漬物」という食の基本で日韓は共通項を持つ。ただ、似て非なる点もある。山盛りのご飯は韓国人の情の深さの表れだが、日本人には、相手のことを考えないと映るかもしれない。逆に、控えめな量のご飯は日本人の情のこまやかさの表れなのに、韓国人には他人行儀で冷たいと受け取られるかもしれない。「同じものだ」と思って見るとマイナスイメージを抱きがちだ。「違うものだ」と思ってみれば、小さな違いまでがよく分かる。それに気づき、似せたりまねたりして取り入れることにこそ、おいしいものを生み出すヒントがある。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11535569.html

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(報われぬ国 負担増の先に)介護職離れ、負の連鎖 低待遇や負担敬遠―職員減りしわ寄せ(2015/01/05朝日新聞)

東京都心にある特別養護老人ホーム(特養)は、昨年9月から新たな入居者の受け入れをやめた。11月からは在宅で介護を受ける高齢者を一時的に預かるショートステイもやめた。施設長は「介護職員の相次ぐ退職と採用難のダブルパンチ。入居希望者は大勢いるのに申し訳ない」と話す。「心も体も疲れ切り、もう続けられません」。一昨年秋、30〜40代の職員3人が相次いで退職したのが職員不足の始まりだった。この特養では入居者の定員約60人に対して常勤とパートなど約30人の職員がいた。3人がやめた穴をうめるために休日出勤が増えるなど負担が増すと、あとを追うように1人また1人とやめ、昨年夏までに10人余りが退職してしまった。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11535529.html

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米・ベネズエラ、異例の握手 キューバの転換、影響か ブラジル大統領就任式(2015/01/05朝日新聞)

ブラジルの首都ブラジリアで、反米姿勢が強いベネズエラのマドゥロ大統領と米国のバイデン副大統領が言葉を交わし、握手する場面があった。両国の首脳同士が接触するのは異例だ。スペイン通信などが3日までに報じた。・・・ 反米を掲げた故チャベス政権が1999年にベネズエラで誕生して以来、両国関係は冷え込んでいる。ただ、ベネズエラの盟友だったキューバが先月、米国との関係改善を表明。ベネズエラの反米路線が行き詰まる可能性もあるとみられている。(田村剛)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11535563.html

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(声)世界に注文 軍事費の0.1%回し子ども救おう(2015/01/05朝日新聞)無職 百瀬隆(長野県 67)

日本などの先進国では、飲食店の残飯やコンビニの賞味期限切れの食べ物が捨てられ、飽食の中で肥満対策が叫ばれています。一方、世界では1億人を超す5歳未満の子どもが栄養不良などが原因で低体重とされ、年間630万人が5歳の誕生日前に息絶えるそうです。ユニセフによれば、世界で2億3千万人の子どもが紛争下の国や地域で暮らしています。また、6千万人近い子どもたちが学校に通えず、7億7400万人の成人が読み書きできないそうです。私は提案します。国連加盟各国が軍事費の0・1%を国連に拠出し、国連機関を通じて、その資金を世界の貧困、難民、感染症など地球規模の問題解決に特化して活用することを訴えます。軍縮運動の始まりにもなると思います。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11535491.html

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(科学の扉)明治神宮の森、100年 豊かな自然、科学的に造成(2015/01/05朝日新聞)

新年、多くの参拝客でにぎわう東京都心の明治神宮には、広葉樹でうっそうと茂る森林がある。この森は1915年から数年かけて人工的に造られた。今年は造成から100年になる。いまでは、貴重な生き物がすみ、生物多様性が豊かな自然をかたちづくっていることが確認されている。明治神宮の歴史は、103年前の1912年、明治天皇の逝去に始まる。明治天皇を祀(まつ)る神社を建てることになった。2年後には昭憲皇太后も亡くなった。場所は、多くの候補地の中から、現在の明治神宮内苑となる代々木御料地が選ばれた。・・・ ただ、当時、豊かな緑があったのは約8ヘクタールのみ。約70ヘクタールの神社内苑の大半は草地の広がる荒れ地だった。そこで、神社にふさわしい森を造成する計画が、林学などの専門家によってたてられた。荒れ地に大きな森を造る前代未聞の試みは1915年、始まった。植樹の中心は、全国から寄せられた約10万本の木だ。明治神宮の東側に沿って敷かれている線路で、蒸気機関車にのせられて次々と運ばれてきた。・・・ 進士五十八・東京農大名誉教授は、明治神宮の森について、「東京のもっとも大事な緑の座標軸で、残さないといけない」と話した。(神田明美)

 <明治神宮と温暖化> 明治神宮の自然の総合調査では、気温上昇の影響と思われる様子も確認された。東京は、コンクリートや放出熱で温められる「ヒートアイランド現象」と地球温暖化で、この100年間に約3度、気温が上昇している。40年前の第1次調査に比べて、今回の第2次調査ではダニなどの土壌動物の種数、個体数が激減した。ダニは湿気を好むが気温上昇の影響で森の土が乾燥していることが一因とみられる。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11535497.html

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年のはじめに考える 真の強者は弱者に優しい(2015/01/04東京新聞)
アベノミクス「再起動」の年となります。デフレからインフレへの転換を目指すも行き詰まり、むしろ弊害が目立ちます。根底から軌道修正すべきです。・・・ 翻ってアベノミクスです。なぜ行き詰まり、格差拡大などの問題が生じているのでしょうか。まず日銀が国債を買いまくって金利を下げる異次元緩和です。金利が異常な低水準になっても企業の投資や生産は伸びません。消費が冷え込んだまま、需要が盛り上がらないのだから当然です。・・・ アベノミクスに最も欠けている視座は、弱者への配慮であり、再分配政策など格差を縮める努力です。真の強者は弱者に優しい。弱者に冷たいのは、ただの弱い者いじめでしかないのです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015010402000123.html

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社説:戦後70年・歴史と政治 自分史に閉じこもるな(毎日新聞 2015年01月04日)

人は何らかの共同体に属する。小さくは家族、大きくは国家だろう。共同体での出来事は、人びとに記憶され、時間というふるいに掛けられて、やがて歴史になる。歴史は、共同体を結びつける物語でもある。・・・ 安倍首相の周辺には、戦前への反省を「自虐史観」と排する人が少なくない。こうした考え方は、日本が少しずつ積み重ねてきた「和解」への努力を踏みにじるものだ。70年談話に必要なのは、戦後50年時の村山富市首相談話を戦後日本の揺るぎない基礎と位置づけ、その上で未来を展望する姿勢だろう。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150104k0000m070122000c.html

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米軍:1943年に普天間飛行場検討 沖縄戦の1年半前/沖縄(2015年01月04日毎日新聞)
【ワシントン=島袋良太本紙特派員】沖縄戦が始まる1年半前の1943年10月の段階で、米軍が沖縄本島を占領した上で、現在の嘉手納基地、普天間飛行場、那覇空港と同じか極めて近い場所に滑走路建設を検討していたことが、米機密文書で分かった。一方、44年7月の別の機密文書によると、滑走路建設を計画していた中南部が人口密集地であることを把握していた。基地被害に関して「基地建設後に住民が周辺に住み着いた」との米国関係者らの主張にも一石を投じそうだ。さらに戦争中の民間地奪取を禁じたハーグ陸戦条約を無視して滑走路建設が検討された可能性を示す文書もある。
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20150104rky00m040006000c.html

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暮らしの行方  格差の是正に本腰を入れよ(2015/01/04京都新聞)
持てる者はますます富み、持たざる者はさらに失う−。そんな聖書の言葉が重く響く新年だ。庶民は年明け早々、家計の厳しさが増す。食用油や冷凍食品、トイレットペーパー、電気代などの値上げラッシュだ。昨春の消費税増税に続き、円安による輸入コストの上昇が重くのしかかる。・・・流れ込んだ資金で大幅な株高・円安が進み、海外で稼ぐ大企業などの利益を膨らませた。一方、急激な円安で物価上昇に賃上げが追いつかず、消費は低迷。原材料高に中小企業はあえいでいる。景気は失速し、大企業と中小企業、大都市と地方、資産の大小による格差が広がっているのが現実だ。・・・ 貧困の連鎖を断ち切るには、日本経済の構造変化を直視する必要がある。パートや契約社員ら非正規労働者は昨年11月調査で2千万人を突破、全労働者の4割に迫る。多くは賃上げや社会保障が行き届かず、年収200万円以下の働く貧困層が4人に1人に上る。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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京都市大雪21センチ 観測史上4番目(2015/01/03京都新聞)
京都市内は1日に続き、2日夜も大雪に見舞われた。京都地方気象台によると、3日午前0時現在、積雪が21センチを記録し、61年ぶりに20センチを超え、観測史上4番目の記録になった。同気象台によると、京都市中京区の観測地点では、1954年1月26日に41センチ、36年2月5日に32センチ、16年に22センチの記録が残る。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150103000002

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地域の再生へ  首長と地方議員が真価示せ(2015/01/03京都新聞)
金融緩和により円安・株高を志向するアベノミクスは、大企業や都市部、資産家の持つ富をさらに膨らませた。その富はやがて、中小企業や地方、中間・貧困層にも滴り落ちるという発想が根底にある。だが、現実は内部へのため込みや海外への投資に回っている。実質賃金が上がらぬ中で物価高の痛撃を受けているのが、京滋など地域の住民や中小企業だろう。そこで問われるのが、地方創生の中身である。解散前に駆け込みで成立した関連2法は、地域雇用の創出など理念にとどまる。昨年末に決まった総合戦略も、東京からの移住促進などで荒っぽい数値目標を掲げただけで、具体策となると新味に乏しい。・・・ 先の衆院選のような低投票率が統一地方選でも続けば、民主主義がいよいよ危うい。主権者たる私たちの意識も問われている。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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社説:戦後70年・ピケティ現象 希望求め議論始めよう(毎日新聞 2015年01月03日)
「資本主義のもとでは、資産を持つ人がますます富み、持たない人々との格差が広がり続ける。富も貧困も世襲されていく」と分析している。「資本主義の疲労」とも言うべき現状と今後への警告だ。・・・ スイスで昨年1月に開かれた「世界経済フォーラム」の総会(ダボス会議)の主要議題は「所得格差の是正」「貧困の解消」だった。格差が、持続的な経済成長や企業の発展にとって大きな足かせになるという認識だ。世界の政治、経済のリーダーたち、つまり持てる人々がこの問題を重視した意味は小さくない。・・・ピケティ氏は、格差を解消するため、国際協調による「富裕税」の創設を唱えている。専門家は「非現実的だ」とそっけない。だが、結論は何ら出ていない。まさに論争はこれから始まる。本を読んでいなくてもいい。議論に加わろう。

http://mainichi.jp/opinion/news/20150103k0000m070088000c.html

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カザフへ原子炉、東芝が輸出交渉(2015/01/03朝日新聞)
 東芝は、中央アジアのカザフスタンの国営原子力会社と、同国内の原子力発電所に原子炉を納める交渉を進めていることを明らかにした。東芝子会社の米ウェスチングハウスがつくる計画だ。カザフスタンは世界有数の原発燃料のウラン生産国で、2020年代に原発を立ち上げるという。・・・ 日本では、東芝のほか、日立製作所、三菱重工業が原子炉を手がけており、いずれも海外輸出に前向きだ。三菱重工業は13年、フランスの原発会社アレバとの連合で、トルコの原発4基の受注で大筋合意した。日立も20年代に、リトアニアに原発をつくる計画を進めている。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532472.html

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(社説)日本人と戦後70年 忘れてはならないこと(2015/01/03朝日新聞)
 戦後70年。アジアや太平洋の戦場で、灯火管制下の都会で、疎開先の田舎で、多くの人たちがあの戦争を経験した。その人たちが少しずつ世を去るとともに、社会が共有してきた記憶は薄れ、歴史修正主義とみられる動きも出てきた。だが、日本が国際社会で生きていく以上、そうした態度を押し通すことはできない。70年かけて築いてきた国内外からの信用を損なうだけだ。・・・ あの戦争を問い続けた劇作家の故・井上ひさしさんは、東京裁判には問題が多いと認めたうえでこんな言葉を残している。

戦争責任問題は、明治以来みごとな近代化を成し遂げ、戦後の焼け野原から奇跡の経済発展と平和で安全で平等な社会を築き上げた日本が、「それでも過ちも犯したんだよ」と自己反省するまたとない材料なのです。過ちを犯したからといって卑屈になる必要はない。過ちを犯さない国家などというものは世界中どこにもないのだから。しかし、過ちを犯さなかったと強弁することは自己欺瞞(ぎまん)であり、自らを辱めることでもある。(『初日への手紙 「東京裁判三部作」のできるまで』)
だが、私たちが重きを置くべきはそこではないだろう。海外での武力行使や武器輸出はせず、経済の力で途上国を援助する。これまで積み重ね、国際社会に高く評価されている平和主義の歩みこそ、日本は誇り、守っていかねばならない。戦争責任を直視することは、父や祖父たちをおとしめることにはならない。平和主義を確かなものにすることは、むしろ先人の期待に応える道だ。うわべだけの「帝国の名誉」を叫ぶほど、世界は日本の自己欺瞞を見て取る。この不信の連鎖は放置できない。断ち切るのは、いまに生きる者の責任だ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532433.html

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(インタビュー2015)西洋からの警鐘 歴史学者、ニーアル・ファーガソンさん(2015/01/03朝日新聞)
西洋が生んだ近代社会のきしむ音が聞こえる。国民国家の枠組みは揺らぎ、民主主義の機能不全があらわになった。いま、世界の重心は西から東へ移動していると歴史学者のニーアル・ファーガソン教授は言う。西洋の衰退は何を意味するのか。100年以上にわたって西洋をモデルにしてきた日本の私たちは、何を学ぶべきか。・・・「世界はパズルのようなものです。中国やインドのような巨大な国もあれば、小さな国がびっくりするほどたくさんある。アイスランドも中国も、(共通の文化的アイデンティティーを持つ国民が基盤となる)国民国家という基本構造は同じです。でもサイズはバラバラで複雑に絡み合う。不規則な断片の幾何学、それが実態です。国民国家という概念でひとくくりにすると、国家の多様性が見えなくなり、人々をあざむきかねません」・・・

「劣化国家」という著書の邦題を初めて見たとき、これは日本のことを指しているのだろう、と受け止めてしまいました。 
「あの本で書いたのは西洋の問題点ですが、その多くは、日本がすでに抱えているものです。ですからあなたの誤解は理解できます。日本についての本にもなりえたでしょう。少子高齢化や財政危機の問題は、(働き手が減るという)人口構造の問題でもあります。西洋の学者たちは、日本を調べているうちにそのことを知り、西洋にも当てはまることだと気づいた。『人口構造は運命だ』と」・・・ 「日本は『大停滞』のパイオニアです。18世紀の英国の経済学者アダム・スミスが『国富論』の中で、一度は豊かになった国がその後成長を止めてしまった姿を『停滞的状態』と呼びました。現代の日本が当てはまります。停滞的状態の特徴として、国は豊かでも労働者の賃金は高くならないとスミスは指摘しています」・・・「私が『劣化国家』の中で示そうとしたのは、かつての西洋の偉大な思想家たちが懸念した、経済発展した国々の病理です。この病理は財政や規制、法制度などの問題点を抜本的に変えれば治療可能です。しかし、その改革の障害は政治だったのです」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532430.html

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(書く生きる 「ひととき」と女たち:2)「過労死」繰り返させない(2015/01/03朝日新聞)
夫の無念訴え、社会動かす力に。いつ、どこでワープロに向かったのかすら、覚えていない。「夫は仕事で命を失ったのだ」。そんな確信を胸に、本紙女性投書欄「ひととき」に向けて夢中で書いた文章は、予想もしなかった大きなうねりを生み出した。神奈川県鎌倉市に住む八木光恵さん(72)の夫俊亜(としつぐ)さんは、1987年2月、43歳で突然、人生を絶たれた。

時はバブル景気のまっただ中。俊亜さんは広告会社に勤めるクリエーターとして連日深夜まで働き、「やってもやっても終わらないんだよ」と言っていた。・・・「現代の無数のサラリーマンたちはあらゆる意味で、奴隷的である」「時間で縛られている。上司に逆らえない」・・・それから半年ほどたった10月。本紙朝刊の1面トップの記事に目を奪われた。「過労死」の労災認定を政府が26年ぶりに緩和し、サラリーマンの「一週間内の激務も対象」とするという内容だった。まだ「過労死」という言葉自体ほとんど使われておらず、働き過ぎが労災になりうるとは思ってもいなかった。・・・くしくも同じ時期に、弁護士による電話相談「過労死110番」が始まった。メンバーの川人(かわひと)博弁護士(65)らが八木さんに講演を頼み、つながりが生まれた。「実名を明らかにして訴える八木さんに多くの人が共感した。過労死は社会全体の問題だと認識させる大きな役割を果たした」と川人さんは振り返る。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532442.html

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水彩画からのぞく芸術の世界/小貫恒夫(2015/01/02ドイツニュースダイジェスト)
クリスマスの音楽。日本では毎年、年末になるとベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調作品125、いわゆる「第九」の演奏会が各地で催されます。集客力のあるこの興行は、収益をオーケストラ団員へのボーナスとして還元できるようにと考え出されたとも言われ、この時季お馴染みのイベントとなっています。ちなみに、欧州にはこのような風習はなく、「第九」は季節に関係なく上演されます。・・・この時季に欧州で上演される、不朽の名作をいくつかご紹介しましょう。・・・まずは、フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」。これを子ども向きと侮ることなかれ、相当のオペラ通をも満足させる名作に仕上がっています。・・・次いで、プッチーニの「ラ・ボエーム」。クリスマス・イヴの夜、パリの裏町を舞台に展開していくこのオペラは、貧しくて悲しいボヘミアンたちの恋物語です。・・・最後はバレエの演目から、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」。ドイツの幻想作家E.T.A.ホフマン原作によるこの作品は、内容的にも素晴らしい筋立てで、メロディーはロマンチック、全編にわたり聴き応えがあります。
http://www.newsdigest.de/newsde/column/nebenweg.html

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仏経済学者、国家勲章受章を拒否 著書が世界的ベストセラー(2015/01/02共同通信)
【ブリュッセル共同】フランス公共ラジオは1日、著書「21世紀の資本」が世界的なベストセラーとなった同国の経済学者トマ・ピケティ氏が、フランス政府によるレジオン・ドヌール勲章の受章を拒否する考えを示したと報じた。ピケティ氏は「誰が名誉に値するか決めることは政府の役目とは思わない。政府は経済成長を回復させることに専心すべきだ」と述べたという。
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010101001137.html

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日本海側で大雪の恐れ 3日まで、強風も(2015/01/02東京新聞)
日本の上空に寒気が流れ込んだため冬型の気圧配置が強まり、北日本から西日本の日本海側を中心に、3日にかけて大雪になる恐れがあるとして、気象庁は2日、警戒を呼び掛けた。強風も全国的に続き、吹雪による交通への影響などにも注意が必要としている。3日午前6時までの24時間に予想される降雪量はいずれも多いところで、北陸が70センチ、近畿と関東甲信が60センチ、東海が50センチ、東北と中国地方、北海道が40センチ、九州北部が20センチ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015010201000797.html

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ひまわり型の太陽光発電機、海水淡水化など機能も多彩(2015/01/01CNN)
(CNN) ひまわりのように太陽を追いかけ、葉脈のような管で水を循環させる冷却システムを持ち、どこへでも持ち運びができる太陽光発電システム――。スイスの企業「エアライト・エナジー」が開発している「サンフラワー・ソーラー・ハーベスター」は、早ければ2017年半ばに発売される見通しだ。同システムは発電に加え、温熱、海水の淡水化、冷却などの機能を持つ。10時間の日照時間で得られる電力は12キロワットで、複数の世帯の消費電力をまかなえる。同時に20キロワット分の熱も発生する。・・・技術の核となっているのは、米IBM製の水冷式太陽光パネルだ。花びらのように配置された反射板が、太陽光のエネルギーを2000倍以上に集約する。コスト削減のため、高価な反射鏡の代わりにポテトチップの包装などに使われるホイル素材を使った。光を受ける6枚のパネルはそれぞれ25個の太陽電池チップを搭載している。・・・水冷システムによってチップを最適な温度に保つことができ、従来の約4分の1のパネルで同じ出力が得られる。開発元によれば、10時間の日照時間で得られる電力は低温脱塩システムを稼動させるには十分だという。蒸発させた海水は高分子膜を通り、別のチェンバーにためられる。1日あたり最大2500リットルの水を得ることができるという。・・・「加熱や冷却、発電といったさまざまなことを供給できる統合されたシステムを作り出すことは大きな可能性を秘めている」とアンブロセッティ氏は力をこめた。
http://www.cnn.co.jp/tech/35058186.html?tag=mcol;topStories

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福島、原発事故から4度目の新年 「一日も早く元の生活に」(2015/01/01共同通信)

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から4度目の新年を迎えた1日、避難区域となっている福島県富岡町で、避難先から集まった町民らが初日の出を拝み、早期復興を祈った。震災前、初日の出の名所だった富岡漁港には、日が昇る前から十数人の町民らが車で来訪。津波に遭い鉄骨だけになった建物が残り、コンクリートの破片もそこかしこに転がる中、有志が振る舞う豚汁を味わったりして水平線を見つめていた。

http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010101000904.html

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戦後70年  誤りなき未来を築くために(2015/01/01京都新聞)
作家の高見順は、敗戦後の1945年9月30日の日記にこう記している。 「生まれて初めての自由! 自国の政府により当然国民に与えられるべきであった自由が与えられずに、自国を占領した他国の軍隊によって初めて自由が与えられるとは、−−かえりみて羞恥の感なきを得ない」 天皇とマッカーサーが並んだ写真が掲載された新聞を内務省は発禁処分にする。それをGHQ(連合国軍総司令部)が解除し、言論の自由に対する新措置を発表したのを受けた日記である。自由を得た喜びよりも、何もできないでいる自国の姿を高見は恥じ入った。敗戦から70年。この年に生まれた赤ちゃんはもう古希だ。この間、他国と戦火を交えず、自衛隊員が戦闘で人を殺すことも、殺されることもなかった。多大な犠牲を出した先の戦争への反省と平和への希求が、国民の間で共有されてきたからこそだろう。 だが、日本の平和主義は大きな曲がり角にさしかかっている。4月の統一地方選後には、集団的自衛権行使に関する法整備や日米防衛協力指針(ガイドライン)改定をめぐる国会審議が始まり、長期政権への切符を手にした安倍晋三首相は宿願の憲法改正に挑むことを明言している。本丸は9条だ。戦争体験のない世代が大半となった今、私たちは不戦の意思を貫いていけるだろうか。


空洞化する民主主義

民主主義も揺らいでいる。象徴的なのは昨年12月の衆院選だ。小選挙区の投票率は戦後最低の52・66%だった。政策選択肢が乏しかったことなど理由はいろいろあるにしても、国政選挙で若者を中心に半数近くが棄権する状況は、議会制民主主義の空洞化というほかない。 「おまかせ民主主義」や「消費者民主主義」と呼ばれる受け身の姿勢を変えるには、子どもの時から学校で主権者教育をすべきだとする専門家の声もある。教育基本法に政治的教養の必要性がうたわれていても、実際は十分に機能していないからだ。政治教育には危うさもあるが、社会の問題を子どもたちが自分なりに考え、意見を語り合う、そんな民主主義の作法を学ぶ機会がもっとあっていい。米国の歴史家ジョン・ダワー氏は、敗戦から立ち上がる日本人の姿を描いた著書「敗北を抱きしめて」の中で、与えられた民主主義の未熟さを懸念する声が戦後の早い段階からあったことを指摘している。私たち日本人は民主主義を享受しながら、大地にしっかりと根付かせる努力を怠ってこなかっただろうか。 民主主義の基盤となる「知る権利」も危うくなってきた。昨年施行された特定秘密保護法は、秘密指定の乱用を防ぐ監視機関が政府から独立しておらず、情報開示と秘密保護のバランスを著しく欠いたままの見切り発車となった。抜本的な見直しをしなければ、戦前の軍機保護法のように国民の目や耳をふさぐ法律になりかねない。 「平等」はどうだろう。戦後民主主義の中でも、最も影が薄くなった理念ではないだろうか。深刻さを増す格差社会の現実がそう思わせる。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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年のはじめに考える 戦後70年のルネサンス(2015/01/01東京新聞)
貧困や格差が復活して独占資本や搾取の言葉も思い浮かぶグローバル経済の時代。ならば戦後七十年のことしは人間回復のルネサンスにしたいものです。読みやすいともいえない七百ページを超える経済学書が各紙の書評欄に掲載され、翻訳出版自体がニュースになりました。フランスの経済学者トマ・ピケティの「21世紀の資本」(みすず書房)です。世界的ベストセラー。この十年で最も重要な経済学書の惹句(じゃっく)。だれもがグローバル経済の行方を懸念しその解決策を渇望しているからなのでしょう。

新貧乏物語が始まる
ピケティはグローバル経済を放置すれば百年前の極端な格差社会に逆戻りすると警告し、累進課税や国際協調のグローバル資本税の導入などを提言します。百年前の世界とは欧州で第一次世界大戦勃発、ロシアで革命、日本では河上肇の「貧乏物語」(岩波文庫)が新聞連載され、貧困が資本主義固有の病理として社会問題にされはじめた時代でした。河上博士にとって、経済学は富でなく、論語のいう道を尋ねるもの。貧乏退治も人々が貧困によって道を聞く妨げにならないためでした。理想とした政治家が英国の宰相ロイド・ジョージでした。 ロイド・ジョージは苦学力行の人。極貧の母子家庭に育ち、靴職人の叔父の金銭支援で弁護士から政治家への道を歩みます。その経歴からでしょう、弱者のために立ち上がり、大蔵大臣時代は貧困との戦いの大増税に取り組みます。英国を滅ぼす大敵はドイツではなく内なる貧困、すべての人が守るに値するよい国にするのが最高の防衛との大演説をぶちます。・・・ 戦後七十年です。先の大戦を米国から強いられた「太平洋戦争」ではなく戦前の公称の「大東亜戦争」と呼ぶべきだと主張したのは日本思想史研究の故松本健一氏でした。アジア解放の自衛戦争だったからというのではありません。太平洋戦争史観では「米国との戦いに敗れた」との認識にはなっても「中国との侵略戦争に敗れた」との意識が希薄になってしまうからだというのです。・・・ 政治も経済も社会も人間のためのもの。私たちの新聞もまた国民の側に立ち、権力を監視する義務と「言わねばならぬこと」を主張する責務をもちます。その日々の営みが歴史の評価にも堪えるものでありたいと願っています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015010102000135.html

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社説:戦後70年 日本とアジア 脱・序列思考のすすめ(毎日新聞 2015年01月01日) 
笑顔で復員してきた兵士、紙芝居に夢中の子供、庭先で子守をする農家の女性。敗戦直後の日本を描いた写真集をどれか1冊、手にとってみるといい。そこにはまぎれもなく、戦後日本の原風景がある。貧しかったはずだが、子供も大人も表情に屈託がない。おびただしい死者を出した戦争が終わり、平和が戻ってきた安堵(あんど)感。豊かさへの夢とあこがれ。前向きの明るさと希望がそこかしこに満ちていた。戦後70年の今はどうだろう。日本を覆っている気分は、えたいの知れない不安といらだちである。・・・明治以降の日本は遅れたアジアと距離を置き、欧米を手本にして先進国への道を歩んできた。帝国主義・植民地主義による軍事大国となって無謀な戦争に突入し、破滅を味わった。戦後は経済大国を目指し、一時はジャパン・アズ・ナンバーワンともてはやされもした。アジアでトップだという序列意識と自負心が日本の近現代史を支えてきた。だが、日本を追いかけるように成長してきた中国と韓国の興隆はいわば、歴史の必然でもある。あと戻りできない東アジアの力関係の変化を受け止め、自らの立ち位置を見つめ直すことが、戦後70年を迎える日本の課題ではないだろうか。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150101k0000m070099000c.html

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(鏡の中の日本)世界からのメッセージ 戦後70年(2015/01/01朝日新聞)

「戦争をしない国」大切に 中国

 ◇「和気生財」 作家・楊逸(ヤンイー)さん

中国には「和気生財」という言葉があります。家族や社員、取引先と和気あいあいとやれれば、商売はうまくいくという意味です。日本の戦後にも当てはまるのではないか。憲法で戦争放棄を掲げることで70年間、戦争に巻き込まれず、エネルギーを経済発展に集中させることができました。だからこそ、「戦争をしない国」という日本人自らの安心感を壊してしまうことになるとすれば、あまりにも惜しい。中国には今も日本に戦争への謝罪を求める声がありますが、「戦争を起こさない」という国のかたちを堅持することのほうが重要だと考えます。

対日、対中感情がともに悪化しています。日本はバブル崩壊で経済が失速。中国経済も数字は伸びていますが、中国人の個々の生活は必ずしも良くなっているとは限らない。こういうときに人間は心理的に穏やかになれず、どうしても他人の悪口を言ってしまうもの。それで満足感が得られ、社会が平和になるのならばいい。ただ、国民感情が悪化してナショナリズムが台頭し、戦争に向かうことだけは防がなくてはいけません。犠牲になるのは国民です。

日本の戦場は沖縄などの例外を除いて海外にあり、多くの国民は殺戮(さつりく)の場面をみていません。だから、日本人は「戦時中の日本を悪く思いたくない」という気持ちを持ってしまいがちです。歴史には自らにとって不都合なものもあります。全ての歴史に素直に向き合い、教訓をくみとって初めて、どういう道に進めばいいのかわかると思います。(聞き手・益満雄一郎)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532181.html

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創造する力、もっと世界へ ドイツ(2015/01/01朝日新聞)

「永続的な平和」 ベルリン自由大教授、イルメラ・日地谷(ひぢや)キルシュネライトさん

「平和」。ありきたりな言葉かもしれません。しかし世界を見渡せば、70年間ずっと平和な状態が続いているのは、本当に貴重で恵まれたことだとわかります。ドイツは約40年間、東西に分断されていました。日本経済の繁栄も、平和だったから成し遂げられたのです。平和がすべての基本。日本の国民は、あまり意識していないのではありませんか?日本の「ものづくり」は、電化製品、料理、工芸品など、あらゆるレベルで器用さ、丁寧さが行き届いています。おそば屋さんは毎日、丁寧に粉をこねて延ばして切って、全然うんざりした顔を見せない。日本人のきちょうめんで誠実な仕事ぶりに、私はいつも感心してきました。しかも、創造的な「遊び心」が満ちている。日本人の遊び心は漫画やゲームなど、海外でも人気のソフトパワーの背骨にもなっています。

一方で、気になることもあります。グローバル化が進んでいるのに、日本人が内向きになってきているように感じられるのです。商品の宣伝などで、「日本」が強調される場面が増えているのが象徴的です。日本で生活している日本人同士が、なぜことさら「日本」を強調するのか。排他的、鎖国的なメッセージに響きがちで残念です。広く日本の外に目を向けてください。日本の文化や美的感性は、世界中で肯定的に受け止められてきました。一層の創造性を発揮し、世界に向けて発信することに力を注いでください。本当に素晴らしい「ものづくり」の文化を持っているのですから。(聞き手・友野賀世)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532181.html

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