birth point
<POINT NEWS31>2014/06/22・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku31sankaku
2014/06/22sankaku06/25

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。

 

(核といのちを考える 被爆国から2014)核なき世界、歌に誓う 長崎でシンポ(2014/06/21朝日新聞)

なぜ今か、若者に伝えたい 作詞家・なかにし礼さん

「平和の歌を」という佐藤しのぶさんに動かされました。旧満州の戦争体験を語り継ぐ使命感から「赤い月」を書いた私にも、核廃絶の歌を書いてみたいという思いがありました。どう書くか。そんな時、オノ・ヨーコさんが「『リメンバー・ヒロシマ、ナガサキ』ね」と語る朝日新聞の記事に出会いました。被爆国日本が世界に発信できる言葉はこれしかないと。このフレーズを軸に歌詞作りを進めました。・・・原子力帝国」の著者ロベルト・ユンクは「核エネルギーを持ってはいけない。政治権力者にウソをつかせるから」と述べています。若い人たちに伝えたい。あなた方の未来はあなた方のもの。それを核で危険にさらすのでしょうか。(聞き手・副島英樹)

平和な未来、広げるために 声楽家・佐藤しのぶさん

核なき世界を目指して 手を繋(つな)ぎみんな歩きはじめよう――。ずっと平和の歌に携わりたいと思っていました。それが「リメンバー」です。平和への思いが強くなったきっかけは、小学5年の時に家族で行った広島平和記念資料館。亡くなった子を抱く母の写真がありました。その母の目は絶望に染まっていました。18年前には、ベラルーシに行きました。原発事故が起きた旧ソ連のチェルノブイリの北側にある国です。被曝した子どもたちの療養所で歌った後、所長さんが言いました。「生の演奏は人間の精神に強く訴えかける。子どもたちに生きる希望と力を与えるのです」

歌を通して果たすべき使命があるのかも――。そんな気持ちが高まった瞬間でした。でも日本でも原発事故が起きてしまいました。核はひとたび過ちが起きれば、きれいな水や土、命を根こそぎ奪う。人間には到底扱いきれないものです。長崎のシンポでは、戦争のない平和な未来を願って歌います。そしていつか、リメンバーの歌詞が世界中の言語に翻訳され、たくさんの人が歌ってくれるようになってほしい。過ちは繰り返さない 人間に英知と愛があるなら(聞き手・佐藤達弥)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11201464.html

pagetop


BACK

集団的自衛権―命かかわる議論の軽さ(2014/06/25朝日新聞)

新たな提案を出したかと思えばすぐ引っ込める。集団的自衛権など安全保障政策の与党協議の混迷は、もはや見るにたえない。国連決議にもとづく集団安全保障の一環としての武力行使に、自衛隊も参加できるようにしたい。中東・ペルシャ湾での機雷除去を念頭に、自民党が公明党にこう提案したのは、20日のことだった。だが、これに公明党が猛反発すると、自民党はきのうの協議では棚上げ。一方で集団的自衛権を認める座長私案を公明党の求めに応じて修正し、両党は合意に向け一気に歩み寄った。政府や自民党としては、議論を足踏みさせるよりは、合意を優先させたということだ。狙い通り、来週には閣議決定されそうな運びになった。しかも自民党は、機雷除去をあきらめたわけではなさそうだ。一連の協議のありようは、驚くほどに軽い。

http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=com_gnavi

pagetop


BACK

(安全保障を考える)自衛隊派遣のリアル 渡辺隆さん、吉田裕さん(2014/06/25朝日新聞)

安倍晋三首相の強い意向で、集団的自衛権の行使を容認するための閣議決定に向けた手続きが加速、最終盤を迎えている。しかし、いざ「行使」の際、戦地へ向かう自衛隊と、彼らを送り出す私たちに、準備はできているのだろうか。

「自分だったら」国民は想像を 一橋大教授・日本近代史学者、吉田裕さん

集団的自衛権の行使を容認すれば、自衛隊が実際の戦場に投入される可能性が高まります。現実の戦場、戦闘では人が死にます。殺し殺される状況に、自衛隊員が投げ込まれようとしている事態であると、どれだけの国民が気づいているのでしょうか。日本人の中で戦場へのリアルな想像力が衰弱しているように思えてなりません。日本人が体験した直近の戦争、アジア・太平洋戦争での戦死とは、極めて無残なものでしたが、そうした実相が忘れられたことが想像力の衰えの原因でしょう。

<美化された戦死> 日中戦争以降、日本軍の軍人軍属の戦死者約230万人のうち、6割が栄養失調や食料の窮乏で抵抗力をなくし、マラリアなどの感染症で病死した広義の餓死でした。輸送船などで戦地に向かう途中、敵の潜水艦や飛行機の攻撃を受けて船もろとも亡くなった海没死も約36万人を数えます。日露戦争の戦死者は約9万人ですから、先の大戦は正規の戦闘でない形でいかに多くの人が死んだか、国が国民に強いた戦争の異常さ、むごさが分かります。

しかし、戦争体験がきちんと継承されていません。零戦の特攻隊員を描いた映画がヒットしましたが、特攻隊の担い手は将校よりも下士官や兵、それも少年兵が中心。将校の中でも陸軍士官学校や海軍兵学校出の正規将校ではなく、一般大学出身の予備将校が中心でした。こうした実態が忘れられ、国のために死んだことを美化した記憶が広がっています。・・・

<ゲームじゃない> 政界では後藤田正晴氏や梶山静六氏ら「戦争への痛覚」を持った人たちが亡くなり、世代交代の結果、ウオーゲーム感覚でしか戦闘、戦場をイメージできない政治家が増えている。なかでも戦闘、戦場への道を広げる集団的自衛権行使を解釈改憲で行おうとする安倍首相の選択は、自衛隊の最高司令官として極めて無責任です。・・・

しだゆたか 54年生まれ。日中戦争や戦後処理などを専門分野に、「日本人の戦争観」「アジア・太平洋戦争」などの著作で戦争の実態に迫ってきた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11207625.html

pagetop


BACK

福島第1、海側の深層に汚染拡大 凍土壁の工事に遅れも(2014/06/25共同通信)

東京電力は24日、福島第1原発のタービン建屋東側(海側)で、深い地層(下部透水層、地中約20メートル)の地下水に、放射性物質のトリチウムによる汚染が拡大していると発表した。建屋の周囲の地層を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」は、掘削時に汚染拡大を防ぐ措置が増えるため、工事が遅れる可能性がある。東電によると、1〜2号機の海側に掘った深い井戸で、5月以降に採取した地下水から1リットル当たり最大4700ベクレルのトリチウムが検出された。また3〜4号機海側の井戸の地下水でも最大480ベクレルが検出された。

http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014062401002385.html

pagetop


BACK

地球温暖化、農家の移住を加速(Dan Vergano, National Geographic News June 24, 2014)

3日、インドネシアの移住に焦点を当てた論文が発表され、地球温暖化が原因で移住する農家が増えているという研究結果が示された。「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌で発表されたこの論文によれば、インドネシアでは火山の噴火や地震といった自然災害がよく起きるが、農家にとってはそれらより気温の上昇の方が移住の重要な動機になっているという。地球温暖化の影響で、島は小さくなり、砂漠化が進み、モンスーンのパターンが変化している。そのため、世界中で移住が増えると予想されている。今回の研究では、インドネシアの7185世帯を4年にわたって追跡した。そして、気象に関連した経済的な損失が移住を促していることがわかった。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140624002

pagetop


BACK

記者の目:離ればなれの原発避難者たち=小林洋子(福島支局)(毎日新聞 2014年06月25日 東京朝刊)

家族の速やかな修復を

東京電力福島第1原発事故で避難した家族の半数が、離ればなれの生活を余儀なくされている。福島県民は家族のつながりを保つことさえ難しい状態に置かれている。原発事故避難者への支援の理念を定めた「子ども・被災者生活支援法」が目的とする「被災者の不安の解消と安定した生活の実現」にはほど遠い。・・・

分散世帯は5割、ストレス大きく

福島県は、東日本大震災と原発事故で県内外に避難している6万2812世帯(約14万人)を対象にアンケートを実施し、2万680世帯(33%)から回答を得た。事故後に家族が分散した世帯は48・9%にも上った。衝撃的な数字だ。避難者は生活が一変して、大きなストレスを抱えている。それに加えての家族離散である。原発事故が家庭に及ぼしたダメージはあまりにも大きい。・・・社会の最小単位である家族が離ればなれの状況に、私たちが目をつぶることは許されない。原発事故から、もう3年以上がたっているのだ。福島県民をさいなむ家族の分断を修復しなければ、福島、日本の復興は見えてこない。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140625ddm005070020000c.html

pagetop


BACK

社説:集団的自衛権 無責任極まる与党協議(毎日新聞 2014年06月25日)

集団的自衛権の行使容認などを巡る与党協議は、多くの問題をうやむやにしたまま合意しようとしている。政府・自民党は9回目となる24日の与党協議で閣議決定案の修正案を示した。自衛権発動の新たな3要件案について、公明党に配慮してより限定的内容に修正したものだ。他国への攻撃が国民の権利を覆す「おそれ」がある場合に集団的自衛権の行使を容認するとしていたのを、「明白な危険」がある場合に修正した。「他国」も「我が国と密接な関係にある他国」に変えた。・・・与党協議は密室の協議だ。政府はどんな活動が可能になるのかあいまいなまま閣議決定してしまえば、あとは政府の判断で何でもできると考えているようにみえる。政府と与党は15事例について、できるできないをはっきりさせるべきだ。首相は閣議決定について「期限ありきではない」と語っていたが、その後、態度を変え、豪州訪問に出発する前の7月4日までの閣議決定を目指している。戦後の安全保障政策の大転換を議論するのに、この種の期限を設けるのはおかしい。政府も与党もあまりに無責任だ。
http://mainichi.jp/opinion/news/20140625k0000m070163000c.html

pagetop


BACK

自民「おそれ」を「明白な危険」に 拡大解釈可能なまま(2014/06/25東京新聞)

力で他国を守る集団的自衛権をめぐり、自民、公明両党は二十四日に九回目の協議を開いた。座長の高村正彦自民党副総裁は、集団的自衛権の行使を認める閣議決定案概要の修正案を提示。行使が許される事態は、国民の生命や権利が「根底から覆される明白な危険があること」とし、当初案の「おそれ」を「明白な危険」に書き換えた。だが「明白な危険」も拡大解釈は可能な文言で、自民党も行使可能な範囲は狭めないと明言する。中東での機雷掃海を含めて行使を幅広く認める内容に変わりはない。 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014062502000136.html

pagetop


BACK

新成長戦略 奇策や禁じ手ばかりだ(2014/06/25東京新聞)

株価さえ上がれば何をやっても許されると思っているのだろうか。安倍政権が閣議決定した新成長戦略は、なりふり構わぬ手法が目立つ。国民の利益を損ないかねない政策は成長戦略といわない。国民の虎の子の年金積立金を株式市場に大量投入する「官製相場」で株価つり上げを狙う。財政危機だと国民には消費税増税を強いながら、財源の裏付けもない法人税減税を決める。過労死防止が叫ばれる中、残業代ゼロで長時間労働につながる恐れが強い労働時間規制緩和を進める。低賃金など劣悪な環境で「強制労働」との批判もあがる外国人技能実習制度を都合よく活用する。・・・原発再稼働を目指し、トップセールスと称して原発や「武器」を世界に売り歩き、今度はカジノ賭博解禁に前のめりだ。どうして、こんな奇策ばかり弄(ろう)するのか。正々堂々と経済を後押しし、国民が納得する形の成長戦略でなければ、いずれ破綻するであろう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014062502000165.html

pagetop


BACK

6千年前の巨大遺跡、イギリスで発見(James Owen in London for National Geographic News June 16, 2009)

イギリス南部で撮影された航空写真にミステリーサークルのような奇妙な地形模様が写っていたが、このたび、それが先史時代の巨大な複合型儀式施設であることが判明し、考古学者たちは驚きの声を上げている。今回の発見につながったデイマーハム考古学プロジェクトのリーダーで、ロンドンにあるキングストン大学の考古学者ヘレン・ウィックステッド氏は次のように話す。「この遺跡の近くにはあの有名なストーンヘンジがあるが、それよりも1000年古いものだ。遺跡には木製の神殿の痕跡のほか、6000年前に建設された2基の巨大な古墳が確認されている。イギリス最古の建造物の一つと考えられるが、このように巨大な遺跡が今日に至るまで発掘されてこなかったとは、まったく驚くほかない」と話す。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=49021910

pagetop


BACK

沖縄慰霊の日―犠牲者に誇れる平和か(2014/06/24朝日新聞)

沖縄はきのう、慰霊の日を迎えた。69年前の沖縄戦最後の激戦地、摩文仁(まぶに)の丘であった追悼式で、安倍晋三首相は米軍基地の負担軽減にふれ、「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、できることはすべて行う」と約束した。「鉄の暴風」と表現される米軍の猛烈な艦砲射撃や空襲。日本兵に殺されたり、集団死に追い込まれたりした住民もいた。沖縄戦は住民を巻き込んだ地獄だった。犠牲者は日米合わせて20万人を超えた。慰霊の日は、「本土防衛の捨て石」となった沖縄の悲劇を後世に伝え、平和を誓う日だ。そんな苦痛の記憶を抱える沖縄県民の多くにとって、安倍政権の進める外交・安全保障政策は、「気持ちに寄り添う」どころか、不安をかき立てる。・・・沖縄に負担を強いて成り立つ今の平和は、20万の犠牲者に誇れる平和だろうか。国民全員がそう問いかけられている。

http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=com_gnavi

pagetop


BACK

沖縄、平和こそ宝 慰霊の日に各地で祈り(2014/06/24朝日新聞)

沖縄では、慰霊の日の23日、県内各地で祈る遺族の姿があった。戦争で奪われた家族、友人を思い、今なお米軍基地が集中する沖縄の現状に、遺族たちは憤る。一方、安倍政権が進める集団的自衛権の行使容認の動きについては、遺族の間でも温度差がある。・・・昼間は壕内で息を殺し、日没後に近くの畑で芋の切れ端などを拾って食べた。光昇さんはやせ細っていった。母におんぶされ、やがて泣くこともなくなった。逃避行のなか、いつの間にか光昇さんの姿が消えていた。「栄養失調で亡くなり葬った」。敏子さんは、のちにそう聞いた。戦後、母は米軍基地の土木工事現場などで働き、女手一つで5人の子を育てた。父は戦死。「あんた、自分だけ逝って。私一人残して苦しめるの」。母が泣きながら、仏壇の父の位牌(いはい)を庭に投げる姿を、敏子さんは覚えている。戦争ほど恐ろしいものはない。敏子さんはそう考える。・・・加速する集団的自衛権の論議。「沖縄の基地が戦争に加担しているのかな、と思うことがある。生きている間に、戦争ができる国になってしまうのではないかと不安です」と語った。沖縄戦でおじを亡くし、壕(ごう)に身を潜めた経験がある上原文江さん(77)は、次男(50)や高校2年の孫娘と訪れた。集団的自衛権の行使容認をめざす政府の動きが気がかりだ。「今のお偉いさんたちは戦争を知らない。同じ思いを味わっていたら、あんなことは言えないはず」

http://digital.asahi.com/articles/ASG6R41F7G6RTIPE010.html

pagetop


BACK

「戦争する国づくり 反対」(2014/06/24朝日新聞)

集団的自衛権の行使容認をめぐり、憲法解釈を変える閣議決定をしようと与党協議を急ぐ安倍政権に反対しようと、津市中心部で23日夜、解釈変更に反対するデモと集会があった。秘密保護法に反対する県内24の市民団体でつくる連絡会などが主催し、約100人が参加した。集会では、県平和委員会の落合郁夫さん(83)が「秘密法や集団的自衛権など、安倍政権の政策は国民の願いからかけ離れている。人々は不安や怒りを感じている」と批判した。
http://digital.asahi.com/articles/CMTW1406242500003.html

pagetop


BACK

反省しない日本人へ 奥泉光「東京自叙伝」、ニヒルな戦後の保守政治を批判(2014/06/24朝日新聞)

戦後の保守政治への批判を込めた、奥泉光の長編小説『東京自叙伝』(集英社)が刊行された。幕末から現代まで、東京を舞台に、独り語りでテンポ良く進む。ユーモアたっぷりで笑いながら読んでいくと、福島の原発事故と東京の未来がダブって見えてくる。震撼(しんかん)ものの日本論だ。「作家は死者の声を聞き、大げさに言えば予言者的な感覚がある」と語る奥泉に聞いた。・・・「“体験”を“経験”として蓄積しない人間もテーマだ。経験とは、体験したことを自分なりにとらえ直すこと。主人公には長い時間の体験があるが、ただ記憶しているだけで、自分の経験として蓄積していない。つまり、言葉にして反省することなく生きている」そこに、日本と日本人の姿が重なる。「保守思想とは、理念や理想による世界の変革に反対し、伝統を重んじ、経験に裏打ちされた思想やルーツを持っているはず。だがどうも日本の戦後保守政治は違う。極端に言うと絶えざる現状追認。状況に棹(さお)さすとも言える。根底にあるのは、ダメなときはあきらめよう、なるようになるというニヒルではないか」・・・「福島に東京が重なって見えた瞬間があった。核物質の研究は事故処理も含め必要だが、商業利用は無理だろう。国策でやってきた原発の失敗を認めて“経験”として残さないと、また、反省しないままになってしまう。ニヒルに引きずり込まれてはならない」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11207366.html?iref=com_fbox_d2_01

pagetop


BACK

日本は戦争をするのか―集団的自衛権と自衛隊 [著]半田滋(201406/22朝日新聞書評)

首相によるクーデター」と警告。今、戦後民主主義体制下のシステム、理念、法体系が音を立てて崩れている。本書を一読しての率直な感想である。単に一内閣が政治改革を目ざしているのではない。「歴代の自民党政権の憲法解釈を否定し、独自のトンデモ解釈を閣議決定する行為は立憲主義の否定であり、法治国家の放棄宣言に等しい。『首相によるクーデター』と呼ぶほかない」との著者の指摘は、まさに歴史的警告といっていいであろう。・・・
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014062200006.html?iref=comtop_btm

pagetop


BACK

福島の高校生、長崎原爆式典参列 市民団体が招待(2014/06/23共同通信)

東京電力福島第1原発事故で多くの住民が避難した福島県南相馬市の高校生10人が、長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典に参列することになった。招待する長崎市の4市民団体が23日に記者会見し明らかにした。「長崎の原爆被害とその後の復興を学び、福島の未来を考えてほしい」と目的を説明している。市民団体によると、南相馬市にある県立高4校の10人と引率の教諭2人が8月6〜11日に長崎市を訪問。原爆資料館を見学したり、長崎や全国の高校生と一緒に被爆者の体験を聞いたりする。市内観光も予定している。招待は昨年に続き2回目。
http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014062301001975.html

pagetop


BACK

地震:アリューシャン列島でM8.0 津波の影響はなし(毎日新聞 2014年06月24日) 

24日午前5時53分ごろ、米アラスカ州南西のアリューシャン列島でマグニチュード8.0の地震があった。気象庁によると、日本への津波の影響はないという。ハワイの太平洋津波警報センターによると震源は同列島のラット諸島(北緯51.8度、東経178.8度)で震源の深さは110キロ。
http://mainichi.jp/select/news/20140624k0000e040147000c.html

pagetop


BACK

都議会ヤジ:女性蔑視、海外に波紋 五輪イメージダウンも(毎日新聞 2014年06月21日)

東京都議会本会議でみんなの党の塩村文夏(あやか)議員(35)に女性蔑視のヤジが浴びせられた問題が海外で広く報じられている。2020年東京五輪・パラリンピックで世界に東京の魅力をアピールする絶好の機会となるはずが、イメージダウンにつながりかねない状況だ。米CNN(電子版)は「性差別は日本企業では一般的」と報道。女性の社会進出を経済成長へつなげようとする安倍政権の「ウィメノミクス」政策に言及しながら、「依然として男性が社会的地位の大半を占め、高所得を得ている」と日本社会の現状を批判的に伝えた。・・・また、共同通信によると、フランス公共ラジオは「日本は職場への女性の進出が先進国で最も低い国の一つ」と指摘。政府の子育て支援が乏しく、性差別も根強いため、女性が働きにくいとの見方を示した。

http://mainichi.jp/select/news/20140621k0000e010185000c.html

pagetop


BACK

説:ヤジ議員判明 説明にもあきれ果てる(毎日新聞 2014年06月24日)

こんな説明で幕引きなど、あり得ない話だ。東京都議会で塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びせられた問題で都議会自民党の鈴木章浩議員(51)が「早く結婚した方がいい」と発言したことを認め、謝罪した。鈴木氏は発言の責任を取るとして会派からの離脱を表明したが、議員辞職は否定した。他のヤジの発言者はまだ特定されておらず、都議会は対応が鈍い。自民党も含め、国際的に日本の印象を傷つけた言動に明確なけじめをつけるべきだ。
http://mainichi.jp/opinion/news/20140624k0000m070111000c.html

pagetop


BACK

カジノ解禁?―危うい賭けには反対だ(2014/06/23朝日新聞)

カジノ解禁への議論が動き出した。安倍政権が成長戦略の素案で「検討する」とうたったのに続き、自民、維新、生活の3党による法案が衆議院で審議され、次の国会へ引き継がれた。結論を先に言いたい。カジノ解禁には反対だ。利点より弊害のほうが大きいと考える。まず、不正な資金の洗浄(マネーロンダリング)に使われる懸念である。暴力団など国内外の反社会的勢力に利用されることを防げるのか。ギャンブル依存症に陥る人が出るのは避けられず、対策にかかる社会的、経済的コストも無視できない。青少年や地域社会の治安への悪影響も心配だ。カジノ監督機関は行政の利権と天下りの温床になりかねない。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_gnavi

pagetop


BACK

「安倍政権反対」市民らパレード(2014/06/23朝日新聞)

集団的自衛権や特定秘密保護法、原発再稼働といった安倍政権の政策に反対する市民らが21日、岐阜市の中心市街地でデモ行進をした。「6・21もう黙っとれん1000人パレード」。「九条の会」など県内の市民団体でつくる実行委員会が主催し、約千人が参加した。岐阜市金町5丁目の金公園で行進前に開かれた集会。実行委員長で岐阜県弁護士会所属の河合良房弁護士が「安倍政権は平和を壊し、言論の自由を奪い、命でさえも危険にさらす政策をどんどん進めている。力もカネも権力もない市民だが、自由を守れ、命を守れと言いたい」とあいさつした。
http://digital.asahi.com/articles/CMTW1406232200001.html

pagetop


BACK


内閣支持低下43% 発足以来最低に 朝日新聞世論調査(2014/06/23朝日新聞)

朝日新聞社が21、22日に実施した全国世論調査(電話)によると、安倍内閣の支持率は43%で、前回5月調査の49%から低下、2012年12月の第2次内閣発足以来最低となった。不支持率は33%だった。一方、安倍首相がめざす集団的自衛権の行使容認をめぐる政権での議論が「十分だ」と答えた人は9%で、「十分ではない」の76%が大きく上回った。
http://digital.asahi.com/articles/ASG6Q7FSVG6QUZPS008.html

pagetop


BACK

(集団的自衛権を問う)借金1000兆円、戦争できる? 高村薫さん(2014/06/23朝日新聞)

戦後69年間、日本は戦争で人を殺していないし、殺されていない。集団的自衛権を使う国になれば、その誇りを失う。私には耐え難いし、全ての日本人に覚悟があるとは思えません。私の育った時代は戦争が身近でした。3、4歳のころに親と行った大阪駅前。手足を失った軍人が座っていました。前にはお金を入れてもらう缶。戦争の悲惨さは、心に刻みつけられています。毎年のように若者が戦場に行き、大けがをするか、棺(ひつぎ)に入って帰ってくる。そんな殺伐とした国になるかもしれない。国のあり方が根本から変わるかもしれないのに、一つの内閣だけで決めるのは言語道断です。集団的自衛権の行使は限定的に、と安倍晋三首相は言います。でも、銃弾を一発撃てば戦争の当事者。戦場で若者の命が失われ、国内でテロが起きる可能性もある。「国民の命を守る」という首相の言葉は間違った事実認識に基づいています。特定秘密保護法で肝心な情報が出ず、検証の仕組みがないまま戦争に関わることにもなりかねない。私は大阪人。何が得なのかを合理的に考えると、結論は「戦争をしない」。1千兆円の借金を抱える日本に戦争ができますか。力を入れるべきなのは、平和のための外交なんです。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11203173.html

pagetop


BACK

難民・避難民5千万人突破、国連報告(Brian Clark Howard, National Geographic News June 23, 2014)

6月20日の世界難民の日に合わせて国連が発表した報告書によると、家を追われた人が第二次世界大戦後初めて5000万人を超えた。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のWebサイトには、「我が子が病気と飢えに苦しむ中、命懸けで紛争地域に残るか、すべてを捨てて保護を求めるか決めなければならない母親の気持ちを想像してみてほしい」とある。 ・・・わずか3カ国からの難民が全世界の難民数の約53%を占めている。内訳は、アフガニスタンが256万人、シリアが247万人、ソマリアが112万人。いずれも紛争や安全性の欠如といった問題を抱えている。UNHCRは、最後にこう呼びかけている。「紛争によって引き裂かれた家族がいる。それは一家族であっても多すぎる」。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140623004

pagetop


BACK

社説[慰霊の日に]平和の先導役果たそう(2014/06/23沖縄タイムス)

沖縄戦から69年。巡りくる鎮魂の季節の中で、かけがえのない人を失った悲しみの記憶がよみがえる。「慰霊の日」の23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で県主催の沖縄全戦没者追悼式が開かれるほか、各地で慰霊祭が行われる。沖縄戦は勝ち目のない戦(いくさ)だった。日本軍(第32軍)は1945年5月末、首里城地下の司令部壕を放棄し、南部に撤退した。本土決戦に備えた時間稼ぎのためである。その判断が一般住民の犠牲を大きくした。軍隊と避難民が混在する南部での戦闘は酸鼻を極めた。足手まといになるとの理由で重症患者は壕の中で処理、あるいは放置され、日本兵による壕追い出しや食料強奪、住民殺害、学徒隊の自決などが相次いだ。・・・

県援護課の資料によると、沖縄戦の全戦没者は約20万人。このうち一般住民の戦没者は約9万4千人。これは人口統計などから推計したもので、実際にはもっと多いとみられている。戦争が終わっても、敗戦という現実は、沖縄に新たな戦争への加担を強いることになった。朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争。米軍が投入された戦後の大規模な戦争で沖縄の米軍がかかわらなかった戦争はない。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=73944

pagetop


BACK

沖縄平和の礎、悲惨の証 消えぬ遺族の悲しみ(2014/06/23朝日新聞)

目を閉じ、手を合わせる人の列が続いた。23日、慰霊の日を迎えた沖縄。糸満市の平和祈念公園内にある「平和の礎(いしじ)」では、遺族らが石碑に刻まれた白字の名前をなで、戦争で亡くなった人に思いをはせた。宜野湾市の渡名喜幸子さん(79)は、初めて孫を連れて礎を訪れた。母親ら家族11人を沖縄戦で亡くした。刻銘された名前を一つひとつ示しながら、「兄さんは、どこで亡くなったのかもわからないんだ」。孫に、そう語りかけた。

http://digital.asahi.com/articles/ASG6Q76JRG6QTIPE019.html

pagetop


BACK

(声)武力による紛争解決は愚か(2014/06/23朝日新聞)主婦 高橋靖子(長崎県 71)

日本の軍事力使用による国際紛争解決にカジを切ろうとする政策に対して、声欄でも学者、先の大戦体験者、学生らによる反対表明がなされてきた。私は長年、社会福祉分野のボランティアに携わってきた者として、また母親、祖母の立場を含めながら、安倍晋三首相のあまりに浅薄な選択に対し、深い憂慮を表明する。私は発展途上国の子どもたちや、日本国内の路上生活者の支援に関わってきた。こうした支援には、援助する側の忍耐と愛情に裏打ちされた長年にわたる継続が必要であった。短期的な武力依存の問題解決は、相手方に必ずや遺恨を残し、日本国内も報復テロの危険にさらされ、人々は戦費調達に疲弊するだろう。武力を用いない外交努力による国際紛争解決が、実は一番賢い選択であることは、世界の歴史を眺めた場合でも明白な事実ではないだろうか。消費税に圧迫され、日々の生活は厳しくなっているが、こうした中でも唯一の救いは、日本が憲法に守られ平和で、人々と協働できることではないだろうか。決して戦争による問題解決の愚を選択してはならないことを痛感する。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11148353.html

pagetop


BACK

講演会:原発事故後のリスクを講演 鳥取で29日/鳥取(毎日新聞 2014年06月23日 地方版)

鳥取市幸町の市人権交流プラザで29日午後1時半から「原発事故後の健康不安に向き合う〜放射能のリスクと子どもの健康」と題した講演会がある。東京電力福島第1原発事故後に福島県内などで健康相談などに取り組んできた相模原市のさがみ生協病院内科医、牛山元美さんが「臨床医から見た福島の現状」を話す。また、福島の子供たちを鳥取県内に招く「保養キャンプ」を運営してきた川西清美さん▽小林浩子さん▽立林真己さんが活動を通して「見えてきたこと」を語る。資料代など参加費500円。問い合わせは主催する市民団体「えねみら・とっとり」の共同体表、山中さん(080・6173・1318)。【太田裕之】
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20140623ddlk31040296000c.html

pagetop


BACK

近事片々:1945年4月2日、沖縄県読谷村のチビチリガマ(自然洞窟)で…(毎日新聞 2014年06月23日 東京夕刊)

1945年4月2日、沖縄県読谷(よみたん)村のチビチリガマ(自然洞窟)で、住民83人が集団自決した。非業の死を遂げた約6割が子供だった。かつて取材でガマに入った時の記憶がよみがえる。冷気が肌を刺し、声なき声が耳の奥に残った。きょう沖縄慰霊の日。あれから69年。集団的自衛権行使容認は秒読み。「国民の権利」を大上段に掲げて急ぐ姿勢に傲慢はないか。広がる批判や不安に耳を傾けよ。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140623dde001070051000c.html

pagetop


BACK

集団的自衛権:行使容認に反対 県総決起集会、市街地行進も 600人がアピール/鹿児島(毎日新聞 2014年06月23日 地方版)

集団的自衛権の行使容認に向けた政府・与党の動きが強まる中、「戦争をさせない1000人委員会県実行委員会」は20日、鹿児島市名山町のみなと大通り公園で「戦争への道を許さない! 県総決起集会」を開いた。約600人(主催者発表)が「二度と戦争はしないぞ」と声を上げながら市街地を行進し、県民にアピールした。「私たちは戦争をしないというのが憲法9条の本質。そして、それは私たちが政府に命令していること」
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20140623ddlk46010323000c.html

pagetop


BACK

月いち!雑誌批評:何のための批判か=山田健太(毎日新聞 2014年06月23日 東京朝刊)

メディアの相互批判は必要だ。主張のぶつかり合いも、言論の多様性の表れであって歓迎したい。集団的自衛権や原発再稼働を巡り、雑誌も含め各社各媒体が立場を鮮明にし、ノーガードの打ち合いを繰り広げている。読者はさまざまな考え方に触れられ、幸せな状況にあるといえよう。そうしたなか、日ごろから新聞批判を定番企画にしている「週刊ポスト」が、6月20日号の「朝日新聞『吉田調書』スクープは従軍慰安婦虚報と同じだ」で、朝日の1面トップを飾った特ダネ記事を<虚報>と断じた。記事の核心でもあった、爆発直後に9割の東京電力福島第1原発所員が現場から「逃げた」と故・吉田昌郎所長が言った事実はない、と真っ向からの反論である。同様の記事は「FLASH」6月24日号でも「『東電フクシマ所員9割逃亡』朝日新聞1面スクープのウソ」として掲載され、朝日新聞社は両誌に対し法的措置も辞さないと強い姿勢を示している。・・・問題の根底には、当事者である東電と政府がかたくなに真相を隠し続けることによる決定的な情報不足がある。したがって、読者は何が本当か分からないまま、新しく伝えられる「事実」に翻弄(ほんろう)されることになる。さらにそのことがきっかけとなり、他媒体をおとしめたり法的措置を示唆したりすることで不当な圧力をかけるといったけんかを引き起こしている。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140623ddm004070056000c.html

pagetop


BACK

福島・富岡の記憶守れ! 避難区域の民家から古文書など搬出(2014/06/22河北新報)

福島第1原発事故で古里を追われた住民の生活の記憶や地域の歴史を風化させまいと、町全域が避難区域にある福島県富岡町は19日、民家に残された手記や各種会合の資料、地域の活動をつづったノートなどの搬出と保全活動に乗り出した。被災家屋を解体して進める除染作業やネズミ被害によって営みの足跡が失われる前に、搬出を急ぐ。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140620_63009.html

pagetop


BACK

被ばく牛真剣に調査を 浪江の牧場代表、都心で抗議(2014/06/21河北新報)

抗議したのは、福島第1原発から14キロ離れた浪江町立野の旧警戒区域(現在は居住制限区域)で約330頭の牛を飼う「希望の牧場・ふくしま」の吉沢正巳代表(60)。国の殺処分命令を拒否し、牛を保護してきた。・・・原発事故後、全身に白い斑点が広がったという黒毛和牛1頭を連れた吉沢代表は「放射能の影響かどうか、政府は真剣に調べてほしい」と訴えた。
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1062/20140621_02.html

pagetop


BACK

沖縄戦:「今の命、虫のおかげ」 おばぁの飢餓体験伝える(毎日新聞 2014年06月22日)

京都府京田辺市の玉城(たまき)裕美子さん(45)は、沖縄県読谷村(よみたんそん)の村史編さんに携わり、沖縄戦などの証言収集を続けている。数々の証言から浮かび上がるのは、戦火を逃れ、山中に避難した住民を襲った「飢え」の恐ろしさだった。多くが息絶え、生存者はカタツムリや虫を食べてしのいだ。「『命をつないでくれた』と今も自然への感謝を忘れないおばぁたちの思いや、戦争のおろかさを伝えたい」。
http://mainichi.jp/select/news/20140622k0000e040129000c.html

pagetop


BACK

ドキュメンタリー:住民の絆を壊す、原発事故の現実 福島・双葉町の記録、上映−−松江/島根(毎日新聞 2014年06月22日 地方版)

アマ映像作家・堀切さん、避難所に通い制作。東京電力福島第1原発事故で避難を余儀なくされた福島県双葉町の住民を追ったドキュメンタリー「原発の町を追われて 避難民・双葉町の記録」が21日、松江市白潟本町で上映された。避難所に通って制作したアマチュア映像作家、堀切さとみさん(48)=さいたま市=の講演会もあり、原発事故が住民の絆を壊していった現実を報告した。・・・午前中の上映会には約40人が参加。雲南市の60代女性は「事故が人間関係にひびを入れたことが分かった。改めて悲惨さが伝わった」と話した。午後にも2回の上映会があった。
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20140622ddlk32040323000c.html

pagetop


BACK

島根原発:再稼働へ 中国電、米子で住民説明会/鳥取(毎日新聞 2014年06月22日 地方版)

住民からは「福島第1原発事故の原因が不明のまま(再稼働を)やられても困る」「太陽光発電などもあるのに、なぜ原発一辺倒なのか」などの声が上がり、和田地区自治連合会の田辺忠雄会長(70)は「再稼働ありきだと感じた」と話した。

http://mainichi.jp/area/tottori/news/20140622ddlk31040350000c.html

pagetop


BACK

広島マスコミ九条の会:「戦争前提の規制」指摘 中区で専修大・山田教授、言論の自由巡り講演/広島(毎日新聞 2014年06月22日 地方版)

県内の報道関係者などでつくる「広島マスコミ九条の会」が21日、中区で設立9周年の総会を開いた。山田健太・専修大教授(言論法)が「岐路に立つ言論の自由」と題して講演。取材側にも規制をかける特定秘密保護法や、鼻血と福島第1原発事故による被ばくに関する表現で漫画「美味しんぼ」に閣僚や自治体の抗議が相次いだことに触れ、「公権力が自分たちと違う意見は認めない方向になってきている。戦争の反省から保障された表現の自由が制限され、戦争を前提にしたメディア規制が着々と始まっている」と指摘した。
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20140622ddlk34040282000c.html

pagetop


BACK

千葉)子どもたちの甲状腺検査、市民の手で(2014/06/22朝日新聞)

福島第一原発事故による放射線の影響を懸念し、市民らの手で、子どもたちに甲状腺の検査を受けさせる動きが県内に広がりつつある。一方で自治体の動きは鈍い。市民からは「行政が責任を持って継続調査すべきだ」との声も上がっている。

http://digital.asahi.com/articles/ASG6N5HCTG6NUDCB01V.html

pagetop


BACK

(社説)若者の意識 「どうせ」のその先へ(2014/06/17朝日新聞)

閣議決定された今年の「子ども・若者白書」は、日本、韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデンの計7カ国で、13〜29歳の男女約千人ずつを対象に昨年実施したインターネット調査の結果を掲載した。「自国人であることに誇りを持っている」と答えた人の割合は、日本が70%。米国、スウェーデン、英国に次いで高く、「自国のために役立つと思うようなことをしたい」は55%でトップだった。一方「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ」は42%。他国平均は約8割なので極端に低い。調査で若者意識すべてをつかめるわけではないが、気になるのは「自分自身に満足している」と回答した人の割合が日本は46%で最下位だったことだ。他の6カ国は7割を超える。日本人であることの誇りが、自分自身への満足を大きく上回るという日本だけのこの傾向をさて、どう考えたらいいのか。いまを生きる子どもや若者の意識からは、目に見えない、この社会の「気分」を感じ取ることができる。正解はない。ただ、基調には「どうせ」が漂っているように思えてならない。「自分の将来に明るい希望を持っている」(62%)、「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」(52%)、「社会をよりよくするため、社会における問題に関与したい」(44%)、「私の参加により、変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない」(30%)。すべて日本が最下位だ。

「どうせ」は便利だ。高望みしなければ、失望せずに済む。低成長時代に適合した、「幸せ」な生き方だとも言える。だが、「どうせ」が広がると、本来は自分たちの手でかたちづくっていくはずの社会が、変わりようのない所与のものとして受けいれられてしまう。人は社会のなかで役割を担い、そのことを通じて人に認められたいという欲求を満たし、生きている実感を手にできる。「どうせ」な社会はおそらく、その機能を持ち得ないだろう。

 「どうせ」なんかじゃない。

 彼らよりも長く生きている「大人」がそれを示せるかどうかが、まずは問われている。「そんなキレイゴトじゃ、どうせ何も変わらないんだよ」で、片付けてしまわずに。


http://digital.asahi.com/articles/ASG6K5TSTG6KUEHF012.html

pagetop


BACK

 

カウンター



birth100

バースデザインビアンスアンディムジークプロニティヘキサグラムアロットユニバーソーリドメモランダムラナコルラブソンググランブルーな人々へ
デザイン寺子屋リンク・県別リンク・世界の国リンク・世界のインテリジェンスリンク・ニュースリンク・サイトリンク・ヒューマニスト

サイトポリシーサイトマップリンクについて著作権お問い合わせ