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<POINT NEWS167>2016/06/21・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

sankaku167sankaku
2016/06/21sankaku06/27

 


 

(天声人語)ゴールデンバットの歴史(2016/06/28朝日新聞)

ゴールデンバットというたばこがある。今年で110年、日本たばこ産業(JT)きっての長寿商品だ。だが店頭や自販機で見かけることはあまりない。一箱260円に値上がりしたと聞き、「まだ売られていたのか」と驚いた▼昭和の初めは日本で最も名の通ったたばこだった。詩人の中原中也は、「七銭でバットを買つて、一銭でマッチを買つて(略)僕は次の峠を越える」と書き残した。太宰治は「富嶽百景」に、筆が滞るとバットを七箱も八箱も吸うと書いた・・・1940(昭和15)年には、外来語を追放する運動により、名が「金鵄(きんし)」に変わった。神武天皇の弓にとまった金色の鵄(とび)の伝説に由来する。元の名に戻ったのは、占領期。やがて健康志向が高まると脇役へ退いた。時々の国策や時代の気分に振り回され続けた110年だった・・・市場がまちがいなく縮むこの先、金色のコウモリは何歳まで飛び続けるのだろう。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12430577.html

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(WEBRONZA)ブラックバイトは社会全体の問題(2016/06/28朝日新聞)

過重労働を始め、理不尽な働き方を学生アルバイトらに強いる「ブラックバイト」。「高校生と大学生に蔓延(まんえん)するブラックバイト」(21日)で、中京大教授の大内裕和氏はブラックバイトがなぜ広がったかを二つの理由を挙げて説明します。第一は「学費の高騰と親の貧困化」。親の貧困化は子どものアルバイトを余儀なくさせ、「高校生が働かなければ、家族全体の生活が立ち行かなくなる状況」を生みます。第二は「これまで正規雇用が行っていた責任の重い基幹労働を、非正規雇用が担わざるを得ない状況」が出現したこと。その結果、学生はアルバイトを休めず、辞められなくなってしまうというわけです。では、ブラックバイトをなくすにはどうしたらいいのか?労働組合や政府が解決に向けて積極的に動くことに加え、大内氏は高校や大学での労働法教育の普及や奨学金制度の改善、大学などの授業料引き下げの必要性を強調します。これは一部の学生の問題ではなく社会全体の問題だ――その認識を広めることこそが急務でしょう。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12430435.html

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永六輔さんラジオ終了 1967年「どこか遠くへ」から放送(2016/06/28朝日新聞)
放送作家でタレントの永六輔さん(83)がパーソナリティーを務めるTBSラジオの「六輔七転八倒九十分」が、27日の放送で終了した。同局によると、永さんの冠番組は1967年1月に放送開始した「どこか遠くへ」以来続いていた。永さんは背中の手術を受けた後、2月下旬から番組を休み、自宅療養中。番組では親交のあるゲストらを迎えて放送を続けていた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12430497.html

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自治体内弁護士  法を、住民により近く(2016/06/28京都新聞)
全国の自治体で常勤職員として活動する「自治体内弁護士」が増えている。3年前の2倍以上、123人にのぼることが日弁連の調査で分かった。自治体にとっては、お堅いイメージの弁護士が職員と机を並べることで、実務に役立つ法律アドバイスを身近に受けやすくなる。弁護士の少ない地方では特にメリットが大きいだろう。弁護士側も、行政や住民との関わりの中で経験と視野が広がり、公に貢献する手応えを感じられるという。法曹有資格者の就職難がいわれる中、若手を中心に活躍の場が広がり、地域の身近な存在になることは、司法制度改革の本来の趣旨に沿うものだ。自治体内弁護士は最長5年の任期付きで、全国13都県と74市区町村・一部事務組合で働いている。京滋での採用はないが、一般に書類と面接で選考され、役所の総務・法務部門のほか児童相談所、教育委員会、女性や障害者支援のセンターなどに配属されている。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20160628_5.html

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英のEU離脱と世界 疎外された人の声聞け(2016/06/28東京新聞)
 世界に衝撃を与えた英国民投票の結果は、欧米を席巻するポピュリズムの爆発を意味する。それは民主政治への手厳しい警告でもある。「ここで起きたことと、われわれの選挙キャンペーンは、実によく似ている」英国の欧州連合(EU)離脱が決まった二十四日、米大統領選で共和党指名候補が確実になったドナルド・トランプ氏は、訪問先の英北部スコットランドで記者会見し、離脱派に祝意を表したうえで、こう語った。・・・外の世界に背を向け、自国の利益を第一に掲げる内向きの姿勢や、既成政治への強い不満、反感も共通する。グローバル経済の恩恵を受けられず、暮らし向きはいっこうに良くならないのに、格差は広がるばかり。ひと握りのエリートたちが政治を牛耳り、民意は反映されず、自分はのけ者扱いだ−。欧米社会にはこうした人々の不満が鬱積(うっせき)し、重苦しい閉塞(へいそく)感が立ち込める。民主社会としては不健全な状況だ。

そうしたなか、極端な発言で人々の不満や恐怖をあおり、民心をつかむのにたけているのが、トランプ氏のような扇動政治家だ。世界中でエリートへの反感と不満を吸収して支持を勝ち取っている。・・・「トランプ、ルペン、ジョンソン(離脱派の前ロンドン市長)が、来年の主要国首脳会議に顔をそろえるとしたら、それは恐ろしいシナリオだ。だからこそ、ポピュリズムと戦う価値がある」ユンケル欧州委員長の側近が五月の伊勢志摩サミット出席中に、こんな書き込みをツイッターにして話題になった。サミットでの議論でも、各国首脳からは「中間層が将来に期待をもてず、格差がポピュリズムにつながっている」といった意見が出たという。・・・共通通貨「ユーロ」の紙幣には、表側に窓や門、裏側に橋が描かれている。窓と門は「開かれた欧州」、橋は「人のつながり」という統合の理念を表している。英国の離脱によって、非戦を誓った戦後の欧州が掲げるこの理念が、色あせたわけではない。理念は試練によってより高められるはずだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062802000135.html

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筆洗/十代の女の子がインターネットの動画サイトで、あるロックバンドを発見した。(2016/06/27東京新聞)
見たことがないので、どうやら新人らしいのだが、実にカッコいい▼ハンサムだし、第一、こんなに刺激的な音楽を聴いたことがない。女の子はすっかり夢中になって、動画のコメント欄にこう書き込んだ。「この新人バンドについてもっと教えてください」▼この実話のオチはこうである。女の子を魅了したのは、「新人バンド」ではなく、ビートルズだった。約半世紀前の四人の演奏映像をたまたま見て、新しいと感じたらしい。・・・当たり前の計算だが、その方が時代を経て今なお「デイ・トリッパー」を聴き、子どもやお孫さんに愛と平和の音楽について語っていると想像すれば、四人の音楽の大きさが分かるだろう▼若いファンはおばあちゃんやおじいちゃんに聞くといい。ひょっとしたら長年のファンで「武道館ではポールのマイクが振動で動いて大変だった」なんて教えてくれるかもしれぬ。ああ見えて、不良になると叱られても若者の情熱の音楽を愛した、わが国最初のロック世代なのである。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016062702000134.html

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<社説>県、提訴せず 国は辺野古固執より協議を(2016/06/27琉球新報)
裁判で争うのではなく、話し合いで解決の道を探る。国と県は対等で協力関係にあるべきだという地方自治法上の関係性、地方分権の観点から見ても妥当な判断だ。翁長雄志知事は名護市辺野古の埋め立て承認取り消しに対する国の是正指示について、国地方係争処理委員会が法の適否の判断を避けたことを受け、県からは提訴しないと国に伝えた。さらに話し合いに向け早期の協議開催も求めた。そもそもなぜ、県があえて協議開催を求めたのか。・・・県が提訴しないと決定したことで、今後は国が知事の承認取り消しの違法確認訴訟を提起し、国が勝訴した場合、さらに代執行訴訟に進むと予想される。「円満解決に向けた協議」とは真逆の方向だ。この状態で問題が解決しないというのが裁判所と係争委の結論である。法治国家であるならば、結論を受け止め、辺野古に固執しない解決策を模索すべきだ。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-305427.html

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週のはじめに考える 支え合いの橋懸けたい(2016/06/27東京新聞)
医療職だった難病の女性が、障害者らの生活を支えるNPO法人を立ち上げます。“両方”の当事者経験を持つ、その取り組みが問いかけるものは。全身の筋力が低下する難病「重症筋無力症」を患って、もう十年が過ぎました。名古屋近郊の愛知県尾張旭市で暮らす押富俊恵さん。先月末、三十五歳になったばかりです。発症時は、病院勤めの作業療法士。リハビリに励む患者たちの背中を押す立場でした。症状が進み、やがて仕事を離れることに。でも幸い、気管切開手術のあと、言葉が出た。だから日常会話には、そう困りません。・・・ 患者にしてみれば、入院は非日常の生活です。できるだけ普段の当たり前の日常のように暮らしたい。でも忙しげな看護師らの姿を見て、そのひとことが言えずに、耐えている人もいるのです。「両方の立場がわかるから…。当事者の目線で、地域で困っている人を支えたい」そんな思いを募らせていった押富さんです。痛みなど自分の体調と相談しながら、地元の障害者相談支援専門員、学校の先生、友人らとNPO設立の準備を進めています。福祉支援の制度について知ってもらう。障害や病気で悩んでいる人の相談に応じる−そのための講演会や仲介役などの活動を徐々に広げていく考えです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062702000132.html

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スペイン再選挙 反EU政党が伸び悩み 英国民投票の流れ続かず(2016/06/27東京新聞)
【マドリード=渡辺泰之】昨年十二月の総選挙後、新政権が半年間にわたり樹立できていないスペインで二十六日、出直し総選挙があり、下院(定数三五〇)で中道右派の与党、国民党が第一党の座を守った。英国が国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めた衝撃が広がる中、EU主導の緊縮策に反対する急進左派「ポデモス」を中心とする連合が躍進するとみられたが、伸び悩み第三党にとどまった。英国の離脱決定後の政治や金融市場の混乱を受け、より安定感を求めたいとの有権者心理が働いた可能性もある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201606/CK2016062702000242.html

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社説 ’16参院選 原発政策 なし崩しの回帰危うい(2016/06/27ヒロシマ平和メディアセンター)
原発を巡る与野党の論戦が必ずしも深まっていない。参院選公示の日、第一声を福島県で発する党首もいなかった。自民党総裁の安倍晋三首相は直近の震災被災地である熊本県へとまず入り、午後からは福島へと回った。ところが、福島での街頭演説では原発問題に触れなかった。被災者には、どう映っただろう。各地で再稼働の動きが相次いでいるだけに、原発回帰に前のめりと受け取られても不思議ではない。 ・・・各党の選挙公約をめくってみる。「原発ゼロ」や「脱原発」を、共闘する民進、共産、社民、生活の野党4党が明記したのに対し、自民は「再生可能エネルギーの最大限導入などで原発依存度を低減させる」と含みを持たせている。一方、連立与党を組む公明は「原発ゼロ」を書き込んだ。どう理解すればいいのだろう。分かりやすい説明が欲しい。有権者として聞きたい話は、まだある。一つは、老朽化した原発の取り扱いだ。福島事故の教訓から法改正で、原発の寿命に「40年ルール」を課した。それが高浜原発1、2号機(福井県)で、ほごにされようとしている。原子力規制委員会が、「例外中の例外」だったはずの20年の運転延長を認可したのである。必要な対策工事は、後回しである。拙速が過ぎる。それでも政府は、「規制委が安全と判断した原発は再稼働していく」と繰り返す。避難計画の実効性は審査の対象外で、周辺自治体の理解も十分に得たとは言い難い。なし崩し的な運転延長では、危うい限りだ。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=60980

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汚染土「濃度減衰まで170年」(2016/06/27共同通信)
東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を巡り、放射性物質濃度が基準以下となった土などを全国の道路や防潮堤などの公共工事で再利用する環境省の方針について、同省の非公開会合で「再利用後、放射性物質として扱う必要がなくなる濃度に減衰するまで170年かかる」との試算が議論されていたことが27日、関係者への取材で分かった。

http://this.kiji.is/120009131678516727?c=39546741839462401

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(社説)電力株主総会 原発頼みで展望あるか(2016/06/27朝日新聞)
原発の運転を禁じる司法判断は事故後もう3件目だ。住民が裁判所に判断を求める動きは各地で相次ぎ、「司法リスク」は高まっている。原発はますます思惑通りに動かせない電源となってきている。電力会社はそれでも原発に頼る姿勢を変えようとしない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12429239.html

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(フォーラム)頼れない親 子どもと貧困(2016/06/27朝日新聞)
 親から最低限の食事や金銭、教育の機会を与えられず、困窮する子どもたちの現状を報告した5月の連載「子どもと貧困 頼れない親」には、多くの反響がありました。こうした状況にある子ども、家庭をどう支援すればいいのか。投稿や専門家の意見をもとに考えます。・・・母は収入が低いのに金遣いが荒く、借金を重ねていました。生活力も乏しく、市営住宅の減額手続きをせずに家賃を滞納。児童扶養手当も面倒くさがって請求していませんでした。生活保護は「そんな情けないことはできない」と嫌がり、もらいもののジャガイモで1週間、水だけで3日間過ごしたこともあります。

家が散らかっても、洗濯物が雨にぬれても私のせい。周囲の大人には「お母さんは仕事して大変なんだから、あなたがしっかり家のことしないと」と言われました。なぜ子どもの私が大人以上の我慢を求められるのか、納得できませんでした。プログラマーになろうと、アルバイトして学費を払いながら高校に通っていました。でも母に使い込まれ、通えなくなって中退しました。借金まみれの親をみており、返すあてのない奨学金は申請する気になれませんでした。面接やテストなどの壁があってもいいから、給付型の奨学金が欲しかったです。普通の家で育つと、「親は正しい」という価値観を持つのでしょうが、育てる資格のないような親もいることを知ってほしい。「親の言うことを聞け」と言われて、苦しむ子どももいるのです。そんな子どものSOSをすくってくれるスクールカウンセラーのような存在が、もっと増えてくれたらと思います。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12429236.html

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セシウム89%はガラス粒子/原発事故で東京への降下物分析(2016/06/26共同通信)
 東京電力福島第1原発事故の発生から4日後に東京に降下した放射性セシウムの89%は、ガラス状の微粒子に溶け込んだ状態だったとの研究結果を、九州大の宇都宮聡准教授らが27日までにまとめた。セシウムは雨などで洗い流されると考えられていたが、直接的に除去する方法でなければ環境に存在し続ける可能性があるという。チームは「健康への影響について考え直す必要がある」としている。

http://this.kiji.is/120014225440391169?c=39546741839462401

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福島第1原発で汚染水漏れ(2016/06/26共同通信)
東京電力は26日、福島第1原発の敷地内で、汚染水を保管していた地上タンクの側壁の一部で、水漏れが見つかったと発表した。漏えい量は推定約72リットルで、ベータ線を出す放射性物質は1リットル当たり9万6千ベクレルを検出した。漏れた水はタンクを囲むせき内部にとどまり、外部に流れ出ていないといい、東電は「周辺環境には影響はない」としている。
http://this.kiji.is/119750372451354107?c=39546741839462401

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(社説)参院選 表現の自由 先細りさせぬために(2016/06/26朝日新聞)
安倍政権になってから評価が下がり続けている指標がある。国際NGO・国境なき記者団が毎年発表している「報道の自由度ランキング」だ。前の野田政権のころは22位だったが、ことしは180の国・地域の中で72位と過去最低になった。数字が妥当かどうかはともかく、自由にものが言いにくくなり、息苦しい空気が世の中をおおっている感覚は、多くの人が共有するのではないか。あらためてこの3年半の出来事を思い起こしてみる。多くの疑問を残したまま特定秘密保護法が制定された。首相はニュース番組が偏っていると文句を言い、総務相は放送局に電波停止を命じることもあると答弁した。首相に近い自民党議員らの勉強会では「マスコミを懲らしめるため広告料収入を断て」との発言が飛び出した。揺れているのは報道の自由だけではない。憲法を守ろうという訴えは政治的だとして、自治体が集会の後援を断ったり、会場使用を認めなかったりする動きが各地に広がる。教科書に政府見解を書くことが求められ、文科相は国立大の式典では日の丸をあげ、君が代を歌うよう要請した。これが、表現、集会、思想・良心、学問の自由を保障した憲法をもつ国の姿である。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12427979.html

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憲法改正  堂々と本音で議論せよ(2016/06/26京都新聞)
参院選の最大の焦点は、いわゆる「改憲勢力」が、改憲発議が可能になる議席の3分の2を獲得できるかどうか。最近の世論調査では、連立与党を組む自民、公明両党におおさか維新の会などを含めると、その議席数を「うかがう」との予測が出ている。安倍晋三首相は今年の年頭会見で、参院選では憲法改正を争点にすると明言し、並々ならぬ意欲を示してきた。しかし、いざ選挙となると、改憲を目指すはずの与党側がアベノミクスの評価ばかりを強調し、積極的に論議を仕掛けるどころか、話題になるのを避けている。これでは、憲法のどの条項を、どう改正したいのかさえ分からない。・・・そもそも、なぜ改憲なのか。見極めるべきは、その「本音と建前」である。今年の憲法記念日に発表した談話で、自民党は「時代の変遷や国内外の情勢の変化に伴い、現行憲法で足りない部分や対応できない課題も生じて」いるので、党是である「自主憲法の制定」を目指すとした。本当に現行憲法では現状に対処できないのだろうか。例えば、中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイルの脅威、中東情勢などに対処するために日米同盟を強化する必要があり、制約となっている9条の改正が必要だ−という主張がある。しかし現実には、9条の戦争放棄と戦力不保持の規定にもかかわらず、日本はすでに自衛隊を保有し、安倍政権は違憲が疑われる集団的自衛権の行使容認に踏み込んでいる。このうえ9条を改正して国防軍保有と集団的自衛権の発動を認めても、実際的な意味はないだろう。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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英国のEU離脱 長い不確実時代の入り口(2016/06/26東京新聞)
英国のEU離脱という事態がどうして世界経済を揺るがすのか。なぜ計り知れないほどの影響があるというのか。それは「EUなき英国」と「英国なきEU」という、未知なる不確実な存在が生まれるからだ。英国経済は世界の中枢、金融街シティーを有し、特例的に自前の通貨、英ポンドを維持したまま世界からマネーを集め、金融立国として成り立ってきた。日本をはじめとする各国企業は質の高い金融街がある英国に進出し、そこからEU加盟国という、非関税で輸出できる大きな単一市場を相手にできた。英国の繁栄はEUに加盟していてこその側面が強いのである。・・・「英国のEU離脱を地球上で最も喜んでいるのは誰か。それはプーチン・ロ大統領だ」−フランス国営放送に出演した元EU議会議員は断言した。ロシアに経済制裁を科しているEUの弱体化を歓迎しているだろうという意味だ。英国離脱は「ギリシャ危機」や「難民危機」に次ぐ危機だが、拡大と深化を続けてきたEUにとって最大の試練であることは間違いない。半世紀以上にわたり積み上げてきた英知が試されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062602000158.html

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『論』 アリが変えた世界 今なら思想家と呼びたい(2016/06/23ヒロシマ平和メディアセンター)
 米大統領オバマ広島訪問の熱もさめやらぬ今月初めの昼下がり、通信社の速報が耳に飛び込んだ。プロボクシング元ヘビー級世界王者、ムハマド・アリが死去、74歳―。えっ、「モハメド・アリ」だよねとつぶやいた瞬間、テレビで昔見た映像が脳裏によみがえる。やがてカシアス・クレイと名乗った時代の記憶にたどりついた。カシアス・クレイは「奴隷の名前」だと本人はいう。かつての奴隷制では西洋古代の人物の名を黒人に付ける因習があった。人種差別に憤りイスラム教へ改宗した彼はその名を捨てた後、22歳にしてヘビー級世界王者の座を勝ち取る。1964年のことである。しかし、3年後にはベトナム戦争への兵役を拒んで有罪となり、タイトルを剥奪された。説得も受けたが、翻意することなく、3年半も栄光のリングから下りる。その真意とは何かを知りたくて、数冊の評伝を一気に読んでみた。「俺はベトコンには何の文句もねえんだよ」この象徴的な発言がアリにはある。ベトコンは当時の南ベトナム解放民族戦線を指す俗称で、米国の敵だった。何げない一言が支配層に与えた衝撃は大きかった。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=60882

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<社説>英、EU離脱選択 多様性否定を憂慮する(2016/06/25琉球新報)
英国民は国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択した。英国の離脱が、極右など反EUを掲げて多様性を否定する政治勢力を勢いづかせることを憂慮する。同時に金融市場の混乱や世界経済への悪影響を懸念する。離脱派が勝利したのは、EU加盟国拡大で東欧などから英国に流入する移民が雇用を奪っているとの不満や、過激派によるテロ、格差拡大など社会の不安が広がっているからだとみられる。欧州の歴史は戦争の歴史である。戦争のたびに領土は塗り替えられ、人々の運命を左右した。そしてナチス・ドイツの暴走を許し第2次大戦に至った。その反省から国家主義を克服し国家間の和解と平和構築のために「欧州統合」が実現した。離脱はEUの理念に反するのではないか。・・・フランス、ドイツでも反EU感情が高まっている。英国民の選択が引き金となって、各国でEU離脱派が伸長し、排外主義や国家主義の台頭に結び付くことは避けなければならない。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-304560.html

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英国がEU離脱 歴史の歩み戻すな(2016/06/25東京新聞)
 英国の欧州連合(EU)離脱は、欧州の壮大な実験と呼ばれる国家共同体への鋭い警告であろう。しかし、人類の知恵の歩みを止めるわけにはいかない。欧州には、国民性を表すこんな言い方がある。スペイン人は走った後で考え、フランス人は考えた後で走りだす。英国人は歩きながら考える。その歩きながら考える英国人の決めた離脱だが、欧州が今の結束を固めるまでの前史は長かった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062502000137.html

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(声)若い世代 大学は学問の場ではないのか(2016/06/24朝日新聞)大学生 中西公輝(東京都 21)

 6月に入り、インターンシップ(職場体験)情報が来るようになった。メールで日に10通ほど。私は就職活動のために大学に入ったわけではない。法律がどのように成り立っているかを学ぶために入ったのだ。だから3年生になって発展的学習をしようと意気込んでいる自分を否定されているように感じる。最近は1年生からインターンシップを勧める声も聞く。ビジネススキルを身につけるためだそうだ。今や我々大学生は学びなど求められていないのか。文科省は昨年、国立大学に人文社会系の学部の廃止や転換を求める通知を出した。これも「実用」を重視してのことにしか見えない。大学生に社会でのスキルを求め、「社会人の卵」とみる姿勢には、ただ違和感を感じずにはいられない。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12424265.html

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(声)原子力規制委は政府から独立を(2016/06/24朝日新聞)牧師 細川勝利(茨城県 72)

 原子力規制委員会は運転開始から40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機について、60年までの運転延長を認可した。政府は「規制委の判断を尊重して再稼働を進める方針に変わりない」とするが、その規制委自体に問題はないか。私には、規制委は本当に政府から独立した委員会なのかという疑問がある。委員5人の人事案は政権が作成し、国会の同意を得ることになっている。この仕組みでは、政権の意を反映した人事になる恐れが否定できない。そもそも、規制委が環境省の外局に設けられていることが問題だ。委員は政府が選ぶのではなく、旧来の原子力関係の学会を除いた専門家集団に選任を委託すべきではないだろうか。経費も政府に頼らず、国民の支援を得て基金を作ればいい。政府から完全に独立すべきだ。学会にも国民に奉仕する気持ちがほしい。相次ぐ原発の再稼働に続いて、今回の老朽原発の延命。福島原発事故を教訓に設けられた規制委が、原発抑制のための「足かせ」を取り外す先兵になっているように思われる。早急な見直しが必要だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12424257.html?ref=pcviewpage

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<社説>知事「平和宣言」 人権と平和守る要求だ 政府は沖縄の怒り直視せよ(2016/06/24沖縄新報)
沖縄戦犠牲者の冥福を祈る沖縄全戦没者追悼式で翁長雄志知事が発した「平和宣言」は、人権と平和を守る具体策として海兵隊の削減を日米両政府に突き付けた。・・・戦後71年間、軍隊という暴力装置の脅威にさらされてきた県民の苦悩と怒りが「平和宣言」に刻まれている。式典に参列した安倍晋三首相とケネディ駐日米大使は、そのことを深く自覚すべきだ。・・・翁長知事は「平和宣言」で昨年同様、新基地建設反対を明記し「普天間飛行場の辺野古移設については、県民の理解を得られず、これを唯一の解決策とする考えは、到底許容できるものではない」と厳しく批判している。県遺族連合会の宮城篤正会長も「米軍普天間飛行場の早急なる移設を熱望すると同時に、戦争につながる新たな基地建設には遺族として断固反対する」と述べ、政府に新基地建設断念を迫った。これが、沖縄戦を経験し、今も米軍基地による人権侵害に苦しむ県民の声だ。日本本土の国民は耳をふさいではならない。現在の日米安保体制の存続を許容する以上、今回の悲惨な事件、新基地建設問題の当事者であることを国民全体で再認識すべきだ。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-303958.html

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もはや海兵隊撤退は譲れない一線だ 危険な「安倍流」安保論/屋良 朝博(やら ともひろ)(2016/06沖縄タイムス)
政府は海兵隊を知ってる?
 政府にとっては大きな誤算だったに違いない。翁長雄志知事を相手に提訴した代執行訴訟で裁判所は和解勧告を出した。これは実質的な沖縄勝訴だと分析する法律家が少なくない。政府の意向としては、裁判所で仲井真弘多前知事が出した辺野古埋立承認を取り消した翁長知事の判断を違法と決めつけたかったはずだ。裁判所のお墨付きを得たうえで、代執行という強権発動に踏み切りたかったはずだ。そして米国との約束でもある辺野古埋立の本体工事に一刻も早く着手したかっただろう。裁判所の和解勧告はそんな政府の目論見を阻んだ格好となった。和解勧告を受け入れた安倍首相が、オバマ大統領にその理由を説明するとき「急がば回れです」と告げたのはいかにも言い訳じみていた。裁判所がオールジャパンで解決策を考えよう、と呼びかけたのも安倍首相には馬耳東風だ。日本のシビリアンリーダーが外国軍の飛行場建設に躍起となり、地元住民の民意を踏みにじり、綺麗な海を埋め立てることに躊躇ない様は異様だ。この国にとって主権とはいったい何だろう。

 辺野古埋め立てが政治目的化してしまっている。海兵隊の駐留は沖縄限定なのか、という根本的な疑問に政治家もメディアも学者たちもほとんど関心を示さない。おそらく知らないのだろう。・・・ 政府は海兵隊のことを本当は知らないのではないか、と疑いたくなる。 海兵隊は1775年に海軍の下部機関として発足以来、常に海軍艦船で遠征し、勇猛な強襲揚陸部隊という誇りがある。海軍付の地上兵力は陸軍と重複するため、不要論がつきまとい、乗船任務を解かれたことがあった。そのとき海兵隊は港の警備員か鼓笛隊に成り下がったと揶揄された。政治家を動かして遠征任務に復帰することができたという苦い経験もあるのだ。
http://www.okinawatimes.co.jp/cross/?id=438

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安全保障関連法  問われる平和主義の質(2016/06/24京都新聞)
集団的自衛権の行使を可能にした安全保障関連法の是非は、参院選の重要な争点の一つだ。昨年9月、根強い反対論を押し切る形で安倍政権が安保法を成立させて以降、補選を除けば今回が初の国政選挙となる。あらためて安倍政権の政治の進め方や安保政策の方向性が問われることになる。自国が攻撃を受けていないのに他国防衛のために武力行使ができる集団的自衛権については、憲法9条の制約から歴代内閣が禁じてきた。だが、安倍政権は改憲の手続きを経ずに憲法解釈の変更で容認し、専守防衛に基づく戦後の安全保障の在り方を転換した。多くの憲法学者は安保法を「憲法違反」と指摘し、今年3月の施行後も集団提訴や根強い反対運動が続いている。・・・安倍政権は参院選への影響を考え、安保法施行後も南スーダンPKOへの「駆けつけ警護」の任務付与などを先延ばししてきた。その任務が秋には付与される可能性がある。安保法の本格始動を前に平和主義の質を問う選挙になる。

http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20160624_4.html

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辺野古移設  沖縄の歴史向き合って(2016/06/23京都新聞)
きょう沖縄は祈りに包まれる。戦後71年、「慰霊の日」である。先の大戦末期、沖縄戦が終結したとされる日だが、その後も散発的な戦闘は続き、二十数万人が戦死した。このうち十数万人が巻き込まれて、犠牲となった住民たちだ。本土防衛のため「捨て石」にされて、戦後は米軍基地が居座り続けている。元沖縄県知事の大田昌秀さんは「沖縄戦は今でも続いている」という。いまだに残る遺骨、不発弾、米軍基地がもたらす爆音、犯罪…。・・・与党の自民は基地負担軽減、辺野古移設の推進を掲げるが、公明は公約では触れていない。民進党は、米軍再編に関する日米合意や日米地位協定改定の提起を挙げる。共産、社民両党は辺野古移設反対を打ち出している。沖縄に在日米軍専用施設の74%が集中し、住民の生命や生活を脅かす現状を放置するのは、政治の怠慢だ。各党は公約から踏みだした議論を交わす必要がある。そもそも本土で反基地運動が盛り上がり、海兵隊などが米軍施政下の沖縄に移されてきた。そうした沖縄の歴史を、本土の人間はどれほど知っているだろう。明治政府によって琉球処分(併合)が行われ、戦後はサンフラシスコ条約で日本が主権回復した際に沖縄は切り離された。近年、沖縄では「差別」や「独立」「自己決定権」という言葉が切実に語られるという。本土の選挙で沖縄が議論されることは少ない。本土の多数が日米安保を支持しながら基地問題を避けることで、小さな沖縄に押しつける。それで民主主義と言えるのか。暮らしや経済だけでなく、一票を投じる前に考えたい。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20160623_3.html

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参院選 党首第一声 福島でなぜ原発語らぬ(2016/06/23東京新聞)
安倍氏は二〇一二年の総裁就任後、三回の国政選挙で、東日本大震災と原発事故の被災地である福島県を第一声の地に選んできた。
 今回は熊本だったが、午後には福島県に入った。災害からの復興や危機管理を重視する自民党を売り込む選挙戦術なのだろう。
 国民の命と暮らしを守るのは政治の崇高な使命だ。復興に取り組む決意を被災地から発する意義は理解する。しかし、安倍氏は福島県郡山市での街頭演説で原発に全く触れず、政権は事故などなかったかのように原発の再稼働や輸出を進める。あまりにも不誠実だ。・・・各党事情はあるにせよ、福島を第一声の地に選ぶ党首は年を追うごとに少なくなっているのが実情だ。大震災・原発事故から五年がたつが、福島ではいまだ九万人以上が避難生活を余儀なくされ、復興や廃炉作業も道半ばだ。
 福島を忘れず、原発事故の教訓を政策に生かす。「災後」のかじ取りを担う政治家の責任である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062302000150.html

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「平和のメッセージ どんな武器より強力」 英議員殺害9000人が追悼(2016/06/23東京新聞)

【ロンドン=小嶋麻友美】欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う英国の国民投票は二十三日、当日となった。運動が過熱していた真っただ中、英中部バーストールで殺害された労働党の下院議員ジョー・コックス氏=当時(41)=の追悼集会が誕生日の二十二日、ロンドン中心部のトラファルガー広場で開かれた。社会の分断ではなく共に生き、分かち合うことを目指したコックス氏の思いを継ごうと、約九千人が集まった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201606/CK2016062302000268.html

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問われる安倍政治 アベノミクス・安保法 改憲4党、3分の2焦点 参院選公示(2016/16/23朝日新聞)
自民党は、政権に復帰した2012年末の衆院選から国政選のたびに経済再生を前面に掲げており、今回もアベノミクスの成果を訴える。・・・一方、民進党の岡田克也代表は甲府市の演説で「アベノミクスはすでに限界にぶち当たっている」と批判。その後、記者団に「経済成長がすべてみたいな形で格差が広がり、生活が壊されている」と訴えた。民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党は今回、32の1人区すべてで候補者を一本化した。安保法廃止のほか、自公両党に早期の憲法改正に前向きなおおさか維新の会と日本のこころを大切にする党を合わせた「改憲4党」による3分の2議席の獲得阻止を掲げる。憲法改正を積極的に語ろうとしない首相に対して、野党4党は正面から憲法論争を挑んでいる。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12422638.html

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(声)私94歳、麻生氏発言に強い憤り(2016/06/23朝日新聞)無職 広瀬彰(東京都 94)

 「90歳になって老後が心配とか、わけの分かんないこと言っている人がこないだテレビに出てた。オイいつまで生きてるつもりだよと思いながら見てました」麻生太郎副総理兼財務相が、講演会でそう話したという。94歳の私は強い憤りをおぼえた。私たちの年代は、多くの仲間を戦争で失っている。戦後は拾った命だと思って、皆が「戦友の分も」と働いた。私は今、戦争体験の語り部として、その悲惨さを孫たちにずっと語り伝えていきたいと思っている。「いつまで生きているのだ」と言われては……。麻生氏は、自身の祖母が「カネは一切息子や孫が払うものと思って、使いたい放題」だったとも語ったという。消費が伸びないので、貯蓄のある高齢者に消費を促したい意図のようだ。しかし多くの高齢者は、息子や娘が生活に追われて、親の面倒をみる余裕がないことを知っている。だから、子に迷惑をかけないように消費を抑えながら、少ない年金でつましく生活しているのが実情である。庶民の苦しい生活を知らない人が、閣僚の地位にいる。年寄りの心配が、また増えた次第である。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12422551.html

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(声)自由に政治語るのは当然なのに(2016/06/23朝日新聞)会社員 萩原理(埼玉県 36)

 さいたま市の市民活動サポートセンターを訪問した。利用のしおりを見ると、市民活動団体登録の要件として「政治上の主義を推進し、支持し、またはこれに反対することを目的とする活動」は、市民活動から除かれるという記述があった。市が市民団体「安保関連法に反対するママの会@埼玉」を「市民活動団体には当たらない」と判断し、利用者登録を「不適切」とした一件を思い出した。ママの会のメンバーが参院選に向けて、落選運動を活動の目的の一つにすると発言したことが、特定の候補者や政党に反対することを目的とする活動に当たると市が判断した問題だ。私は市のこの判断も、しおりに書かれている内容も異常だと感じている。市民一人ひとりが日常生活の中で、政治や法、社会制度に賛否を表明するのは当たり前のことだ。だが現状では、さいたま市の例に見られるように「政治的」という文言を盾に、思想や信条、集会の自由を侵害している空気が強まっているように感じる。私は、生活の中で自由に政治を語れる世を望む。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12422553.html

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(声)「ヤング民主主義」実現しよう(2016/06/23朝日新聞)パート 市川進(静岡県 76)

 18歳以上に選挙権年齢を引き下げる改正公職選挙法が施行され、国政選挙では参院選から適用される。選挙権を得る18歳、19歳は約240万人。私は、若い世代の有権者が政治を活性化させるよう期待している。現状を見ると、20代の投票率は他の年代より低い。前回の参院選で20代は33・37%で、最も高かった60代の67・56%の約半分。全体の52・61%と比べてもかなり低調である。日本の政治は投票率が高い高齢者向けの政策に重点を置く「シルバー民主主義」と指摘されている。若者の意見を政治に反映させるには、若い世代の投票率アップが不可欠だろう。若者が政治に関心を高めて投票率が上がれば、若年層向けの政策も検討せざるを得なくなるだろう。奨学金の問題、賃金格差の解消、子育て、介護、財政再建など日本を担う若い世代の課題に、政治はより以上に真剣に向き合うはずだ。政治を「シルバー民主主義」から「ヤング民主主義」に変えよう。そのスタートが参院選だ。思えば、明治維新やフランス革命、アメリカ独立に際して、第一線を担ったのは10代後半から20代の若者だった。多くの若者が投票に行き、日本の政治の夜明けを告げてほしい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12422549.html?ref=pcviewpage

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(憲法を考える)忘れられた島 岸政彦さん、前泊博盛さん(2016/06/23朝日新聞)

■痛み感じぬ本土と厚い壁 岸政彦さん(龍谷大学教授)

 沖縄で女性が遺体で見つかり元米海兵隊員で軍属の男が逮捕された事件の後、安倍晋三首相と会談した翁長雄志(おながたけし)沖縄県知事は、「日本の独立は神話だ」と記者団に語りました。これは、1972年に本土復帰する前の米軍政下で、「沖縄の自治は神話」と述べたキャラウェイ高等弁務官の言葉に重ね合わせた発言です。翁長知事は沖縄の戦後史をなぞった発言を意図して繰り返している、と感じます。本土の人々が沖縄の歴史を共有していないという思いがあるのでしょう。・・・本土には沖縄を愛する人が数多くいます。遊びに行くだけでなく、移り住む人もよく見聞きします。沖縄を好きだといいながら、基地を押し付けていることに罪悪感を持たない本土の人々のありようは、「植民地主義」の典型といえます。いわば沖縄を愛するという形で、差別している。本土の人々の間に、そんな姿勢があるように思うのです。

 米軍の絡む事件が起きると、日米地位協定によって捜査がいくらでも骨抜きにされる現実がさらされ、憲法が本来、日本国民に平等に保障しているはずの権利の不平等を感じます。憲法のレベルから日常生活のレベルに至るまで、沖縄と本土とのあいだには、分厚い壁が存在するのです。

■動かぬ地位協定、抗うには 前泊博盛さん(沖縄国際大学教授)

 沖縄で米軍による事件や事故が起きるたびに繰り返される「綱紀粛正」「再発防止」という言葉に実効性はありません。残念ながら日本政府がいう、日米地位協定の「運用改善」でも根本的な解決にはなりません。19日の県民大会で地元女子大生はこう訴えました。「安倍晋三さん、日本本土にお住まいの皆さん、今回の事件の第二の加害者は誰ですか? あなたたちです」・・・ 第2次大戦で国内最大の地上戦となった沖縄では、住民の4人に1人が犠牲になりました。戦後は本土と切り離され、米軍施政下で命や土地を奪われ、自治も認められなかった。それだけに沖縄の人々は、基本的人権や生存権、法の下の平等、さらに地方自治を認めた平和憲法の庇護(ひご)の下に入ることを選んで「アメリカ世(ゆー)」と訣別(けつべつ)したのです。敗戦から27年後、沖縄は日米の政府に抗(あらが)って憲法を奪い取った。それなのに復帰してみると、憲法よりも地位協定のほうが上位にあったのです。

・・・ 米軍属の男が逮捕された翌日、安倍首相は米国側に厳正な対応を求める意向を示しましたが、逮捕当日にコメントはなかった。怒りの言葉さえないのかと思いました。主権国家として根本的な解決は図ろうとしない。ならば沖縄県は、憲法が認める地方自治を掲げ、県民の命を自力で守るほかなくなるでしょう。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12422558.html

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微細プラスチック、魚から 吸着の汚染、体内蓄積 海洋生態系に脅威(2016/06/23朝日新聞)

大きさが5ミリ以下の「マイクロプラスチック」による海の汚染が懸念されている。5月に富山市で開かれた主要7カ国(G7)環境相会合でも「海洋生態系にとっての脅威」との認識で各国が一致した。魚など生物の体内への取り込みが報告されており、早急な対策が求められる。米ジョージア大などの推計では、プラスチックごみの海への流出量は世界で年間480万〜1270万トン。太陽の熱や紫外線、波の力などで細かく砕ける。こうした「マイクロプラスチック」は長期間にわたって海の中を漂う。東京農工大の研究チームは昨年8月、東京湾で食用魚のカタクチイワシを捕獲し、消化管の中身を調べた。64匹のうち49匹から、計150個のマイクロプラスチックが見つかった。大半はポリエチレンやポリプロピレンの破片で、大きさは0・1〜1ミリのものが多かった。エサのプランクトンと一緒に体内に取り込まれたとみられる。・・・ 東京農工大の研究チームは、今回調査したカタクチイワシについて、もし人が食べてもプラスチックは体外に排泄(はいせつ)されるため、現時点では健康への悪影響はないとみている。ただ、海のプラスチックごみが今後さらに増えれば、汚染物質が人体に移行・蓄積する機会が増える恐れがあると指摘している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12422539.html

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市民連合も本格始動 「無党派層の票集めたい」 参院選公示(2016/06/23朝日新聞)
安全保障関連法に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」や「学者の会」のメンバーらでつくる「市民連合」は、全国32の1人区の野党統一候補と政策協定を結び、初めて全国区の国政選挙に臨む。応援演説などの形で統一候補を支援するという。愛媛選挙区では、29日の統一候補の集会に市民連合のメンバーも参加する予定だ。22日には東京から2人が訪れ、松山市のホテルで打ち合わせをした。陣営の担当者は「若い世代に訴えるには、SEALDsのようなおしゃれな形も大事だと感じた」と話す。市民連合は1人区の31候補と政策協定を締結済みで、残る1候補とも近く結ぶ。メンバーの福山真劫(しんごう)さん(69)は「これほどの規模で野党と市民が共闘する選挙は初めて。野党支持者に加え、無党派層の票を広く集めたい」と話す。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12422718.html

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投票率UPへ学生奔走 龍谷大、立命大のグループ(2016/06/22京都新聞)
龍谷大のグループ「Ryu−Vote」は、住民票を下宿先に移していない学生向けに、不在者投票の書類を渡すコーナーを6月20日から設けた。実家の自治体の選挙管理委員会へ書類を郵送すれば後日、投票用紙が送られてくる仕組みで、書き方や送り方を説明する。大学によると、実家を離れて京都市内に通う約3200人のうち、約2800人が住民票を移していないとみられるという。21日に訪れた兵庫県淡路市出身の女子学生(20)は「不在者投票のやり方は知らなかったけど、意外と簡単。実家が遠いので投票できないと思っていたが、これならできそう」と話した。Ryu−Voteは投票所で受け取れる「投票済証明書」を商店で提示すると割引してもらえる企画も検討する。まとめ役の一人、4年稲田啓祐さん(21)は「政治や社会を考えずに人のせいにするだけでは自分の生活も守れない。下宿生も、実家に帰らなくても選挙で意思表示ができることを知ってほしい」と語った。立命館大の学生たちも、期日前投票所で立会人となるほか、啓発看板をデザインしたりチラシを配布したりして投票を呼び掛ける。そのほか、大学を超えた学生団体による啓発活動も活発化している。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160622000088

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参院選公示  語られぬ争点を見極めたい(2016/06/22京都新聞)

またも一点突破狙う

 首相は最大の争点を「アベノミクス」と掲げるが、そうした一点突破を狙う手法の先に何があるのか有権者は見極めねばなるまい。
 13年の前回参院選、14年の衆院選でも、首相はアベノミクスの推進を前面に訴え、いずれも自民党は大勝した。ところが選挙が終わると、ほとんど議論に上がっていないのに、言論の自由を制限しかねない特定秘密保護法、憲法違反の疑いが強い安全保障関連法の成立に突き進んだ。国論を二分するテーマでありながら、国民的な関心の高い経済政策で得た「数の力」で押し通した。3度目の今回、経済優先の看板を隠れみのにしているのが「憲法改正」なのは疑いない。与党とおおさか維新など改憲に前向きな勢力が、衆院に続いて参院でも3分の2以上の議席を得れば、初めて国民への改憲発議が現実味を帯びる。・・・他党の賛同を得やすい項目を手始めに9条改正が狙いなのは明らかで、それは戦後日本の国のかたちを変えることだ。ならば何をどう改めたいのか選挙で掲げ、国民の前で議論すべきだ。これに対し、民進、共産、社民、生活の4党が参院選で32ある1人区すべてで野党統一候補を擁立するのに注目したい。安保法に反対する若者グループ「SEALDs(シールズ)」らの世論が先導した新たな動きであり、改憲勢力による3分の2の議席獲得を阻止できるかが大きな焦点となる。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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米カリフォルニア州、原発ゼロへ 25年までに2基閉鎖(2016年6月22日 夕刊)
【ワシントン=共同】米カリフォルニア州の電力大手PG&Eは二十一日、運営するディアブロキャニオン原発の二基の原子炉(出力計二百二十四万キロワット)の稼働を二〇二五年までに停止し、閉鎖すると発表した。同州から原発がなくなることになる。同州では一三年に、電力会社サザン・カリフォルニア・エジソンがサンオノフレ原発の廃炉を決め、ディアブロキャニオンが唯一の原発になっていた。PG&Eは今後八〜九年で、電源を太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーへ転換、三一年までに総発電量の55%を賄う計画を掲げている。米国では天然ガスの価格が下がったことにより原発による発電は採算が悪化している。二基の原子炉は、一九八五年と八六年に営業運転を開始。巨大なサンアンドレアス断層による地震の被害が懸念されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201606/CK2016062202000276.html

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参院選 きょう公示 「安倍政治」の信を問う(2016/06/22東京新聞)
逆進性が高く、景気に悪影響を与える消費税の増税見送りは妥当だとしても、増税できる経済状況をつくり出せると豪語していた公約を実現できなかった「失政」を不問に付すわけにはいかない。成長重視のアベノミクスは格差を拡大し、個人消費を低迷させたと指摘される。そもそも正しい政策だったのか、一方、野党側の経済政策に実現性や妥当性はあるのか。各党、各候補の主張に耳を傾け、公約を比較して、貴重な票を投じる際の判断材料としたい。私たちの暮らしにかかわる経済政策は重要だが、それにばかり気を取られていてはいられない。今回の参院選は従来にも増して、日本の将来を大きく左右する可能性を秘めた選択になるからだ。・・・首相は憲法改正について「選挙で争点とすることは必ずしも必要はない」と、参院選での争点化を避けているが、安倍内閣の下での過去の選挙を振り返り、政権の意図を見抜く必要があるだろう。例えば一三年の前回参院選。首相は「三本の矢」政策の成果を強調し、首相自ら「アベノミクス解散」と名付けた一四年の衆院選では、消費税率10%への引き上げを一年半延期して「景気回復、この道しかない」と訴えかけた。首相は経済政策を掲げて二つの国政選挙に勝利したのだが、参院選後に成立を急いだのは公約ではひと言も触れていない特定秘密保護法である。衆院選後には憲法違反と指摘される安全保障関連法の成立も強行した。選挙であえて争点化せず、選挙が終われば多くの国民が反対する政策を強行するのは、安倍政権の常とう手段とも言える。国の在り方を定める憲法で、同じ手法を採ることが許されるはずがない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062202000137.html

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<貧困の「実相」>(下)生活保護なお「根性論」 働けないのに…届かぬ痛み(2016年6月19日 朝刊東京新聞)
神奈川県内のある自治体の生活保護担当の窓口に、元テニスプレーヤーの松岡修造さんの日めくりカレンダーが掲げられていた。
 熱血指導で知られる松岡さんが、小躍りしている写真に「崖っぷち、だーい好き」の文字が重ねられている。「『崖っぷち』ほど、自分を成長させてくれるものはないんだ」との言葉も。貧困世帯に食料を配る活動を続けるフードバンクかわさき代表の高橋実生(みお)さん(44)が利用者の生活保護申請に付き添い、見つけた。それを窓口に張る行政の姿勢に高橋さんはあきれた。「根性ではい上がれるなら、貧困問題なんてなくなっている。すがる思いで来た人の気持ちを考慮しているのか」・・・フードバンクかわさきを利用する田中里子さん(31)=仮名=も苦闘を続けた。幼い子ども三人を抱え、解体業の夫の手取り約二十万円で暮らしていた。元々余裕はなかったが、昨秋、子宮頸(けい)がんになる可能性がある前がん状態と診断され、生活が立ちゆかなくなった。検査代や入院費、今春一緒に幼稚園に入れた長男と次男の保育費…。三男のオムツを買うお金が尽きた絶望感で申請に踏み切った。

 いったんは申請が認められたが、新年度になり生活保護の担当者が代わると、職員から「なぜ働けないのか」と責められるようになった。「働かないんじゃなくて働けない。見た目で判断しないで。なまけているわけじゃない」。検査で傷ついた子宮から出血が止まらない中、窓口で訴えたが、声は届かない。記者は田中さんの生活保護を継続するよう役所に交渉に行く高橋さんに同行した。高橋さんの手には、生活保護に関する問答集や判例集などの資料がどっさり。「手ごわい相手」とみたのか、行政の態度は百八十度変わり、継続が認められた。・・・高橋さんは「やっぱり納得いかないと、人は暗くなる」と話し、一般家庭と生活保護受給者の自殺率の差を口にした。十万人当たりの自殺者を示す自殺率は、二〇一三年の全国平均で二一・四人だが、生活保護受給者では五七・六人。二・七倍に跳ね上がる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016061902000249.html

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「抗議」と「祈り」を対立軸にしているのは誰か。/KEN子(けんこ)(2016/06/17沖縄タイムス)
何度も繰り返される事件で何度もえぐられる傷
 私は5月20日と25日嘉手納基地第1ゲート前の抗議集会で、自分の意志はもちろんだが、IWJ(ジャーナリスト岩上安身氏が設立したインターネット報道メディア)の取材も兼ねて、カメラを回していた。うるま市でインターンしている女子大学生が「被害者は私だったかもしれない」と言った時、そして私の目の前のおばさんが基地に向かって「○○を返せ!」と被害者女性の名前を叫んだ時、もう我慢できなくなって嗚咽してしまった。 ・・・
http://www.okinawatimes.co.jp/cross/?id=435

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イチゴ一会の夜 「ストロベリームーン」観測(2016/06/21朝日新聞)
 満月の色が赤みがかる年に1度の「ストロベリームーン」が20日夜、各地の夜を彩った。東京・お台場では、観覧車の中からその様子を楽しむ人たちもいた。国立天文台によると、太陽が1年のうちで最も高く上がるこの時期は、満月は最も地平線に近くなる。夕日のように、大気の影響でいつもより赤っぽくなるのだという。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12418895.html

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(声)シリアで不明の安田さん救って(2016/06/21朝日新聞)主婦 山口陽子(埼玉県 43)

 内戦下のシリアに入国後、行方不明になっているフリージャーナリスト安田純平さんの写真がネットに出てから、20日以上たった。救出のための交渉はなされているのだろうか。過激派組織「イスラム国」(IS)に殺害されたとみられる後藤健二さんのことが頭をよぎる。後藤さんのケースでは日本政府は現地対策本部をヨルダンに設置したが、解放交渉の多くをヨルダン政府に頼った。安田さんについても、日本政府内には「できることは限られている」という見方が強いという。外務省には、秘密裏に交渉できる人材はいないのだろうか。日本人ジャーナリストの悲劇が繰り返されるのだけは、何としても避けたいと思う。まもなく参院選だ。政治家は、選挙活動をしながら、安田さんを救出できるのか。まさか見捨てることはないだろうか。今はただ安田さんの安否が気掛かりだ。無事救出されることを祈っている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12418802.html?ref=pcviewpage

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(社説)参院選 あす公示 若者よ黙ってないで(2016/06/21朝日新聞)
参院選があす公示され、7月10日の投票日に向けて、各党や候補者の論戦が本格化する。今回から約240万人の18、19歳の有権者が投票できるようになる。これを機に、若者の政治参加について考えてみる。若い世代の投票率は低い。とくに20代は60代の半分に満たないことも珍しくない。たとえば14年の衆院選では、20代の32・58%に対し、60代は68・28%あった。13年の前回参院選は20代が33・37%で、60代は67・56%だ。いまや国民の4人に1人が65歳を超える。人口が多いうえに投票率が高いのだから、選挙結果を左右する力が大きいのは、若者より圧倒的にお年寄りだ。政治家は選挙のことを考え、投票所に足を運ぶ高齢世代の声に耳を傾けがちだ。そんな政治を称して「シルバー民主主義」という言葉も生まれた。その一例が、参院選前に実施された。所得の低い65歳以上の約1100万人を対象に一律3万円を渡す臨時給付金だ。所得の低い人への対応策は必要だとしても、なぜ高齢者だけなのか。野党は「税金による選挙対策だ」と批判したが、「賃上げの恩恵を受けにくい高齢者にアベノミクスの果実を支給する」として止まらなかった。・・・ 子育て、教育、雇用対策など若い世代向けの政策の充実強化を政治家に迫る近道は何か。

 やはり、若者自身が選挙公約に目をこらし、投票に行き、意思表示することだ。

 消費増税を延期すれば、目の前の負担は増えなくてすむ。一方でそのツケを背負わされるのは、若い世代にほかならない。こうした政治のあり方をどう評価するのか。黙っていていいわけがない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12418795.html?ref=pcviewpage

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古舘伊知郎さん「敗北だった」 キャスター経験12年間(2016/06/21朝日新聞)
テレビのニュースに、正しい伝え方はあるのだろうか。テレビ朝日系のニュース番組「報道ステーション」の12年間のキャスター経験を、古舘伊知郎さんは「敗北だった」と振り返る。なお求めるという「永遠の微調整」。2カ月の充電期間を終え、実況中継さながらにノンストップで3時間、しゃべり通したテレビへの思いとは。・・・

――12年間を振り返ると?

 「外交、政治、経済にくわしくもない、ど素人が、重い任を背負ってしまった。負い目や不安はいっぱいある。僕は(いずれもTBSの『NEWS23』に出ていた新聞記者出身の)筑紫哲也さんでも、岸井成格(しげただ)さんでもない。ジャーナルな目線はあまりなかったと、正直に認めます。ただ、テレビという情動のメディアで、反権力、反暴力、反戦争という姿勢は持ち続けようとやってきた。その自負は、あります」・・・ 

――政治からの圧力は、本当になかったのですか。

 「僕に直接、政権が圧力をかけてくるとか、どこかから矢が飛んでくることはまったくなかった。圧力に屈して辞めていくということでは、決してない」

 ――それでも、何らかの圧力があったのではと受け止められた。

 「画面上、圧力があったかのようなニュアンスを醸し出す間合いを、僕がつくった感はある。実力が足りなかった。原発事故後の福島の甲状腺がんの特集も、ドイツのワイマール憲法の特集も、考え方が違う人は『偏っている』と言う。その気配を察して、僕を先頭に番組をつくる側が自主規制をしたきらいがないか。だれかから文句を言われる前に、よく言えば自制、悪く言えば勝手に斟酌(しんしゃく)したところがあったと思う」・・・ 

――この春、NHK「クローズアップ現代」の国谷裕子さん、「NEWS23」の岸井さんも、相次ぎキャスターを降りました。

 「岸井さんも国谷さんも、会ったことはありません。同時多発的に辞めたのは、不思議ですね。通底する何かがあるんですか? むしろ朝日新聞にお聞きしたい」

・・・――テレビのニュース、この先どんどん窮屈になりませんか?

 「番組コメンテーターだった東京工業大学の中島岳志先生の『保守とは永遠の微調整』という言葉が、好きなんです。変わらないためには、変わり続けないといけない。全面的には変えないけれど、少し位相をずらしましょう、と。いまの安倍政権も、20年前の保守政権と違う形で国民にアピールすることが大事なのでは。この永遠の微調整をしていくことが、いまの政権に欠けている本当の保守本流の政治ではないかと」

 「テレビのニュースも保守の極みですから、アナーキー(無秩序)なことはやれない。けれど、若い人たちは保守、リベラルと分けない無垢(むく)の柔軟性がある。だったらさじ加減は難しいですが、永遠の微調整をやっていく。俺はガチガチに考えすぎて自然発火みたいになっちゃったけど、もっとスマートなやり口があって、(後任の)富川悠太アナウンサーを含めて、少しずつ変革してほしいと期待しています。テレビにも新聞にも、あきらめないでほしい」
http://digital.asahi.com/articles/ASJ5T05Y6J5SUCVL031.html?iref=recob

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プラスチック粒子、カキ繁殖に悪影響 仏グループ実験(2016/06/21東京新聞)
 微小なプラスチック粒子(マイクロプラスチック)を含む海水中でカキを飼育すると、卵の数や精子の運動能力が低下し、発生する幼生の数も41%少なくなるとの実験結果をフランス国立海洋開発研究所などの研究チームがまとめた。・・・カキは餌にするプランクトンのサイズに近い六マイクロメートルの粒子を多く体内に取り込んでいた。餌にならない粒子を取り込んだことで繁殖に必要なエネルギーが得られなくなったことや、プラスチックに含まれる化学物質が生殖に関連するホルモンの働きを乱したことが原因と考えられる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062102000266.html

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高浜原発 延命よりも新産業だ(2016/06/21東京新聞)

原子力規制委員会が、運転四十年を超える関西電力高浜原発(福井県)の延長を初めて認可した。世界は既に廃炉時代。無理な延命を図るより、時代の先端を行く方が、地域の実りははるかに多い。もの皆すべてに寿命がある。生き物と同じである。・・・延長容認の基準は「安全性」ではなく「経済性」、3・11の教訓はもうほごか−。このように受け取られてもやむを得ない判断だ。先例にされては、危険である。原発廃炉で立地地域の雇用喪失を心配する声は根強い。二〇二二年までの原発廃止を決めたドイツでは、「廃炉事業は成長産業」との声が高まっている。廃炉には、四十年という時間がかかる。しかも、前例の少ない手探りの大事業。関連企業を集約できれば、原発を上回る長期雇用も十分期待可能である。・・・ドイツには、原発建屋の撤去跡地に再生可能エネルギーの関連工場を誘致した例もある。廃炉時代は確実に訪れる。“原発銀座”と呼ばれるほどに原子力の時代を支えた福井県が、新しい時代の先陣を切れるよう、政府も施策を打つべきだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016062102000138.html

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<社説>宮古陸自受け入れ 住民投票で民意を問え(2016/06/21琉球新報)
下地敏彦宮古島市長が市議会で「宮古島への陸上自衛隊については了解する」と述べ、同島への陸自配備賛成を正式に表明した。しかし、防衛省はつい1週間ほど前にようやく1回目の説明会を開いただけだ。とても説明を尽くしているとは言えない。そんな段階での賛成表明は唐突だ。まして実際に配備するのは拙速過ぎる。この状態での造成着手は許されない。・・・まず民意を問うべきだ。住民投票を実施して、その判断に従うべきだ。それが民主主義と自治のあるべき姿であろう。計画では地対艦ミサイルと地対空ミサイル部隊、そしてその基地を守る警備中隊、計700〜800人を配備する。弾薬庫、実弾射撃場なども整備する。海洋進出を進める中国を警戒し、島嶼(とうしょ)部の防衛力を強化するというのが名目だ。具体的には、沖縄本島と宮古島の間の公海を通る中国軍艦ににらみを利かすというのが狙いであろう。だが中国からすれば、公海を通るだけでミサイルの照準を定められるということになる。自国の安全を高めるため軍拡すれば、脅威に感じた相手国も同じようにし、緊張を高め合ってついには双方とも望まなかった戦争に突入してしまう。そんな「安全保障のジレンマ」を地でいく事態ではないか。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-301681.html

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NASAの木星探査機ジュノー、まもなく木星に到達(2016/06/21ナショナルジオグラフィックス)
 7月4日、米国の独立記念日に、NASAの科学者や技術者は、別の祝祭にわくだろう。2011年に打ち上げた木星探査機ジュノーが、長い旅路の果てに、ついに木星周回軌道に入るのだ。3枚の細長い太陽電池パネルが突き出した形の探査機ジュノーは、現在、風車のように回転しながら宇宙空間を進んでいる。そういうとゆったりと飛んでいるイメージが浮かぶが、米国東部標準時7月4日午前11時18分(日本時間7月5日午前0時18分)に木星に到達すると、瞬間的に人工物としては最高レベルのスピードで、巨大惑星を取り巻く苛烈な放射線帯に突入する。・・・ ジュノーは、木星の中心核の様子も教えてくれるはずである。科学者らは、木星の重力場や磁場の変動が明らかになれば、中心核の組成も明らかになると期待を寄せる。木星の中心核は、岩石と氷の塊なのだろうか?金属水素の球なのだろうか?あるいは全く違うものなのだろうか?
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/a/062000037/

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沖縄県民大会 怒りにどう向き合うのか(2016年06月21日くまにちコム)
 「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん。今回の事件の『第二の加害者』は、あなたたちです」…

 沖縄で元米海兵隊員の軍属が逮捕された女性暴行殺害事件に抗議し、被害女性を追悼する「県民大会」が19日、那覇市で開かれ、被害者と同じうるま市に住む女子大生が涙ながらに訴えた。その怒りにどう応えていくのか。・・・ 安倍首相は事件を受けて、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の際、オバマ米大統領に抗議し、実効的な再発防止策を求めた。しかし地位協定に関しては沖縄側が改定を求めていることすら伝えず、運用改善を検討する考えを示すにとどまっている。安倍政権が日本外交の基軸とする「強固な日米同盟」の維持を優先したいのは明らかだ。改定交渉による関係悪化を避けたいとの思惑がにじむ。しかし、その後も米兵による酒酔い運転事故が起きるなど、事件・事故のたびに運用改善で対処してきたことの限界は明白だ。なぜ政府は改定に向けた協議を米側に提起できないのか。
http://kumanichi.com/syasetsu/kiji/20160621001.xhtml

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約7割、高浜原発「廃炉を」 市民団体が名鉄岐阜駅前で調査(2016/06/21中日新聞)
 原子力規制委員会が老朽原発の関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の運転延長を認可した二十日、市民団体「さよなら原発・ぎふ」が名鉄岐阜駅前で通行人に賛否を聞いた。両原発は、原子炉等規制法が原則四十年と定めた運転期間を超えたが、規制委が認めたことで、最長二十年の延長運転ができることになった。ボードにシールを貼って投票してもらったところ、参加した百五十六人のうち、七割近い百五人が「廃炉に賛成」に投票。「分からない」が四十三人、「廃炉に反対」は八人だった。

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20160621/CK2016062102000032.html

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ロシアの汚染水処理試験施設公開(2016/06/21共同通信)
【ソスノブイボール(ロシア北西部)共同】東京電力福島第1原発の汚染水に含まれる放射性物質トリチウムを除去し、汚染水の容量を減らす方法を探るためロシア北西部ソスノブイボールに建設された試験施設が20日、報道陣に公開された。ロシア側は効果が実証されたとし、日本に採用を働き掛けるが、汚染水処理には推定790億円もの巨費を要するという。トリチウムは現行の汚染水浄化装置で取り除けないため、さまざまな対策が検討されている。薄めて海に放出する案は推定約34億円と低コストだが、風評被害を恐れる漁業関係者らが反発している。
http://this.kiji.is/117808650002531837?c=39546741839462401

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