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20182019

<POINT NEWS23>2014/05/14・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)



sankaku23sankaku
2014/05/14sankaku05/26

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。

 

独自時評(熊谷徹)集団的自衛権とドイツ(2014/05/26ドイツニュースダイジェスト)

日本では今、集団的自衛権をめぐり激しい議論が行われている。もし安倍政権の主張が通れば、日本が戦後約70年にわたって貫いてきた大きな原則が変更されることになる。

憲法解釈を変更へ

集団的自衛権とは、同盟に属するほかの国が攻撃された場合、自国が攻撃されたことと同等にみなして、他国を防衛するために戦う権利である。例えば、ドイツが加盟している北大西洋条約機構(NATO)は、典型的な集団的自衛組織だ。もしポーランドが外国から攻撃された場合、ドイツはほかのNATO加盟国とともに、ポーランドを防衛するために戦う義務を負う。その代わり、ドイツが他国に攻撃された場合は他国の防衛援助を受けられる。国連憲章の第51条は、個別自衛権だけではなく、集団自衛権も認めている。これまで日本の歴代政権は、「日本には集団自衛権があるが、憲法の制約のために行使できない」と解釈してきた。ところが安倍政権は、「国際情勢の変化に伴い、集団的自衛権を行使できるように憲法上の解釈を変更する」方針を打ち出している。・・・
http://www.newsdigest.de/newsde/column/dokudan.html

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知草:「国富論」判決=山田孝男(毎日新聞 2014年05月26日 東京朝刊)

福井地裁の原発運転差し止め判決(21日)の評価は割れているが、原発訴訟史上注目の一幕であることは疑う余地がない。なぜか。ふつう、原発訴訟は、原告が負け、被告(電力会社や国)が勝つ。今回もどうせ高裁でひっくり返ると見るのが従来の常識だが、どっこい、3・11を経て前提が変わっている。どう変わったか。裁判官の間にも原発政策への懐疑が生じた。2審の審理にどのくらい時間がかかるか分からない(1審は2年)が、高裁判決といえども電力会社の肩を持たない可能性がある。「しょせん地裁段階」と侮れぬ福井判決のインパクトはそこにある。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140526ddm002070074000c.html

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社説:視点・集団的自衛権 対中戦略 対抗だけでは危険だ(毎日新聞 2014年05月26日 02時30分)◇論説委員 坂東賢治

集団的自衛権を必要とする安全保障環境の変化として強調されるのが中国の軍事力、影響力の増大だ。中国公船の恒常的な領海侵入などに脅威を感じる国民が増えていることは確かだろう。しかし、外交戦略が見えないまま、軍事的論議だけが先行することはおかしくないか。「対話や信頼醸成措置がないまま、事態をエスカレートさせるのは深刻な誤りだ」。4月に訪日したオバマ米大統領は安倍晋三首相に外交的努力を促した。しかし、忠告を真剣に受け止めたような動きは見えない。
http://mainichi.jp/opinion/news/20140526k0000m070128000c.html

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社説:東海第2原発 延命より経営見直しを(毎日新聞 2014年05月26日)

日本原子力発電(原電)が東海第2原発(茨城県東海村)の安全審査を原子力規制委員会に申請した。地元の同意を得たうえで、2016年度以降の再稼働を目指すという。しかし、安全面からも経済面からも再稼働は非現実的だ。申請は原電のなりふり構わぬ延命策に見える。急ぐべきは、原発稼働ができないことを前提にした、抜本的な経営形態の見直しである。東海第2原発は営業運転開始から35年余りが経過しており、安全審査を申請中の11原発18基の中では最も古い。原電は防潮堤建設などを含めた安全対策に約780億円を投入する。審査の大きな焦点となるのが、電源ケーブルなどの防火対策だ。
http://mainichi.jp/opinion/news/20140526k0000m070129000c.html

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時代の風:ともに生きる作法=京都大教授・山極寿一(毎日新聞 2014年05月25日 東京朝刊)

他の生物たちと調和を

私が子供の頃、「変なガイジン」という言葉がはやったことがある。日本語どころか大阪弁でしゃべりまくって周囲をあぜんとさせる一方で、おじぎや膝をそろえて座るなど日本人なら常識なことができない。つまり、言葉で会話ができるのに、しぐさでは別世界にいる人のことをこう呼んだのだろうと思う。・・・今では多くの外国人が日本に暮らすようになり、変な言葉も、変なしぐさもあまり気にならなくなった。外国で暮らした経験をもつ日本人も増えて、日本文化になじまない人でも気楽に受け入れることができるようになった。日本人より日本人らしい外国人だって珍しくない。もう「変なガイジン」は死語になった。・・・それは、私たちが文化の枠を超えて、人間として共有できる作法に敏感になったからだと思う。日本人の作法を逸脱するガイジンたちの行動を通して、私たちは外から自分たちの文化をながめ、その欠点に気がつくようになったのである。・・・私たちは昔から人間だったわけではなく、つい最近まで多くの生物に囲まれて生きてきた。サルや類人猿の目で現代の人間をながめたときに、人間の由来と不自然な振る舞いが見え隠れする。それを現代の暮らしの中で再検討し、生きるための自然の作法を見つけ出すことが今求められているのではないだろうか。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140525ddm002070118000c.html

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ひと:工藤寿樹さん=原発建設差し止めを求め提訴した函館市長(毎日新聞 2014年05月23日)

「事故が起きれば、何の遮蔽物(しゃへいぶつ)もなく放射性物質が飛んでくる。北海道・函館圏に暮らす30万人の避難は困難を極める」津軽海峡を挟んで対岸の青森県大間町で建設が進む大間原発まで最短23キロ。4月3日、建設差し止めを求め、国とJパワー(電源開発)を相手取り東京地裁に提訴した。・・・北海道南部の乙部町(おとべちょう)で4人きょうだいの長男に生まれた。「正しいと思ったら、相手が誰であろうと、言うべきことはきちんと言え。腹に納めるな」が、薩摩藩士の家系で育った母親の教えだった。「母は厳格な祖父に口答えできなかったようで、自分の子供には同じ思いをさせたくなかったのでしょう」。母仕込みの反骨精神が、自治体として全国初の訴訟に踏み切らせた。提訴以来、全国から訴訟費用を応援する寄付が相次ぎ、2000万円を突破した。「多くの人から賛同をいただき、心強い」。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140523ddm008070102000c.html

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原子力事業者から3千万円も 研究で規制委審査委員6人(2014/05/22共同通信)

原子炉や核燃料の安全性について原子力規制委員会に助言する二つの審査会の委員6人が、原発メーカーや電力会社の関連団体からそれぞれ3277万〜60万円の研究費などを過去数年間に受け取っていたことが22日、分かった。規制委事務局の原子力規制庁が公表した。最も多かったのは東京大の関村直人教授で、三菱重工業と電力関係団体の電力中央研究所から研究費計3277万円を受領。審査会長を務める田中知東京大教授は、日立GEニュークリア・エナジーなどから計110万円受領したほか、東京電力の関連団体から50万円以上の報酬も得ていた。
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014052201001359.html

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東電、流入前の地下水を海洋放出 基準値以下の561トン(2014/05/21共同通信)

東京電力は21日、福島第1原発の汚染水対策として原子炉建屋に流れ込む前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス計画」で、くみ上げた地下水561トンを海に放出した。地下水バイパスによる海洋放出は初めて。
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014052101000843.html

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東電、全系統で汚染水処理停止 ALPSの白濁確認(2014/05/20共同通信)

東京電力は20日、福島第1原発の汚染水処理施設「多核種除去設備(ALPS)」で、試運転中の1系統の水が白く濁っているのが見つかり、処理を停止したと発表した。17日にも白濁が確認された1系統が止まったほか、処理機能が低下した別の1系統も3月から停止しており、3系統全てで試運転が停止した。
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014052001001457.html

 

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福島の子ども甲状腺がん50人に 県、放射線の影響調査(2014/05/18共同通信)

福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べる甲状腺検査で、対象者の約8割の結果がまとまり、がんの診断が「確定」した人は県が今年2月に公表した数より17人増え50人に、「がんの疑い」とされた人が39人(前回は41人)に上ることが17日、関係者への取材で分かった。
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051701001676.html

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徘徊行方不明―明日は我が身の意識で(2014/05/18朝日新聞)

認知症のあるお年寄りが毎年およそ1万人、行方不明になっている。警察による身元照会の体制に穴がないか点検するとともに、地域住民によって行方不明を防ぐ実践を積み重ねる必要がある。自力で帰宅できなくなった認知症の人が、報道をきっかけに家族と再会するケースが相次いでいる。ひとりは行方不明になって7年近くが経っていた。・・・65歳以上で、認知症の人は推計462万人。今後も増えていくのは確実だ。認知症の人の自由を尊重しつつ、行方不明を防ぐ手立てを講じる。いつかは認知症になるかもしれない「我が身」のためでもある。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_gnavi

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(声)報道機関は客観的事実を報じて(2014/05/18朝日新聞)司法書士 稲葉浩運(千葉県 50)

漫画「美味しんぼ」で、主人公が鼻血を出して放射線被曝(ひばく)と結びつけられたり、「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと思う」との見解が述べられたりしている描写に対し、政府や自治体から抗議が相次いでいる。しかし、重要なのは事実か否かである。報道機関はどちら側にもぶれることなく取材し、真偽について客観的に示してもらいたい。ただ気がかりなのは、もし事実だとしたら、なぜそれを私たちは「漫画」で知ることになったのかということだ。漫画は想像の世界を描くことが多く、必ずしも事実を伝えるのが役目ではない。なぜ、事実を伝えるのが役目であるところの報道機関から、福島の現状について、このような報道がなされてこなかったのだろうかと思ってしまう。人に聞かせたくないことや不安にさせることは伝えないのなら、太平洋戦争中と変わりないではないか。私たちはたとえどんな事実でも、それを知ったほうがいいのである。知ってこそ、よりよい未来のためにはどうすべきかを考えることができるからだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11141531.html

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(声)信念の押しつけ感じた首相会見(2014/05/18朝日新聞)無職 高柳茂(埼玉県 63)

安全保障をめぐる政府の基本的方向性についての安倍晋三首相の記者会見に、言いようのない不安を覚えました。国民がいま何を求めているかということよりも、首相個人の信念の実現が優先されているという思いを禁じ得ないからです。母子を描いたパネルを活用したり、「子どもらを乗せた船を助ける」という事例を挙げたりして、感情に訴え、美辞麗句を並べていました。「自分の価値観を押し付けている」と感じたのは私だけでしょうか。1960年の日米安保条約改定の際、日本が戦争に巻き込まれるのではないかと言われたが、そんなことは起こらなかったと首相はおっしゃいます。しかし、それは憲法第9条があり、集団的自衛権行使はできないとの適切な憲法解釈が守られてきたからだと思います。その解釈を変更してもなお、他国の戦争に日本が巻き込まれることはないといえるのでしょうか。憲法の解釈のような立憲主義の根幹にかかわる問題が、一内閣や首相個人の信念で簡単に変えられてはならないと考えます。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11141533.html

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福島のイノシシが教える放射能の恐怖(2014/05/12朝日新聞)

原発事故が起きた福島で、イノシシによる農作物や民家への被害が相次いでいる。放射能で人が住めなくなった旧警戒区域(原発から20キロ圏)では、イノシシが真昼から歩き回り、まるで放牧されているかのようだ。人間を恐れなくなって人里にも侵出し、人を見かけると襲いかかることもある。自治体はこの1年間で記録的な数を捕獲してきたが、被害はおさまらない。放射能がもたらした「人と動物の陣取り合戦」の様相だ。・・・森のなかにすみ、土中の生物を食べるイノシシは体内に放射性物質を蓄積しやすい。県の調査によると、イノシシ1頭から、1キロ当たり2万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが県内各地で検出された。国は出荷制限を指示、県も食用にすることを控えるよう県民に要請した。このため、毎年、猟期になると山に入っていたハンターたちの狩猟意欲が落ちて、個体数の増加に拍車がかかったのである。・・・数年後、イノシシはさらに繁殖して、取り返しのつかない状態になる可能性もある。人を警戒しなくなった野生動物は人と近づきすぎるため、危険性は高まる恐れがある。歴史的にはイノシシが日本に定住したのは、人間より古いという。だとすれば、人間のせいで放射能に汚染され、迷惑者あつかいされるイノシシにも言い分はあろう。人里に出てくるイノシシは、原発事故の怖さを身をもって教えてくれている。
http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/2014042800008.html?iref=webronza

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福島第1原発ALPSまた停止 1系統で水が白濁(2014/05/17共同通信)

東京電力は17日、福島第1原発の汚染水処理施設「多核種除去設備(ALPS)」で、試運転中の2系統のうち1系統の水が白く濁っているのが見つかり、処理を停止したと発表した。原因は調査中。東電によると、毎日実施している処理中の水のサンプリング調査で、カルシウム濃度が通常より高くなり、水が白濁していることが分かった。
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051701001638.html

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格納容器の配管で漏水確認 3号機で初、福島第1(2014/05/15共同通信)
東京電力は15日、福島第1原発3号機の原子炉建屋1階の床面を汚染水が流れているのが見つかった問題で、格納容器を貫通する配管の継ぎ目付近から水が漏れている様子を、カメラによる調査で確認した。3号機で漏えい箇所が特定されたのは初めて。配管の貫通部は格納容器内の水位より下にあり、溶融した核燃料を冷やすために注入した水が漏れ出ているとみられる。
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051501001893.html

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自主避難の女性自殺か 熊本で2月、死後数日で発見(2014/05/17福島民友)

東京電力福島第1原発事故に伴い、本県から熊本市に自主避難していた30代女性が避難先の賃貸住宅で自殺していたとみられることが16日、関係者への取材で分かった。関係者によると、今年2月、連絡が取れなくなったことを不審に思った家族が訪ね、死亡している女性を発見した。女性は1人暮らしで、死後数日経過していたという。行政側は女性が自主避難していることを把握し、定期的に郵便で情報提供していた。
http://www.minyu-net.com/news/news/0517/news3.html

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福島原発事故:収束作業2万人 生涯にわたり調査(毎日新聞 2014年05月17日)

東京電力福島第1原発事故後の収束作業に携わった作業員の健康調査の在り方を議論している厚生労働省の有識者検討会は16日、事故発生から2011年12月までの緊急作業に従事した約2万人について、生涯にわたって調査するとの報告書をまとめた。厚労省が今後、調査研究を進める機関を選定する。当時、20代だった作業員もいるため、調査は60年以上続く見通し。来年度から、約2000人を対象とした先行調査を本格化させる。
http://mainichi.jp/select/news/20140517k0000e040156000c.html

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15歳のニュース:「美味しんぼ」「福島の真実」シリーズ 「共感した」「風評を助長するような内容だ」反応は賛否両論(2014年05月17日毎日新聞)

人気漫画(まんが)「美味(おい)しんぼ」の“鼻血問題”が波紋(はもん)を広げている。東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが鼻血を出す場面が描(えが)かれ、賛否両論が巻き起こっている。「放射能と鼻血に因果関係があるように読める」「取材してきたままを書いている」と意見はかみ合わないまま。一体どちらが正しいのだろう。現時点で言えるのは、「答えはまだ出ていない」ということだけだ。・・・


科学的には

原発事故の被ばくによる健康被害には、まだよくわかっていないことが多い。特に線量の低い低線量被ばくが体にどう影響(えいきょう)するかは研究者によって意見が割れている。100ミリシーベルト以上の高い線量の場合、線量が高くなるほどがんの発症(はっしょう)率が高くなる。これは、広島や長崎の原爆被爆(げんばくひばく)者約9万3000人の半世紀以上にわたる追跡(ついせき)調査からわかったことだ。しかし、100ミリシーベルト未満の被ばくとがんの発症率との関係については、明らかな証拠(しょうこ)がない。高まるとしてもごくわずかなので、放射線の影響かどうかを特定出来ないからだ。科学者の中でも「被ばく線量がある一定の量より少なくなれば、健康への影響はなくなる」という意見と「たとえ線量は低くても、被ばく線量とがんの発症率は常に比例する」という意見があって割れている。

チェルノブイリでは

科学的な証明には時間がかかるという問題もある。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の調査では、事故によって汚染(おせん)地域で小児甲(こう)状腺(せん)がんが増えたとされている。しかしその結論がまとまるには20年かかった。患者(かんじゃ)が増え始めたのは事故後4年目からで、因果関係の裏付けをとるには大量のデータが必要だったからだ。皮肉なことに、因果関係がわかったときには、既(すで)に発症のピークは過ぎていた。
http://mainichi.jp/feature/maisho/news/20140517dbg048040004000c.html

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集団的自衛権:東北の元首長ら、9条守る会結成(毎日新聞 2014年05月17日 東京朝刊)

憲法9条を守ろうと、東北の首長経験者ら約80人が16日、「東北六県市町村長九条の会連合」を結成した。安倍晋三首相が憲法解釈の変更による集団的自衛権行使の容認に意欲を示したことについて同連合は「憲法9条をなきものにしようとする暴挙」と批判した。都道府県の枠を超えた首長経験者による「九条の会」は初めてといい、全国の市町村長に賛同を呼びかける方針。秋田市内で記者会見した千田謙蔵・元秋田県横手市長は「(集団的自衛権を容認する場合は)与党の調整や閣議決定ではなく、憲法改正の手続きを取るべきだ。国民が声を上げて論議することが大事」と強調。鹿野文永・元宮城県鹿島台町長は「福島第1原発事故で人がやることがいかにもろいかを東北は知った。戦争は人がやることで、人が阻まなければならない」と訴えた。【仲田力行】
http://mainichi.jp/shimen/news/20140517ddm012010046000c.html

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学童疎開:苦しみを語りつなぐ催し あす・江戸東京博物館/東京(毎日新聞 2014年05月17日 地方版)

第二次大戦末期の東京で学童疎開が始まってから今年で70年。その苦しみを語りつなぐトークと映画上映会が18日、墨田区横網1の都江戸東京博物館で開かれる。世代間交流グループ「温個知新の会」(上蕨博代表)の主催。NHK人形劇「チロリン村とくるみの木」で人形を操った伊東万里子さんら学童疎開の体験者と、福島第1原発事故で福島県双葉町から福井県に避難を余儀なくされている被害者組織「F・F・F(ふふふ)の会」代表の川崎葉子さんらが、家族や故郷と引き離された思いを語り合う。

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20140517ddlk13040168000c.html

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講義:「核、原発と共存できぬ」 胎内被爆者、愛媛大で/愛媛(毎日新聞 2014年05月16日 地方版)

広島原爆の胎内被爆者で、県原爆被害者の会事務局長の松浦秀人さん(68)=松山市東長戸2=がこのほど、愛媛大で講義した。平和学のゲストとして招かれたもので、1年生約150人に被爆者の苦しみを伝えた。妊娠中の母親が爆心地から約3キロの広島市内で被爆。講義では「両手から皮膚が垂れ下がった人が市内をぞろぞろ歩いていた」と母親に聞いた当時の様子を説明。「(焼け跡で肉親や友達を救えず)『見殺しにしたのでは』と心の痛みを抱える人がたくさんいる」と今も続く苦しみを訴えた。
http://mainichi.jp/life/edu/news/20140516ddlk38100678000c.html

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集団的自衛権:容認を指示 「戦争への道」 被爆者ら反発(毎日新聞 2014年05月16日 東京朝刊)

広島・長崎の被爆者からは「戦争につながる」などと反発の声が上がった。広島市西区に住む韓国人被爆者の朴南珠(パクナムジュ)さん(81)はテレビで見ながら「いいように丸め込もうとしている印象だ。再び戦争につながる状況を、自ら作ろうとしているように見える」と冷静に話した。思い出すのは、無口だった父が終戦を知り「解放された」と朝鮮語でつぶやいた姿だ。「父は穏やかな顔だった。うれしかったのだと思う。私たちは戦争に翻弄(ほんろう)されてきた」と振り返る。「今の不穏な世界情勢から、今回の方針が示されたのかもしれない。被爆者の涙はまだ乾かないのに、政府の姿勢は『喉元過ぎれば熱さを忘れる』ということではないか」と憤った。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140516ddm041010189000c.html

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インド総選挙:人民党、勝利宣言 モディ氏、経済政策重視表明(毎日新聞 2014年05月17日 東京夕刊)

【ニューデリー金子淳】インド総選挙(改選数543議席)は17日朝も開票が続き、最大野党・インド人民党が単独過半数を獲得した。首相就任が確実視される西部グジャラート州首相、ナレンドラ・モディ氏(63)は演説で「12億人の国民の夢をかなえるためインドを前進させる」と勝利を宣言し、経済発展に尽力する考えを表明した。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140517dde018030016000c.html

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川内原発:再稼働反対 北さつま漁協理事会、事故時の汚染懸念/鹿児島(毎日新聞 2014年05月16日 地方版)

東京電力福島第1原発事故のような事故が起きた場合に、深刻な海洋汚染は避けられないとして、北さつま漁協(野村義也代表理事組合長)の理事会は12日、九州電力川内原発(薩摩川内市)の再稼働への反対を決めた。同漁協によると、「北さつま漁協としての意思をはっきりさせよう」と提案され、理事10人のうち9人が再稼働反対に同意した。

http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20140516ddlk46040639000c.html

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路上の民主主義―自ら考え動き出す人たち(2014/05/15朝日新聞)

変わらなければ。変えなければ。

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を経験した2011年。「第二の敗戦」といった言葉も飛び交うなか、日本社会は深い自省と、根源的な変革を求める空気に満ちていた。それを目に見える形で示したのが、震災から約半年後に東京で開かれた「さようなら原発」集会だ。主催者発表で6万人が参加。ノーベル賞作家・大江健三郎さんは訴えた。「何ができるか。私らにはこの民主主義の集会、市民のデモしかない」・・・自民党が政権に戻り、原発再稼働が推進され、大型公共事業が復活する。何も変えられなかった。冷めた人。折れた人。疲れた人。民主党政権への深い失望と相まって膨らんだ諦念(ていねん)が、安倍政権の政治的原資となってきたことは否めない。

反対意見に向き合い、議論を深める。民主制の根幹だ。しかし首相はどうやら、選挙で選ばれた、最高責任者の自分がやりたいようにやるのが政治で、反対意見なんか聞くだけ無駄だと考えているようだ。 憲法の縛りさえ、閣議決定で「ない」ことにしてしまおうという粗雑さ。これに対し、与党が圧倒的議席をもつ国会は、単なる追認機関と化しつつある。

気づいているだろうか。

首相の強権的な政治手法とふがいない国会のありようが、自ら思考し、行動する政治的な主体を新たに生み、育てていることに。怠慢なこの国の政治家にとっては、幸か、不幸か。・・・「『Fight the power』、これは権力と闘えって意味で、ちょっと過激なんすけど、まあ英語だから大丈夫かなと」憲法記念日に東京・新宿で行われた「特定秘密保護法に反対する学生デモ」。集合場所の公園で約400人が声を合わせ、コールの練習を始めた。都内の大学生らが主催した、党派によらない個人参加のデモ。ネットや友人関係を通じて集まった。出発。重低音のリズムを刻むサウンドカーを先頭に、繰り返される「特定秘密保護法反対」「憲法守れ」。堅苦しい言葉がうまくリズムに乗っかって、新宿の街にあふれ出していく。

大学生たちがマイクを握る。

「自分らしく、自由に生きられる日本に生まれたことを幸せに思っています。でも、特定秘密保護法が反対を押し切って成立した。このままじゃ大好きな日本が壊れちゃうかもしれないって思ったら、動かずにはいられませんでした」

「私は、私の自由と権利を守るために意思表示することを恥じません。そしてそのことこそが、私の『不断の努力』であることを信じます」私。僕。俺。借り物でない、主語が明確な言葉がつながる。

 社会を変えたい?

 いや、伝わってくるのはむしろ、「守りたい」だ。

 強引な秘密法の採決に際し、胸の内に膨らんだ疑問。

 民主主義ってなんだ?

 手繰り寄せた、当座の答え。

間違ってもいいから、自分の頭で考え続けること。おかしいと思ったら、声をあげること。だから路上に繰り出し、響かせる。自分たちの声を。「Tell me what democracy looks like?(民主主義ってどんなの?)」のコール。「This is what democracy looks like!(これが民主主義だ!)」のレスポンス。ある学者は言う。頭で考えても見通しをもてない動乱期には、人は身体を動かして何かをつかもうとするんです――。 彼らは極めて自覚的だ。社会はそう簡単には変わらない。でも諦める必要はない。志向するのは「闘い」に「勝つ」ことよりも、闘い「続ける」ことだ。・・・5月最初の金曜日に100回目を迎えた、首相官邸前デモ。数は減り、熱気は失せ、そのぶんすっかり日常化している。植え込みに座って、おにぎりを食べるカップル。歌をうたうグループ。「開放」された官邸周辺を思い思いに楽しんでいる。非暴力。訴えを絞る。個人参加。官邸前で積み上げられた日常と、新しいデモの「知恵」がなければ、昨年12月に秘密法に反対する人々が国会前に押し寄せることも、学生たちのデモも、なかったかもしれない。

 つよいその根は眼にみえぬ。

 見えぬけれどもあるんだよ、

 見えぬものでもあるんだよ。

 (金子みすゞ「星とたんぽぽ」)

たんぽぽのように、日常に深く根を張り、種をつけた綿毛が風に乗って飛んでいく。それがどこかで、新たに根を張る。きょう、集団的自衛権の行使容認に向け、安倍政権が一歩を踏み出す。また多くの綿毛が、空に舞いゆくことだろう。

 社会は変わっている。

 深く、静かに、緩やかに。

http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_gnavi

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(声)祖父の戦争体験 伝える決意(2014/05/15朝日新聞)大学生 溝渕晴香(兵庫県 20)

春休み、80歳の祖父に戦争の話を聞いた。ビデオを回す私の前で祖父は緊張した面持ちで話した。祖父の家は兵庫県の淡路島で海運業を営んでいた。5人きょうだいの末っ子だった祖父が小学生の頃、戦況は悪化。周りの民間の船が軍事物資の運搬のため徴用されていったという。・・・民間人を多く巻き込んだ戦争の爪あとは、今も人々の心に深く刻まれている。多くの船員も犠牲になったが船が沈んだ正確な場所や日時の記録が少なく、最期の様子を知らない遺族は多い。戦争は何もかも壊す。人の命、時間を奪う権利は誰にもない。こみ上げる何かを抑えるように話す祖父を見て、あの戦争を忘れてはならないと強く思った。

http://digital.asahi.com/articles/ASG595363G59PWPJ004.html

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(声)危機感あおり行使容認とは(2014/05/15朝日新聞)無職 藤井英二(広島県 73)

14日の1面「憲法より安保優先」の記事を読み、共感とともに、政治への怒りを覚えました。戦後70年近く、日本の発展と平和を守ってきた憲法は国民にとっての指針であり、未来を照らす光でした。自衛する権利は、個人は言うに及ばず、団体や国にもあります。そして、日本国憲法が禁じる「戦力」は自衛までも禁じていないという考え方が、戦後の日本が営々と築いてきた知恵でした。ところが、安倍晋三首相は私的な懇談会に自分の考えに近い人たちを集め、子どもだましのような方法で、集団的自衛権についての憲法解釈を変える報告が出されるということです。

http://digital.asahi.com/articles/ASG5G4FD9G5GPWPJ003.html

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(声)戦争のにおいが ぬぐえない(2014/05/15朝日新聞)主婦 徳岡年子(香川県 74)

政界では解釈改憲にやっきになっている議員が多いが、平凡な主婦の意見を訴えたい。戦争で私の父は出征し、B29の空襲にさらされた大阪で母と妹と私の3人家族は不安な生活を送った。食べるものがなく、空腹な毎日。体の弱かった母はまだ赤ちゃんだった妹を世話するのが、精いっぱいだったのだろう。やっともらえる温かい雑炊の配給に、小さな私を行かせた。・・・ 集団的自衛権が拡大解釈されていかないか。怖い。どうしても戦争のにおいがぬぐえないのだ。憲法9条を変えることに大反対。戦争をして得する国はない。勝っても犠牲は大きい。戦争ほど残酷なものはない。戦争ほど悲惨なものはない。政治家の皆さん、国民の意見をまっすぐ聞いて下さい。

http://digital.asahi.com/articles/ASG5G4HX3G5GPWPJ005.html

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(声)改憲は国民が決めることだ(2014/05/15朝日新聞)

安倍晋三首相は集団的自衛権の行使について、憲法解釈の変更による容認を強行しようとしている。そのために公明党の説得に力を注ぐようだが、主権者の国民と対話する気は感じられない。・・・ 戦争になった時、自ら血を流す勇気のある政治家がいるとは思えない。最前線で国を守るのも、犠牲になるのも国民である。だから国防の問題は、国民投票によって決めるべきだ。国民ひとりひとりが強い意思をもって国民主権を主張していかないと、後世に悔いを残すのではないだろうか。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11135469.html?ref=reca

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系外惑星探索、第2の地球発見の可能性(Nadia Drake for National Geographic News May 14, 2014)
系外惑星探索、第2の地球発見の可能性(Nadia Drake for National Geographic News May 14, 2014)
 天の川銀河に惑星はどの程度存在するのか。最近の研究によってその謎が徐々に解明されつつある。発見済みの太陽系外惑星は数百個を超え、よほどユニークな新事実でも無い限りニュースで報道されるケースも減少している。・・・系外惑星探索の最大の目的は、地球そっくりの惑星を発見することにある。だが探索が進むにつれて、太陽系が非常に特異な存在であるという事実が徐々に明らかになってきた。専門家も予想外の展開で、地球タイプの可能性を示す惑星が見つかったのも、つい最近のことである。 ・・・惑星”という天体が宇宙でユニークな存在かという問題について、多くの専門家が関心を寄せ始めたのはそれほど昔のことではない。

アメリカ、イェール大学の天文学者デブラ・フィッシャー(Debra Fischer)氏は、「1992年〜93年頃までは、“真面目な”科学者なら、誰もが宇宙の中で極めて希少な存在という説を認めざるをえない状況にあった。それが現在では、恒星のほとんどが惑星を伴っているという説が有力視されている」と語る。 ・・・NASAのケプラー宇宙望遠鏡は、4年近くのミッションで約15万6000個の天体を観測してきた。目的は、恒星のハビタブルゾーン(生命居住可能領域)に、地球型惑星がどの程度の割合で存在するかを突き止めることにある。ハビタブルゾーンでは、液体の水が地表を流動する温度帯に大気温が維持され、地球上と同じような生命体が生息している可能性がある。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140513005

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砂漠に差し迫る脅威(ナショナルジオグラフィック)
もともと気温の高い砂漠に地球温暖化が大きな影響を及ぼすということは、なかなか想像できないかもしれない。ところが実際には、気温や降水量がわずかに変化しただけでも、砂漠に生息する動植物は劇的な影響を受ける。既に地表の4分の1を占めている砂漠が、地球温暖化によってさらに増えるという予測もある。
http://www.nationalgeographic.co.jp/environment/habitats/desert-threats.html

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