KIJI LISTpoint NEWS LIST
20182019
<POINT NEWS06>2014/03/11・・・


sankaku06sankaku
2014/03/04sankaku03/13

 

 

福島原発事故の無為で告発さるべきはマスメディア(2014/03/13朝日新聞WEBRONZA)
福島原発事故の3事故調の委員長らを集めた日本記者クラブ討論会の報道に大きな違和感があります。マスメディアはまるで他人事ですが、あれだけの大惨事が起きて社会を変えなかったのはメディア自身の責任なのです。本当に差し迫った炉心溶融と高レベルの放射能汚染拡散を知らせる責務を、当時の政府による「大本営発表報道」に自ら委ねて放棄したままでした。今に至っても原発再稼働の是非そのものを報道の対象にしないで原子力規制委員会の処分任せにし、地震の可能性など細かな検討事項をめぐる報道をして足れりとしています。・・・国会事故調の黒川清元委員長は「あれだけの事故が起きても日本の社会が変わる気配がない。誰も責任を取らない」と指摘した》と伝えました。・・・国家として誰かの責任を問う必要もあります。それ以前に未だにどうして福島原発事故が起きたのか分かっていないことこそ不思議なのです。昨年、第381回「福島原発事故、国家として原因不詳でよいのか」でこう申し上げました。・・・

http://webronza.asahi.com/bloggers/2014031100004.html

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(葦)原発事故の加害者は誰か 稲垣えみ子(2014/03/13朝日新聞)
日本中を震撼(しんかん)させた福島第一原発の爆発から3年。今も立ち入りが制限されている浪江町の中心へ行き、息をのんだ。すべてがあの日のままの無人のまち。生命を拒むような、異様な静けさ。・・・
http://digital.asahi.com/articles/ASG366595G36USPT00C.html?iref=comkiji_redirect

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群馬)サーカスはリヤカーに乗って 反原発訴え沖縄へ(2014/03/13朝日新聞)

東京電力福島第一原発の事故の影響で敷地内の放射線量が基準値を超え、一時休校を余儀なくされたみどり市の「沢入(そうり)国際サーカス学校」(西田敬一校長)のOBらが11日、反原発を訴えながら栃木県の足尾から沖縄をめざす旅「サーカスはリヤカーに乗って」をスタートさせた。東日本大震災から丸3年の11日、公害の原点と言われる足尾銅山跡(栃木県日光市足尾町)近くから出発した。ゴールは基地問題が続く沖縄と定めている。西田校長は「原発事故は最悪の大公害。被害者でもある私たちの声を届けたい」と力を込める一方、「でも肩に力を入れないで、ゆるくいきたいね。大道芸と一緒ならできるはずだよ」。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3D3CPGG3DUHNB001.html?iref=comkiji_redirect

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生きたまま測定可 県産繁殖用牛の放射性物質濃度(2014/03/13福島民報)

県農業総合センター畜産研究所は牛の体に含まれる放射性物質濃度を生きたまま測定できる機器を開発した。測定対象は繁殖用の雌牛で、東京電力福島第一原発事故後、検査態勢が確立されていないため、市場で取引できない状況が続いていた。13日に県家畜市場(本宮市)で行われる競りで運用を開始する。・・・同市場では毎月1回競りが行われ、子牛や繁殖のピークを過ぎつつある雌牛などが取引されている。原発事故後、肉用牛は全頭検査で、放射性セシウムが食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)以下であることを確認してから市場に流通している。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014031314471

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高レベル放射性廃棄物:地層処分、地下水との闘い(毎日新聞 2014年03月13日)

原発から出る高レベル放射性廃棄物をどうするか。国は地中深く埋める「地層処分」を念頭に置く。その技術を研究する瑞浪(みずなみ)超深地層研究所(岐阜県瑞浪市)を訪ねた。そこでは、地層処分の安全性を脅かしかねない地下水との格闘が続いていた。・・・水の研究が重要な理由は、地層処分した「核のごみ」から放射性物質が地下水に溶け出し、地層の割れ目などを伝って地表まで達する恐れがないか調べるためだ。政府の計画では、使用済み核燃料は再処理工場でまだ使えるウランやプルトニウムを取り出した後、廃液を溶けたガラスと混ぜ、ステンレス容器に入れて固めて「ガラス固化体」にする。直径40センチ、高さ130センチ、重さ500キロ。できたばかりの固化体は、表面の放射線量が毎時1500シーベルト。1本で3万人の年間消費電力を発電した場合の廃棄物に相当し、福島第1原発事故で環境中に放出された放射性セシウムに匹敵する量(約2京ベクレル)の放射性物質を含む。
http://mainichi.jp/select/news/20140313k0000e040140000c.html

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再生への提言:東日本大震災3年 再生エネ導入加速を=ベルリン自由大教授、ミランダ・シュラーズ氏(毎日新聞 2014年03月13日 東京朝刊)

今の日本政府のエネルギー政策の方向性は、チェルノブイリ原発事故(1986年)直後の西ドイツに似ている。当時、西独政府は原発の安全性を高めた上で稼働継続を決め、再生可能エネルギー(再生エネ)も少しずつ増やしていくことにした。脱原発が法制化されたのは、緑の党も参加したシュレーダー連立政権時(2001年)だ。草の根レベルで再生エネの研究や導入が広がり、20年以上かけて「原発なしでもやれる」という共通認識ができた。・・・一方、原発は、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の建設費用などを考えると、経済合理性がない。原発にかけている政府予算を再生エネなど他のエネルギーなどに回し、独自の技術開発を進めなければ、日本はこの先、エネルギー分野で世界の主要プレーヤーになれないだろう。国民のために合理的にお金を使うという意味で、除染の進め方についても改めて議論すべきだ。私は福島県に何度も行き、専門家とも議論しているが、すべての地域で計画通りに放射線量を下げるのは不可能だと思う。除染にかかるコストは、新しい都市を建設できるぐらい莫大(ばくだい)だ。・・・
http://mainichi.jp/shimen/news/20140313ddm003040034000c.html

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記者の目:東日本大震災3年 原発避難者の苦悩=五十嵐和大(大阪社会部)(毎日新聞 2014年03月13日 東京朝刊)
無関心が差別を助長−−五十嵐和大(かずひろ)東京電力福島第1原発事故後、福島県外へ避難を続ける被災者が事故の風化や疎外感に苦悩を深めている。遠く離れた大阪へ母子で避難している女性は「私たちがなぜ今も避難しているのか、社会に十分知られていない」と訴え、毎日新聞が県外避難者に行ったアンケート結果では、避難者への差別も目に付く。私の実家も福島にあり、事故後、見えない放射能への不安を身近に感じてきた。慣れない土地で避難生活を続ける被災者の境遇は人ごとと思えない。原発事故の影響が終わっていないことを知ってもらえるよう、福島の被災者の置かれた状況を伝え続けたい。

「鈍感でなければ暮らせない」

私は事故前から関西で勤務するが、両親は福島県会津地方で暮らしている。3年前の事故直後は、取材で親しくなった多くの人が私の両親を案じ、「大丈夫ですか」と声を掛けてくれた。かつてない国難という共通認識もあった。だが、最近では、「大勢の人が今も避難を続けている」と現状を話すと「まだ戻れないのか」と驚く人もいる。そんな時、私は関西と福島との距離や風化の早さを感じる。・・・福島の新聞やテレビでは、天気予報と並んで県内各地の空間放射線量を連日伝えるのが普通のことになった。汚染水漏れ被害に関する記事を、帰省中に本紙福島県版で読むと、深刻化していく状況に驚かされる。実家で酒を酌み交わした父が「鈍感でなければ暮らしていけない」と漏らした時、原発事故を自分のこととして強く感じた。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140313ddm005070013000c.html

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発言:被害実態に遠い原発賠償=除本理史・大阪市立大教授(毎日新聞 2014年03月13日 東京朝刊)

東日本大震災と原発事故の発生から3年がたった。だが肝心の事故収束は見通せず被害は継続中だ。原発避難者は今も13万人以上に及ぶ。 これまで東京電力が支払った賠償は約3・5兆円。この3年間で、被害者の救済が進んだのはたしかだ。しかし実態をよく見ると、賠償のあり方に問題があり「2次被害」を引き起こしている場面すらある。つまり、原発賠償のもつ「加害性」がますます露呈してきているのだ。第一の問題は、そもそも原発賠償の枠組みが「加害者主導」であることだ。国の原子力損害賠償紛争審査会(原賠審)と東電が事実上、賠償の範囲を決めている。今回の事故の第一義的責任が東電にあるにせよ、国も各地の原発賠償訴訟で被告とされており、加害者側になりうる。・・・水俣病では、加害企業と国が被害者を救済せず放置してきたことも加害行為だと批判されてきた。原発賠償ではこれが別の形で、救済の仕方の問題として表れている。改めて公害の教訓を学ぶ必要がある。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140313ddm004070032000c.html

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東日本大震災3年:放射能の不安、受け皿に ホームステイ活動を継続−−やまとのだいち代表の小山田さん/奈良(毎日新聞 2014年03月12日 地方版)

東京電力福島第1原発事故で宮城県丸森町から宇陀市に移住し、東日本からのホームステイを受け入れている団体「やまとのだいち」の代表、小山田竜二さん(38)は11日、三重県名張市で開かれた脱原発イベントに参加した。東北からの避難者との会合に出席し、「仕事や経済的な事情などで、今も東日本では放射能に不安を感じながら生活する人たちがいる。そういう人たちの受け皿として、活動を続けたい」と改めて思った。

http://mainichi.jp/area/nara/news/20140312ddlk29040486000c.html

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原発政策―問題先送りを続けるな(2014/03/12朝日新聞)

風だけが吹き抜ける商店街。崩れた家。はびこる雑草。ある日突然、人が消えた町は異様な静けさにつつまれている。原発事故から3年。住民避難が続く福島県双葉郡の現実だ。福島第一原発では汚染水との闘いに明け暮れている。日々、約4千人が目に見えない放射線と向き合いながら、作業に従事する。・・・私たちは11年7月の社説特集で、「原発ゼロ社会」を提言した。老朽化した原子炉や巨大地震の想定震源域にある原発は閉め、代替電源への切り替えを急ぎ、できるだけ早く原発をなくそうと呼びかけた。・・・政府は「国富流出」を言い募るが、本質は電力会社の経営問題である。原発の停止に円安があいまって、火力発電用の化石燃料の輸入コストが急増し、各社の収益は悪化している。これまでに6社が値上げした。確かに電気料金が家計や企業活動に与える影響は、注意深く見守る必要がある。原発が動けば、電力会社の経営が目先、好転するのも事実だ。しかし、廃棄物の処理や事故リスクを考えれば、原発のコストがずっと大きいことを政府はきちんと認めるべきだ。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=com_gnavi

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(聞きたかったこと 広島)大切な写真 家族思う(2014/03/12朝日新聞)

趣味の写真が高じて公民館の写真講座で講師を務める下江正一さん(73)=三原市明神3丁目。4歳の時に被爆し、避難先の山口県岩国市から、さらに三原市まで歩いて逃避行を重ねたという。人づてに下江さんのことを知り、体験を話してもらった。・・・20年前、全国規模のコンテストに、原爆ドームを被写体にした3枚組みの写真を出品した。画家、観光客とベンチにすわるカップル、川に浮かぶボートと、それぞれ組み合わせた。「問題視するのではなく、淡々ととらえている」と評価され、銀賞に輝いた。「自分は奇跡的に助かって生き延び、結婚して2人の子どもにも恵まれた」と言いながら、「でも原爆がなかったら両親、妹と元気に暮らし、違った人生があったはず。人類と核は共存できない。原爆も原発もなくした方がいい」と思っている。(東裕二)
http://digital.asahi.com/articles/ASG353JT9G35PITB004.html?iref=comkiji_redirect

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監視・検問…封鎖進むクリミア半島 記者の資料まで没収(2014/03/12朝日新聞)

ロシア軍に事実上掌握されたウクライナ南部クリミア半島。ロシア編入の是非を問う住民投票が16日に迫る。自治共和国議会は11日、ウクライナからの独立を宣言。他の地域との境界には厳しい検問が敷かれ、外国メディアや欧米の監視団の立ち入りを阻む。多数派のロシア系住民が高揚する中、人々は息を潜めて平和を祈る。・・・地元の報道によると、クリミア半島では約3万人のロシア軍関係部隊が展開。ロシアからコサック(民兵)も次々と流入している。さらに最近、「ロシア部隊が本土へ移動か」との情報がネットで流れ、ウクライナ軍は境界付近に二重、三重の検問を設け、戦車も配備した。OSCE派遣団は「16日の住民投票に向け緊迫はさらに増す」とみている。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3C1CZGG3BUHBI040.html?iref=comkiji_redirect

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(声)脱原発の民意 冷静に考えよ(2014/03/12朝日新聞)無職 手塚義文(三重県 71)

福島第一原発の事故から3年になる。事故の風化が心配される中、各電力会社は廃炉を除く国内の原発48基中17基について、原子力規制委員会に新基準に基づく審査申請をしている。しかし、10日に報じられたNHKの世論調査では、原発を今後どうすべきかの問いに、「減らすべきだ」「全て廃止すべきだ」が76%を占めた。「全て廃止」は前回の2年前より10ポイント増えた。再稼働は反対44%、賛成11%だったいう。昨夏の猛暑や今年の寒さでも、節電などで電力不足による停電もなく過ごした実績が反映されているのだろう。電力会社の経営者はこの数字をどう理解し、経営に生かしていくのか。安倍晋三首相は基準に適合した原発の再稼働を表明し、原発立地の多くの首長も再稼働を促す発言をしている。しかし、少なくとも民意は原発を減じて脱原発することを望んでいる。いま一度、民意を冷静に受け止めるべきではないか。

http://digital.asahi.com/articles/ASG3B4HKXG3BUWPJ00C.html?iref=comkiji_redirect

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(声)東日本大震災3年 遠い家路 福島の農村で見た(2014/03/12朝日新聞)大学生 永田奨悟(大阪府 21)

原発事故で立ち入り禁止になった無人の町に、故郷を捨てた一人の青年が帰還。生家の田に苗を植え続ける――。全国公開中の映画「家路」は、福島県川内村の旧緊急時避難準備区域や、富岡町の旧警戒区域で撮影された。昨秋、大学の合宿で川内村と富岡町を訪ねた僕は、被災者が家に帰る難しさを目の当たりにした。2012年1月、避難自治体の中では最も早く帰村宣言をした川内村。週4日以上を自宅で過ごす村民は5割を超えたが、多くは65歳以上の高齢者。若者の帰還が課題だ。昨秋の本紙オピニオン面で、遠藤雄幸村長が全国に誇れる「宝物」の風景だと言った田んぼは本当に美しかった。村長はこう語った。「際限ない利便性を追い求めた結果が今回の事故につながったと考えるなら、どこかでライフスタイルを変えていかなくてはいけません」。経済性とは別の優しい手触り、人の温かさを感じられる生活。本当に困った時に助け合える人のつながり。川内村で僕が感じたそれらがなければ、人生は寂しいだろう。原発に依存する暮らしを見直す時だと痛感した。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3B51TDG3BPWPJ004.html?iref=comkiji_redirect

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(声)福島のいまを見ぬふりやめて(2014/03/12朝日新聞)高校生 大内明日香(福島県 17)

原爆は普通に生きていた人を被爆者という存在に変え、人生をも変えてしまうものだとずっと考えてきた。東日本大震災を通して私自身も被曝(ひばく)を体験し、強く感じるようになった。福島から一歩出れば、被曝者というレッテルを張られ、汚い物でも見るように見られ、悪く言われる。失ったものは限りなく、背負う重荷も増えたのに、なぜ普通に生きることを許されないのか。そもそも核は私たち人間が作り出したのに後始末もできない。政治家は責任を押し付け合い、現実を見ようともしていない。被災した私たちの心の傷と背負っているものを。戦争や核被害の再発防止なんて口で言うだけなら甘い。起きてしまった現実を受け止め、どう変えていくかが大切だ。だが今の日本はその現実を知ろうとすらしていない。失われた命、残された命のために、福島の現実を見て見ぬふりをするのはやめるべきだ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11024217.html?iref=comkiji_redirect

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これからも 東日本大震災3年<中> 新たな闘いへ使命感(2014/03/12東京新聞)

福島から横浜に避難の唯野久子さん
東京電力福島第一原発事故から三年がたったいま、福島県南相馬市から横浜市に避難した唯野(ただの)久子さん(51)は自ら声を上げることに使命を見いだす。「傷ついた私だから訴えられることがある」県内に避難した被災者らが国と東電に慰謝料を求める集団訴訟の原告団に加わり、十日、横浜地裁に提訴した。新たな闘いが始まる。・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20140312/CK2014031202000138.html

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同志社大で特別写真展 「福島の現場 心に迫る」(2014/03/12福島民友)

東日本大震災で福島民友新聞社が撮影した写真や、発生当時の新聞などを集めた特別写真展「東日本大震災・原発事故から3年―福島の現場を考える」は11日、京都市・同志社大今出川キャンパスのハリス理化学館同志社ギャラリーで始まった。福島民友新聞社、福島中央テレビの主催、学校法人同志社の協力、県、京都府、京都市の後援。・・・
http://www.minyu-net.com/news/news/0312/news11.html

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脱原発、事故責任を追及 日製の「城下町」市民団体、日立でデモ(2014/03/12東京新聞)

 原発メーカーでもある日立製作所の企業城下町の日立市では、脱原発と政府による強制的な黙とう反対を訴え、市民グループが「3・11ヌードな日立パレード2014」を実施、二十人ほどが市街地の目抜き通り約三キロを一時間ほどかけてデモ行進した。・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20140312/CK2014031202000150.html

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原発難民16万人直視を 移住者囲み座談会 名張で「3・11」イベント(2014/03/12伊勢新聞)

【名張】東日本大震災から三年たった十一日、名張市内で「3・11福島を忘れない」イベントがあり、原発事故から福島県を去り、伊賀市や名張市、津市などに避難した移住者を囲む座談会が開かれた。「原発事故で各地に避難した十六万人は故郷に帰ることもできず国内難民となっている」と指摘。「異常な状態を直視してほしい」などと訴え、原発再稼働の動きに危機感を募らせた。市民団体「さようなら原発名張の会」(角谷英明代表)が主催した。福島県飯舘村から津市美杉町に一家で移住し、農業を営んでいる村上真平さん(55)は「人が住めないと言われた年間の放射線量五ミリシーベルトエリアに、事故後、百六十万人が住んでいる」と国の言い分のいい加減さを告発。原発事故で誰もが難民になり得ると話した。・・・
http://www.isenp.co.jp/news/20140312/news06.htm

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浜岡廃炉を要望 県内57市民団体(2014/3/12 /静岡新聞)

東京電力福島第1原発事故から3年が経過したことを受け、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に反対する県内の市民団体メンバーら約20人が11日、静岡市葵区の中電静岡支店と県庁を訪れ、浜岡原発の廃炉を求める要望書を提出した。島田市の茶農家や福島県からの自主避難者も窮状を訴えた。・・・
http://www.at-s.com/news/detail/970235640.html

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火星のクレーターは巨大湖だった?(Marc Kaufman for National Geographic News March 11, 2014)

最新の研究によると、火星のゲイル・クレーター内側のシャープ山(アイオリス山)に、かつて豊富に水が存在していた可能性があるという。かなり標高が高い地点に、水の影響で形成された地形が確認された。NASAを中心にさまざまな研究者が、「火星に水が存在していた証拠」を長年にわたって探し続けている。生命 体の可能性に直結するからだ。 ・・・網目状の岩石構造「ボックスワーク」は、大量の水分が生み出す特徴的な地形だという。しかも、クレーター の底から1キロという標高が研究者を驚かせた。 ・・・ボックスワークとおぼしき地形が最初に発見されたのは2008年、周回軌道からの観測結果からだった。その 後、マーズ・リコナイサンス・オービタ搭載のカメラHiRISEの高解像度画像により、詳細な姿がとらえられるよ うになる。地質構造や化学組成の研究が進むにつれ、重要性は高まる一方だった。 古代都市の廃虚のように不連続なボックスワーク地形は、長さ10〜15キロの範囲に広がっている。 ・・・
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140311005

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海と共存する方法を見つけよう(NATIONAL GEOGRAPHICS)

私たちの多くが浜辺を愛している。新鮮な、海の香りのする、つま先の間の砂、繰り返し打ち寄せる波。しかし、海が私たちにもたらすものは、日常生活から解放されるひとときの休息だけではない。ブルー・フロンティア・キャンペーンの代表であるデイヴィッド・ヘルバーグ は、「海を救う50の方法」で次のように述べている。「熱帯雨林は地球の肺に例えられるが、実際には、世界の海で小さなプランクトンが大気中の二酸化炭素の大半を吸収し、私たちの生存に必要な酸素の70%を生産している」。ヘルバーグは著書で、海に行かなくても実行できるいくつかの方法を提案している。・・・それ以外のプラスチック類は海中にとどまって細かなちりとなり、毒を含んだスポンジとなる。ポリ塩化ビフェニルやDDTなど有毒の化学物質を吸収してしまうからだ。このようなプラスチックのちりに海水の何万倍もの毒性物質が凝縮され、私たちが食べる魚に蓄積されるのだ。
http://www.nationalgeographic.co.jp/environment/habitats/support-seaweeds.html

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有害廃棄物(NATIONAL GEOGRAPHICS)

有害廃棄物は、工場や農場、汚水処理場、建設現場、自動車修理工場、研究所、病院などの産業施設から発生する、有毒な副生成物である。有害廃棄物の形状は、液体や固体、スラッジなど多様である。含有される毒素も、化学製品や重金属、放射物、危険性の高い病原体などさまざまで、電池や使い古したコンピュータ機器、長期間使用せずに残っているペンキや農薬など、一般家庭からも有害廃棄物が発生する。・・・廃棄物に含まれる有害物質が地中や川、飲料水として供給される地下水に混入すると、人間や動物、植物に害を与えることがある。
http://www.nationalgeographic.co.jp/environment/global-warming/toxic-waste-overview.html

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「人類が生き残っていく道、持続可能エネルギーだけ」 チョムスキー、上智大で講演(2014/03/11朝日新聞)

言語学者で米国リベラル知識人を代表するノーム・チョムスキー教授(85)が6日、上智大で講演した。原発政策について「人間が生き残るすべは持続可能エネルギーに移行することしかない」などと語った。講演のテーマは「資本主義的民主制の下で人類は生き残れるか」。新自由主義的政策が民主主義に悪い影響を与えていると解説し、「人類は生き残れるのか、見通しは甘くないが、何世紀にもわたり、自由と正義を求めて格闘してきた遺産はまだ残っている」と述べた。講演後は、参加者から日本が抱える問題についての質問が相次いだ。原発について問われると、持続可能なエネルギーに移行する必要があるとした上で「中国は汚染排出国だが、太陽光パネルでは世界をリードしている。日本にもできるはずだ」と述べた。「東京電力は多くの情報を隠し、表現の自由を制約しようとしているが、情報開示を求めるなど逆襲はできる。こつこつやるしかない」とも語った。話題が沖縄の基地問題に及ぶと、「沖縄の将来は東京の人次第だ」と語気を強めた。「(名護)市長選を見ても沖縄は米軍基地には圧倒的に反対だが、県民ができることには限度がある。みなさんが代わりにできることはあるはずだ」と述べた。(守真弓
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11022279.html?iref=comkiji_redirect

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アベノミクス、相次ぐ想定外 経済指標「変調」(2014/03/11朝日新聞)

安倍政権の経済政策アベノミクスで、想定していなかった経済統計の「変調」が起きている。10日には昨年10〜12月期の実質経済成長率が年率0・7%に下方修正されたほか、今年1月の経常赤字額は過去最大を更新した。消費増税を控え、経済政策のかじ取りは一段と難しくなっている。10日に発表された2013年10〜12月期の国内総生産(GDP)の2次速報値では、物価の変動をのぞいた実質成長率(年率)が前期比0・7%増に下方修正され、1%台を割り込んだ。先月発表された1次速報よりも0・3ポイント下げた。4月の消費増税前の「駆け込み需要」が成長率を押し上げると見られていたが、想定外の急ブレーキがかかっている。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3B4SFBG3BULFA018.html?iref=comkiji_redirect

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(声)東日本大震災3年 乾く間もなく水に濡れ続ける(2014/03/11朝日新聞)高校生 江坂彩生(あやは)(福島県 17)

広島・長崎原爆と、福島第一原発事故を水に例えると、原爆は大きな波、原発事故は洪水のようだと、私は思う。大きな波は多くの生命を一気に奪う。洪水は徐々に上がる水位が広範囲の人々をじわじわと苦しめる。人々の体についた水が乾いてなくなることはなく、日に日に重みを増していく印象がある。原爆は殺人兵器だ。核爆弾の爆発実験は入念に繰り返された。原発事故は許されるものではないし、東電がコストを優先せず、地震と津波に十分対策をとっていれば防げる可能性があったと思わざるを得ない。いずれの被害も「想定内」の結果ではないのか。水の重みに心が耐えられなくなった人もいるだろう。バケツの水を頭からかぶったような激しさだ。私も少なからず濡(ぬ)れている。雨でしとしとと、水たまりでチャプチャプと。私たち福島の人間は、ここにいる以上、水に濡れ続けなければならない。それに私の心と体は耐えられるのだろうか。未来のことはわからない。雨がやみ、水が引く日は来るのだろうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11022309.html?iref=comkiji_redirect

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(声)東日本大震災3年 尽きない土壌汚染の不安(2014/03/11朝日新聞)主婦 愛澤弘子(福島県 53)

福島第一原発の汚染水問題は注目されても、福島で暮らす人の現実は全国の人から少しずつ忘れ去られているのではないかと思う。私は2年間の東京避難を経て、いわき市に越してきた。空間放射線量こそ東京と大差なくても、土壌汚染に心を痛めない日はない。買い物に行くと食材の産地を確かめる。わが家の畑の土は1キロあたり470ベクレル前後。とれた野菜は自家用にしているが気になる。市はいま学校給食の米を北海道産から県産に変えようとして親たちと対立している。何をするにも放射能と切っても切れない問題が多い。やはりここ福島は汚染された地なのだと改めて思い知らされる毎日だ。原発事故は県民にとって現在進行形だ。原発事故直後に枝野幸男官房長官(当時)が「直ちに健康に影響を及ぼすものではない」と言った。だが、低線量被曝が続くリスクについて国は答えていない。私は、何も解決していない福島の現実に目を向けることなく原発再稼働に進むことが許せない。福島の悔しさ、怒り、悲しみは今も続いている。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11022306.html?iref=comkiji_redirect

 

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放射性物質、拡散範囲は? 青森・大間、北海道・幌延で風船飛ばす(2014/03/11北海道新聞)

原発など原子力関連施設の周辺から風船を飛ばし、放射性物質の拡散範囲を探る脱原発団体の取り組みが11日、道内外で行われた。電源開発(東京)が青森県大間町で建設を進める大間原発周辺では、函館や青森市の有志約50人が同原発敷地内の私有地から約千個の風船を飛ばした。風船は自然分解する素材で、拾った人に連絡を依頼する返信はがきを付けた。後日集計し、公表する。宗谷管内幌延町の幌延深地層研究センター周辺でも「核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会」の12人が約150個を飛ばした。<北海道新聞3月11日夕刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/526363.html

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社説:東日本大震災3年 まだ程遠い復興への道(毎日新聞 2014年03月11日)

死者・行方不明者1万8520人を出した東日本大震災から3年。津波に襲われた地域では再建のつち音が響くが、被災地全体の復興には程遠いのが現状だ。津波と原発事故による被害で、自宅に住めずに避難生活を続ける人が、岩手、宮城、福島の3県を中心に今も約26万7000人いる。3年の節目に、私たちは改めてその現実を直視したい。中でも、福島が直面する現状は厳しい。避難者の約半数は福島県民だ。もう一つ、心配な数字がある。津波や地震による直接的な死亡とは別に、避難生活の長期化による「震災関連死」の死者が、福島で1600人を超え、直接死を上回ったことだ。800人台の宮城、400人台の岩手を大きく上回る。

http://mainichi.jp/opinion/news/20140311k0000m070088000c.html

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「関連死」本県が突出 原発事故の避難が影響(2014/03/11福島民友)

狭い仮設住宅での暮らしや、慣れない土地で生活する孤立感。長引く東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による避難は、被災者の心身の健康を脅かす。避難後の環境変化などで被災者が亡くなった「震災関連死」は増え続け、地震や津波などの犠牲となった「直接死」を上回る。避難市町村は仮設住宅などを巡って見守り活動などの対策を進めている。ただ、古里の復興は先行きが見通せず、避難生活はさらに長期化が見込まれ、震災関連死を防ぐ取り組みは重要度をさらに増している。・・・ 県内市町村ごとの関連死者数は、南相馬市が447人で最多、浪江町の317人、富岡町の232人と続く。次いでいわき市だが、関連死者数は125人で原発事故による避難者数が多い市町で、関連死が生じている状況が浮かぶ。
http://www.minyu-net.com/news/news/0311/news10.html

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教訓踏まえず再稼働議論と批判 事故調トップが相次ぎ(2014/03/10共同通信)

東京電力福島第1原発事故3年に合わせ、政府、国会、民間の事故調査委員会のトップ3人と、当時の米原子力規制委員会(NRC)委員長のグレゴリー・ヤツコ氏による討論会が10日、都内の日本記者クラブで開かれ、事故の教訓を生かさないまま再稼働の議論が進む現状に批判が相次いだ。
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014031001002475.html

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いま、岡山で:東日本大震災3年 3・11への祈り 命が一番大切 「安心な世界」実現を/岡山(毎日新聞 2014年03月10日)

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から3年となる11日を前に、犠牲者の追悼や事故の収束、被災地の復興を願う「3・11への祈り おかやま」が9日、北区で行われた。県内への避難・移住者や支援団体などの実行委主催。参加者たちは震災が発生した午後2時46分に「安心して生きられる持続可能な世界実現のために努力します」と祈り、誓い合った。午前中は北区石関町の石山公園からJR岡山駅前まで約1キロを、380人が「原発やめよう、命を守ろう」と声を上げながら歩いた。
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20140310ddlk33040299000c.html

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憂楽帳:記憶の文化(毎日新聞 2014年03月11日 西部夕刊)

「忘却に抵抗するドイツ〜歴史教育から『記憶の文化』へ」という本の著者、岡裕人さんと昨夏、長崎大学で開かれたシンポジウムでご一緒した。20年以上ドイツに住んで、向こうの歴史教育について研究している人だ。岡さんは言っていた。戦後30年近くドイツでも、ユダヤ人の虐殺はナチがやったことで一般市民とは無関係であり、むしろ自分たちは被害者だという意識が強かったし、歴史を修正しようとする勢力も常に存在してきた、と。そしてそれらとのせめぎ合いの中で定着していったのが、過去の出来事についての記録や展示、記念日や記念式典など、その記憶に関わるあらゆるものをひっくるめて「記憶の文化」としてとらえる考え方だ、と。・・・
http://mainichi.jp/opinion/news/20140311ddg041070007000c.html

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