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2008_04

2008

チベットに世界の目を
2008/04/09  チベットの現状に対して世界各地で抗議運動が起こっています。人権問題に敏感なヨーロッパ諸国の反応に比べて日本はかなり鈍感でいち早く動いた右翼の街宣車が中国に対する反共の材料としてチベット暴動を利用しているのが目立つようでは悲しくなります。

人権の問題、宗教の自由の問題、民族の存続の問題、どれも人間にとって根本的で重要な問題です。同じ仏教国として日本の僧侶は何故動かないのだろうと思っていたら一部の僧侶が声明を発表しましたがあくまで一部です。政治家にしても教育者にしても芸術家にしてももっと意志を表明してもいいのではないかと思いますがそれが今の日本です。圧政に苦しむチベットの人がオリンピックを控えた今しか世界を注目させる機会はないと思うのは当然ですがとにかく非暴力の抗議に徹して欲しいものだと願わずにはいられません。


 

間違った競争原理
2008/04/10  古いものが悪いもののように壊されて行く風潮に歯止めがかかりません。先日出向いた下関の街も例外ではありませんでした。シャッターの閉まった店が目立つ商店街。新しいけど個性のない駅前の風景。古い民家の取り壊しとマンションの乱立。今の日本のどこででも見かける同じような光景です。5年前にはまだ活気のあった街はことごとく寂れている現状。

大阪も地方も大方の商店街は少なくとも半世紀以上の歴史があります。規制のない経済的な競争原理を持ち込めば大資本の前に市場や商店は壊滅です。恐ろしい事です。市場や商店街のない街はお年寄りの存在しない人間社会のように味気ないものです。古さからしか発し得ないもの、風化した木肌や刻まれた皺からしか学べないものがいっぱいあると言うのに悲しい風潮です。


 

お金さえ儲かればと言う情けない姿勢
2008/04/11  大阪道頓堀名物のくいだおれのお店が閉店するとのニュースが流れました。店頭に立つ人形のくいだおれ太郎は大阪のシンボルと言っていいほど馴染みの深い存在です。太郎の誕生が自分と同じ昭和25年と聞いて妙な気持ちになりました。他に店を出さないと言う企業コンセプトを含め今の時代にそぐわないお店の体質が閉店を余儀なくしたのだと思いますが残念です。

全国どこへ行っても見かける飲食チェーン店の数々。多店舗経営は利益を上げるにはもっとも簡単な方法でしょうが郷土色はぶち壊しです。ここ数年の偽装問題を始めとするモラルの低下はただ儲かればいいと言う金拝主義の結果で儲からないものはいかなるものでも排除してしまう悲しい風潮です。

資本主義と自由主義を混同しているふしがありますが自由主義とは「個性が尊重されそれぞれが生かされる」社会だから今の世とは逆です。くいだおれに限らずここ数年の間に学生時代からよく行っていた大阪らしい雰囲気のある店が次々と消えてもしかしたらくいだおれの閉店が大阪らしさの終焉ではないのかとふと思いました。


 

古い民家を一つでも多く残さないと
2008/04/12  京都駅から四条河原町までの散策。何百回と来ている京都の街にも知らない路地や始めて見る建物がたくさんあります。高瀬川沿いの古い町並みを見ると日本っていいなといつも思います。でもヨーロッパの美しく保存された町並みに比べると破壊が進み無惨です。

何故にこんな事をするのだろうと思うようなマンションが古い民家に変わって建っています。台無しです。景観も歴史も情緒も吹っ飛ぶほど無神経なマンションがにょきにょき建っています。何か写真を撮ろうと思うとバックに写り込む醜悪なマンション。せめて京都や奈良ぐらいは守れないものかとこの国の無神経に情けなくなります。


 

建物の風格も料理のうち
2008/04/13  四条河原町にちょっとノスタルジックなビルがあります。東華菜館と言う中華料理のお店です。ここだけは子供の頃に来たときと変わっていません。建築家ヴォーリズが設計したビルだとは最近知ったのですが日本最古のエレベーターが今も健在な情緒あるお店です。酢豚にクラゲの酢ものに老酒。心うちとける相手と語り合えば建物の歴史が会話に参加して来るような気さえします。中之島の中央公会堂と東華菜館。子供の頃に焼き付いた印象は消える事がありません。古き良きものが次々と消えて行く世の中だから古い建物やお店を見つける度に心配になります。

 




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