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2008_03

2008

本物の写真のすごみ
2008/03/01  20世紀を代表する写真家、マン・レイやロバート・キャパ、ユージン・スミスなどの作品展が大丸ミュージアムで催されています。混んでいたら嫌だなと思いながら会場に入ると意外に空いていてゆっくり見る事が出来ました。「いいものはいい」としか言えない作品に目は釘付けで芸術としての写真の力にあらためて感動。技術のすごさもあるけれど勇気と思いのすごさがしんしんと伝わって来ます。カメラのレンズはまさに何かを伝えようとする心の目です。


 

路上生活者を出すような世の中ではいけない
2008/03/03  地下街の一角でのワゴンセール。何かと思って見たら可愛いひな人形を象ったケーキの販売です。今日はひな祭り。クリスマスケーキにバレンタインチョコ。そして今度はひな祭りケーキ。お菓子イベントは増えるいっぽうの気がしますが幸せな気分になるからまあいいかと思ってワゴン横の階段に目をやると中年の男性が1人うずくまっています。服は汚れ荷物もなく悲しい目を宙に向けています。

冬の寒空、路上から逃れて地下の階段で寒さをしのいでいるのでしょうが何とも気の毒です。何かが狂っている世の中。厚顔で無神経な人間が闊歩する社会だからドロップアウトした人はまじめに生きすぎたのではないか等と思ってしまう事もあります。幸福色のひなケーキと階段にしゃがむ男性を同時に視界に入れると直視出来ないほど不条理な光景となりました。


 

無関心はいろいろな意味で罪です
2008/03/04  このまま環境破壊が続けば近い将来に地球が壊滅的な事になるのが「はっきりと」分かっているのに各国の反応も人々の危機感も弱い気がします。新しい大国インドや中国を筆頭に消費社会を加速する流れは恐怖すら覚えるほどで欧米や日本のような先進国が自他ともにブレーキをかけなければ危機はすぐにやって来ます。地球自身の治癒能力、自浄力を超えてしまえば仮に環境破壊にストップをかけても巨大な自然サイクルは簡単には止まりません。

なるべく無駄な消費は止めよう、少しでもエネルギーを使わないよう生活しようと思って暮らしている人も少なからずいらっしゃるでしょうが一人一人、せめて8割ぐらいの人がそのような気持ちになれば自然は持ち直してくれるかも知れません。無駄な消費=環境破壊です。無関心=環境破壊です。無神経もまた環境破壊です。


 

 

価値あるもの
2008/03/06  古いお寺を見ると心が和みます。老朽化などの事情があって改築されたお寺の中には経費的な面もあるのでしょうが鉄筋コンクリート造りに変わってしまったお寺もあります。外見をいくら模しても冷たく固い建物はおよそ仏のニュアンスからは遠いものです。いくつものお寺を見ているとそれぞれの住職の人となりが建物全体から出ているようで興味深いものです。隣り合うお寺なのに片一方は老朽化でぼろぼろだし他方は豪華絢爛ピカピカの改築。

この差は一体なんなのだろうと考えながら歩いていると小さな骨董屋さんに目がとまりました。店頭に無造作におかれたかごの中に小さな陶器が積まれています。その中の1つに、猪口のようだけどカップのような取ってが付いている洒落た器がありました。なかなか素敵なデザインに心が動いてかごをよく見るとどれでも100円の表記。骨董屋の親友がよく言う言葉だけど「その人が気に入ったものが価値あるものだよ」それはいろいろな事に通じるなと思いながら素敵な器を4つ買いました。


 

 

それはあなたに問いかけたい事
2008/03/08  朝6時。けたたましい大音響に「何だ」と飛び起きて音源を考えるとどうやらどこかの目覚まし時計の音です。住人のほとんどが飛び起きるほどの音なのになかなか止まりません。バカと言うか無神経と言うか回りを全部起こして本人はなかなか起きません。こう言う人間に限って逆の立場になると激怒したりするのです。イージス艦による痛ましい事故。。相次ぐ海上自衛隊の事故に石破大臣は「なんでこんなに事故が続くのか」と自衛隊の幹部を前に不思議そうに発言していましたがそれは国民があなたに問いかける言葉であって当事者の長が口にする言葉ではありません。首相にせよ大臣にせよ人ごとのような気のない発言が多すぎます。


きっと後悔する地方色の放棄
2008/03/09  閉鎖された市場とシャッターの下りた商店街。日本中どこへ行っても見かける光景になってしまいました。資本力のある大型店舗がドカンと出来ると古い商店街はみるみる寂れて行きます。地方色を全く加味しない再開発でどこの駅前も同じ景色です。駅近くにはチェーン展開する飲食店の看板が同じように出ています。東京でも大阪でも岡山でも博多でもまるでどこでも看板。スーパーにせよ飲食店にせよ安くて便利ならそれでいいではないかと思う人が多いから繁盛するのでしょうが僕は大反対です。地方の匂いが無くなり町の個性が無くなると人間一人一人の個性迄無くなって行く気がするのです。


 

動く事は知との出会い
2008/03/11  ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。近江八幡を中心に活動した建築家でメンソレータムでもおなじみの近江兄弟社を設立した人でもあります。僕自身知らなかった人ですが建築家の友人に誘われヴォーリズの展覧会を見に滋賀県立近代美術館へ出かけました。美術の展覧会と違って描画作品や設計図の他模型などの展示品があり多面的で面白い展覧会でした。案内用のポスターにデザインされていた数字入りの設計図は大阪心斎橋大丸のエレベーターのための図面である事を知りどこかで見た事があると言う感じがする理由が分かりました。子供の頃父に連れられて何度か行った京都四条にある古い中華料理店のビルもヴォーリズの設計で以前から感じのいい建築だと思っていたのです。もしこの展覧会に来なかったらずっと知らずにいただろうなと思うと行動する事は知る事なのだとあらためて実感した1日でした。


 

儲かるのは分かるけどいいかげんに安易なマンション建設はやめるべき
2008/03/13  2日間大津の町で過ごしたら大阪の喧噪がいかに異常なものかが分かります。東京と大阪の人口密度は人が正常に行動できる条件を超えているように思います。古い家屋が点在する近江八幡の町を歩いていると日本独特の建築様式に出会ってほっとします。控えめでさりげない細工が施された木造建築。情緒です。情緒とは人の心の細やかさです。子供がのびのびと育つための大切な要素です。

大阪だって50年前は戦火を逃れた情緒漂う古い町並みがそこここにありました。なのに今は古い家屋を食いあさって成長してるかのような巨大マンション。大阪に限らずJRの車窓から見る日本の景色は何の統一性もなくただただ金儲けのためだけに建てられたマンションがにょきにょきとそびえる醜悪な風景です。都会の下町にましてやのどかな田園に高層マンションなどいるだろうか?大いなる疑問が湧いて来ます。


 

糖尿病のおそろしさ
2008/03/14  先日久しぶりに旧友を訪ねると糖尿病で緊急入院したとの事。昔から同じタイミングで会社を止めたり失恋したりバイオリズムが似てる旧友だけど糖尿病まで似る事はないやと苦笑いしました。糖尿病と戦って一年あまり、恐ろしい病気だと言う事だけは嫌と言うほど理解しました。死ぬ迄絶対に止める事はないだろうと思っていた煙草を止めてもう半年。まだまだやりたい事があると言う思いを煙草と天秤にかければ止めるのは当然だけどいろいろな検査でボロボロになった体の現状を見なければ禁煙に苦労していたかも知れません。先日久しぶりに飲んだ大津の地ビール。美しい景色と美味しい空気と刺激的なビール。最高です。地酒にも料理にもそして何より心優しい人々に出会うためにも糖尿病はやっつけねばなりません。


一つ一つ違うから値打ちがあるはず
2008/03/15  粒の揃ったきれいな苺。白菜もキャベツもアスパラも茄子もみんな形が揃えられています。色も形も大きさもばらばらの苺を食べていたのはいつ頃の事だったのかも思い出せませんが確かに果物も野菜も1つ1つ違っていた時代がありました。苺でもみかんでも甘いのがあったり酸っぱいのがあったり、一山の果物の中に個性があって選ぶ楽しみがありました。兄弟喧嘩の原因にもなりましたが「苺だってみかんだって1つ1つ味が違うのだ」と言う認識と選別する感覚が磨かれたものです。「形がきれいからと言って美味しいわけではない」とか「色が鮮やかでも甘いわけではない」とかです。何でもかんでも規格化された今の時代。個性をなくしたのは商品ばかりではなく人間も規格化されてしまったのではないかと思うのは僕だけでしょうか。


 

価値観が合うから思いっきり笑える
2008/03/16  繁華街でのひさびさの会食。価値観や感性の近い人間と飲んで話すのは最大の喜びです。理不尽な出来事が噴出する世界に自然と悲観的な意見、絶望的な意見が多くなるけど共通の感覚ゆえの笑いがしょっちゅう起こってついついお酒がすすみます。映画でも音楽でも絵画でもその印象に共鳴できる喜び。理不尽や社会悪に対しての共通する怒り。いろいろな話題に対して笑いが巻き起こる会話ほど楽しいものはありません。深刻なんだけどつい笑ってしまう。ユーモアを介して笑いに代えてしまう作法のようなものはそれぞれの似たような体験からくるのでしょうが人と人、合う合わないはやっぱり理屈ではなく相性です。神秘的な引き合いだと思います。


 

圧倒的な強者のエゴに対して弱者はどう対すればいいのか
2008/03/17  チベットでの暴動。中国政府の鎮圧。ニュースを見たとたんあの天安門事件が頭をよぎりました。武器を持たない民衆に対して重武装した兵士と戦車まで投入して鎮圧をはかる政府。強大な国家権力とはいつの世もどこの国でも怖いものです。政治や宗教の問題は多面性があって一概には言えませんがもともとチベットに住んでいる人が暮らしの権利を主張するのは当然だと思うし、あれだけの怒りを爆発させると言う事自体が大国中国のエゴイズムが相当ひどいものだと思うしかありません。

暴動はよくない事です。でももともと大人しい民衆をそこまで追いつめる側の責任はもっと公正に問われるべきです。たまたまチベットにいる日本人旅行者の目撃談では投石や棒しか持たない群衆に対して戦車が突っ込んで行ったとの証言がありました。世界各地で起こっている紛争の多くは弱者と強権者の目に余る力の差があって人間とは?平和とは?幸せとは?国家とは?命とは?などなど疑問符が次から次へと湧いて来ます。一体どれだけ血を流せば争いは止むのでしょう。


まず病んだ心と頭を直さなければ
2008/03/18  絶句するような事件が国内外で次々と起こって暗い気持ちになりますが季節だけは春めいて来ました。その季節だって人間のエゴでどんどん狂って来ています。環境破壊。生命の源であるこの地球の堪忍袋がいつ切れるのかと気が気ではありません。もともと地球上の1つの住民でしかない人間が、他に素晴らしい生命体が溢れているこの地球を勝手に破滅に導いているのです。

はた迷惑どころではありません。人類が滅亡するのはまさに自滅だけど、自然の素晴らしさ偉大さを認識してつつましやかに生きている多くの生命にとってはひどすぎる話しです。知力を勘違いしている人達。科学を正しく使いこなすにはまず心の進化が必要だと言う事を分からない人達。話題の万能細胞が病んだ心臓を治せたとしても病んだ心は治せません。加速する環境破壊。環境破壊のバロメーターはそのまま人間の心の破壊のレベルにつながっているような気がしてなりません。

 



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