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2008_10

2008

心晴
2008/10/01  ぐずついた天気が続いていたので久しぶりの快晴に目がくらむほどです。風に乗って遠くから運動会のにぎわいがやって来ます。甲高い歓声は幼稚園でしょうか。青い空、白い雲、爽やかな風、おだやかな光。天気がよければ曇りがちな心も少し晴れます。


 

我欲
2008/10/03  とあるスーパー「何を信じたらいいか分かれへんね」「表示が全部嘘に見えるよ」などと言う会話が飛び交っています。特定の悪い業者のエゴイズムでとばっちりを喰うのは皮肉な事に大抵まじめにやってる業者です。ましてや悪の根もとが政府にあるのですからたまりません。食品偽装などの悪業に対してなんでもっと重い罰則を設けないのか釈然としませんが今の世の中悪人に対して寛大に過ぎるような気がします。モラルの低下。道徳や哲学と言う言葉そのものが消えてしまいそうな社会はどう考えても人間的な社会ではありません。規制緩和、自由競争と聞こえはいいけれど実態はただただお金ありきの情けない社会になり下がりつつあります。アメリカ型資本主義はもう限界に来ているのではないでしょうか。


 

週末
2008/10/04  ある意味年中無休。ある意味年中開店休業。自由業だから曜日も休みも関係ないのだけど週末になるとほっとするのは世間の雰囲気の変化に影響されるからでしょうか。場所にもよりますが車の密度が減るだけでも心は随分休まります。すぐ近くの自販機までさえ自動車を使う馬鹿な人間。公園や砂浜に醜いゴミを捨てて来るのはこんな人間だろうなと連想しますが横着で無神経な人間ほど迷惑な生き物はありません。現代の田舎のように車がなければ生活出来ない環境はありますが、便利な都会でどうしても車がいる人間はそう多くはないような気がします。排気ガス、騒音、事故、エネルギー。1台の車が出すデメリットを覚悟してまで車に乗る必要があるかないか再考すべきです。

車を乗り回していた頃の自分は本当に馬鹿だったと反省しますが実際タクシーやレンタカーをたまに利用するだけで十分事足りていたのは間違いありません。大人も子供も出来る限り自分の足でてくてく歩く事はただそれだけでも思いやりです。


相性
2008/10/05  感じのいい店だなと惹き付けられて中に入るとやはり感じのいいインテリアで、感じのいい店員だなと思って会話するとやはり感じのいい人柄で、感じのいいメニューだなと思って注文するとやはり感じのいい料理が出て来て「この店に入ってよかった」と思う事が時々あります。逆に何となく入って恐るべき目にあわされる事もあります。

無愛想な店員、どうすればこうなるのだろうと思うほどまずい料理、野蛮人の巣窟かと間違うような客層。そしてとどめに目を疑う値段。悲しみも怒りも通り越して会計を済ませて外に出るとそんな店に入ってしまった自分の愚かさを呪うのですが、年に数回は呪われた日があります。場所でも人でも乗り物でも衣服でも食べ物でも相性があります。偶然と必然。幸運と不運。


 

言動
2008/10/07  石原都知事の言動には幾度となく嫌な思いをさせられて来ましたが今回の大阪の個室ビデオ店放火に絡んだ発言で「カフェ難民なんて言うけどもね、あなた山谷のドヤに行ってごらんよ。200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるんだよ」との暴言。今どき200円の宿などあるわけもなく弱者に関心すら示さない無慈悲で無知な性根が思わず出てしまったのでしょうか。こんな人間を疑問もなく知事に選んでしまっていいのだろうかと常々思いますがそれが今の日本の精神的病巣なのかも知れません。どんなに取り繕っても心根は言葉にも声にも顔の表情にも話しの内容にも出てしまうものです。


 

士気
2008/10/08  やっぱり野球は監督とキャッチャーが悪ければすごい戦力があっても負けてしまいます。阪神巨人の最終戦を見ながらつくづく思いました。士気が上がらないからです。長年の阪神ファンならピッチャーを柱とする今年の阪神の戦力は史上最強だと誰でも分かるはずですが13ゲームも開いていた楽勝の展開でも監督とキャッチャーが悪ければひっくり返されると言う不安がずっとありました。野球をのんびり見ているどころではない世相ですが政治と違ってせめて野球ぐらいは理不尽な思いをせずに見たいものです。


 

三都
2008/10/09  京都、大阪、神戸。大阪に住んで1番うれしいのは京都、神戸のどちらの街へも1時間足らずで行ける事です。大都会でありながら情緒のある京都と神戸。ごちゃごちゃの大阪から鴨川の河川敷に場所を移すとちょっとしたワープ気分になります。震災でかなり様変わりしたけれど神戸も異国情緒の残る一画や港界隈の雰囲気は大阪にはないものです。京都と神戸、どちらも何百回と行ってますがどちらが多いのだろうと改めて考えたらちょうど同じぐらいだと言う事に気づきました。「三都物語」。JRのポスターを見る度にまた行こうと思うぐらい京都も神戸も魅力が尽きない街です。


 

刻々
2008/10/11  気がつけばカレンダーは残りわずかです。過ぎ去った手帳の欄には空白もけっこう残されちょっともったいないような気がします。書くほどの事がなかった日、ばたばたと過ぎ去ってしまった日。空白の欄には書き込めなかったそれなりの理由があるはずだけどその理由を記してあれば空白の欄はないわけだし・・・などと考えても空白の日のほとんどは思い出す事すら出来ません。あてにならない記憶力だからもう少し記録をちゃんとしないと。さて2008年も残り2ヶ月足らず。日々刻々を噛みしめて出来る限りの思いを巡らせそして出来る限り歩き回ろうと思う今日です。


 

回顧
2008/10/22  あまりにもいい天気が続いてまるで季節が逆行しているようです。でも今日は久しぶりに曇り空。4回目の母の命日は夕方から雨の予報です。悲しみから1年が過ぎ、2年が過ぎ、4年が来て悲しみは薄れたけどいろいろな思い出は色濃くなってきます。子供の頃から今にいたるまで思い出と、問題にぶつかった時もし生きていたら母ならどう考えるだろうかなどとめぐらせる事も度々です。命と時間。生と死。過去と今。母の事を大好きだった娘の誕生日と母の命日が一致するとは何かの巡り合わせでしょうか。おかげで母の命日も娘の誕生日もうっかり忘れる事もありません。ハッピーバースデイ。


 

消滅
2008/10/24  生まれ育った町の面影が消えて行くのは残念なものです。久しぶりに懐かしい味に再会しようとわざわざ電車に乗り継いで目当てのお店に着いたらシャッターが下りていました。「休みだろうか」と思って前まで行くと「今年3月を持って廃業いたします」との悲しい貼り紙。また1つ名店が消えました。ここは美味しい天ぷら屋さんだったのです。四国へ渡る真冬のフェリーの甲板でお土産に買ったここの天ぷらを少し齧ってしまったのが運のつきであまりの美味しさに1枚また1枚。結局15枚ぐらいあった土産を全部船上で食べてしまって相手に事情を話して大笑いになった事がありました。何を食べても絶品なのですが中でもキクラゲのいっぱい入った白天は群を抜いていました。配慮のない規制緩和で商店街は日本全国どこでも壊滅状態。市場や商店街はその土地の文化だと言う事だけは間違いありません。大げさではなく天ぷら屋さんの廃業は1つの文化の消滅です。


 

鯛焼
2008/10/26  友人にもらった鯛焼があまりに美味しいので場所を聞いて買いに出かけました。教えられた場所にはイメージ通りの屋台がちょこんとあって品のいいおじいさんが腰掛けています。鉄板には6匹の鯛がこんがりきつね色。全部買おうかと思ったけど続いて来た人に残しておこうと4個注文しました。おじいさんは丁寧に2個づつ分けて包んで「少し時間が経って固くなったから1つおまけしとくよ」と別に1つ包んでくれました。

「よく焼けた方が香ばしくて美味しいですよ」と僕が言うと最後に残った1匹を睨んで「これもおまけしとくよ」とまた別に包んでくれます。「おじいさん、もともと6個買おうと思ってたから6個分払いますよ」と言うとおじいさんはにこっと笑って「いいよいいよ、それより風邪引かないようにね」と薄着の僕を案じてくれます。心の温かい人です。このたいやきが美味しいのはガスでも電気でもなく心の火で焼いてるからなんだなと思いました。


 

海鳥
2008/10/30  久しぶりの海です。今月の初めに撮った海鳥は相変わらず元気で飛んだり羽根を乾かしたり波間にぷかぷか浮いたりしています。子供の頃から水上飛行機や水陸両用自動車が大好きだけど水鳥はまさに理想の能力を持った動物です。空を飛び水に浮かび陸地だって歩けるのですから。多種多様な能力を持つ動物の中にあって人間の能力はどうなんだろうと考えてしまいます。頭脳や手先が仮に他の動物よりすぐれているとしても心はどうなんだろう?やさしさや思いやりや自然への感謝などを忘れすぎてはいないだろうか。言葉に詰まるような恐ろしい犯罪、胸をえぐられるような戦争が今も世界のどこかで起きています。歴史を見ると科学の進化は容易いものです。と言ってもほとんどはテクノロジーの話で科学の本質の進化は微弱ではあります。でもそれより心の進化が科学に比べていかに難しいかは今の世の中を見れば明らかです。少なくともこの海鳥たちは心も体も退化だけはしていないようです。

 



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