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2007

 

2007/02/28  有名な建築家ガウディが残した意志、サクラダファミリア。延々と未来に向かって建築が続く巨大なモニュメントを見ていると何故か時が止まっているように感じられます。ガウディの完成された作品であるアパートや公園は時が今なお動いているように見えるのになぜでしょうか、不思議です。2007年の2月も今日が最終日。新たな月へ新たな時と流れ行く時が尽きない泉のごとく波紋を描いて動いています。命と言う小さな泉。それぞれの小さな泉が誰かの渇きを癒し、誰かの泉に癒されて命は続いて行きます。命つきるまで、枯れない泉のように生きて行きたいものです。



2007/02/24  時々立ち寄るコンビニの店内。買い物を済ませてレジへ向かおうとしたら、手押し車につかまっておばあさんが入ってきました。店内で車から手を離すと立っているのが奇跡なぐらいおぼつかない足取りでレジの方へ。「私は目が見えないから取って来ておくれ」と店長にあれこれ注文を。エビ満月におにぎりせんべいにのどくろ飴etc..店長は忍者のように店内を行ったり来たり。

「これでいいですか?」「違うよ小さな袋のやつ」横に立ってやり取りを見て、これはだいぶ時間がかかるなと覚悟を決めたらおばあさんが振り向いて「兄ちゃんごめんね」「先にしてもらって」あいにくたった一人の店長は店内を高速移動中。「おばあさん、僕は後でいいですよ」目が見えないにしては観察がするどい。「座頭市だろうか」注文が揃ってお金を払ったおばあさんはおつりをちらっと見てポケットへ。僕より計算が速い。白い杖をしっかり握ってふらふらと手押し車の方へ。手押し車を握るとしゃきっとするおばあさん。「柳生一族だろうか」心配やらあっけにとられるやらの僕を見て店長が「あのおばあさんしっかりと見えてますよ」でしょうね。でなければあの白い杖は仕込み杖でしょう。

どっちにしてもお年寄りがおぼつかない足取りで信号を渡ってコンビニで買い物するなんて危険です。一人暮らしなのだろうか?田舎でも都会でも体の弱った老人が孤独をよぎなくされる今の時代。店長に「例え目が見えていたとしても今日のように親切にしてあげてくださいね」と言うと「はいもちろんです」きっとおばあさんは誰かに甘えたいのです。


2007/02/21  シャワーを浴びていると急用の電話が鳴りました。体だけさっと拭いて髪はびしょびしょ、薄着にジャンパーをひっかけて深夜の街へ。「風邪をひくだろうな」と思いながら歩いているといっこうに冷気を感じません。ときおり吹く風は生暖かく濡れた頭に手をやっても髪は冷たくもなく妙な気持ちになりました。まだ2月だと言うのにどうしたことだろう。

地球温暖化は確実に進行して世界中で異常気象を起こしているけれど、それは個人的にも実感出来ます。もしかしたら科学者の予想より早く進行しているのではないだろうか?インドや中国などの巨大な国のめざましいエネルギー消費の増大は計算に入ってるのだろうか?中南米や東南アジアの増大は?数十億の人々がアメリカ人や日本人のように消費文化に突入しつつある今、温暖化の歯止めはそうとうきつくしても効かないのではないか、と未来に対する恐怖感がつのります。うす雲の向こうにぽわんと光る三日月も今夜に限っては不気味に見えます。



2007/02/19  繊細で美しい新月。何か新しいシーンが始まりそうな予感のする光です。人生は決して終わらない物語。ネバーエンディングストーリーです。思いどうりのこと、思っても見ないことが次々と起こり時の中を駆け抜けていきます。楽しいと思っても一瞬。悲しいと思っても一瞬。満足な時もくよくよする時も、あらゆる時は一瞬だけれどそれぞれが絡まり合い紡ぎ合って切れ目なく物語は続いて行きます。一人一人の固有の思いがぶつかって調和してまた新たなページが生まれます。人生は決してあきらめない物語。最後まで演じつづけ読み続けるネバーエンディングストーリーです。


  

2007/02/18  ちょいと思った事をなんでも書き綴ろうと始めたメモランダム。どう考えたって毎日思う事はいっぱいあるのだけれど、こんな何行かの文章は書く時間もあるのだけれど何も書けない日がけっこうあります。どう考えたっておかしいのだけれど何も書けない。だって、思う事は毎日あって、じゃあそれを書けばいいじゃないかと自答するのだけど書けない日。

これって一体どう言う事だろう?と自問すれば、思いがありすぎるからだと気がつきます。あれもこれも、ああでもないこうでもない、こんな事現実にあっていいのだろうか、これは夢だろうかなどとめくるめいていたら何も書けません。もしかしたら何も書かない事が一番のメモランダムではないだろうかなどとも考えるのだけれど、それはやっぱり詭弁でしょう。思う事があれば書けるはずだし、書きたくなるはずです。だってこれはメモランダムなんですから。


2007/02/15  得意先の気の合う後輩と数ヶ月ぶりに再会。聞けばその間に同級生の仲のいい友人が急逝したとの事。元気で病気などとは縁のない友だったそうですが、可愛い子供が出来て日頃の不摂生を反省して太った体を健康体に戻そうとダイエットしたのが原因だそうです。皮肉すぎる話です。まだ35才。あんまりの話です。お酒の飲み過ぎや喫煙が体に悪いのは誰でも分かりますが、それよりもなによりも一番体に悪いのはストレスです。責任感、正義感、思いやり、価値観、感性。人と人が調和する上で一番大切な要素が日々希薄になる今の社会。ドロップアウトする人がおかしいわけでなく、路上に追いやられた人の多くも悪いわけでも怠け者でもありません。

日々増加する惨劇惨状。他人への無関心はもう度を超えています。こんな現状の要因を数語で語る事は無理ですが、もし一言だけ発するならば僕は「人がそれぞれ個としての確立をなそうとしない」からだと思います。個としての考え、個としての生き方、個としての感性、自分はこの世に一人しかいない人間である、ゆえに私はこう思うし、こう動く。一人一人が人間としての基本的なありかたをなくしてしまったら調和などあり得ないではありませんか。違う個性と個性があって、お互いを認め合った時に調和は生まれます。

個性は生まれつきのものではありますが、作りかえて行くものでもあると僕は思うのです。総理大臣でも学者でも教師でも社長でもなんでも、それぞれの感性、考え方で間違ってると感じたら抵抗しなくては行けないと思うのです。


 

2007/02/14  チョコチョコチョコ。チョコの風チョコの嵐。地球はチョコレートの重みで沈んじゃうんじゃないかと思うぐらいの圧倒的なチョコレートが世界を包みます。おしゃれなパッケージに輝く包装紙。センスあふれる小箱の山はまるでもうおとぎの国です。チョコレート好きにはこたえられないバレンタインデー。この豊かさこの美しさが本当の意味で世界を覆えばすばらしいだろうなと思いながら口の中へ一つ。「美味しい」「美味しすぎる」大好きなマヤ文明に源を発するカカオの実。2000年前のマヤ族が今このチョコレートを口にしたらどう思うだろうか?美しいけれどあまりの過剰包装に彼らは眉をひそめるかもしれない。でも現代文明の中のチョコレートは夢そのもの。宝石のように磨き上げられたチョコレートが宝石箱そのもののパッケージに入って夢は完成。いや渡す人の愛と貰う人の愛がつながってこそ夢は完成。聖バレンタインに縁もゆかりもない僕だけどカカオの魔術にはすぐにはまってしまうのです。


 

2007/02/11  春のような陽気に包まれた日曜日。連休のせいもあって街は人であふれ返っています。普段は比較的人の少ない心斎橋筋の北側も人、人、人。東急ハンズに用事があって出かけてきたものの人混みに閉口して「どこかマイナーな場所へ移動しよう」と新世界へワープ。新世界でもまずいっぱいになる事など一度もない店へ行くと、なんと店内はびっしりの客。

「こんな事過去にあった?」と弟に聞くと「僕もこんな光景を見たのははじめて」と絶句。お天気も変だけれど人の動きもどこか変な今の日本。マイナーな場所やマイナーなお店がはやるのは僕には嬉しい事だけどやっぱりどこか変。銀行を筆頭に大企業と一部の企業が利益を独占する中の好景気。格差社会はどんどん進行して、もう隔絶社会とでも言った方がいいぐらい人と人の距離が大きくなる現状。情とかやさしさとか思いやりとかの言葉が死語になってしまうのではないかと思うほど殺伐とした雰囲気が流れています。

あふれるほどの物と人。大して安くも美味しくもない串カツを何時間も並んで迄食べようとする人々。食べ物の事なら笑って見過ごす事もできますがこの群集心理が政治や経済や教育に動いた時は怖いなと思わずにはいられません。自分の目で見て、自分の頭で考える事。一人一人がそれぞれ独自の判断基準を持たない社会は面白くもないし怖い社会だと僕は思うのです。


 

2007/02/07  もし月に人間が生きれるだけの環境があり、私たちが月の住人だったとしたらこの青い地球はこの上なく魅力的なはずです。月平線に浮かぶ青く大きな地球を見てはため息をつくでしょう。太古の月の住人は地球の美しさに圧倒され、あこがれと恐れを抱いて眠るに違いありません。そして月の科学が今日の地球ぐらいに発達すれば意の一番に地球を目指すでしょう。

もし月が今のような荒漠とした環境ではなく緑あふれる環境だとしても、きっと地球の壮大な美しさには言葉を失います。客観的地球。夜ごと太古の人と同じように月や星を仰ぎ見る私たち。ナスカの地上絵やインカのマチュピチュを発見したのもつい最近の事です。何億光年先の星星を仰ぎ見る私たちがこの地球の表層の事さえまだよく見えてはいません。意識を急降下させますが、人間は地球どころではなく自分自身を客観視する事も苦手な生き物かも知れません。

人の事は見えても自分が見えない。鏡には映っても表層しか認識できない。皮膚の下に筋肉や血管が走り、ややこしい臓器が隙間なく詰め込まれた肉体。そして人にはもっとも見えにくい「こころ」と言う謎のエリアがあります。涙の源泉、愛と憎しみ希望と失望。脳だけでは解決できない「エリアM」は一体いかなるものなのでしょう。もしかしたら気の遠くなるような奇跡の連綿、遺伝子の発光現象ではないかと思う事さえあります。


2007/02/06  愛するってことはコミックで愛するってことはユーモラスで愛するってことはハーモニーです。だからこそいろんなシリアスな事に対応できるわけです。人と人、男と女、愛に法則はないけれど愛するってことはやっぱり笑いがなくてはなりません。なぜならみんな記憶があるでしょう。子供の時、どんな些細な事でも笑ってしまった経験を。風が吹いても、雨がふっても、雷がなっても、怖い反面笑いの心はあります。それが子供だし人間です。そしてそれが感性だと思うのです。

そんな心をみんな持って生まれてきているのに、笑えない人間がいっぱいです。おちゃらけのテレビ番組に笑う前に、好きな人といたらほとんど笑いです。笑えない人間がいっぱいいるからくだらない笑いが存在するのだろうけど、もっと素敵な笑い、もっと愛がいっぱいの笑いはそれぞれが作り出せると僕は思うのです。そしてその当たり前の笑いがない時代だからこそ、非人間的な、悲しい事がいっぱい起こるのだと思います。だって、しつこいようだけど級友でも兄弟でもただ一緒にいるだけで、笑った経験はみんなあるでしょう?


 

2007/02/05  僕は君が好きだ。愛って言う言葉は難しいけどそれ以外に表せる言葉がない。じゃあそれしかないんじゃないかと思うぐらい、好きは好きなのです。それは親友とかお月さんにも言えない言葉です。だって、昔から月は大好きでいつもいつも大好きです。親友もまた大好きでいつもいつも大好きです。でも月だって親友だって愛してるなんて言った事ありません。それなのに好きな人、女性だからでしょうか。分からないけど大好きだとか無茶苦茶好きだとか、好きではなんか違うし物足りない気持ち。そんな時に愛してるって言うのです。他に言葉が見当たらないから。愛するなんて短い人生の中でめったに使える言葉じゃありません。


 

2007/02/04  なんと暖かい陽射しでしょうか。空の色も春だし、風も春、木々の緑も花もすっかり春めいています。陽気に誘われて歩くだけ歩いて四天王寺境内のいつもの場所へ。顔なじみの虎猫もきょとんとして「もう春なの?」と毛繕いをしています。あまりの景色の鮮明に写真が撮りたくなりました。でもカメラはない。携帯で二三枚パシャリと撮って思い出します。親しかったカメラマンはいつもこう言ってました。「バースさん、どれだけアングルが決まってもあえて僕は一歩被写体に近づくんです」「僕の感覚はいつも控えめで一歩踏み込まないといつも結果が一歩引いた感じになるんです」そんな彼の言葉を思い出して、人生もまた同じではないのかなと考えます。もうしんどい、もうあかんと思ってもぐっとこらえて一歩踏み込めば違う世界があったり、これだけ好きなんだからと思ってももう一歩踏み込んで愛したら奇跡が起こる。奇跡は大げさだけどファンタジーとはやはり何事も一歩踏み込む勇気ではないだろうかと、あらためて思う小春日和です。


 

2007/02/02  寒いと言われていた今日もそこそこで久しぶりに神戸の街。大阪と違って六甲おろしが体温を奪うけど真冬にすれば暖かい方かも知れません。「何か食べましょう」そう言って感じのいい店を探しながら歩いていると小さなイタリアンレストランがありました。洒落た看板とドア。こじんまりとした店内は居心地のいい雰囲気です。前回神戸で食事をしたのはいつだったろう?いつも記憶は曖昧だけど、あの時も今日と同じ満月の日。きれいなお月さんが輝いていました。満月と満月の間に起こる様々な事。満ちて欠けてそしてまた満ちて。今日の満月はどんな表情を見せてくれるのでしょうか。


 

2007/02/01  少し不安になるほど寒くない冬が続いています。世界各地での暖冬の現象は間違いなく地球温暖化の進行を物語っています。科学者が予測する地球環境の未来図より事は重大に深刻に早く進んでいるのではないかと考えさせるに充分な異変ぶりです。局地的な地震や台風ですら全くお手上げの現代科学。これ以上地球を傷つけてしまったら壊滅的な反動が来るのは分かりきっています。人は人をもっと愛さなくてはいけない。人は自然をもっといたわらなければいけない。本来当たり前のことですが、それが当たり前でなくなってるような気さえする近頃の日本です。

 

 

 

 


 


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