地球規模の時代 2004/12/31 インドネシアの大地震。 何万人の人が命を亡くし、何十万人の人が希望を失い、何百万人の人が辛い思いをし、何億人の人が、人の命の大切さを感じたと思います。どんな鈍感な人間でも、もう地球規模で大変な事が起こりつつあると思うはずです。 人間の力は小さいけれどそれでも、ブッシュやその子分の小泉が肯定するイラクでの殺戮。石油の利権や、勝手な思想支配で人が人を殺すことはもう許されない時代だと思います。世界中の軍隊はその規模と能力の全てを、国際救助隊に変える時です。 心えぐられる映像 2004/12/30 長くて短かった今年もあと一日。報道に接する度に憂鬱な気分にさせられたイラク戦争。干ばつ、豪雨、地震・・・異常気象の報道も後を絶ちませんでした。日本でも新潟中越地震の被害は甚大で、家屋を失い避難生活をする人達の表情や姿、そしてどうしようもなく見捨てられた動物達の映像は悲しくて心をえぐるものでした。 プライベートでもいろんな事が重なって起こり記憶も定かでない状態。今日からのしばしの休暇中にゆっくりと記憶を整理しなくてはと思うのです。 月からのエナジー 2004/12/29 岡山から新大阪、新幹線ではあっと言う間の時間ですが、車窓からずっときれいなお月さんを眺めていました。こんなきれいな月を見ても心動かされない人もいる。でも、月に思いを託したり、月に力を貰ったり、月と話してる人もいるはずです。お月さんが輝く限り元気でいれるなって、思う僕はきっと夜行性動物なのです。 人間への無関心は自然破壊へとつながっていて 2004/12/27 新潟地震の怖い思いがさめやらぬ中、インドネシアのスマトラ島沖の大地震。M9.0と言う途方もない激しさで、被害の全容も分かりません。これだけ頻繁に地震や水害を目の当たりにするとよほど楽天的な人でも不安を感じると思います。本当に地球は怒っているようです。 今夜のきれいな満月も心なしかその表情に憂いを見てしまいます。人間への無関心は自然破壊の最大の要因です。人を大切に思う人は自然も大切にするはずだからです。とにかく人間は今、猛省しなければ自然の猛威が治まるような気がしません。 人と人の間に 2004/12/26 神はそれぞれの心の中にあるんじゃなくて人と人の間に存在するって誰かが言ってたけど、まさにその通りだと思います。人と人の出会い。人と人の別れ。例えようもない喜び、例えようもない悲しみはどちらも神秘的なものです。何故って?自問してもとても分からないことが多いからです。偶然に見えたり、必然に見えたり・・・それはあたかも人と人の間に存在する神のいたずらとしか、思えない時があるのです。 映画の教え 2004/12/25 幼い頃、何回も繰り返して見た映画が「シェーン」でした。父にねだってもう一回もう一回と、映画館に連れていって貰ったものです。シェーンは僕にとってのサンタクロースのような存在でした。そして大人になって繰り返し見てる映画がフランス映画の「僕のおじさん」です。 小さな時に観た印象と何ら変わらないと言うことは小さな子供が理解できる表現で映画の全てが作られていると言うこと。近代的な生活は便利だけれど、それより大切なものがいっぱいあることをこの映画は語っています。 クリスマスの灯り 2004/12/24 なんてきれいなんだろう!今日のあさやけをみたかい?世界中のイルミネーションを合わせたよりきれいでしょ。そうだよね、君のことが大好きで、あなたのことが大好きで、気がついたら、どこかに自分がいて、でも、君のことが大好きで、あなたのことが大好きで、そんな自分がいてるってことが、しんどいけど大好きで・・・メリークリスマス・・・ 支離滅裂の中に 2004/12/23 君が一番好きさ、僕の人生の中でね 、僕だって、たった一度だけの人生、君だってそうだろ?だからぼくは永遠に好きで、そんなこと他の誰にだって、母だって父だって子供だって兄弟だって関係ないだろ?それが僕のホワイトクリスマスです。 でも、こんな馬鹿は別として、ほんと素敵な夜、素敵なイマジネーションですね。白熊を愛するぼくは、もっと鍛錬しなくてはね。ああ、むちゃくちゃ・・・ 過去がしみ込んだものたち 2004/12/22 普段は静かな四天王寺の境内も今日は人でいっぱいです。古い着物や道具を売るお店がところ狭しと立ち並んでいます。それぞれの品物がそれぞれの思いを発散させて、境内はいにしえの匂いがします。愛されてきた着物達、愛されなかった道具もあるかも知れません。 木彫りの小さな自動車や銅製のカエルや狸を触っていると、不思議な暖かみを感じます。日々生み出される新しくて便利なものの影で、彼らは今日もゆったりと存在しています。 生きることに飽きないこと 2004/12/20 ある雑誌で懐かしい言葉を見つけました。「くよくよするんじゃない。肝心なことは、ねえ、望んだり生きたりするのに飽きないことだ」ロマン・ロランの小説ジャン・クリストフの中の言葉です。学生時代、学校を休んで一気に読み通した長編小説です。 先日水くらげがふわふわと泳ぐ水槽のあるバーで似たようなことを感じました。「よく見なければ生死さえ分からない彼らだけれど、よく見ればそれぞれが懸命に動いてる」「生きることに飽きないくらげたち」微細な触手の動きは結構激しいのです。ビール片手に彼らを凝視している僕よりも動いているかも知れない。好奇心はつきません。 気になる気候 2004/12/19 いくらなんでも、もうそろそろ冷え込むだろうと着込んだ上に古い皮ジャンを引っかけて出かけたのが間違いでした。歩いてると汗ばんできて、皮ジャンを脱いでも暑い。かさばるジャンパーは手に持つと邪魔以外のなにものでもなく、と言ってコインロッカーに入れるのはあまりにも馬鹿らしく、用事を済ませて早々に帰りました。 それにしてもこの暖かさは異常です。これじゃ冬物は売れないだろうなと変な心配をしてしまいます。それに昔おばあちゃんがよく言ってた言葉「暖かさが妙だと思ったら、地震が来るかも知れないから用心しなさい」も気になります。 よみがえるさみしさ 2004/12/19 あああ、またもうすぐクリスマス。好きな人と一緒にいたいな!だってもう一人歴、10年、20年、30年・・・ちょっと待ってヨーダじゃないんだからそれはおおげさだろ。確かに・・・でも僕の中でさけていたビリーホリデイの歌声を聞いて、ちょっとさみしくなっちゃった。and you・・・ よく涙を流す人は 2004/12/18 うれしくても涙が出るし、せつなくても涙は出ます。対極にある感情だけれど喜びと悲しみは山と谷のようにつながっていて山頂は青い空に交わり、渓流は彼方の青い海にとけ込みます。よく涙を流す人は空や海とのかかわりの深い人かも知れません。バースはよく映画の世界に感情移入して泣いてしまいますが、現実世界でももっと涙を流すような生き方をしたいもの。山と谷のない風景はあまりにも単調ですから。 省略してはかなわないもの 2004/12/17 ファーストフードのお店が空いているとほっとします。時々表のポップに釣られて入ってしまうのですが、いつも後悔します。美味しいと思わないのです。おばあちゃんの店のたこ焼きにすればよかった・・おっちゃんの食堂でもいい・・・ どちらもいつも待たされるけど愛情があります。少しでも美味しいものをと思うと時間がかかるものです。豆から挽いてもっと美味しくなーれとばかりにゆっくりお湯を注ぐコーヒーとインスタントでは味が違うのは当たり前。愛情とは時間の長さかなと思うことがあります。 考えれば当たり前のことだけど 2004/12/15 「人はただ愛するものからだけ学ぶものだ」これは先日友人に教えて貰ったゲーテの言葉です。ゲーテは学生の頃よく読んでいた作家でこの言葉も何回となく読み返していたはずなのに忘れていました。でも時を経て今この言葉を噛みしめるとその真理がよく分かります。愛する人のしぐさや言葉、それはたくさんある僕自身の欠点や短所を修正してくれました。水が砂に吸い込まれるように、すーっと吸収出来るんです。不思議です。 おばあさんの大きな心 2004/12/14 人を愛するっていいよね。千と千尋の化けもんばっかり見たいな世の中だけれど、人を愛するっていい。昨日僕と握手したおばあさん、中之島のねこたちはあなたが死んだらきっと僕がめんどう見ます。でも、貧しいのに野良猫を愛して避妊手術までして・・・ あなたのようなおばあさんがもう少しいれば、きっと時代は変わるでしょうね。ありがとう。あなたの手の温もりは一生忘れない.「私のアパートではこの子達をかえないんです」おばあちゃん分かってるって! いつまでもありつづけてほしい場所 2004/12/13 中之島は子供の頃から大好きな場所。小さな貸しボート屋さんがあちこちにあって、父にボートに乗せて貰うのが一番の楽しみでした。そんな風情も今は幻。かろうじて中央公会堂だけが当時の面影を守っています。久しぶりの夜の中之島。 ライトアップされた公会堂も雰囲気があるけれど、舗道の木々に控えめに点された小さなイルミネーションが印象的でした。華やかなルミナリエも素敵だけれど、僕はこのひかえめななあかりが好きだな・・・ どこの国ににもいる悪いやつら 2004/12/12 ウクライナの報道を見たからでしょうか。不思議な夢を見ました。そこは見知らぬ国。悪い施政者達が、メディアを操作して国民を巧みに騙していました。ただ一人路上で暮らす貧しい少年はメディアの影響を受けずこの国はおかしいと思っていました。道行く人々にこの国は狂ってるよ・・・と訴えかけました。ある時、少年の声を邪魔に思った役人は少年を牢屋に入れてしまいました。 少年は悲しくて牢屋の窓から涙でぐしょぐしょになった大事なハンカチを下に落とします。すると下には少年と同じように路上で生きる小さな野良犬。悲しそうに牢屋の窓を見上げる小犬は目にいっぱい涙をためて吠えたのです。 するとどうでしょう街中の全ての犬が少年を救うために走り出したのです。小さな犬も大きな犬も牢屋に向かって駆けていきます。それはもう数え切れない数です。ここで夢は覚めました。奇妙な夢、でも希望のある夢でした。 風邪は不気味 2004/12/11 風邪がはやってます。僕自身もう一週間ぐらい咳とだるさに悩まされてますが、周りも風邪引いてる人が多いです。関節の痛み、発熱、くしゃみ、熱・・・症状はそれぞれですが、今の風邪はなかなか治りきらないようです。年末の何かと忙しい時期、風邪ぐらいで動きは止められないと思いますが、こじらすと怖い病気なので油断は禁物です。 心に住み続ける猫達 2004/12/09 北の国はもう氷点下。大阪では信じられないけど銀世界。ほんとちっぽけな日本だけれど北海道から沖縄まで全然違う世界があります。ぎっくり腰をやってしまった僕には滑りやすい氷の世界は怖いけど、イメージの中では大好きな世界。好きな人、いいえ、好きな猫と雪見酒なんていいですよね。やんちゃだったてんてん、おっとりしたドジクロ、でも冬はふぁっとしたチッチがいいかな・・・ 最高の省エネ 2004/12/08 人を愛すると心がどんどん透明になって行きます。人を愛すると勇気も湧いてきます。自分より相手を大切におもう心が、自分自身の澱んだエゴを取り去るからでしょうか。人を愛することは省エネにもつながります。「君さえいれば他に何もいらない・・・」 これ以上の省エネはないと思うからです。冬の夜空に点在する星と星を目で結びながら、もっと人を愛さなければいけないな・・・そんな夜です。 平和への扉はいつも開かれている 2004/12/06 恋はよく知らない他人を信じる事から始まります。愛は知ってしまった他人を理解することから始まります。そして情は相反するお互いの性質をカバーする事から生まれます。信じること、理解すること、思いやること・・・言葉では簡単な事だけど実際に遂行するのは難しい事です。でもそれが真の平和への第一歩。ゆえに全てのラブソングは無限に存在する平和への扉。そして全ての扉は開かれています。 愛と灯りは反比例? 2004/12/05 陽が沈んで紺色の空にぽっかりと浮かんだ一つの雲。地上に落ち損なった雲は綿菓子のような形をしています。雨上がりの街にはあちこちにイルミネーションの灯がともりすっかりクリスマス気分です。 「こんなにこぞって豆球を点けだしたのはいつからだろうか?」愛や人情が少なくなった分明かりが増えてるのかな・・・何て考えながらうっとりときれいなツリーを見上げる夜です。 多視点であることと友情は無関係ではない 2004/12/03 あのポールセザンヌは言いました。全ては多視点であると・・・そして彼はインタビューにはほとんど応えませんでした。ただ疲れた記者が最後に「あなたは友情を信じますか?」と問いかけたときに彼は始めて声を出しました「信じます」このエピソードを読んでマヤの遺跡を発見したスティーブンソンとギャザーウッドの友情、そしてガリバーを思い出しました。だってガリバー旅行記の作者こそ友情が全てだと言った人だからです。 その気になれば助けることができるはず 2004/12/02 部屋にいても寒さを感じるこの季節になると路上で暮らすことを余儀なくされている人達の事が胸をよぎります。毎冬どれだけの人が路上で凍えて亡くなっているのでしょうか。路上生活者の多い地域で住んでいる友人の話では行き倒れの人を見かけるのは決してめずらしくないとのこと。 その数は計り知れません。東京、大阪の大都市に集中する日本社会の歪み。6.000人とも10.000人とも言われている大阪の路上生活者の数ですが果たして今の日本が救えない数でしょうか?
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今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。