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しずかなる配慮
2010/06/15 人間は他者からの配慮と他者への配慮によって生かされているのだけれど両親の配慮が過剰であったり無さ過ぎたりすると子供は時として他者との関係を作れなくなります。配慮とは教えられるものです。学びはその上に成り立ちます。他者への配慮が欠落すると無意味な争いで自他ともに傷ついたり孤立する事にもつながって悲しい事件に至る事すらあります。
どんな育ち環境であろうとある年齢になれば自ら人としてのあり方は学べると思うのだけれど現実はそうではないようです。人とので会い、自然を含めいろいろな書籍や芸術に触れる事が出来るしいつでもどこにでも自己再生の触媒はあるのだけれど「第一歩の学び」がなされていなければ人はなかなか変わらないものだと言う事を最近つくづく思います。でも気持ちのいい関係には静かなる配慮が必ず行き交っているのは確かです。
遠くて近いもの
2010/06/22 常識をくつがえし非常識をものともせず、怒りの代わりに笑顔を、攻撃の代わりに援助を持ってすれば世界も自分も一瞬で変わると思うのだけれど、それは夢のまた夢。でも夢の中に現実もほんの少々含まれていて、現実の中にも夢は少々含まれていて、だから夢のまた夢は小さな現実に積み上げられた現実。深夜の公園で真っ黒な野良猫が不信感いっぱいでこっちを見つめていたけど、ただただ手を差し伸べて気持ちを投げかけたら黒猫は頭をなでさせてくれた。小さな夢、深夜の夢、小さな現実は夢への道しるべ。そう思ったら遥か彼方の見知らぬ星も近くに見えました。