想像力は愛そのもの
この海の向こうには何があるのだろう?
人間は空を飛べるだろうか?
飢餓や戦争のない時代を想像し夢見る心・・・
科学も芸術も
想像力と愛との両輪で生まれ続いて来ました。
あの人は元気にしているだろうか。
彼がもし生きていればどう言うだろう
彼女の悩みの根っこは親にあるのだろうか
大きくなったら
お医者さんになってアトピーの人を助けたい
こんなおいしいものあの人にも食べさせたいな
こんな場所をあんなスピードで走れば
子供の飛び出しに対処出来ないじゃないか
家の中でも寒いのに路上生活者を保護できないとは
この社会ひどすぎるな
感性を培うもっとも大切な少年期に
塾や稽古ごとで時間を奪われた子供たちは
どんな大人になるのだろう
このままいけば社会はより殺伐とするだろうな
子供たちが大人になった時の社会はどんな状態だろう
もし福島の人たちのように
放射能で故郷や家を失ったらどうするだろう
そして再び事故が起これば・・・
温暖化で海水面が上がれば
水没する島国に住む人はどんな心境なんだろう
核戦争が起これば勝敗ではなく
生命そのものの存続が危ぶまれるのに
その可能性をゼロに出来ないほど
人類は愚かなのだろうか
戦場に行くなんて誰でも嫌だけれど、
戦争になってしまえば暴力による恐怖で
ノーとは言えない状況に追い込まれるのは
分かっていること。
そんな事は起こらないだろうと思う人は、
想像力が無さ過ぎると思う
愛情が薄すぎると思う
現実に起こっている事、過去の史実を認識して
想像力を少し働かせば、
どれもいまそこにある危機です
子供を愛するなら、人を愛するなら、
美しい自然を愛するなら
「目を凝らして」
「耳を澄ませて」
「小さな声でいいから」
1人1人が発しなければいけないと思います。
平和を守り地球環境を維持する事は
人間にとっての最大で最高の創造行為です。
創造には想像力が不可欠です。
想像力は愛そのものです。
愛があれば
生きている人間の数だけ創造は生まれますし、
愛がなければ
いかなる創造も生まれようがないと思うのです。