海を愛し、森を愛し、自然を大切に思っている人はこの地球上にたくさんいらっしゃると思います。そして地球環境を守るためにいろんなフィールドで日夜、努力されている人々には心から感謝いたします。

地球環境は年々悪化の一途です。温暖化は目に見えて進んでいるのに対策はまだまだ生温く劇的な変動が起こる迄効果的な対処はなされないのではないかと恐れます。手遅れを取り戻せるような問題ではないからです。中国を筆頭にアジア、アフリカ、中南米のエネルギー消費の爆発的な伸びはかってない環境汚染の急速な進行をもたらしています。しかし各国経済優先の姿勢は同じで環境に十分な配慮がなされていないのが現実です。巨大な純化システムを持っている海でさえ危うい状態ですから生命に致命的な状況が来るのは科学者の予想よりはるかに早いと思われます。アメリカや日本のようなエネルギー消費大国が自国の利潤を削ってでも環境問題に取り組まなければならない切迫した時代、まさにそれが現代ではないでしょうか。