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2016

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津波、そして原発事故。あれから5年

2016/03/11  5年前の今日。ただならぬ揺れに不安を感じてテレビをつけたら、東北地方の大地震が報道されていました。津波が発生し画面に釘付けになりました。その後現実とは思えないような映像が流れました。車が木の葉のように水に浮かび黒い水が家屋を飲み込みながら内陸部へと逆上しました。人間に恩恵をもたらしてくれる自然がひとたび表情を変えるとこんなに恐ろしいものなんだとあらためて思い知らされました。自然災害。いついかなる時にどのような規模で起るかもしれない自然災害。人間はできる限りの想像力を働かせて備える事ができるだけです。予知、予防は難しいけれど、あらかじめの対策は講じることができます。災害後の応急対策についてはまだまだできる事があると思います。阪神淡路大震災の時に自衛隊の活躍を目の当たりにしましたが、これだけ頻発する災害時に備えて自衛隊の一部をレスキュー隊として特化し大規模な救援組織として改編すれば災害時にどれだけの力を発揮できるかは想像がつきます。国として早急にやらなければいけないことだと思います。

自然災害の恐ろしさに対しては備えるしかありませんが、原発事故は明らかに人災で備える必要はありません。ただ速やかに止めればいいだけです。福島での未曾有の原発事故は5年経った今も深刻な問題を継続しています。汚染された地下水は増えつづけ、溶け落ちた核燃料がどのような状態にあるのか5年たった今もその確認さえできない現状です。爆発で空気中に大量に放出された放射性物質。巨額を投じて進められる除染作業も限界があり、不安は残ります。土地を奪われ生活圏を破壊された多くの人は今なお苦難の生活を強いられているのが実体です。政府や電力会社に良心があるなら、取り返しのつかない事故を起こした当事者としての反省があるなら、何が何でも原発だけは廃止、廃炉にするという強い意志が生まれるのが人間としての当然の衝動だと思います。それなのにあろうことか何事もなかったかのように原発を推進、再稼働するなどの意向はあまりにも非人間的です。どのような安全基準を設けようが事故が起るリスクがある以上、原発は止めなければいけません。ひとたび事故が起れば計り知れない負の影響があるということが分かっているのですから。

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