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エゴイズムの集団化
2015/03/22  すべての生命体には自己防御本能があってそれは人類も一緒ですが、人間らしさとはその本能を自意識で制御できることだろうと思います。自分を守りたい、自分の欲求を達成したいとの本能的な行為に対して自己抑制が働きます。それが他者に対する意識へとつながり献身的な行為も生まれます。それが人間たるあり方だろうと思います。

そうでなければエゴイズムの強弱が支配する世界となって調和のない殺伐とした世界になるのは当然です。集団化したエゴイズムほど非人間的なものはありません。人種のエゴ、民族のエゴ、宗教のエゴ、国家のエゴ、組織のエゴ、地域のエゴ、家庭のエゴ・・・その構成要素は1人1人のエゴイズムです。この世の理不尽なことのほとんどはそこに根ざします。自分の小世界以外に関心を持たない姿勢の積み重ねが関心を持てない人間を形成します。そうなれば持たないのではなくその回路が断たれるのです。

個人の小さなエゴイズムが会社で集結し、家庭でも不協和音の中でエゴイズムならではの結束を生みます。打算とか利用とかめんどうくさいとかいろいろ理由はあるでしょうが、愛とか調和とはほど遠い世界です。そしてそれが多数であるような国家ならば世界の中で個人と同じような振る舞いをしてしまいます。恐ろしいのは集団化したエゴイズムは戦争というもっともおぞましい行為につながる可能性があることです。逆に考えれば1人1人がエゴイズムを制御し他者との調和を意識すれば国家の暴走は起らないということです。「部分は全体であり、全体は部分である」幾何学の世界の言葉ですが、人間世界においてまさにその通りだと思います。

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忘れられない後藤健二さんの死、そして今分かったこと
2015/03/19  衝撃的な後藤健二さんが殺害されてから1ヶ月以上が経ちました。インターネットに背筋がすくむような映像を見てからはたとえ水面下で犯人の要求を飲んでも、後藤さんを助けて欲しいと多くの人が願ったはずです。後に明かされたことですが、政府は誘拐の事実を昨年のうちに把握していたいました。犯人からメール連絡があった後藤さんの家族には政府は不介入だと伝えたそうです。同じ誘拐事件で家族から助けてとの連絡があった時点で犯人との交渉に当たったフランス政府の姿勢とは大違いです。フランスは水面下で取引をし、人質を救いました。同じ事が日本政府に出来なかったとはとても思えません。日本はテロリストに対して、フランスより地理的に関係が浅く、宗教や民族的にも敵対する要素が少ない国です。それどころか小泉政権下でイラク戦争に加担するまでは好感を持たれていた国です。それを考えれば命を救うための交渉の余地はあったのだと思わざるえません。福島原発事故による被災者への対応にしても同じですが、安倍政権は国民の命に対して冷酷な感を受けます。民主主義国家とは何なのか?命の尊厳とは何なのか?平和主義とは何なのか?安倍政権のありようにはいくつもの疑問が湧きます。それよりいったい何をしようとしているのか、その意図や動機に薄気味悪いものを感じます。自由と平和を愛する民主国家の一員ならば、安倍政権の危惧すべき兆候に無関心でいられるはずがありません。民主主義である以上、すべては1人1人の問題であり、責任であると思うのです。

下記は後藤健二さん誘拐事件に関する新聞記事の一部です。事件の大事な側面を捕らえています。


[2]イスラム国の「日本敵視」に対抗するために(2015/02/02朝日新聞WEBRONZA)
「・・・後藤健二さんを殺害する「イスラム国」の映像が2月1日、インターネットで公表された。事件は最悪の事態となった。「イスラム国」の残虐さを許すことはできない。しかし、今後、日本政府と日本国民は、「イスラム国」にどのように対抗していくかが問われる。「イスラム国」は後藤さん殺害を公表した映像のなかで、「日本は戦争に参加するという愚かな選択をしたために、(後藤)健二は殺される」と語った。「イスラム国」の狙いは、72時間の期限をつけた最初の脅迫ビデオから一貫している。「日本が戦争に参加した」と唱えることで、「平和主義」の中東政策をとり米欧とは異なる立場の日本を「敵視」することである。 日本が今後、米欧と足並みをそろえて「対テロ戦争」に加担することになれば、「イスラム国」の狙いにはまってしまうことになる。アラブ世界の民衆のほとんどが、残虐な「イスラム国」を非難する立場だ。しかし、だからと言って、米欧による「イスラム国」への空爆を歓迎しているわけではない。・・・ そもそもテロとも戦争とも関係ない後藤さんが、ヨルダンでの爆弾テロに送られた女性死刑囚と、「イスラム国」の空爆に送られて拘束されたF16パイロットの人質交換という「対テロ戦争」の構図におかれたこと自体が、間違いだったというしかない。今後、この構図の中で日本が動くならば、後藤さんだけでなく、日本人全部が、戦争の中に置かれることになる。・・・」

安倍首相が歴訪したのは、あちこちで火の手があがっている中東という外交の舞台である。安倍首相に「日本の戦争支援」を表明するつもりがなかったのならば、そのように受け取られ、「イスラム国」から即座に反発がきて、あわてて「人道支援だ」と強調したのは、現状認識の甘さと思慮の足りなさが責められるべきだ。カイロでの安倍首相のスピーチは、日本の中東政策を世界に向けて示す重要な場であったのであり、一言一句が検討され、選ばれたものであるはずだ。その中でも、「『イスラム国』と闘う周辺各国への支援の2億ドル」という文言にこそ、スピーチの肝であり、安倍首相の意図が込められていると考えるしかない。・・・」


 

実際は安倍首相がカイロでのスピーチを行った時には、後藤さん誘拐の事実を知っていたのですから、やるせない思いになります。後藤さんの家族、友人、関係者の無念と怒りは事実を知った多くの日本人が共有するものです。

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死者2万5000人と聞けば
2015/03/17  ぎょっとする数字です。昨年の自殺者数は交通事故死者数の約6倍といいます。自らの命を絶つという深刻な問題の背景には複雑で奥深い原因があると思います。でも労働環境の悪化や人間関係の希薄など積年の経済至上主義に染まった社会が個人を追いつめている側面は否めないと思います。個人的な生き方に関してはそれぞれ自身の責任もあるでしょうが国の指針による社会の見えない圧力が多様な価値観、人生観を排除するような部分があるのだと思います。

自殺者数は把握できますが、潜在的な悩める人、病んでいる人がどれだけいるか計り知れません。国民1人1人が人生の価値観をもう一度考え直し、モノやお金に埋没しがちな風潮を変えていかなければ豊かさとはなんだ?というところまで社会の歪みは大きくなるだろうと思います。経済政策だけに目を向けて戦争や原発などの平和や命の尊厳という最重要の問題に対して無関心になるのは恐ろしい事です。ひとたび戦争が起れば、原発の過酷事故を繰り返すような事があれば、人が生きるための根幹が吹っ飛んでしまうのですから。

国民に事故は絶対に起らない、安全でクリーンなエネルギーだと盲信させ増設されて来た原発。そして起ってしまった過酷事故。政府は陳謝することも反省することもなく、再稼働を画策しています。まず事故の検証と責任を取る事が先決だろうと誰でもが思うはずです。自殺者の数の多さと直接の関係はないけれど、政府の弱者に対する非情さにおいてどこかつながっている気がします。

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土星探査機カッシーニからの報告。地球外生命の存在。
2015/03/15  土星の衛星エンケラドスの内部海から吹き出す間欠泉からの微粒子について・・・フランス・ナント大学のガブリエル・トビーは、同論文の付随論評において、その粒子の化学的性質は、「地球で最初の生命体が誕生した場所」とよく似た環境を示唆していると述べている。(ナショナルジオグラフィックス)・・・小さな太陽系の中にもまだまだ多くの謎と秘密が隠されているのだと思いました。広大無辺の宇宙に関しては科学が進めば進むほど新たな発見は加速度的になされるだろうけど、それは新たな謎を生み出すに違いありません。それはこの地球上においても同じで先日確認されたホンジュラスの謎の古代文明のような謎めいた遺跡がまだまだ発見されることと思います。

心配なのは多くの遺跡が眠る自然環境を乱開発によって破壊されてしまわないかと言う事です。その点、太陽系の惑星や衛星についてはその心配がありません。土星の衛星エンケラドスに限らず驚くような発見が続々と報告されることはとても楽しみですが、地球外の世界をもっと意識する必要があるだろうと思います。小さな地球上での営みに関して人類はもっと知恵をつかって調和を目指し、紛争や戦争の原因を取り除く努力をしなければ、宇宙の秘密を解明し更なるステージへと夢を広げるまで、人類は持たないのではないか・・・現在の世界情勢を見ていると不安になります。

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なぜドイツのいいところを見習わないのでしょうか。
2015/03/13  福島の原発事故によって原発の危険性と様々な不合理性が明らかになったというのに政府は何事もなかったかのように原発の再稼働を進めています。事故の収束も検証も未だなされず、放射能汚染で土地を奪われ、今なお多くの人が避難生活をしいられていると言うのにです。ドイツのメルケル首相が福島の原発事故を受けて早期に考えを変え原発の廃止と再生可能エネルギーへの転換を表明し、再生可能エネルギーの普及を着々と進めているのを見ると、安倍政権のあまりの思慮のなさ、想像力のなさに絶句します。

地震国日本でしかもエネルギーは足りていて、地熱、風力、太陽光など自然条件に恵まれたこの国で何を考えているのかとその神経を疑います。多くの人を苦しめ続けているあれだけ重大な事故を起こした責任の所在すら明らかにしない姿勢そのものが無責任で思慮のない政策を続けさせているのだろうと思います。広島、長崎への原爆投下と原発事故という恐ろしい体験をした日本が核や戦争に対して世界中のどの国よりも神経質で慎重にならなければならないのは義務であり使命だと思うのです。

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繰り返してはいけない過ち
2015/03/10 人間はもともと不完全な生き物ですからもう2度と繰り返すまいと決めたことをまたやってしまったり、これからは実行しようと思ったことが3日坊主に終わって自らの薄志弱行にため息が出たりもします。それでも一進一退、繰り返す反省と希望の中で少しずつ成長する、それが人間だろうと思います。でもこれは個人の問題においてです。政治や公的な世界において同じような事が許されるなら国は衰退し滅びてしまうでしょう。国民全体に関わることで間違った判断や選択、例えば戦争への道とか、原発の再稼働とかをしてしまえば、後々の重大な結果に対して個人が反省とか責任を取るとかの問題では無くなります。

正誤が明らかな問題に対して正しい道を選択しないのはどう考えても邪道ですし、あまりにも無責任です。過去の戦争の実態を知ればその悲惨さと残酷さは誰にでも分かります。絶対に繰り返してはいけない事が誰にでも分かるはずです。そして戦争への道が短絡的な施政者の浅慮によって起ることも分かっています。いかにして平和を維持するか、日本の場合は戦後70年を支えた平和憲法の精神をこれからも遵守することがいちばんの積極的姿勢です。戦争協力と平和協力とは実行要素に共通項はあっても、その意味と精神においては真逆の行為です。世界各国の人々が賞賛して来た日本独自の平和主義を首相をはじめとする一部の人間の思惑で変更するなどあり得ない暴挙だと思います。

取り返しのつかない重大問題をなぜこうも安易に進めるのか。答えは未来への想像力のなさ、他者への愛のなさ、そして命の尊厳に対する不遜だろうと思います。戦争になっても自分は前線へは行かないから安全、原発事故が起っても自分は危険地域には行かないから大丈夫。などと思っているのではないかと思うぐらい気味の悪い人たちであること、要注意です。いつの世も権力や自己顕示欲、そしてお金のために他者の命をも顧みない人がいましたが、科学が発達し、一つ間違えばその力が人類の存続をも脅かす時代においてそのような人たちの存在はあまりにも危険です。

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メルケル首相に見る日本とドイツの差
2015/03/08  メルケル氏が学んだライプチヒ大学には「在籍した偉人」としてゲーテやニーチェ、ワーグナーとともにアンゲラ・メルケルの名があると言います。物理研究者から政治家となりドイツのみならずEUを牽引する精神力と決断力を見ていると、安倍首相をはじめとする現政権の要人たちの偏狭と怠惰から来る想像力のなさに情けなくなります。言動を見ても、表情を見てもこれが国を代表する人々だろうかと思うときがあります。世界に遅れを取る男尊女卑の体質がいちばん露骨に見えるのも政治の世界です。

2007年のフランスの大統領選で左派の女性候補が後一歩と言うところまで迫ったことがありましたが、同じ先進国としての日本の現状はどうでしょうか。国会議員の女性比率を見れば明らかですが、衆院で9%、参院で16%と言う数字は民主国家としては恥ずべき低さです。安倍政権が盲滅法に進める、原発再稼働や集団的自衛権などの政策に対してなぜ国民が怒らないのだろうと思いますが、社会全体の中での女性の立場の弱さ、そして政治への関心の薄さも大いに関係があるだろうと思われます。

なぜなら命の問題に関しては女性の方が感受性が強いはずだからです。家庭の中で、仕事場の中で、そして社会の中で、女性が対等にものを言うことが出来、待遇などが公平になれば自ずから社会は変わるでしょうし、政治も変わるでしょう。女性が輝く社会になれば安倍政権は自動的に消滅するだろうと思うぐらい、権力志向、男尊女卑感が強い安倍政権です。ドイツが福島第1原発の過酷事故の後、原発の廃止を即断しましたが、事故の当事国である日本が反省も検証もなしに、まだ原発を動かそうとする現状はどう考えても異常すぎます。

福島原発の事故処理は数十年もかかるでしょうし、被害に遭った人々の救済も4年の間何をしていたのかと思うほど歯がゆいものです。時間が経てば何事でも風化して誤魔化せるだとうと言う政府の姿勢は今に始まったことではありませんが、ドイツのように戦争の反省と責任を明確にしない、そしてあれだけの人災を起こした原発事故ですらその責任を未だ誰も取らないという無責任の連鎖が同じ過ちを繰り返さすのだと思います。

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美しい日本を守るために安倍政権にノーを
2015/03/06  原発事故から4年。未だ12万人が避難を強いられている現実があります。事故の処理もままならず汚染水は海へと流れ続けています。事故後、原発の真実が次々と明るみに出ました。電力不足の嘘、低コストの嘘、安全の嘘。原発がいかに危険で不必要なものであるかを多くの国民は知ったはずです。それでも政府は国民の声を無視して再稼働を企てています。自然エネルギーの普及と可能性を摘むような動きもあります。この地震国日本に多数の原発を造って来たこと事態が異常ですが、事故の反省も教訓も活かさず、再稼働へと走る安倍政権は異常としか言いようがありません。

そして戦争が出来る国への執着。70年間の平和への蓄積を台無しにする浅慮、暴挙です。日本が世界に対して影響を与え、貢献できるいちばんのものが、非戦、非暴力の国である姿勢、精神だと言うのに。辺野古の問題もあります。美しい珊瑚礁とジュゴンが生息するかけがえのない海。自然環境からの反対も当然ですが、長きにわたって基地問題に翻弄され苦しんで来た沖縄の人々の心を思うなら、軽はずみな施策は取れないはずです。格差の問題もあります。欧米のように人種や民族や宗教などの根深い問題が少ないこの日本で格差問題を是正するのは難しくないはずです。しかし是正するどころか格差は一段と大きくなりつつあります。行き過ぎた格差による社会的歪みは社会不安そのものになるでしょう。権力者側からの視点しか持たない安倍政権。

主権在民と言う民主主義の基本を忘れたかのような振る舞いは何故なんだろうと不思議になります。アンデルセンの童話に出て来る裸の王様よろしく、誰かにそそのかされているのでしょうか。童話のように最後子供が「王様は裸だよ」との叫びで物語が終わればいいのですが、日本の裸の王様は自ら風邪を引いて高熱で寝込むまで暴挙を続けるかも知れません。戦後70年、美しい国土と平和の中で培って来た日本の有り様は欠点もあるでしょうが、世界の多くの国に好感を持たれて来ました。平和と非暴力を主軸にした政策こそこ日本が世界に発信する姿勢であり、美しい日本の姿だと思うのです。反ヒューマニズムとも言える安倍政権にノーと多くの人が言わなければならない時が来ていると思います。

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何事にもフェアトレードの精神を
2015/03/05  コーヒー、紅茶やお菓子、衣服などにもフェアトレードのマークをよく見かけるようになりました。他商品より少し値段が高めだけれど主旨に賛同して時々購入します。『・・・日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたりする事態が起こっています。・・・フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指ざす「貿易のしくみ」を いいます。』(フェアトレード・ラベル・ジャパン/フェアトレードミニ講座)http://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/000011.html

コーヒーや紅茶、カカオなどの原産国では生産に関わる労働者への搾取が問題視されています。先進国の経済事情、商品の販売競争が優先されもっとも大切な原材料を生産する労働者への配慮はおろそかにされがちです。誰かを、そして森林や海など自然環境をないがしろにした経済至上主義をそろそろ先進国が見直さなければならない時期に来ています。世界全体で見れば加速する科学技術力の向上によって、国家間の経済格差を是正していくことは可能だと思うのですが、現実は弱肉強食の資本主義の流れが激化し経済格差は縮まりません。

結果として移民、難民問題はますます増え、先進国も大きな影響を受けています。彼らのそれぞれの母国に潤いを与える政策を先進国が共同して実践しなければ世界の格差は様々な不安定要素の温床になることは必然です。富むもの、貧しきものの実態とからくりがインターネットなどの情報で判別できる時代において、目に余る不公平はあらゆる分野で正していかなければ、不平不満はどこかで爆発するのではないでしょうか。フェアトレードという試みがもっと人々の共感を呼び、世界中の根っこに広がる不公平に対して光が当たることは安定した未来への第一歩のように思えます。

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格差世界の罪深さ
2015/03/04  世界中で非人間的な事件が頻発してやりきれない思いと未来への不安が募ります。科学が進んで物質的なゆたかさが世界の貧困と不公平を是正するのではないかと多くの人が思い、夢見てきたけれど現実は混沌として紛争は止むことがありません。罪もない普通に暮らす人々が戦火の巻き添えで命を奪われています。報復の連鎖、非道なテロリズムとそれに対抗する空爆。幼い子供たちが巻き添えになる何とも理不尽な戦闘が続いています。

どうにも止まらない暴力による悲劇。平和を維持する日本においても考えられない殺人が起こり、自殺者も後を絶ちません。それでも日本はかけがえのない平和憲法の下で戦争やテロの脅威から守られ、国際的にも平和的貢献を続けて来ました。今までもこれからもそれは正しい選択だろうと思います。その憲法そのものを軽んじる傾向が現政府にはありますが、とんでもないことだと思います。先の戦争で犠牲になった多くの人の命と無念を踏みにじることです。日本が国際社会に対してしなければならないのは非戦と非暴力の実践を維持し続けること、その一点だけだと思います。それにしても世界の底知れぬ不安定は何に起因するのだろうと考えます。

人種や民族、宗教などの不平等、ある種の格差がもたらした結果なのだろうと思います。今までは様々な差別や不公平に対する不満は国家というくくりの中で抑圧されたり封殺されてきましたが、ネットと言う国境を持たない情報網の中で国を超えた連携、共同が可能になって一国の思惑、方策ではもう不満や怒りを封じ込めれないところに来ているのだと思います。テロや様々な紛争問題を武力によって解決できないのは分かっているけれど、暴力の連鎖は続きます。すべての問題の根っこは格差にあるのですから、大国や先進国が国内外の様々な格差問題を少しずつでも是正していくことが唯一の方法です。長い時間がかかり、今は非現実的に思えるかも知れないけれど、不可能ではないはずです。国家レベルの意識改革に世界中の自由と平和を愛する1人1人の思いがつながる時に。

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他者への配慮は想像力を育てやさしさへとつながります。